「VCV Rack」の版間の差分
(英語版から転載) |
(翻訳) |
||
2行目: | 2行目: | ||
[[en:VCV Rack]] |
[[en:VCV Rack]] |
||
+ | [https://vcvrack.com VCV Rack] はモジュラーアナログシンセサイザー、より正確には仮想ユーロラック DAW です。プラグインシステムを使用して、ユーロラックエミュレートされたモジュールを追加します。ハードウェアユーロラックとして、MIDI、オーディオソースと宛先、および他のユーロラックモジュールに接続できます。[[Wikipedia:VCV Rack]] も参照してください。VCV Rack では、ラックモジュール MIDI-CV (''基本'' モジュールパックに含まれています) を介して、コンピューターのキーボードからの入力も可能です。 |
||
− | [https://vcvrack.com VCV Rack] is a modular analogue synthesizer, more precisely a Virtual Eurorack DAW. It uses a plug-in systems to add more Eurorack emulated modules. As hardware Eurorack, it can be connected to midi, audio sources and destination, and other Eurorack modules. See also [[Wikipedia:VCV Rack]]. VCV Rack allow input from computer keyboard too, via the rack module MIDI-CV (included in "fundamental" modules pack). |
||
+ | モジュラーアナログシンセサイザーの主な原理は、ラックに複数のモジュールを追加し、コネクタをクリックして別のコネクタにドラッグすることで、異なるモジュールをワイヤで接続することです。モジュール上のボタンを使用すると、モジュールの特定のパラメータを変更できます。 |
||
− | The main principle of a modular analogue synthesizer is to add several module in the rack, and connect the different modules with wires, here by clicking on a connector and dragging in into another connector. Buttons on the modules allow you to change specifics parameters of the module. |
||
− | == |
+ | == インストール == |
+ | {{AUR|vcvrack}}、または [https://wiki.archlinux.org/title/Unofficial_user_repositories#proaudio 非公式ユーザーリポジトリ#proaudio] のバイナリパッケージを [[インストール]] して下さい。(基本モジュールにすでに付属) これらは VCV 開発者によってサポートされていません。サポートについては各メンテナに問い合わせてください。 |
||
− | [[Install]] {{AUR|vcvrack}} or the binary package from [[Unofficial user repositories#proaudio]] which already come with the Fundamental modules. These are not supported by VCV developers, ask the respective maintainers for support. {{AUR|vcvrack-bin}} will install the official binary version provided by VCV. |
||
+ | {{AUR|vcvrack-bin}} は、VCV が提供する公式バイナリバージョンをインストールします。 |
||
− | To install modules, there are several options: |
||
+ | モジュールをインストールするには、いくつかのオプションがあります: |
||
− | * Install them from the official [https://library.vcvrack.com/ VCV Library] (requires creating a free account). |
||
− | * Build [https://library.vcvrack.com/plugins?query=&sort=name&license=open open-source plugins] yourself, see the [https://vcvrack.com/manual/Building#Building-Rack-plugins manual] for reference. |
||
− | * The AUR and proaudio-repo versions of VCV Rack are patched to support plugins installed to {{ic|/usr/lib/vcvrack/plugins}}, a few of which are also available on the AUR. To get all plugins available from binary repos (currently only [[Unofficial user repositories#proaudio]]), install the ''vcvrack-plugins'' package group. |
||
+ | * 公式 [https://library.vcvrack.com/ VCV Library] からインストールしてください(無料アカウントの作成が必要です) |
||
− | == Using computer keyboard Input == |
||
+ | * [https://library.vcvrack.com/plugins?query=&sort=name&license=open オープンソースプラグイン] を自分でビルドします。[https://vcvrack.com/manual/Building#Building-Rack-plugins マニュアル] を参照してください。 |
||
+ | * VCV Rack の AUR および proaudio-repo バージョンには、{{ic|/usr/lib/vcvrack/plugins}} にインストールされたプラグインをサポートするようにパッチが適用されており、そのうちのいくつかは AUR でも利用できます。バイナリリポジトリ (現在は [https://wiki.archlinux.org/title/Unofficial_user_repositories#proaudio 非公式ユーザーリポジトリ#proaudio] のみ) 利用可能なすべてのプラグインを取得するには、''vcvrack-plugins'' パッケージグループをインストールします。 |
||
+ | == コンピューターのキーボード入力を使用する == |
||
