「Xhost」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
(同期) |
(他言語へのリンクを追加) |
||
(3人の利用者による、間の6版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
− | [[Category: |
+ | [[Category:X サーバー]] |
[[en:Xhost]] |
[[en:Xhost]] |
||
− | [[ |
+ | [[pt:Xhost]] |
+ | [[ru:Xhost]] |
||
Xhost の man ページより: |
Xhost の man ページより: |
||
12行目: | 13行目: | ||
==使用方法== |
==使用方法== |
||
+ | {{Warning|このコマンドにより、あらゆるローカルユーザーが X のスクリーンへのアクセス権を与えられます。ユーザーが一人なら問題ないかもしれませんが、複数ユーザーがいる環境では普通問題です。X スクリーンに root でのアクセスを許可したいなら、{{ic|$XAUTHORITY}} 環境変数を設定するのが望ましいです。既定では '''sudo''' あるいは '''su''' ({{ic|su -}} ではありません) に設定されています。}} |
||
sudo や su で実行されるアプリケーションにグラフィカルサーバー (X セッションまたはコンピュータースクリーン) へのアクセス権を与えるには、ターミナルを開いて通常ユーザーで以下を入力してください (''su -'' は使わないでください): |
sudo や su で実行されるアプリケーションにグラフィカルサーバー (X セッションまたはコンピュータースクリーン) へのアクセス権を与えるには、ターミナルを開いて通常ユーザーで以下を入力してください (''su -'' は使わないでください): |
||
21行目: | 23行目: | ||
$ xhost - |
$ xhost - |
||
+ | {{ic|xhost +}} は X 認証を完全に無効にします。自分が何をしているのか本当にわかっていない場合、それを '''しない''' でください。 |
||
− | ==cannot connect to X server :0.0== |
||
+ | == The 'cannot connect to X server :0.0' output == |
||
− | {{Warning|以下のコマンドはアクセス制御を無効化するため、システム上のあらゆるユーザー (X をネットワーク上で動作させている場合、ネットワーク上のユーザー) が特に認証をしなくても $DISPLAY にアクセスできるようになります。X サーバーの中で他のユーザーがアプリケーションを起動できるようになるので注意してください (キーロガーなどを起動させられる可能性があります)。}} |
||
+ | {{Warning|以下のコマンドはアクセス制御を無効化するため、システム上のあらゆるユーザー (X をネットワーク上で動作させている場合、ネットワーク上のユーザー) が特に認証をしなくても $DISPLAY にアクセスできるようになります。X サーバーの中で他のユーザーがアプリケーションを起動できるようになるので注意してください (キーロガーなどを起動させられる可能性があります。)}} |
||
− | 上記の '''xhost +''' コマンドは一時的にしか効果がありません。永続的に問題を解決するには以下を {{ic|~/.bashrc}} ファイルに追加: |
||
+ | |||
+ | 上記のコマンド {{ic|xhost +}} は、瞬間的ではありますが、この出力を取り除きます。多くの方法の中で、この問題を永続的に取り除く方法の1つは |
||
xhost + >/dev/null |
xhost + >/dev/null |
||
− | ターミナルを |
+ | を {{ic|~/.bashrc}} ファイルに追加してください。こうすることで、ターミナルを起動するたびにコマンドが実行されるようになります。ホームディレクトリにまだ {{ic|.bashrc}} ファイルがない場合は、この行だけ追加して作成してもかまいません。もし {{ic|> /dev/null}} を追加しない場合、ターミナルを起動するたびに、''access control disabled, clients can connect from any host''' というメッセージが表示されますが、これは現在問題なく root として ''your_software'' を実行できることを確認するためのものです。 |
+ | |||
+ | == 参照 == |
||
+ | |||
+ | * [https://github.com/mviereck/x11docker/wiki/X-authentication-with-cookies-and-xhost-(%22No-protocol-specified%22-error)#xhost X authentication with cookies and xhost ("No protocol specified" error)] |
2023年4月13日 (木) 01:27時点における最新版
Xhost の man ページより:
- xhost プログラムは、X サーバへの接続が許可されるホスト名とユーザー名をリストに追加・削除する。ホストの場合には、このプログラムはプライバシー制御とセキュリティの基本的な仕組みを提供する。これはマシンの悪用を制限することはできるが、ワークステーション環境 (ユーザ1人) に対して十分であるに過ぎない。もっと洗練された方法を必要とする環境においては、(ホスト単位でなく) ユーザーに基づく機構の実装をするか、プロトコルにおいて他の認証データをサーバに渡すためのフックを使用しなければならない。
詳しくは xhost(1) を見てください。
インストール
xorg-xhost パッケージをインストールしてください。
使用方法
sudo や su で実行されるアプリケーションにグラフィカルサーバー (X セッションまたはコンピュータースクリーン) へのアクセス権を与えるには、ターミナルを開いて通常ユーザーで以下を入力してください (su - は使わないでください):
$ xhost +local:
X 画面へのアクセスを制限する、通常状態に戻すには:
$ xhost -
xhost +
は X 認証を完全に無効にします。自分が何をしているのか本当にわかっていない場合、それを しない でください。
The 'cannot connect to X server :0.0' output
上記のコマンド xhost +
は、瞬間的ではありますが、この出力を取り除きます。多くの方法の中で、この問題を永続的に取り除く方法の1つは
xhost + >/dev/null
を ~/.bashrc
ファイルに追加してください。こうすることで、ターミナルを起動するたびにコマンドが実行されるようになります。ホームディレクトリにまだ .bashrc
ファイルがない場合は、この行だけ追加して作成してもかまいません。もし > /dev/null
を追加しない場合、ターミナルを起動するたびに、access control disabled, clients can connect from any host' というメッセージが表示されますが、これは現在問題なく root として your_software を実行できることを確認するためのものです。