「ブラウザプラグイン」の版間の差分

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[[Category:ウェブブラウザ]]
 
[[Category:ウェブブラウザ]]
 
[[de:Browser Plugins]]
 
[[de:Browser Plugins]]
[[en:Browser Plugins]]
+
[[en:Browser plugins]]
[[es:Browser Plugins]]
+
[[zh-hans:Browser plugins]]
[[fr:Plugins navigateur]]
 
[[tr:Web tarayıcı eklentileri]]
 
[[zh-CN:Browser Plugins]]
 
 
{{Related articles start}}
 
{{Related articles start}}
  +
{{Related|ブラウザ拡張機能}}
{{Related2|Opera|Opera}}
 
{{Related2|Firefox|Firefox}}
 
{{Related2|Chromium|Chromium}}
 
 
{{Related articles end}}
 
{{Related articles end}}
 
ブラウザプラグインには使用しているプラグイン API によって2種類のタイプがあります:
 
ブラウザプラグインには使用しているプラグイン API によって2種類のタイプがあります:
*Netscape plugin API (NPAPI): [[Firefox|Firefox]] や [[Opera|Opera]]、その他多くのブラウザで動作するプラグイン ([[Chromium|Chromium]] では動作しません)
+
*Netscape plugin API (NPAPI): 小型のブラウザで動作するプラグイン ([[Firefox#プラグイン|Firefox は Flash Player プラグインだけをサポート]] しており、[[Chromium]] や [[Opera]] では動作しません)
*Pepper plugin API (PPAPI): [[Chromium|Chromium]] や Chrome で動作するプラグイン
+
*Pepper plugin API (PPAPI): [[Chromium]] (Chrome)[[Opera]]、[[Vivaldi]] で動作するプラグイン ([[Chromium]] は'''もはや'''これらのプラグインをサポートしていません)
 
このページに書かれているほとんどのプラグインは NPAPI オンリーです。そうでない場合は特記します。
 
   
 
== Flash Player ==
 
== Flash Player ==
   
=== Shumway ===
+
=== Adobe Flash Player ===
   
  +
{{Warning|Adobe Flash Player のサポートは 2020年12月31日に終了しました。その結果、NPAPI および PPAPI プラグインはどのブラウザーでもサポートされなくなりました。さらに、プロジェクトはバグフィックスやセキュリティアップデートも受けられなくなります。[https://www.adobe.com/products/flashplayer/end-of-life.html]}}
[http://mozilla.github.io/shumway/ Shumway] はネイティブコードの助力を使わずに SWF ファイルフォーマットの忠実で効率的なレンダラを作る HTML5 技術の実験です。2013年1月1日現在、プラグインは [http://mozilla.github.io/shumway/ Mozilla の github.io サイト] から直接インストールできます。[https://github.com/mozilla/shumway/wiki Shumway wiki] によると、"実験がうまくいけば、Firefox と統合する可能性もあります"。
 
   
  +
古いスタンドアロン版は、{{AUR|flashplayer-standalone}} で [[インストール]] できます。このパッケージは、ハードコードされた使用期限より前のものなので引き続き動作します。まだサポートしているブラウザには {{AUR|flashplugin}} があります。(NPAPI) と {{AUR|pepper-flash}} (PPAPI) があります。(PPAPI) は Adobe の最後のプラグインを提供していますが、"kill switch" を削除するパッチを当てています。
Shumway は Firefox の Nightly/Aurora ビルドに内蔵されています。
 
 
=== Gnash ===
 
 
{{Wikipedia/ja|Gnash}}
 
 
[http://www.gnu.org/software/gnash/ GNU Gnash] は Adobe Flash Player のフリー (libre) の代替です。ブラウザプラグインだけでなく、デスクトップコンピュータや携帯デバイスのためのスタンドアロンのプレイヤーとしても利用でき、バージョン7までの SWF フォーマットに対応しています (バージョン8と9は開発中です)。また、ActionScript 2.0 を80%サポートしています。
 
 
[[AUR|AUR]] に複数のパッケージが存在します: {{AUR|gnash}}, {{AUR|gnash-kde4}}, {{AUR|gnash-trunk-git}}。
 
 
{{Note|Gnash が上手く動かない場合は、[[official Repositories|公式リポジトリ]]から {{Pkg|gstreamer0.10-ffmpeg}} を[[Pacman|インストール]]する必要があるかもしれません。}}
 
   
 
=== Lightspark ===
 
=== Lightspark ===
   
[http://lightspark.github.com/ Lightspark] は Adobe Flash のフリーな代替を提供しようとしているもうひとつの試みであり、新しい Flash フォーマットのサポートを目指しています。まだ開発途上ですが、[https://github.com/lightspark/lightspark/wiki/Site-Support 人気のサイト]をいくつかサポートしています。
+
[http://lightspark.github.com/ Lightspark] は Adobe Flash のフリーな代替を提供しようとしているもうひとつの試みであり、新しい Flash フォーマットのサポートを目指しています。まだ開発途上ですが、[https://github.com/lightspark/lightspark/wiki/Site-Support 人気のサイト] をいくつかサポートしています。
   
