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[http://www.wolfram.com/mathematica/ Mathematica] は科学・工学・数学分野で使われている商用プログラムです。この記事ではインストールする方法を説明します。 |
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== インストール == |
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Mathematica は有料のアプリケーションでありアップグレードには費用がかかるため、様々なバージョンのインストール手順を示します。 |
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=== Mathematica 6 === |
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==== ISO のマウント ==== |
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{{ic|/media/iso}} を作成して以下の行を [[fstab]] に追加することで Mathematica の ISO をマウントします: |
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/''location/of/mathematica.iso'' /media/iso iso9660 exec,ro,user,noauto,loop=/dev/loop0 0 0 |
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次のコマンドでマウントできます: |
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# mount /media/iso |
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==== インストーラの実行 ==== |
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以下のディレクトリに移動して: |
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次のコマンドで ''MathInstaller'' を実行することでインストーラを起動できます: |
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sh ./MathInstaller |
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{{Note|If you do not place the "sh" in front, then you will get an error about a bad interpreter.}} |
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==== フォント ==== |
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Type1 と BDF フォントが入ったディレクトリを FontPath に追加してください。 |
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=== Mathematica 7 === |
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Mathematica 7 は簡単にインストールできます: |
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tar xf Mathematica-7.0.1.tar.gz |
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cd Unix/Installer |
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./MathInstaller |
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指示に従って下さい。 |
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KDE を使っている場合、Mathematica アイコンが ''Lost & Found'' カテゴリに表示されることがあります。その場合、以下のコマンドを root で実行: |
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# ln -s /etc/xdg/menus/applications-merged /etc/xdg/menus/kde-applications-merged |
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=== Mathematica 8 === |
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64ビットマシンでは、既知の問題が2つありますが、解決方法が存在します。2番目の問題は64ビット版で発現しますが、32ビット環境では確認されていません。 |
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1番目の問題は Mathematica の中で nVidia, CUDA, OpenCL ライブラリを使うときに起こります。 |
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64ビットの Arch Linux では nVidia と opencl のドライバーパッケージはライブラリを (nVidia のバイナリインストーラが使う {{ic|/usr/lib64}} ではなく) {{ic|/usr/lib}} にインストールします。これ自体は問題ではありません: 64ビットの Arch 環境では64ビットのライブラリを置く場所は {{ic|/usr/lib}} となっています。しかしながら、Mathematica の64ビット版はドライバーが {{ic|/usr/lib64}} にインストールされていると決めてかかります。Mathematica がテストされた他のディストリビューションはドライバーをその場所に保存しています。一番簡単な解決方法は {{ic|/usr/lib64}} から {{ic|/usr/lib}} にシンボリックリンクを作成することです。それで Mathematica は nVidia, CUDA, OpenCL ライブラリを見つけられるようになります。 |
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もしくは、以下の環境変数を設定する方法もあります: |
