「GNOME/Evolution」の版間の差分
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== トラブルシューティング == |
== トラブルシューティング == |
2020年9月5日 (土) 00:51時点における版
Evolution は GNOME のメールクライアントで IMAP, Microsoft Exchange Server, Novell GroupWise をサポートしています。カレンダー機能も付属しており vcal, csv, google カレンダーなどをサポートしています。Evolution で連絡先やタスク、メモなどを管理することもできます。Evolution の良いところは使いやすく GNOME 環境と統合されていることで、GNOME パネルで天気や日付と共に、カレンダーやタスク、位置などを確認できます。時計を GNOME パネルに追加するだけです。
目次
インストール
Exchange サーバーは evolution-ews によってサポートされており、(Google カレンダーなどの) ウェブカレンダーは evolution-data-server によってサポートされています。
IMAP の設定
標準的な IMAP メールアドレスの設定方法です。Edit -> Preferences -> Mail Accounts を開いて、メールアカウントを追加して名前とメールアドレスを記述してください。それから 'forward' をクリックするとサーバータイプの入力に移ります。IMAP を選択してください。次にサーバーテキストボックスを埋めます。サーバーのアドレスとユーザー名を記入してください。残りのオプションはウィザードに従って下さい。とても簡単ですが、何か引っかかったときはガイド [1] を見て下さい。
他の IMAP の設定
Evolution から IMAP サーバーに直接接続して IMAP サーバーを PC に同期させることもできます。メールが多くなる度にハードディスクを消費しますが、同期するフォルダを制限することができます (下を参照)。また、インターネット接続がない、移動中でも、添付ファイルを含むメールの完全なコピーが閲覧できるという利点があります。
セットアップするには、offlineimap パッケージをインストールする必要があります ([2] を参照)。
Offlineimap の設定
offlineimap は ~/.offlineimaprc
に書かれた設定を使うため、ファイルを作成する必要があります。大抵のユーザーは以下の .offlineimaprc
を使うことができます。Gmail アカウントの最も一般的な設定です。一般的なアカウントの設定は同じですが remotehost, ssl, remoteport は適当に設定してください (下のコメントを参照)。詳しくは 公式の README を見て下さい。
[general] accounts = MyAccount # Set this to the number of accounts you have. maxsyncaccounts = 1 # You can set ui = TTY.TTYUI for interactive password entry if needed. # Setting it within this file (see below) is easier. ui = Noninteractive.Basic [Account MyAccount] # Each account should have a local and remote repository localrepository = MyLocal remoterepository = MyGmail # Specifies how often to do a repeated sync (if running without crond) autorefresh = 10 [Repository MyLocal] type = Maildir localfolders = /home/path/to/your/maildir # This needs to be specified so the MailDir uses a folder structure # suitable to Evolution sep = / [Repository MyGmail] # Example for a gmail account type = Gmail # If using some other IMAP server, uncomment and set the following:- #remotehost = imap.gmail.com #ssl = yes #remoteport = 993 # Specify the Gmail user name and password. remoteuser = yourname@gmail.com remotepass = yourpassword # realdelete is Gmail specific, setting to no ensures that deleting # a message sends it to 'All Mail' instead of the trash. realdelete = no # Use 1 here first, increase it if your connection (and the server's) # supports it. maxconnections = 1 # This translates folder names such that everything (including your Inbox) # appears in the same folder (named root). nametrans = lambda foldername: re.sub('^Sent$', 'root/Sent', re.sub('^(\[G.*ail\]|INBOX)', 'root', foldername)) # This excludes some folders from being synced. You will almost # certainly want to exclude 'All Mail', 'Trash', and 'Starred', at # least. Note that offlineimap does NOT honor subscription details. folderfilter = lambda foldername: foldername not in ['[Gmail]/All Mail', '[Gmail]/Trash','[Gmail]/Spam','[Gmail]/Starred']