Lightspark は [[Arch User Repository|AUR]] にある {{AUR|lightspark}} や {{AUR|lightspark-git}} パッケージで[[Pacman|インストール]]できます。
+
Lightspark は [[Arch User Repository|AUR]] にある {{AUR|lightspark-git}} パッケージで [[Pacman|インストール]] できます。
   
=== Adobe Flash Player ===
+
=== Ruffle ===
   
  +
[https://ruffle.rs/ Ruffle] は [[Rust]] で書かれた Flash Player エミュレータです。スタンドアロンアプリケーションとしてネイティブに実行され、[[Wikipedia:ja:WebAssembly|WebAssembly]] を使用することで最新のすべてのブラウザーで実行されます。現在も開発が活発に行われていますが、基本的な ActionScript 1.0/2.0 のサポートが整備され、改善されています。ActionScript 3.0 のサポートは間もなく開始されます。
公式リポジトリから {{Pkg|flashplugin}} を[[pacman|インストール]]してください。
 
{{Note|
 
* NPAPI を使用する Linux 用の Adobe Flash Player は [http://blogs.adobe.com/flashplayer/2012/02/adobe-and-google-partnering-for-flash-player-on-linux.html Adobe による開発が終了しています] が、バージョン 11.2 のセキュリティアップデートは5年間 (2017年まで) Adobe によって提供される予定です。また、プラグインの PPAPI バージョンの新版は Google Chrome と一緒にリリースされます。詳しくは [[Chromium#Adobe_Flash_Player_.28Pepper_plugin_API.29|Chromium#Adobe Flash Player (Pepper plugin API)]] を見て下さい。
 
* ハードウェアアクセラレーションを有効にするには、[[VDPAU|VDPAU]] を参照してください。
 
* Flash のアプリには文章を正しく表示するために [[Arch User Repository|AUR]] の {{AUR|ttf-ms-fonts}} を必要とするものがあります。
 
}}
 
   
  +
Ruffle は {{AUR|ruffle-git}} または {{AUR|ruffle-nightly-bin}} パッケージのいずれかで [[インストール]] できます。
==== 設定 ====
 
   
  +
== Java (IcedTea) ==
(プレイバシー設定や資源の使用量など) Flash Player の設定を変更するには、埋め込まれた Flash コンテンツの上で右クリックしてメニューから''設定''を選ぶか、[http://helpx.adobe.com/flash-player/kb/find-version-flash-player.html Adobe のウェブサイト] に行って下さい。Flash アニメーションからローカル設定を変更することができます。
 
   
  +
{{Note|どちらの Java プラグインも NPAPI のみです。}}
また、Flash の設定ファイル {{ic|/etc/adobe/mms.cfg}} を使うことも可能です。
 
   
  +
ブラウザの [[Java]] サポートを有効にする方法は2つあります: オープンソースの [[Wikipedia:ja:OpenJDK|OpenJDK]] (推奨) と Oracle のプロプライエタリバージョンです。OpenJDK がなぜ推奨なのかは [https://lists.archlinux.org/archives/list/arch-general@lists.archlinux.org/thread/HDP44IALPZYBOSJERSXIAHAORDVRNLWB/] を参照してください。
{{Warning|Flash のハードウェアアクセラレーションは不安定です。[https://forums.adobe.com/thread/911321] を参照。}}
 
   
  +
OpenJDK を使うには、[http://icedtea.classpath.org/wiki/Main_Page IcedTea] ブラウザプラグイン {{Pkg|icedtea-web}} をインストールする必要があります。
[[VDPAU|VDPAU]] を有効にするには、次の行をアンコメント:
 
EnableLinuxHWVideoDecode=1
 
   
  +
Oracle の JRE を使いたい場合は、[[Arch User Repository|AUR]] にある {{AUR|jre}} パッケージをインストールしてください。
設定サンプル:
 
{{hc|/etc/adobe/mms.cfg|<nowiki>
 
# Adobe player settings
 
AVHardwareDisable = 0
 
FullScreenDisable = 0
 
LocalFileReadDisable = 1
 
FileDownloadDisable = 1
 
FileUploadDisable = 1
 
LocalStorageLimit = 1
 
ThirdPartyStorage = 1
 
AssetCacheSize = 10
 
AutoUpdateDisable = 1
 
LegacyDomainMatching = 0
 
LocalFileLegacyAction = 0
 
AllowUserLocalTrust = 0
 
# DisableSockets = 1
 
OverrideGPUValidation = 1
 
DisableDeviceFontEnumeration = 1 #Prevent sites to identify you by snooping the installed fonts
 
</nowiki>}}
 
   
  +
== マルチメディアの再生 ==
[http://sources.gentoo.org/cgi-bin/viewvc.cgi/gentoo-x86/www-plugins/adobe-flash/files/mms.cfg Gentoo の mms.cfg] には細かい説明が付いています。
 
   
  +
多くのブラウザは [[GStreamer]] フレームワークをサポートしており HTML5 の {{ic|<audio>}} や {{ic|<video>}} エレメントでマルチメディアを再生できます。GStreamer がサポートされているかは、ブラウザのパッケージの任意の依存パッケージを確認してください (webkit ベースのブラウザを使っている場合 {{AUR|webkitgtk2}} または {{Pkg|qt5-webkit}} を確認してください)。それぞれのプラグインの説明は [[GStreamer#インストール]] を見て下さい。
==== "フルスクリーンモードを終了するには ESC キーを押します" というメッセージを無効にする ====
 
