「Intel NUC」の版間の差分

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通常の[[インストールガイド]]の手順に従ってください。
 
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インストールの前にボードの BIOD をアップデートすることを強く推奨します。詳しくは [https://www-ssl.intel.com/content/www/us/en/support/boards-and-kits/000005636.html Intel 公式の BIOS アップデートの説明] を読んでください。
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インストールの前にボードの BIOS をアップデートすることを強く推奨します。詳しくは [https://www-ssl.intel.com/content/www/us/en/support/boards-and-kits/000005636.html Intel 公式の BIOS アップデートの説明] を読んでください。
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{{Note|BIOS を更新する前に、最新の BIOS バージョンと特定の NUC モデルで互換性に問題が発生してないかネット上の情報を検索してください。バージョンによってはリグレッションが発生することが確認されています。}}
   
 
=== NVMe ===
 
=== NVMe ===
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Intel NUC は PCIe M.2 インターフェイスに接続された NVMe をサポートします。[[ソリッドステートドライブ/NVMe]] を見てください。
 
Intel NUC は PCIe M.2 インターフェイスに接続された NVMe をサポートします。[[ソリッドステートドライブ/NVMe]] を見てください。
   
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{{Tip|NVMe によってサポートされている場合や他のデバイスが PCIe スロットに接続されている場合、BIOS の ''Power'' セクションで ''Native ACPI OS PCIe Support'' を有効化することで使用電力を減らすことができる場合があります。}}
=== Wireless ===
 
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=== グラフィック ===
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ほとんどの NUC には [[Intel Graphics]] が搭載されています。NUC モデルでグラフィックのハードウェアアクセラレーションを活用する方法は[[ハードウェアビデオアクセラレーション]]を見てください。
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最新のカーネルでは Skylake のサポートは安定しています。[[Intel Graphics#Skylake サポート]]を参照してください。
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=== ワイヤレス ===
   
 
ほとんどの NUC のワイヤレスアダプダは特に設定をしなくても動作します。適切なファームウェアがロードされていることを確認してください。詳しくは[[ワイヤレス設定#iwlwifi]] を参照。
 
ほとんどの NUC のワイヤレスアダプダは特に設定をしなくても動作します。適切なファームウェアがロードされていることを確認してください。詳しくは[[ワイヤレス設定#iwlwifi]] を参照。
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=== LEDs ===
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一部の NUC には LED が搭載されており、カーネルドライバーの {{AUR|intel_nuc_led-dkms-git}} をインストールすることでソフトウェアから制御することができます [https://github.com/milesp20/intel_nuc_led]。使用するには、BIOS の ''Power'' 設定でソフトウェア制御を有効にしてください。
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== パフォーマンス ==
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=== 起動時間 ===
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BIOS の設定でレガシーブートを無効化して [[UEFI]] で起動することで起動時間を短縮できます。
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=== 4K ===
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4K のグラフィック出力をしたい場合、BIOS の設定を開いて ''Devices and Peripherals'' -> ''Video'' -> ''IGD Minimum Memory'' を 512 MB に設定して ''IGD Aperture Size'' を 1024 MB に設定してください。
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== 電源管理 ==
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消費電力を下げる設定については [[TLP]] や [[Powertop]] を参照してください。
   
 
== トラブルシューティング ==
 
== トラブルシューティング ==
   
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=== オーディオプラグ ===
=== サスペンドで NUC が文鎮化する問題 ===
 
   
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[[PulseAudio#Switch on connect]] モジュールにはバグが存在し、プラグを切断したときに PulseAudio によって音声の再生が止まってしまい、Pulse の再起動が必要になることがあります。そのような問題が発生する場合、モジュールをコメントアウトしてください:
{{Warning|Linux が動作している Intel NUC を[[サスペンドとハイバネート|スリープ・サスペンド・ハイバネート]]すると文鎮化する可能性があるという問題が広く報告されています [https://communities.intel.com/thread/96168][https://communities.intel.com/thread/93211][https://www.reddit.com/r/intelnuc/comments/408rai/intel_nucs_getting_bricked_after_linux_sleep/]。問題の原因は不明ですが、Arch Linux でも同じ問題が発生するとのことです。}}
 
   
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{{hc|/etc/pulse/default.pa|
今のところ、ハイバネートした NUC を電源ボタンを使って復帰しないことを推奨します。[[Wake-on-LAN]] や Wake-on-USB など別の手段を使ってください。
 
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#load-module module-switch-on-port-available
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}}
   
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=== TPM ===
NUC が文鎮化してしまった場合、マザーボードの底側に付いている CMOS 電池をしばらく取り外すことで直る可能性があります。
 
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NUC デバイスには [[TPM]] 機能が存在しますが、{{ic|tpm_crb}} にあるバグが原因で現在は使えなくなっています [https://bugzilla.kernel.org/show_bug.cgi?id=98181][https://bugzilla.kernel.org/show_bug.cgi?id=111511]。Linux カーネル 4.6 でも Haswell の TPM を使用する方法はありませんが、関連するパッチが開発中です [https://lkml.org/lkml/2016/4/19/46]。
   