offlineimap の最初の同期と同期の自動化
offlineimap のセットアップが完了したら、通常のユーザーアカウントで実行して最初の同期を実行する必要があります
$ offlineimap
パスワードとその他すべての設定が正しく設定されていれば、offlineimap は要求されたリポジトリの同期を開始します。接続速度やメールアカウントのサイズによっては、これには長い時間がかかることがありますので、なるべく早く接続してください。別のインタフェースを使用して offlineimap を実行するには、次のように指定します。
$ offlineimap -u TTY.TTYUI
これにより、パスワードをインタラクティブに入力できます。 最初の同期が完了したら、自動同期を設定します。これは、crond を使用するか、起動時に offlineimap を実行するだけで実行できます。起動時に offlineimap を実行する(autorefreshを設定して)場合の不利な点は、何らかの理由でエラーが表示された場合、メールはその時点から同期を停止することです。したがって、crond を実行するには、次の行を crontab に追加する必要があります。
*/10 * * * * /path/to/scripts/runofflineimap >/dev/null 2>&1
crontab や vi に慣れていない場合は、次を実行してください。
$ crontab -e
「i」を押して入力を開始し、上の行を入力し、Escを押してエスケープしてプロンプトに戻り、「:wq」を入力して保存して終了します。 /path/to/scripts/runofflineimap は、offlineimap 自体を実行する必要があります(単一実行の場合は-oを使用)。そのためのスクリプト例を以下に示します。
#!/bin/sh # Run offlineimap through cron to fetch email periodically ps aux | grep "\/usr\/bin\/offlineimap" if [ $? -eq "0" ]; then logger -i -t offlineimap "Another instance of offlineimap running. Exiting." exit 0; else logger -i -t offlineimap "Starting offlineimap..." offlineimap -u Noninteractive.Quiet -o logger -i -t offlineimap "Done offlineimap..." exit 0; fi
これで、IMAPサーバーのローカルコピーが自動的に同期されるはずです。エラーメッセージ(ある場合)は、/var/log/cron.d またはその変種の1つに表示されます。
offlineimap の maildir を使用する Evolution の設定
これは非常に簡単です。Evolution のアカウントアシスタントを使用して、[メールの受信]セクションで[サーバータイプ]の[Maildir形式のメールディレクトリ]を選択します。 maildir へのパスも選択します(上記の .offlineimaprc の変更バージョンを使用している場合は「ルート」フォルダー)。 「新着メールの確認」オプションは、サーバー側のコピーではなくローカルコピーのみをチェックするため、1分でも非常に短いものに変更できます。 SMTP 設定は通常の使用法に従っています(offlineimap を経由しません)。
GMAIL の設定
GMail アカウントをセットアップするには Edit -> Preferences -> Mail Accounts を選択して、あなたのメールアカウントの情報を入力してください。
メールの受信
- Server Type: POP
- Server: pop.gmail.com
- Username: <username>@gmail.com
- Use Secure Connecetion: SSL encryption
- Authenthication Type: Password
必要に応じて、**分ごとに新着メールを自動的にチェックしてください。残りはユーザー固有です。
メールの送信
- Server type: SMTP
- Server: smtp.gmail.com
- Port: 587
- Server requires authentication: Checked
- Use Secure Connection: TSL
- Fill in Username: <username>@gmail.com
- Authentication: PLAIN or Login
これで、Gmailの進化の構成が完了しました。メイン画面で送受信を押して、新着メールを待ちます。それでも機能しない場合は、このリンクにアクセスしてください [3]
Gmail カレンダー
進化の中で Gmail カレンダーを使用する方法は次のとおりです。
ブラウザでカレンダーに移動します。 [カレンダーの管理]をクリックし、追加するカレンダーをクリックします。[プライベートURL]セクションで、ICAL (緑色のボタン)の URL をコピーします。