   
  +
* {{App|Rosa Media Player Plugin|Qt と MPlayer を利用するブラウザプラグイン。|https://abf.rosalinux.ru/uxteam/ROSA_Media_Player|{{AUR|rosa-media-player-plugin}}}}
{{Note|この方法は NPAPI プラグインでしか使えません。}}
 
  +
* {{App|VLC Plugin|NPAPI ベースのプラグイン、VLC を使用。|https://code.videolan.org/videolan/npapi-vlc|{{AUR|npapi-vlc}}}}
   
  +
== MozPlugger ==
このメッセージを無効にする方法は [http://ubuntuforums.org/showthread.php?t=1839293 ubuntuforums.org の投稿] を参照してください。
 
   
  +
{{warning|MozPlugger はメンテナンスされていません。最終リリースは 2014 年です。}}
{{ic|libflashplayer.so}} をバックアップします:
 
# cp /usr/lib/mozilla/plugins/libflashplayer.so /usr/lib/mozilla/plugins/libflashplayer.so.backup
 
   
  +
[https://web.archive.org/web/20190405220309/http://mozplugger.mozdev.org/ MozPlugger] は、ブラウザー内でさまざまな種類のマルチメディアを表示できる NPAPI プラグインです。これを実現するために、MPlayer、xine、Evince、OpenOffice、TiMidity などの外部プログラムを使用します。
ホームディレクトリにファイルのコピーを作成します:
 
# cp /usr/lib/mozilla/plugins/libflashplayer.so ~/
 
   
公式リポジトリから {{Pkg|wine}} インストールしてください
+
MozPlugger は {{AUR|mozplugger}} パッケージでインストールできます
   
  +
[http://mozplugger.mozdev.org/ MozPlugger] はブラウザの中で多種のマルチメディアを表示できる Mozilla プラグインです。表示のために MPlayer, xine, Evince, OpenOffice, TiMidity などの外部プログラムを使用します。MozPlugger によって使用するアプリケーションを変更・追加するには {{ic|/etc/mozpluggerrc}} ファイルを修正してください。
[http://forum.videohelp.com/threads/304807-How-to-remove-annoying-Press-Esc-to-message-in-Flash-Video このページ] から {{ic|Flash Fullscreen Patcher.zip}} をダウンロード、展開して {{ic|wine}} で実行してください:
 
   
  +
=== PDF ビューア ===
$ wget http://forum.videohelp.com/attachments/16250-1360745667/Flash%20Fullscreen%20Patcher.zip
 
$ unzip Flash\ Fullscreen\ Patcher\ 2.0.zip
 
$ wine Flash\ Fullscreen\ Patcher\ 2.0.exe
 
   
  +
{{ic|/etc/mozpluggerrc}} ファイルで {{ic|pdf}} を含む行を見つけ、{{ic|GV()}} の後の対応する行を次のように変更します。
GUI を使って (ホームディレクトリの) {{ic|libflashplayer.so}} にパッチをあてます。
 
パッチをあてた Flash Player を plugins ディレクトリに戻してください:
 
# cp ~/libflashplayer.so /usr/lib/mozilla/plugins/
 
   
  +
repeat noisy swallow(''pdf_reader'') fill: ''pdf_reader'' "$file"
==== GNOME 3 のフルスクリーンフィックス ====
 
   
  +
Firefox を使用する場合、{{ic|about:config}} の 2 つの値を変更する必要がある場合があります。
Flash のフルスクリーンモードで問題が起こる場合 (動画がフリーズするのに音声は再生し続ける)、おそらくフルスクリーンの flash ウィンドウがブラウザのウィンドウの''後ろに''表示されていることが原因です。これは [https://bugzilla.gnome.org/show_bug.cgi?id=722743 mutter の既知のバグ]です。[[Wikipedia:Devil's Pie (software)|devilspie]] を使うことで簡単に修正できます:
 
   
  +
* {{ic|pdfjs.disabled}} の値を ''true'' に変更します。
公式リポジトリから {{Pkg|devilspie}} をインストールしてください。
 
  +
* {{ic|plugin.disable_full_page_plugin_for_types}} の値を空の値に変更します。
   
  +
次に、Firefox を再起動してプラグインを使用します。
{{ic|~/.devilspie}} ディレクトリを作成してください:
 
   
  +
=== OpenOffice の代わりに LibreOffice を使用する ===
# mkdir ~/.devilspie
 
 
そして使っているブラウザにあわせて設定ファイルを作成する必要があります (下を参照)。
 
 
最後に、以下のファイルを {{ic|~/.config/autostart}} に追加して devilspie をスタートアップのアイテムのリストに加えて下さい:
 
{{hc|~/.config/autostart/devilspie.desktop|2=
 
[Desktop Entry]
 
Name=devilspie
 
Exec=devilspie
 
Hidden=false
 
NoDisplay=false
 
X-GNOME-Autostart-enabled=true
 
}}
 
 
===== Firefox =====
 
 
{{hc|~/.devilspie/flash-fullscreen-firefox.ds|<nowiki>
 
(if
 
(is (application_name) "plugin-container")
 
(begin
 
(focus)
 
)
 
)
 
