「OpenVAS」の版間の差分

提供: ArchWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
(→‎初期設定: 情報を更新)
(→‎使用方法: 情報を更新)
105行目: 105行目:
 
# systemctl restart redis
 
# systemctl restart redis
   
==使用方法==
+
== 使用方法 ==
   
  +
{{ic|ospd-openvas.service}}, {{ic|gvmd.service}} および {{ic|gsad.service}} を [[起動]] します。
{{ic|openvasmd}} デーモンを起動:
 
   
  +
スキャナーを作成します:
# openvasmd -p 9390 -a 127.0.0.1
 
   
  +
[gvm]$ gvmd --get-scanners
[http://www.greenbone.net/technology/openvas.html Greenbone Security Assistant] WebUI を起動 (任意):
 
   
  +
OpenVAS デフォルトスキャナーの ID をコピーし、次を実行します:
# gsad -f --listen=127.0.0.1 --mlisten=127.0.0.1 --mport=9390
 
   
  +
[gvm]$ gvmd --modify-scanner=id-of-scanner --scanner-host=/run/gvm/ospd.sock
ウェブブラウザで http://127.0.0.1 を開いて管理者ユーザーでログインしてください。
 
  +
[gvm]$ gvmd --verify-scanner=id-of-scanner
   
  +
フィードインポートユーザーを設定します:
{{Note|
 
  +
* デフォルトでは {{ic|gsad}} はポート 80 を使います。既に別のウェブサーバーを立ち上げている場合、問題が発生します。{{ic|gsad}} に {{ic|--port}} スイッチを指定することで別のポートが使えます。{{ic|--http-only}} や {{ic|--no-redirect}} など他のオプションについては {{ic|gsad}} の man ページを参照してください。
 
  +
[gvm]$ gvmd --get-users --verbose
* [http://www.greenbone.net/technology/openvas.html Greenbone Security Assistant] WebUI はレポートの PDF をダウンロードするために {{grp|texlive-most}} パッケージを必要とします。}}
 
  +
  +
管理者ユーザーの ID をコピーして、次を実行します:
  +
  +
[gvm]$ gvmd --modify-setting 78eceaec-3385-11ea-b237-28d24461215b --value id-of-admin
  +
  +
Web ブラウザで http://127.0.0.1 を指定し、管理者の資格情報を使用してログインします。
  +
  +
{{Note|デフォルトでは、{{ic|gsad}} はポート 80 にバインドします。すでに Web サーバーを実行している場合、これは明らかに問題を引き起こします。/etc/default/gsad ファイル内のポートと待受アドレスを変更して下さい。}}
   
 
==Systemd==
 
==Systemd==

2023年12月31日 (日) 16:00時点における版

OpenVAS は Open Vulnerability Assessment System の略で、グラフィカルなユーザーフロントエンドなどのツールが付属しているネットワークセキュリティスキャナです。リモート環境やアプリケーションのセキュリティ問題を検出するネットワーク脆弱性テスト (NVT) が集められたサーバーがコアになります。

プリインストール

PostgreSQL

続行する前に PostgreSQL をセットアップしてください。

Redis

OpenVAS redis 設定 の規定に従って Redis を構成します。要約すると、/etc/redis/redis.conf を次のように修正します:

port 0
unixsocket /run/redis/redis.sock
unixsocketperm 770
timeout 0
databases 128
ノート: databases の数を計算する方法については、前の OpenVAS redis 設定 ドキュメントを参照してください。

最後に redis.service再起動 します。

インストール

次のパッケージを インストール して、マネージャー、Web フロントエンド、スキャナーなどを含む完全な OpenVAS セットアップを取得します: openvas-scannerAURospd-openvasAURgsaAURgvmdAUR。スキャナが適切な結果を提供するには nmap をインストールする必要があり、PDF レポート機能が動作するには texlive が必要です。

警告: パッケージ openvas-scannerAURospd-openvasAURgsaAURgvmdAUR は現在壊れています。それらを修正するには、[1] を参照してください。