次に Evolution に進みます。ファイル->新規->カレンダーをクリックします。 [新しいカレンダー]ダイアログボックスで、次のタイプを選択します :On The Web 独自のカレンダー名を入力してから、URLをURLフィールドにコピーします。
これで、[名前]フィールドで指定した名前で、Evolution のカレンダービューに Google カレンダーが表示されます。
Variant2 (with evolution-webcal):
Evolution から -> new-> calendar をクリックします。 [新しいカレンダー]ダイアログボックスで、「Google」と入力します。独自のカレンダー名を入力できます。ユーザー名(メールではなく)を挿入します。 「リストを取得」ボタンをクリックして、使用するカレンダーを選択します。
Google コンタクト
Simarly とカレンダーを使用すると、進化した Google の連絡先を同期できます。 [新規作成]> [アドレス帳]をクリックします。タイプとしてGoogleを選択し、ユーザーとして Google アカウントのメールを追加します。
Tudelft ウェブメール (Exchange)
これは、進化のためのtudelftウェブメールの設定です。他のウェブメールベースのメールアカウントでも機能する場合があります。 [編集]-> [設定]-> [メールアカウント]に移動し、メールアカウントを作成します。メールアドレス:<netid> @ gmail.com。 <netid> @ student.tudelft.nl は次の例のようにする必要があることに注意してください:E.M.devries@student.tudelft.nl
メールの受信:サーバーの種類:Microsoft Exchange ユーザー名:<netid>これは、次の例のようなネットIDです。edevriesOWA URL:https://webmail.tudelft.nl-> [認証]をクリックして、パスワードを入力します。メールボックスは自動的に入力されます。
[進む]をクリックします。受信オプションはすでに正しいので、x分ごとに自動的にメールを受信するオプションを選択できます。 [進む]をクリックします。メールボックスの名前を入力するだけで完了です。
Gnome 以外で Evolution を使う
Gnome デスクトップの外で Evolution を使うには gnome-keyring をエクスポートする必要があります:
#!/bin/bash eval \`gnome-keyring-daemon\` export GNOME_KEYRING_PID export GNOME_KEYRING_SOCKET exit
Evolution を起動する前に上記のスクリプトを実行してください。実行する前に再起動したり /tmp
ディレクトリのファイルを削除する必要があります。
スペルチェック
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ヒントとテクニック
暗号設定の変更
サーバーへの接続を保護するために使用されるアドバタイズされた暗号を変更することは可能です。Evolution は、使用される暗号の設定を変更するスイッチを提供しませんが、Evolution は GnuTLS を使用するため環境変数を使用して設定を変更することが可能です。
設定を変更する1つの方法は、/usr/share/applications/evolution.desktop に変数を設定することです
変数を追加する。
Exec=evolution %U
このようなものに(NIST/NSA 曲線で ECC 暗号を使用したくない場合)
Exec=env G_TLS_GNUTLS_PRIORITY=${G_TLS_GNUTLS_PRIORITY:-NORMAL:-ECDHE-ECDSA:-ECDHE-RSA} evolution %U
使用可能な暗号設定については、ここを参照してください。 http://gnutls.org/manual/html_node/Priority-Strings.html
これをアーカイブする別の方法として、開始スクリプトで行う。
#!/bin/sh export G_TLS_GNUTLS_PRIORITY=${G_TLS_GNUTLS_PRIORITY:-NORMAL:%COMPAT:\!VERS-SSL3.0} exec /usr/bin/evolution
参照 https://bugzilla.gnome.org/show_bug.cgi?id=738633#c4
トラブルシューティング
システムのアップグレード後、Evolution でアカウントを取得できない場合でも、すべてが失われることはありません。最初に、アカウントファイルが 〜/.evolution/ にあるかどうかを確認できます。ある場合、唯一の解決策は、同じパラメーターで Evolution に新しいアカウントを作成することです。
サーバーと同期できません
VPN の切り替えやXの再起動など、インターネット接続を変更すると、Evolution がメールサーバーに接続できなくなることがあります。下のステータスバーに、接続しようとしている様子が表示されます。
考えられる解決策は、ポップアップで[オフラインで作業]に切り替えて[同期しない]を選択することです。次に、1分が経過したら、オンラインモードに戻ります。これで、メールサーバーからのフェッチに問題はないはずです。
起動時に 'saving user interface' で止まる
これは既知の問題であり、Evolution ではなく glibc に関連しているため、修正できません。この問題を回避するには、Evolution を閉じる前に、プラグアンドソケットアイコン(左下)をクリックするか、[ファイル]> [オフラインで作業] をクリックして、アプリケーションを「オフラインモード」にします。次に Evolution を実行するときに、Evolution をオンラインモードにして、すべての電子メールを同期します。'saving user interface' で止まる問題は繰り返されません。