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受信したファックスは {{ic|/var/spool/hylafax/rcvq/}} に保存され、30日後に削除されます。送信したファックスは {{ic|/var/spool/hylafax/sendq/}} に保存されます。 |
受信したファックスは {{ic|/var/spool/hylafax/rcvq/}} に保存され、30日後に削除されます。送信したファックスは {{ic|/var/spool/hylafax/sendq/}} に保存されます。 |
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=== FaxDispatch === |
=== FaxDispatch === |
2020年8月24日 (月) 10:19時点における最新版
HylaFAX のホームページ より:
- HylaFAX はファクシミリを送受信したり英数字のページを送信するためのエンタープライズクラスのシステムです。クライアントサーバーアーキテクチャに沿ってソフトウェアは設計されています。ネットワーク上のシングルマシンにファックスモデムを設置して、ネットワーク上の他のマシンからのジョブをクライアントで投入することができます。クライアントソフトウェアは軽量かつ移植しやすいように作られています。HylaFAX は堅牢で信頼性があるように設計されており、ファックスサーバーはソフトウェアや設定、ハードウェアなどあらゆる要素からの予期しないエラーを防ぎます。HylaFAX は複数のモデムをサポートする上に大量の処理が重なっても耐えることができます。一日一通以上ファクシミリを送信するのであれば、HylaFAX がうってつけのファックスパッケージとなるでしょう。
目次
セットアップ
Postfix などの MTA をインストールする必要があります:
- インストール後に
# faxsetup
を実行してください。必要に応じて質問に答えて下さい。
# faxaddmodem
を実行してください。デバイスについて尋ねられるので、/dev
を除外して modem や ttyS0 などと入力してください。
- 他の質問に答えて下さい。着信音や最大ページ数、ファイルのパーミッション、表示される名前などです。
- ブート時に3つのデーモンを起動させる必要があります: faxgetty@ttyS0, hfaxd, faxq。デーモン#ブート時に起動を見て下さい。手動で起動する場合、デーモン#手動で起動を見て下さい。
受信したファックスは /var/spool/hylafax/rcvq/
に保存され、30日後に削除されます。送信したファックスは /var/spool/hylafax/sendq/
に保存されます。
ヒントとテクニック
FaxDispatch
FaxDispatch ファイルを作成することで受信したファックスを pdf などに変換してメールで送信することができます。インターネット上に FaxDispatch の例はたくさん転がっていますが、FaxDispatch は /etc
ではなく、/var/spool/hylafax/etc
に保存することになっているので注意してください。
ファックスを pdf に変換して特定のアドレスに送信するシンプルな FaxDispatch:
FILETYPE=pdf SENDTO=myaddress@myemail.whatever
用紙サイズ
HylaFAX のデフォルトでは北アメリカ用の設定になっています。送信するファックスの用紙サイズは /usr/lib/fax/pagesizes
で設定できます。A4 をデフォルトに設定する場合、ファイルを以下のように変更してください:
---snip Japanese Legal JP-LEG 12141 17196 11200 15300 900 400 # #default NA-LET 10200 13200 9240 12400 472 345 default A4 9920 14030 9240 13200 472 345 ---snap
No dialtone エラーまたはノートパソコンを使っている場合
発信音を取得するのに特別な番号が必要な場合、以下のファイルを編集してください:
/var/spool/hylafax/etc/config.yourdevicename
ModemDialCmd
行をアンコメントして、ATDT%s
を ATDTyournumber%s
に変更してください。
ノートパソコンを使っている場合に発信音確認を無効化する
ModemDialCmd
行をアンコメントして、ATDT%s
を ATX3DT%s
に変更してください。
自動ファックス印刷
/var/spool/hylafax/bin/faxrcvd
の末端に以下を追加してください:
/usr/bin/tiff2ps -a -h 11.1082 -w 7.8543 $FILE | /usr/bin/lpr -P yourprintername
上記の設定は A4 を使っています。他のサイズを使う場合は -h と -w を調整してください。
MTA アクションの無効化
通常 HylaFAX は MTA を使ってファックスを受信しますが、その必要がない場合は、/var/spool/hylafax/bin/faxrcvd
を編集して下さい。
NOTIFY_FAXMASTER=always
を never
に変更してください。
通知の自動印刷を有効にする
通知をメールではなく印刷して欲しい場合、/var/spool/hylafax/bin/notify
を編集してください:
- ファイルの最後の
NOTIFY_FAXMASTER=never
をalways
に変更してください。 - 次の行をコメントアウトしてください:
) || 2>&1 $SENDMAIL -f$FROMADDR -oi -t
- 改行して次のように追加してください:
) || 2>&1 lpr -P ''yourprinter'' -p
変更を加えたファイルは pacman の NoUpgrade のリストに追加しましょう。そうしないとアップデート時に変更したところが元に戻ってしまいます。
便利なコマンド
faxstat (shows you the status of HylaFAX) faxstat -s (shows you the send status) faxstat -r (shows received faxes) faxalter -a now jobid (forces send retry now) faxrm jobid (deletes fax from sendqueue)
他のオプションについてはそれぞれのプログラムの man ページを読んで下さい。
HylaFAX のフロントエンド
GNU/Linux アプリ:
- Avantfax は PHP5・6, MySQL エンタープライズ級の HylaFAX フロントエンドです (HylaFAX の開発者 David Mimms が作っています)。取得先: http://www.avantfax.com/download.php
- kfax は受信した tiff ファイルを表示するためのアプリです。
- KDE のプリンターはドキュメントをファックスに送信することができます。HylaFAX バックエンドを使うように変更してください。
Windows アプリ:
- WFHC は Windows 用の HylaFAX クライアントです。次のページから入手できます: http://www.uli-eckhardt.de/whfc/ 。
- SuSEfax も Windows 用のクライアントです。次のページから入手できます: ftp://ftp.suse.com/pub/suse/discontinued/i386/SuSEFax_WIN32 。