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export NVIDIA_DRIVER_LIBRARY_PATH=/usr/lib/libnvidia-tls.so |
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export CUDA_LIBRARY_PATH=/usr/lib/libcuda.so |
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ただしこの方法では Mathematica は {{ic|/usr/local}} の OpenCL ライブラリを見つけることができません。{{ic|/usr/lib64}} から変更できません。 |
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64ビットの Arch Linux における Mathematica 8 の2番目の問題 (32ビット環境にも影響を与えるかもしれませんが、テストしていません) は WolframAlpha[] 関数を実行したときに再現可能なクラッシュが発生することです。デフォルトでは、Mathematica はデータを取得するためにネットワークに接続する方法を設定する際、システムのプロキシ設定を使うように設定されています。しかしながら"バグ"が存在するためにライブラリが使われたときに Mathematica がクラッシュしてしまいます。対処法は、Mathematica を直接インターネットに接続するように設定して、このライブラリを呼び出すのを避けることです (''Edit > Preferences > Internet Connectivity > Proxy Settings'')。このバグは Wolfram に既に報告済みです。 |
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=== Mathematica 10 === |
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[[AUR]] から (昔の) {{AUR|mathematica}} を[[pacman|インストール]]してください。{{ic|Mathematica_10.XX.YY_LINUX.sh}} インストールスクリプトが必要になります。Wolfram.com や大学のウェブサイトなどからダウンロードしてください。また、アクティベーションキーも必要です。 |
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=== Mathematica 11 === |
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{{AUR|mathematica}} を[[インストール]]してください。Wolfram Research から {{ic|Mathematica_11.XX.YY_LINUX.sh}} とアクティベーションキーを入手してください。インストールが成功しても重大でないエラーが発生することがあります: xdg-icon-resource, mkdir, xdg-desktop-menu。 |
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Mathematica 11 は ([[XDG ユーザーディレクトリ]]に従って Mathematica によって設定される) [https://reference.wolfram.com/language/ref/$UserDocumentsDirectory.html $UserDocumentsDirectory] にドキュメントフォルダ 'Wolfram Mathematica' を自動的に作成します。 |
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== トラブルシューティング == |
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=== 記号が表示されない === |
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特定の記号が表示されない ("/" が四角になる) というフォントの問題が設定する場合、{{Pkg|font-mathematica}}{{Broken package link|パッケージが存在しません}} をアンインストールしてみてください。 |
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また、[http://mathematica.stackexchange.com/questions/1158/invisible-conjugate-glyph-in-the-linux-frontend こちらの解決方法] を試してみて下さい。 |
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アプリケーションのアンチエイリアスを試してみて下さい。KDE の場合: System Settings > Application Appearance > Fonts > Use anti-aliasing (Enabled)。 |
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=== HiDPI / Retina ディスプレイ === |
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Apple Retina ディスプレイなどの [[HiDPI]] ディスプレイを使っている場合、Mathematica のメインテキストが小さく表示されることがあります。以下のように設定することで大きくできます: |
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* ''Edit → Preferences'' を選択 |
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* ''Advanced'' タブから ''Open Option Inspector'' をクリック |
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* 右のツリーから ''Formatting Options → Font Options → Font Properties'' を選択 |
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* ''"ScreenResolution"'' の値を2倍に変更。例: 72 → 144。<code>xdpyinfo | grep resolution</code> を使って正確な値を取得することもできます (取得した値を2倍にしてください)。 |
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== 参照 == |
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* [http://www.wolfram.com/mathematica/ 公式サイト] |
