「Dm-crypt/ログイン時にマウント」の版間の差分
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2023年11月2日 (木) 01:23時点における版
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PAM および systemd を設定して、所有者がログインしたときに dm-crypt 暗号化されたホーム パーティションを自動的にマウントし、ログアウト時にアンマウントするようにすることができます。
このチュートリアルでは、dm-crypt/root 以外のファイルシステムの暗号化 で説明されているように、暗号化されたパーティションがすでに作成されていることを前提としています。
ログイン時にロックを解除する
pam_exec は、ログイン時にデバイスのロックを解除するために使用できます。/etc/pam.d/system-login
を編集し、auth include system-auth
の後に太字で強調された以下の行を追加します。
/etc/pam.d/system-login
... auth include system-auth auth optional pam_exec.so expose_authtok /etc/pam_cryptsetup.sh ...
次に、前述のスクリプトを作成します。
/etc/pam_cryptsetup.sh
#!/bin/sh CRYPT_USER="username" PARTITION="/dev/sdXY" NAME="home-$CRYPT_USER" if [ "$PAM_USER" = "$CRYPT_USER" ] && [ ! -e "/dev/mapper/$NAME" ]; then /usr/bin/cryptsetup open "$PARTITION" "$NAME" fi
スクリプトを 実行可能属性 にします。
自動マウントとアンマウント
systemd-logind は、ユーザーに対して少なくとも 1 つのセッションがアクティブである限り、user@1000.service
を維持します。最初のログイン成功後に自動的に開始され、最後のセッションからのログアウト後に停止されます。したがって、マップされたボリュームの systemd.mount(5) ユニットを作成して 有効化 し、それを user@1000.service
に接続して、次のことを行い、自動的にマウントおよびアンマウントされるようにします。
/etc/systemd/system/home-username.mount
[Unit] Requires=user@1000.service Before=user@1000.service [Mount] Where=/home/username What=/dev/mapper/home-username Type=btrfs Options=defaults,relatime,compress=zstd [Install] RequiredBy=user@1000.service
アンマウント後のロック
アンマウント後もデバイスのロックは解除されたままで、パスワードを再入力せずにマウントすることができます。デバイスのロックが解除されたときに開始され (BindsTo=dev-mapper-home\x2dusername.device
)、デバイスがロック解除された後に停止するサービスを作成して 有効化 できます。アンマウント (Requires,Before=home-username.mount
)、プロセス内でデバイスをロック中 (ExecStop=cryptsetup close
):
/etc/systemd/system/cryptsetup-username.service
[Unit] DefaultDependencies=no BindsTo=dev-PARTITION.device After=dev-PARTITION.device BindsTo=dev-mapper-home\x2dusername.device Requires=home-username.mount Before=home-username.mount Conflicts=umount.target Before=umount.target [Service] Type=oneshot RemainAfterExit=yes TimeoutSec=0 ExecStop=/usr/bin/cryptsetup close home-username [Install] RequiredBy=dev-mapper-home\x2dusername.device