</nowiki>}}
 
 
===== Chrome / Chromium =====
 
 
{{hc|~/.devilspie/flash-fullscreen-chrome.ds|<nowiki>
 
(if
 
(is (application_name) "exe")
 
(begin
 
(focus)
 
)
 
)
 
</nowiki>}}
 
 
===== Epiphany / GNOME Web =====
 
 
{{hc|~/.devilspie/flash-fullscreen-epiphany.ds|<nowiki>
 
(if
 
(is (application_name) "WebKitPluginProcess")
 
(begin
 
(focus)
 
)
 
)
 
</nowiki>}}
 
 
== PDF ビューア ==
 
 
=== PDF.js ===
 
 
[https://mozillalabs.com/en-US/pdfjs/ PDF.js] は Mozilla によって開発されている PDF レンダラーで HTML5 技術を使っています。
 
 
[[Firefox|Firefox]] では[https://addons.mozilla.org/en-US/firefox/addon/pdfjs/ プラグイン]として利用でき、Firefox バージョン 19 から含まれるようになっています。
 
 
[[Chromium|Chromium]] や Chrome では [https://chrome.google.com/webstore/detail/pdf-viewer/oemmndcbldboiebfnladdacbdfmadadm Chrome ウェブストア]に実験的なバージョンがあり [https://github.com/mozilla/pdf.js Pdf.js] のソースからビルドすることも可能です。
 
 
=== 外部の PDF ビューア ===
 
 
外部の PDF ビューアを使うには [[#MozPlugger]] か [[#kpartsplugin]] が必要です。
 
 
例えば、MozPlugger と Evince を使う場合、{{ic|/etc/mozpluggerrc}} ファイル内で {{ic|pdf}} を含む行を探して以下のように {{ic|GV()}} の後の行を修正する必要があります ({{ic|evince}} は選択したビューアに置き換えて下さい):
 
repeat noisy swallow(evince) fill: evince "$file"
 
 
これで動かないときは、{{ic|about:config}} から2つの値を変更してください:
 
* {{ic|pdfjs.disabled}} の値を ''true'' に変更してください。
 
* {{ic|plugin.disable_full_page_plugin_for_types}} の値を空に変更してください。
 
 
再起動すれば上手く動くはずです。
 
 
=== Adobe Reader ===
 
 
ライセンス制限のため、Adobe Reader を公式の Arch Linux リポジトリから再配布することはできません。[[Arch User Repository|AUR]] に複数のバージョンが存在します。パッケージにどれだけ投票があろうと、Adobe Reader が[[official Repositories|公式リポジトリ]]に入ることは絶対にありません。
 
 
また、多くの言語の[https://aur.archlinux.org/packages.php?O=0&K=acroread-&do_Search=Go ローカライズ]も利用できます。
 
 
==== 32ビット ====
 
 
Adobe Acrobat Reader は32ビットのバイナリしか存在しません。[[Arch User Repository|AUR]] にある {{AUR|acroread}} パッケージでインストール可能です。
 
 
このパッケージは Firefox プラグインだけでなく Acrobat Reader アプリケーションもインストールします。Linux ではハードウェア支援によるレンダリングはできないので注意してください。
 
 
==== 64ビット ====
 
 
Adobe Reader の公式の64ビットバージョンはまだありません。
 
 
64ビット環境で Adobe Reader を使うには:
 
* フォーラムの投稿から作られた[[Install bundled 32-bit system in Arch64|このガイド]]に従ってください。他の32ビットだけのアプリケーションにも再利用できる chroot 環境を作成します。
 
 
* [[Arch User Repository|AUR]] から {{AUR|acroread}} (とその32ビットの依存パッケージ) をインストールしてください。[[Firefox|Firefox]] のプラグインをこのバイナリと一緒に''直接''使うことはできません -- 64ビットのブラウザではロードされません。ロードするには公式の [[Multilib|[multilib]]] リポジトリから {{Pkg|nspluginwrapper}} パッケージをインストールして通常ユーザーで次を実行してください:
 
$ nspluginwrapper -v -a -i
 
このコマンドはプラグインディレクトリをチェックして必要に応じてプラグインをリンクします。
 
 
== Citrix ==
 
 
次の記事を参照してください: [[Citrix]]。
 
 
== Java (IcedTea) ==
 
 
{{Note|Java は [https://www.java.com/en/download/faq/chrome.xml Chromium で動作しません]。NPAPI プラグインが使えなくなったからです。Java プラグインを使用するには他のブラウザをインストールしてください。}}
 
 
ブラウザの [[Java|Java]] サポートを有効にする方法は2つあります: オープンソースの [[Wikipedia:ja:OpenJDK|OpenJDK]] (推奨) と Oracle のプロプライエタリバージョンです。OpenJDK がなぜ推奨なのかは[https://mailman.archlinux.org/pipermail/arch-general/2011-August/021671.html これ]を見て下さい。
 
 
OpenJDK を使うには、[http://icedtea.classpath.org/wiki/Main_Page IcedTea] ブラウザプラグイン {{Pkg|icedtea-web}} をインストールする必要があります。
 
 
Oracle の JRE を使いたい場合は、[[Arch User Repository|AUR]] にある {{AUR|jre}} (もしくは {{AUR|jre6}}) パッケージをインストールしてください。
 
