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[http://sdr.osmocom.org/trac/wiki/rtl-sdr RTL-SDR] は安価なソフトウェア無線として使われている Realtek RTL2832U チップセットが載っている [[DVB-T]] USB ドングルを利用するためのツールのセットです。このチップはチューナーからホストデバイスに生の I/Q サンプルを直接伝送することができます。
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詳しい技術仕様は [http://sdr.osmocom.org/trac/wiki/rtl-sdr RTL-SDR wiki] を見て下さい。
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詳しい技術仕様は [https://osmocom.org/projects/rtl-sdr/wiki/Rtl-sdr RTL-SDR wiki] を見て下さい。
   
 
==パッケージ==
 
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開発版は [[AUR]] の {{AUR|rtl-sdr-git}} にあります。
 
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{{Note|RTL-SDR はカーネル内の既存の [[DVB-T]] ドライバーと衝突します。インストール時に {{Ic|/usr/lib/modprobe.d/rtlsdr.conf}} でわかるように該当するドライバーをブラックリストに入れます。オリジナルの DVB-T ドライバーでドングルを使いたい場合、ドライバーを手動でロードする必要があります。[[DVB-T#ドライバー]]を参照。}}
   
udev ルールは {{Ic|/usr/lib/udev/rules.d/10-rtl-sdr.rules}} にインストールされます。適切なパーティションを設定することで root 以外のユーザーでもデバイスにアクセスできるようにすることが可能です。
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udev ルールは {{Ic|/usr/lib/udev/rules.d/10-rtl-sdr.rules}} にインストールされます。適切なパーミッションを設定することで root 以外のユーザーでもデバイスにアクセスできるようにすることが可能です。
   
 
{{Tip|公式の RTL-SDR ソフトウェアには赤外線モジュールは含まれていません。必要な場合は rtl_ir モジュールが含まれている [https://github.com/librtlsdr/librtlsdr こちらのフォーク] を使ってください。}}
 
{{Tip|公式の RTL-SDR ソフトウェアには赤外線モジュールは含まれていません。必要な場合は rtl_ir モジュールが含まれている [https://github.com/librtlsdr/librtlsdr こちらのフォーク] を使ってください。}}
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RTL-SDR を使用する人気のアプリケーション:
 
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* {{Pkg|gqrx}} - Linux 用の SDR 無線受信ソフトウェア。ウォーターフォール画面を備えている。[[gqrx]] を見てください。
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* {{Pkg|urh}} - 多くの SDR でネイティブにサポートされている無線プロトコルの調査用の完全なスイート。
 
* {{AUR|dump1090-git}} - 軽量な ModeS (1090Mhz) デコーダー
 
* {{AUR|dump1090-git}} - 軽量な ModeS (1090Mhz) デコーダー
 
* {{AUR|multimon-ng-git}} - 様々なデジタルモードのデコーダー
 
* {{AUR|multimon-ng-git}} - 様々なデジタルモードのデコーダー
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* {{AUR|rtl_433}} - 汎用のデータ受信器。複数の [https://github.com/merbanan/rtl_433/tree/master/src/devices デバイス]をサポートしていて、リバースエンジニアリングのための、自動的なパケット傍受とプロトコル解析機能を備えている。
* {{Pkg|gqrx}} - Linux 用の SDR 無線受信ソフトウェア。[[gqrx]] を見てください。
 

2021年5月9日 (日) 02:06時点における最新版

関連記事

RTL-SDR は安価なソフトウェア無線として使われている Realtek RTL2832U チップセットが載っている DVB-T USB ドングルを利用するためのツールのセットです。このチップはチューナーからホストデバイスに生の I/Q サンプルを直接伝送することができます。

詳しい技術仕様は RTL-SDR wiki を見て下さい。

パッケージ

最新安定版の RTL-SDR は公式リポジトリrtl-sdr からインストールできます。

開発版は AURrtl-sdr-gitAUR にあります。

ノート: RTL-SDR はカーネル内の既存の DVB-T ドライバーと衝突します。インストール時に /usr/lib/modprobe.d/rtlsdr.conf でわかるように該当するドライバーをブラックリストに入れます。オリジナルの DVB-T ドライバーでドングルを使いたい場合、ドライバーを手動でロードする必要があります。DVB-T#ドライバーを参照。

udev ルールは /usr/lib/udev/rules.d/10-rtl-sdr.rules にインストールされます。適切なパーミッションを設定することで root 以外のユーザーでもデバイスにアクセスできるようにすることが可能です。

ヒント: 公式の RTL-SDR ソフトウェアには赤外線モジュールは含まれていません。必要な場合は rtl_ir モジュールが含まれている こちらのフォーク を使ってください。

使用方法

シンプルなテストを行なって、ドングルが動作するかサンプルの欠落がないか確認してください:

$ rtl_test

生のサンプルを直接ファイル (または fifo) にキャプチャすることができます、例えば周波数を 123.4MHz に合わせて 1.8M サンプル/秒でキャプチャするには:

$ rtl_sdr capture.bin -s 1.8e6 -f 123.4e6

好きなラジオ局から受信して sox にパイプして音声を出すには:

$ rtl_fm -f 102.7e6 -M wbfm -s 200000 -r 48000 - | aplay -r 48000 -f S16_LE

アプリケーション

RTL-SDR を使用する人気のアプリケーション:

  • gqrx - Linux 用の SDR 無線受信ソフトウェア。ウォーターフォール画面を備えている。gqrx を見てください。
  • urh - 多くの SDR でネイティブにサポートされている無線プロトコルの調査用の完全なスイート。
  • dump1090-gitAUR - 軽量な ModeS (1090Mhz) デコーダー
  • multimon-ng-gitAUR - 様々なデジタルモードのデコーダー
  • rtl_433AUR - 汎用のデータ受信器。複数の デバイスをサポートしていて、リバースエンジニアリングのための、自動的なパケット傍受とプロトコル解析機能を備えている。