 
=== 電源オフ ===
 
=== 電源オフ ===
   
 
シャットダウンの実行後も、青色の電源 LED が消えず NUC が完全にシャットダウン状態にならないことがあります。その場合、電源ボタンを数秒間押し続けてユニットの電源を切る必要があります。
 
シャットダウンの実行後も、青色の電源 LED が消えず NUC が完全にシャットダウン状態にならないことがあります。その場合、電源ボタンを数秒間押し続けてユニットの電源を切る必要があります。
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BIOS で wake-on-CIR (赤外線センサ) のオプションを全て無効化することでこの問題は解決します。場合によっては CIR センサを完全に無効化しないと直らない場合もあります。
   
 
== 参照 ==
 
== 参照 ==

2020年12月13日 (日) 14:12時点における最新版

Next Unit of Computing (NUC) は Intel によって開発されたスモールフォームファクタ (SFF) PC です。NUC の第一世代は Sandy Bridge Celeron CPU を搭載しており、第二世代では CPU として Ivy Bridge Core i3 や Core i5 プロセッサが搭載されています。第三世代では Haswell アーキテクチャが使われています。NUC のマザーボードの寸法は 4 × 4 インチ (10.16 × 10.16 cm) です。

ベアボーンキットはボードとファン付きのプラスチックケース、外部供給電源と VESA マウントプレートから成ります。Intel は CPU が組み込まれた NUC マザーボード単体も販売していますが、(2013年現在) NUC マザーボードの価格はベアボーンキットの値段とほとんど変わりません。サードパーティによる NUC ボードのケースも購入できます。

インストール

通常のインストールガイドの手順に従ってください。

インストールの前にボードの BIOS をアップデートすることを強く推奨します。詳しくは Intel 公式の BIOS アップデートの説明 を読んでください。

ノート: BIOS を更新する前に、最新の BIOS バージョンと特定の NUC モデルで互換性に問題が発生してないかネット上の情報を検索してください。バージョンによってはリグレッションが発生することが確認されています。

NVMe

Intel NUC は PCIe M.2 インターフェイスに接続された NVMe をサポートします。ソリッドステートドライブ/NVMe を見てください。

ヒント: NVMe によってサポートされている場合や他のデバイスが PCIe スロットに接続されている場合、BIOS の Power セクションで Native ACPI OS PCIe Support を有効化することで使用電力を減らすことができる場合があります。

グラフィック

ほとんどの NUC には Intel Graphics が搭載されています。NUC モデルでグラフィックのハードウェアアクセラレーションを活用する方法はハードウェアビデオアクセラレーションを見てください。

Skylake

最新のカーネルでは Skylake のサポートは安定しています。Intel Graphics#Skylake サポートを参照してください。

ワイヤレス

ほとんどの NUC のワイヤレスアダプダは特に設定をしなくても動作します。適切なファームウェアがロードされていることを確認してください。詳しくはワイヤレス設定#iwlwifi を参照。

LEDs

一部の NUC には LED が搭載されており、カーネルドライバーの intel_nuc_led-dkms-gitAUR をインストールすることでソフトウェアから制御することができます [1]。使用するには、BIOS の Power 設定でソフトウェア制御を有効にしてください。

パフォーマンス

起動時間

BIOS の設定でレガシーブートを無効化して UEFI で起動することで起動時間を短縮できます。

4K

4K のグラフィック出力をしたい場合、BIOS の設定を開いて Devices and Peripherals -> Video -> IGD Minimum Memory を 512 MB に設定して IGD Aperture Size を 1024 MB に設定してください。

電源管理

消費電力を下げる設定については TLPPowertop を参照してください。

トラブルシューティング

オーディオプラグ

PulseAudio#Switch on connect モジュールにはバグが存在し、プラグを切断したときに PulseAudio によって音声の再生が止まってしまい、Pulse の再起動が必要になることがあります。そのような問題が発生する場合、モジュールをコメントアウトしてください:

/etc/pulse/default.pa
#load-module module-switch-on-port-available

TPM

NUC デバイスには TPM 機能が存在しますが、tpm_crb にあるバグが原因で現在は使えなくなっています [2][3]。Linux カーネル 4.6 でも Haswell の TPM を使用する方法はありませんが、関連するパッチが開発中です [4]

電源オフ

シャットダウンの実行後も、青色の電源 LED が消えず NUC が完全にシャットダウン状態にならないことがあります。その場合、電源ボタンを数秒間押し続けてユニットの電源を切る必要があります。

BIOS で wake-on-CIR (赤外線センサ) のオプションを全て無効化することでこの問題は解決します。場合によっては CIR センサを完全に無効化しないと直らない場合もあります。

参照