 
詳細については [[Java#OpenJDK]] を見て下さい。
 
 
{{Note|Java プラグインでなんらかの問題(ブラウザから認識されない)が発生するときは、この[[#インストールしたプラグインが動作しない|解決法]]を試して下さい。}}
 
 
== Pipelight ==
 
 
[[Pipelight|Pipelight]] を見て下さい。
 
 
== マルチメディアの再生 ==
 
 
多くのブラウザは [[GStreamer|GStreamer]] フレームワークをサポートしており HTML5 の {{ic|<audio>}} や {{ic|<video>}} エレメントでマルチメディアを再生できます。現行バージョンの {{ic|gst-*}} と、旧式バージョンの {{ic|gstreamer0.10-*}}、どちらのバージョンの GStreamer がサポートされているかは、ブラウザのパッケージの任意の依存パッケージを確認してください (webkit ベースのブラウザを使っている場合 {{Pkg|webkitgtk}}/{{Pkg|webkitgtk2}} を確認してください)。それぞれのプラグインの説明は [[GStreamer#インストール|GStreamer#インストール]] を見て下さい。
 
 
=== その他のプラグイン ===
 
 
* {{App|Gecko Media Player|ウェブサイト上のメディアを扱う Mozilla のブラウザプラグイン、MPlayer を使用。|https://sites.google.com/site/kdekorte2/gecko-mediaplayer|{{Pkg|gecko-mediaplayer}}}}
 
* {{App|Totem Plugin|[[GStreamer|GStreamer]] を使う [[GNOME|Gnome]] の [[Wikipedia:ja:Totem|Totem]] メディアプレイヤーベースのブラウザプラグイン。|http://projects.gnome.org/totem/|{{Pkg|totem}}}}
 
* {{App|Rosa Media Player Plugin|Qt と MPlayer を利用するブラウザプラグイン。|https://abf.rosalinux.ru/uxteam/ROSA_Media_Player|{{AUR|rosa-media-player-plugin}}}}
 
* {{App|VLC Plugin|NPAPI ベースのプラグイン、VLC を使用。|http://git.videolan.org/?p&#61;npapi-vlc.git;a&#61;summary|{{AUR|npapi-vlc-git}}}}
 
 
== その他 ==
 
 
=== MozPlugger ===
 
 
MozPlugger は {{AUR|mozplugger}} パッケージでインストールできます。
 
 
[http://mozplugger.mozdev.org/ MozPlugger] はブラウザの中で多種のマルチメディアを表示できる Mozilla プラグインです。表示のために MPlayer, xine, Evince, OpenOffice, TiMidity などの外部プログラムを使用します。MozPlugger によって使用するアプリケーションを変更・追加するには {{ic|/etc/mozpluggerrc}} ファイルを修正してください。
 
   
 
例えば、{{ic|doc}} ファイルを開くのに MozPlugger はデフォルトで OpenOffice を使います。LibreOffice を使うように変更させるには、OpenOffice のセクションを見て下さい:
 
例えば、{{ic|doc}} ファイルを開くのに MozPlugger はデフォルトで OpenOffice を使います。LibreOffice を使うように変更させるには、OpenOffice のセクションを見て下さい:
268行目: 91行目:
 
...
 
...
 
}}
 
}}
  +
{{Note|{{ic|doc}} ファイルを開く規定のアプリケーションとして LibreOffice が選択されることを確認してください。}}
{{Note|Be sure to also choose LibreOffice as your preferred application to open {{ic|doc}} files.}}
 
   
  +
=== Kate で cpp ファイルを開く ===
もう一つの例として、シンタックスハイライトを使うためにお気に入りのテキストエディタで (ここでは Kate を使います)、{{ic|cpp}} ファイルを開きたい場合、{{ic|mozpluggerrc}} ファイルに新しいセクションを追加します:
 
  +
  +
別の簡単な例として、{{ic|cpp}} ファイルをお気に入りのテキストエディター (Kate を使用します) で開き、構文を強調表示する場合は、{{ic|mozpluggerrc}} ファイルに新しいセクションを追加するだけです。
 
{{hc|/etc/mozpluggerrc|
 
{{hc|/etc/mozpluggerrc|
 
text/x-c++:cpp:C++ Source File
 
text/x-c++:cpp:C++ Source File
277行目: 102行目:
 
}}
 
}}
   
  +
=== MPlayer の代わりに mpv を使用する ===
[[mpv|mpv]] が代わりに使われるようにデフォルトの MPlayer を変更するには、以下のように適切な行を変更してください:
 
  +
  +
[[mpv]] が代わりに使われるようにデフォルトの MPlayer を変更するには、以下のように適切な行を変更してください:
 
{{hc|1=/etc/mozpluggerrc|2=
 
{{hc|1=/etc/mozpluggerrc|2=
 
...
 
...
300行目: 127行目:
 
...
 
...
 