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* [http://www.wolfram.com/support/ 公式サポート] |
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2020年12月31日 (木) 14:45時点における最新版
Mathematica は科学・工学・数学分野で使われている商用プログラムです。この記事ではインストールする方法を説明します。
インストール
Mathematica は有料のアプリケーションでありアップグレードには費用がかかるため、様々なバージョンのインストール手順を示します。
Mathematica 6
ISO のマウント
/media/iso を作成して以下の行を fstab に追加することで Mathematica の ISO をマウントします:
/location/of/mathematica.iso /media/iso iso9660 exec,ro,user,noauto,loop=/dev/loop0 0 0
次のコマンドでマウントできます:
# mount /media/iso
インストーラの実行
以下のディレクトリに移動して:
/Unix/Installer
次のコマンドで MathInstaller を実行することでインストーラを起動できます:
sh ./MathInstaller
フォント
Type1 と BDF フォントが入ったディレクトリを FontPath に追加してください。
Mathematica 7
Mathematica 7 は簡単にインストールできます:
tar xf Mathematica-7.0.1.tar.gz cd Unix/Installer ./MathInstaller
指示に従って下さい。
KDE を使っている場合、Mathematica アイコンが Lost & Found カテゴリに表示されることがあります。その場合、以下のコマンドを root で実行:
# ln -s /etc/xdg/menus/applications-merged /etc/xdg/menus/kde-applications-merged
Mathematica 8
64ビットマシンでは、既知の問題が2つありますが、解決方法が存在します。2番目の問題は64ビット版で発現しますが、32ビット環境では確認されていません。
1番目の問題は Mathematica の中で nVidia, CUDA, OpenCL ライブラリを使うときに起こります。
64ビットの Arch Linux では nVidia と opencl のドライバーパッケージはライブラリを (nVidia のバイナリインストーラが使う /usr/lib64 ではなく) /usr/lib にインストールします。これ自体は問題ではありません: 64ビットの Arch 環境では64ビットのライブラリを置く場所は /usr/lib となっています。しかしながら、Mathematica の64ビット版はドライバーが /usr/lib64 にインストールされていると決めてかかります。Mathematica がテストされた他のディストリビューションはドライバーをその場所に保存しています。一番簡単な解決方法は /usr/lib64 から /usr/lib にシンボリックリンクを作成することです。それで Mathematica は nVidia, CUDA, OpenCL ライブラリを見つけられるようになります。
もしくは、以下の環境変数を設定する方法もあります:
export NVIDIA_DRIVER_LIBRARY_PATH=/usr/lib/libnvidia-tls.so export CUDA_LIBRARY_PATH=/usr/lib/libcuda.so
ただしこの方法では Mathematica は /usr/local の OpenCL ライブラリを見つけることができません。/usr/lib64 から変更できません。
64ビットの Arch Linux における Mathematica 8 の2番目の問題 (32ビット環境にも影響を与えるかもしれませんが、テストしていません) は WolframAlpha[] 関数を実行したときに再現可能なクラッシュが発生することです。デフォルトでは、Mathematica はデータを取得するためにネットワークに接続する方法を設定する際、システムのプロキシ設定を使うように設定されています。しかしながら"バグ"が存在するためにライブラリが使われたときに Mathematica がクラッシュしてしまいます。対処法は、Mathematica を直接インターネットに接続するように設定して、このライブラリを呼び出すのを避けることです (Edit > Preferences > Internet Connectivity > Proxy Settings)。このバグは Wolfram に既に報告済みです。
Mathematica 10
AUR から (昔の) mathematicaAUR をインストールしてください。Mathematica_10.XX.YY_LINUX.sh インストールスクリプトが必要になります。Wolfram.com や大学のウェブサイトなどからダウンロードしてください。また、アクティベーションキーも必要です。
Mathematica 11
mathematicaAUR をインストールしてください。Wolfram Research から Mathematica_11.XX.YY_LINUX.sh とアクティベーションキーを入手してください。インストールが成功しても重大でないエラーが発生することがあります: xdg-icon-resource, mkdir, xdg-desktop-menu。
Mathematica 11 は (XDG ユーザーディレクトリに従って Mathematica によって設定される) $UserDocumentsDirectory にドキュメントフォルダ 'Wolfram Mathematica' を自動的に作成します。
トラブルシューティング
記号が表示されない
特定の記号が表示されない ("/" が四角になる) というフォントの問題が設定する場合、font-mathematica[リンク切れ: パッケージが存在しません] をアンインストールしてみてください。
また、こちらの解決方法 を試してみて下さい。
アプリケーションのアンチエイリアスを試してみて下さい。KDE の場合: System Settings > Application Appearance > Fonts > Use anti-aliasing (Enabled)。
HiDPI / Retina ディスプレイ
Apple Retina ディスプレイなどの HiDPI ディスプレイを使っている場合、Mathematica のメインテキストが小さく表示されることがあります。以下のように設定することで大きくできます:
- Edit → Preferences を選択
- Advanced タブから Open Option Inspector をクリック
- 右のツリーから Formatting Options → Font Options → Font Properties を選択
- "ScreenResolution" の値を2倍に変更。例: 72 → 144。
xdpyinfo | grep resolutionを使って正確な値を取得することもできます (取得した値を2倍にしてください)。