「Dunst」の版間の差分
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=== ショートカット === |
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+ | Dunst は dunstctl で制御できます。dunstctl を実行する任意のキーボードショートカットを登録して使用してください。 |
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− | ユーザーが何も操作しない状態で通知が画面に表示され続ける待機時間を設定できます。 |
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+ | 例:すべての通知を閉じる |
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− | タイムアウトする前に通知を閉じるには {{ic|Control + space}} を使います。また、{{ic|Control + Shift + Space}} で画面上の全ての通知を閉じることができます。 |
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+ | $ dunstctl close-all |
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− | {{Tip|通知を閉じたり再表示するコマンドは変更できます。アルファベット以外の記号は単語で指定する必要があります。例: period。}} |
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+ | 例:履歴リストを表示する |
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− | 履歴リストは {{ic|Control + grave}} でアクセスできます。コンテキストメニューは {{ic|Control + Shift + period}} で開くことができます。コンテキストメニューは dmenu を使って URL をフィルタリングして URL で開きます。デフォルトのブラウザは以下のように設定できます: |
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− | browser = /usr/bin/chromium |
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+ | $ dunstctl history-pop |
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== ヒントとテクニック == |
== ヒントとテクニック == |
2020年12月2日 (水) 18:01時点における版
関連記事
Dunst はデスクトップ環境に同梱されている通知デーモンを置き換える軽量な代替デーモンです。
インストール
dunst パッケージをインストールしてください。dunst を起動・有効化する必要はありません。プログラムが dbus で通知を送信したときに systemd によって呼び出されます。
サンプル設定ファイルは /usr/share/dunst/dunstrc
に存在します。
ファイルを ~/.config/dunst/dunstrc
にコピーして適宜編集してください:
$ cp /usr/share/dunst/dunstrc ~/.config/dunst/dunstrc
設定
外観
Dunst では HTML を使って通知を表示できます。太字・斜体・取り消し線・下線のサンプルが存在します。詳しくは [1] を参照してください。markup
を no
に設定することで、通知から HTML を取り除くこともできます。
また、通知のフォーマットを指定できます。使用できるオプションは以下の通り:
%a アプリ名 %s 概要 %b 本文 %i アイコン名 (パスを含む) %I アイコン名 (パスは含まない) %p 進捗率 ([ 0%] から [100%])
上記のオプションは HTML と組み合わせて使うことができます。例えば format
を <b>%s</b>\n%b
と設定することで、太字の概要に、改行の後に本文を表示します。
アイコンセット
アイコンは icon_folders
オプションで設定できます。ステータスとデバイスアイコンは必須です。
# Paths to default icons. icon_folders = /usr/share/icons/Arc/status/16/:/usr/share/icons/Arc/devices/16/
ショートカット
Dunst は dunstctl で制御できます。dunstctl を実行する任意のキーボードショートカットを登録して使用してください。
例:すべての通知を閉じる
$ dunstctl close-all
例:履歴リストを表示する
$ dunstctl history-pop
ヒントとテクニック
スクリプト
Dunst を設定することで特定の通知が表示されたときにスクリプトを実行することができます。以下は Pidgin から誰かがサインオンしたという通知がきたときにスクリプトを実行する例です:
[signed_on] appname = Pidgin summary = "*signed on*" urgency = low script = do_something.sh