}}
 
}}
 
MozPlugger のオプションの完全なリストは [http://www.linuxmanpages.com/man7/mozplugger.7.php このページ] を見て下さい。
 
 
=== kpartsplugin ===
 
 
[http://www.unix-ag.uni-kl.de/~fischer/kpartsplugin/ KParts プラグイン] は KDE の KPart 技術を使用してブラウザに Okular (PDF), Ark (圧縮ファイル), Calligra Words (ODF) などの別のファイルビューアを埋め込むためのプラグインです。KPart を使っていないアプリケーションを使用することはできません。
 
 
KParts プラグインは公式リポジトリから {{Pkg|kpartsplugin}} パッケージでインストールできます。
 
 
== トラブルシューティング ==
 
 
=== Flash Player: 音が出ない ===
 
 
Flash Player はデフォルトの [[Advanced Linux Sound Architecture|ALSA]] デバイス、番号 '''0''' にしか音声を出力しません。サウンドデバイスが複数ある場合 (サウンドカードと HDMI 出力のあるビデオカードがある場合)、使用しているデバイスの番号が異なっている可能性があります。
 
 
利用可能なデバイスとそれぞれの番号を表示するために、次を実行してください:
 
{{hc|$ aplay -l|
 
**** List of PLAYBACK Hardware Devices ****
 
card 0: Generic [HD-Audio Generic], device 3: HDMI 0 [HDMI 0]
 
Subdevices: 1/1
 
Subdevice #0: subdevice #0
 
card 1: DX [Xonar DX], device 0: Multichannel [Multichannel]
 
Subdevices: 0/1
 
Subdevice #0: subdevice #0
 
card 1: DX [Xonar DX], device 1: Digital [Digital]
 
Subdevices: 1/1
 
Subdevice #0: subdevice #0
 
}}
 
この場合、HDMI 出力は {{ic|card 0}} でサウンドカードは {{ic|card 1}} になります。サウンドカードを ALSA のデフォルトにするには、ホームディレクトリに以下の内容で {{ic|.asoundrc}} ファイルを作成します:
 
{{hc|~/.asoundrc|
 
pcm.!default {
 
type hw
 
card 1
 
}
 
 
ctl.!default {
 
type hw
 
card 1
 
}
 
}}
 
 
=== Flash Player: 他のアプリケーションの音がなくなったり再生が遅延する ===
 
 
Flash 動画の音が遅延したり、Flash によって他のアプリケーションの音が止まったりする場合、{{ic|snd_pcm_oss}} モジュールがロードされていないことを確認してください:
 
$ lsmod | grep snd_pcm_oss
 
次のコマンドでアンロードできます:
 
# rmmod snd_pcm_oss
 
ブラウザを再起動して問題が解決したか確認してください。
 
 
=== Flash Player: 64ビット版で音が酷い(途切れる) ===
 
 
64ビット環境の Flash プラグイン 11 と {{Pkg|glibc}} の新しい {{ic|memcpy}} ルーチンには問題が存在しており (詳細は [https://bugzilla.redhat.com/show_bug.cgi?id&#;638477 Fedora のバグレポート]を参照)、MP3 ストリームの音が不安定になります。最新の回避方法は:
 
* [http://forums.fedoraforum.org/showthread.php?t=258346 このスレッド] に書かれているようにして {{ic|memcpy}} ルーチンを置き換える。
 
* [[Arch User Repository|AUR]] から {{AUR|flashplugin-square}} をインストールする (これは Flash プラグインのハードウェアアクセラレーションが効くバージョンです)。
 
 
=== Flash Player: パフォーマンス ===
 
 
Adobe の Flash プラグインには深刻なパフォーマンスの問題があり、特に CPU 周波数スケーリングを使っている時にそれは顕著です。CPU のワークロード全体を使わないというポリシーがあるために、周波数スケーリング governor が CPU の周波数を上げられません。この問題を解決するには [[CPU 周波数スケーリング|Cpufrequtils]] を見て下さい。
 
 
=== Flash Player: ウェブカメラの解像度が低い ===
 
 
Flash でウェブカメラの解像度が低くなる (画像のピクセルが見える) ときは次のコマンドでブラウザを起動して見て下さい:
 
$ LD_PRELOAD=/usr/lib/libv4l/v4l1compat.so [broswer]
 
 
=== Flash Player: マルチヘッドを使っているとフルスクリーン再生で黒いバーが現れる ===
 
 
Flash プラグインには、マルチモニタを使っているとフルスクリーンモードが正しく動作しないという既知のバグが存在します。フルスクリーンの解像度を間違って認識するために、正しいモニターに表示しながら、フルスクリーンの Flash プレイヤーはまるでモニターが合計のディスプレイ領域を持っているようにサイズを変更します。
 
 
これを修正するために、[http://al.robotfuzz.com/content/workaround-fullscreen-flash-linux-multiheaded-desktops ここ] に書かれている "hack" を使うことができます。上記ページのリンクからソースをダウンロードして、README の手順に従って下さい。
 
 
{{Tip|このハックは [[Arch User Repository|AUR]] の {{AUR|fullscreenhack}} パッケージでインストールすることもできます。}}
 
 
{{Note|作者は NVIDIA の TwinView を使用すると言っていますが、ハックはどのマルチモニタ設定でも動作します。}}
 
 
=== Flash Player: NVIDIA で動画が青みがかる ===
 
 
{{Pkg|flashplugin}} のバージョン 11.2.202.228-1 と 11.2.202.233-1 では U/V ペインを間違った順番で送信してしまうことで特定のビデオに青みがのるという問題が発生します。{{Pkg|libvdpau}} のバージョン 0.5 にはこの問題を修正するための回避策が含まれています、[http://lists.x.org/archives/xorg-announce/2012-September/002066.html 公式アナウンス] を見て下さい。
 