初期設定

gvm 用に PostgreSQL DB をセットアップします:

[postgres]$ createuser gvm
[postgres]$ createdb -O gvm gvmd

このユーザーに DBA ロールを付与します:

[postgres]$ psql gvmd
# create role dba with superuser noinherit;
# grant dba to gvm;
# create extension "uuid-ossp";
# \q

次の sysctl 設定があることを確認してください:

# echo "net.core.somaxconn = 1024" >> /etc/sysctl.d/90-openvas.conf
# echo "vm.overcommit_memory = 1" >> /etc/sysctl.d/90-openvas.conf
# sysctl -p /etc/sysctl.d/90-openvas.conf

これを行う前に、somaxconn の値を確認してください (Arch Linux では通常、これは 4096 であり、調整する必要はありません):

# sysctl -a | grep somaxconn

この場合は、最初のエコー行をスキップしてください。

gvm ユーザーに Redis ソケットへのアクセスを許可します:

# usermod -aG redis gvm
# echo "db_address = /run/redis/redis.sock" > /etc/openvas/openvas.conf
# chown gvm:gvm /etc/openvas/openvas.conf

NVT を更新します:

# chown -R gvm:gvm /var/lib/openvas
[gvm]$ greenbone-nvt-sync && openvas --update-vt-info

フィードを更新します:

[gvm]$ greenbone-feed-sync --type GVMD_DATA
[gvm]$ greenbone-scapdata-sync --rsync
[gvm]$ greenbone-certdata-sync --rsync

次のタイマーを 有効化 して、これらのデータを頻繁に更新できます: greenbone-nvt-sync.timergreenbone-feed-sync.timergreenbone-scapdata-sync.timergreenbone-certdata-sync.timer

サーバーとクライアントの証明書を作成します。デフォルト値が使用されます:

[gvm]$ gvm-manage-certs -a

管理者ユーザーアカウントを追加します。必ずパスワードをコピーしてください:

[gvm]$ gvmd --create-user=admin --role=Admin

ユーザーのパスワードを後で変更することもできます

[gvm]$ gvmd --user=admin --new-password=<password>

インストール後の設定

OpenVAS redis configuration に書かれているように redis を設定してください。/etc/redis.conf で以下を編集します:

unixsocket /var/lib/redis/redis.sock
unixsocketperm 700
port 0
timeout 0

/etc/openvas/openvassd.conf を作成、以下を追加してください:

kb_location = /var/lib/redis/redis.sock

最後に redis を再起動してください:

# systemctl restart redis

使用方法

ospd-openvas.service, gvmd.service および gsad.service起動 します。

スキャナーを作成します:

[gvm]$ gvmd --get-scanners

OpenVAS デフォルトスキャナーの ID をコピーし、次を実行します:

[gvm]$ gvmd --modify-scanner=id-of-scanner --scanner-host=/run/gvm/ospd.sock
[gvm]$ gvmd --verify-scanner=id-of-scanner

フィードインポートユーザーを設定します:

[gvm]$ gvmd --get-users --verbose

管理者ユーザーの ID をコピーして、次を実行します:

[gvm]$ gvmd --modify-setting 78eceaec-3385-11ea-b237-28d24461215b --value id-of-admin

Web ブラウザで http://127.0.0.1 を指定し、管理者の資格情報を使用してログインします。

ノート: デフォルトでは、gsad はポート 80 にバインドします。すでに Web サーバーを実行している場合、これは明らかに問題を引き起こします。/etc/default/gsad ファイル内のポートと待受アドレスを変更して下さい。

Systemd

openvas-systemdAUR という名前の AUR パッケージに Redhat による systemd ユニットが入っています。より良い TLS 設定なども入っています。

メジャーバージョンのアップデート

新しいメジャーバージョンにするときはデータベースの移行が必要です:

# openvasmd --migrate --progress

参照

  • OpenVAS - 公式 OpenVAS ウェブサイト。