 
=== Flash Player: NVIDIA で画面がはみ出る ===
 
 
このバグは {{Pkg|flashplugin}} バージョン 11.2.202.228-1 で使われているカラーキーが正しくないことが原因で (NVIDIA フォーラムの [http://www.nvnews.net/vbulletin/showpost.php?p=2514210&postcount=102 この投稿] を見て下さい)、Flash コンテンツが他のページや黒一色の背景に"リーク"します。この問題に対処するにはシェルのプロファイル ({{ic|~/.bash_profile}}, {{ic|~/.zprofile}}) や {{ic|~/.xinitrc}} で {{ic|1=VDPAU_NVIDIA_NO_OVERLAY=1}} を export してください。
 
 
=== Flash Player: 古いシステムで動画が再生されない ===
 
 
旧式のシステムに Adobe Flash をインストールしたところ、動画を再生しても真っ黒になって何も起こらない場合、おそらくマシンの CPU が SSE2 をサポートしていません。次のコマンドを使って CPU フラグを見ることで確認できます:
 
$ grep sse2 /proc/cpuinfo
 
 
何も結果が返ってこないなら、Flash の旧バージョン (例えば 10.3 や 11.1) をインストールする必要があります。古いバージョンには脆弱性が存在する可能性があります。[[Arch User Repository|AUR]] から利用できる {{AUR|sandfox}} を使ってサンドボックス化させると良いでしょう。使用方法については [https://igurublog.wordpress.com/downloads/script-sandfox/ sandfox のホームページ]を見て下さい。
 
 
Flash の旧バージョンはここから利用可能です:
 
https://www.adobe.com/products/flashplayer/distribution3.html
 
 
{{ic|libflashplayer.so}} を {{ic|/usr/lib/mozilla/plugins/}} フォルダにコピーしてください。
 
 
昔の {{Pkg|flashplugin}} パッケージは [[Arch User Repository|AUR]] からダウンロードできます (例: {{AUR|flashplugin-10}})。
 
 
SSE2 を使わない最後のパッケージは {{ic|flashplugin-11.1.102.63-1-i686.pkg.tar.xz}} です。このパッケージバージョンを使う時は、{{ic|IgnorePkg &#61; flashplugin}} を {{ic|/etc/pacman.conf}} に追加してください。
 
 
=== インストールしたプラグインが動作しない ===
 
 
プラグインのパスが設定されていないのが共通の問題です。インストールした後 Firefox を起動する前にユーザーが再ログインをしていないときに発生します。パスが設定されていないかどうかテストしてください:
 
echo $MOZ_PLUGIN_PATH
 
設定されていない場合は、再ログインするか、{{ic|/etc/profile.d/mozilla-common.sh}} を読み込んで同じシェルから Firefox を起動してください:
 
source /etc/profile.d/mozilla-common.sh && firefox
 
 
=== Gecko Media Player が Apple のトレイラーを再生しない ===
 
 
Apple のトレイラーが再生できない時は、ブラウザのユーザーエージェントを次のように設定して見て下さい:
 
QuickTime/7.6.2 (qtver=7.6.2;os=Windows NT 5.1Service Pack 3)
 

2023年8月18日 (金) 22:42時点における最新版

関連記事

ブラウザプラグインには使用しているプラグイン API によって2種類のタイプがあります:

Flash Player

Adobe Flash Player

警告: Adobe Flash Player のサポートは 2020年12月31日に終了しました。その結果、NPAPI および PPAPI プラグインはどのブラウザーでもサポートされなくなりました。さらに、プロジェクトはバグフィックスやセキュリティアップデートも受けられなくなります。[1]

古いスタンドアロン版は、flashplayer-standaloneAURインストール できます。このパッケージは、ハードコードされた使用期限より前のものなので引き続き動作します。まだサポートしているブラウザには flashpluginAUR があります。(NPAPI) と pepper-flashAUR (PPAPI) があります。(PPAPI) は Adobe の最後のプラグインを提供していますが、"kill switch" を削除するパッチを当てています。

Lightspark

Lightspark は Adobe Flash のフリーな代替を提供しようとしているもうひとつの試みであり、新しい Flash フォーマットのサポートを目指しています。まだ開発途上ですが、人気のサイト をいくつかサポートしています。

Lightspark は AUR にある lightspark-gitAUR パッケージで インストール できます。

Ruffle

RuffleRust で書かれた Flash Player エミュレータです。スタンドアロンアプリケーションとしてネイティブに実行され、WebAssembly を使用することで最新のすべてのブラウザーで実行されます。現在も開発が活発に行われていますが、基本的な ActionScript 1.0/2.0 のサポートが整備され、改善されています。ActionScript 3.0 のサポートは間もなく開始されます。

Ruffle は ruffle-gitAUR または ruffle-nightly-binAUR パッケージのいずれかで インストール できます。

Java (IcedTea)

ノート: どちらの Java プラグインも NPAPI のみです。

ブラウザの Java サポートを有効にする方法は2つあります: オープンソースの OpenJDK (推奨) と Oracle のプロプライエタリバージョンです。OpenJDK がなぜ推奨なのかは [2] を参照してください。

OpenJDK を使うには、IcedTea ブラウザプラグイン icedtea-web をインストールする必要があります。

Oracle の JRE を使いたい場合は、AUR にある jreAUR パッケージをインストールしてください。

マルチメディアの再生

多くのブラウザは GStreamer フレームワークをサポートしており HTML5 の <audio><video> エレメントでマルチメディアを再生できます。GStreamer がサポートされているかは、ブラウザのパッケージの任意の依存パッケージを確認してください (webkit ベースのブラウザを使っている場合 webkitgtk2AUR または qt5-webkit を確認してください)。それぞれのプラグインの説明は GStreamer#インストール を見て下さい。

  • Rosa Media Player Plugin — Qt と MPlayer を利用するブラウザプラグイン。
https://abf.rosalinux.ru/uxteam/ROSA_Media_Player || rosa-media-player-pluginAUR
  • VLC Plugin — NPAPI ベースのプラグイン、VLC を使用。
https://code.videolan.org/videolan/npapi-vlc || npapi-vlcAUR

MozPlugger

警告: MozPlugger はメンテナンスされていません。最終リリースは 2014 年です。

MozPlugger は、ブラウザー内でさまざまな種類のマルチメディアを表示できる NPAPI プラグインです。これを実現するために、MPlayer、xine、Evince、OpenOffice、TiMidity などの外部プログラムを使用します。

MozPlugger は mozpluggerAUR パッケージでインストールできます。

MozPlugger はブラウザの中で多種のマルチメディアを表示できる Mozilla プラグインです。表示のために MPlayer, xine, Evince, OpenOffice, TiMidity などの外部プログラムを使用します。MozPlugger によって使用するアプリケーションを変更・追加するには /etc/mozpluggerrc ファイルを修正してください。

PDF ビューア

/etc/mozpluggerrc ファイルで pdf を含む行を見つけ、GV() の後の対応する行を次のように変更します。

repeat noisy swallow(pdf_reader) fill: pdf_reader "$file"

Firefox を使用する場合、about:config の 2 つの値を変更する必要がある場合があります。

  • pdfjs.disabled の値を true に変更します。
  • plugin.disable_full_page_plugin_for_types の値を空の値に変更します。

次に、Firefox を再起動してプラグインを使用します。

OpenOffice の代わりに LibreOffice を使用する

例えば、doc ファイルを開くのに MozPlugger はデフォルトで OpenOffice を使います。LibreOffice を使うように変更させるには、OpenOffice のセクションを見て下さい:

/etc/mozpluggerrc
...
### OpenOffice
define([OO],[swallow(VCLSalFrame) fill: ooffice2.0 -nologo -norestore -view $1 "$file"
    swallow(VCLSalFrame) fill: ooffice -nologo -norestore -view $1 "$file"
    swallow(VCLSalFrame) fill: soffice -nologo $1 "$file"])
...

そして LibreOffice をリストの一番最初に加えて下さい:

/etc/mozpluggerrc
...
### LibreOffice/OpenOffice
define([OO],[swallow(VCLSalFrame) fill: libreoffice --nologo --norestore --view $1 "$file"
    swallow(VCLSalFrame) fill: ooffice2.0 -nologo -norestore -view $1 "$file"
    swallow(VCLSalFrame) fill: ooffice -nologo -norestore -view $1 "$file"
    swallow(VCLSalFrame) fill: soffice -nologo $1 "$file"])
...
ノート: doc ファイルを開く規定のアプリケーションとして LibreOffice が選択されることを確認してください。

Kate で cpp ファイルを開く

別の簡単な例として、cpp ファイルをお気に入りのテキストエディター (Kate を使用します) で開き、構文を強調表示する場合は、mozpluggerrc ファイルに新しいセクションを追加するだけです。

/etc/mozpluggerrc
text/x-c++:cpp:C++ Source File
text/x-c++:hpp:C++ Header File
    repeat noisy swallow(kate) fill: kate -b "$file"

MPlayer の代わりに mpv を使用する

mpv が代わりに使われるようにデフォルトの MPlayer を変更するには、以下のように適切な行を変更してください:

/etc/mozpluggerrc
...
### MPlayer

#define(MP_CMD,[mplayer -really-quiet -nojoystick -nofs -zoom -vo xv,x11 -ao esd,alsa,oss,arts,null -osdlevel 0 $1 </dev/null])
define(MP_CMD,[mpv -really-quiet $1 </dev/null])

#define(MP_EMBED,[embed noisy ignore_errors: MP_CMD(-xy $width -wid $window $1)])
define(MP_EMBED,[embed noisy ignore_errors: MP_CMD(--autofit=$width -wid $window $1)])

#define(MP_NOEMBED,[noembed noisy ignore_errors maxaspect swallow(MPlayer): MP_CMD($1)])
define(MP_NOEMBED,[noembed noisy ignore_errors maxaspect swallow(mpv): MP_CMD($1)])

...

#define(MP_AUDIO,[mplayer -quiet -nojoystick $1 </dev/null])
define(MP_AUDIO,[mpv -really-quiet $1 </dev/null])

#define(MP_AUDIO_STREAM,[controls stream noisy ignore_errors: mplayer -quiet -nojoystick $1 "$file" </dev/null])
define(MP_AUDIO_STREAM,[controls stream noisy ignore_errors: mpv -really-quiet $1 "$file" </dev/null])
...