− | To use computer keyboard Input: |
||
− | * add the MIDI-CV module in your virtual Rack |
||
− | * Click on the middle line on the screen of the module. |
||
− | * Choose QWERTY keyboard for virtual piano keyboard |
||
− | * Choose Numpad keyboard for virtual percussion keyboard |
||
− | You can add two (or more) times the module, to have QWERTY part controlling some part of your setup and Numpad controlling some other part for example. |
||
+ | コンピュータのキーボード入力を使用するには: |
||
− | == Using computer audio input and output == |
||
+ | * MIDI-CV モジュールをバーチャルラックに追加します。 |
||
+ | * モジュールの画面の真ん中の線をクリックします。 |
||
+ | * バーチャル・ピアノ・キーボードには QWERTY キーボードを選択してください。 |
||
+ | * バーチャルパーカッションキーボードには Numpad キーボードを選択します。 |
||
+ | モジュールを 2 つ (またはそれ以上) 追加して、例えば QWERTY パートでセットアップの一部をコントロールし、Numpad で他のパートをコントロールすることができます。 |
||
+ | == コンピューターのオーディオ入出力の使用 == |
||
− | The Audio-8 (8 channels) and Audio-16 (16 channels) modules, from "Fundamental" modules pack, allow to input and output audio to [[JACK]], [[PulseAudio]], [[ALSA]] or (MIDI) Bridge Output. To set the desired Input or Ouput: |
||
− | * Choose the desired sound library on the first line of the screen of the virtual module |
||
− | * Select the Input or Output port on the Second line. |
||
+ | "Fundamental" モジュールパックの Audio-8 (8 チャンネル) および Audio-16 (16 チャンネル) モジュールでは、[[JACK]]、[[PulseAudio]]、[[ALSA]]、または(MIDI) ブリッジ出力にオーディオを入出力できます。希望の入力または出力を設定するには: |
||
− | For using audio Input source into the modular setup use the "From device" connectors |
||
+ | * 仮想モジュールの画面の最初の行で目的のサウンドライブラリを選択します |
||
− | For using audio Ouput destination, from the modular setup, use the "To device" connectors. |
||
+ | * 2 行目で入力ポートまたは出力ポートを選択します。 |
||
+ | モジュラーセットアップにオーディオ入力ソースを使用するには、"From device" コネクタを使用します。 |
||
− | == Oscilloscope == |
||
+ | オーディオ出力先を使用するには、モジュラー設定から "To device" コネクタを使用します。 |
||
+ | == オシロスコープ == |
||
− | The Scope module can show you the signal from any part of the setup; allowing you to debug your patch. |
||
+ | Scope モジュールは、セットアップの任意の部分からの信号を表示できます。パッチをデバッグできるようになります。 |
||
− | == See also == |
||
+ | == 参照 == |
||
− | * https://github.com/DISTRHO/Cardinal - DPF-based Rack wrapper that uses compiled-in modules and provides LV2/VST plugins plus a JACK app. |
||
+ | |||
+ | * https://github.com/DISTRHO/Cardinal - コンパイル済みモジュールを使用し、LV2/VST プラグインと JACK アプリを提供する DPF ベースのラックラッパー。 |
2024年1月18日 (木) 00:55時点における最新版
VCV Rack はモジュラーアナログシンセサイザー、より正確には仮想ユーロラック DAW です。プラグインシステムを使用して、ユーロラックエミュレートされたモジュールを追加します。ハードウェアユーロラックとして、MIDI、オーディオソースと宛先、および他のユーロラックモジュールに接続できます。Wikipedia:VCV Rack も参照してください。VCV Rack では、ラックモジュール MIDI-CV (基本 モジュールパックに含まれています) を介して、コンピューターのキーボードからの入力も可能です。
モジュラーアナログシンセサイザーの主な原理は、ラックに複数のモジュールを追加し、コネクタをクリックして別のコネクタにドラッグすることで、異なるモジュールをワイヤで接続することです。モジュール上のボタンを使用すると、モジュールの特定のパラメータを変更できます。
インストール
vcvrackAUR、または 非公式ユーザーリポジトリ#proaudio のバイナリパッケージを インストール して下さい。(基本モジュールにすでに付属) これらは VCV 開発者によってサポートされていません。サポートについては各メンテナに問い合わせてください。
vcvrack-binAUR は、VCV が提供する公式バイナリバージョンをインストールします。
モジュールをインストールするには、いくつかのオプションがあります:
- 公式 VCV Library からインストールしてください(無料アカウントの作成が必要です)
- オープンソースプラグイン を自分でビルドします。マニュアル を参照してください。
- VCV Rack の AUR および proaudio-repo バージョンには、
/usr/lib/vcvrack/plugins
にインストールされたプラグインをサポートするようにパッチが適用されており、そのうちのいくつかは AUR でも利用できます。バイナリリポジトリ (現在は 非公式ユーザーリポジトリ#proaudio のみ) 利用可能なすべてのプラグインを取得するには、vcvrack-plugins パッケージグループをインストールします。
コンピューターのキーボード入力を使用する
コンピュータのキーボード入力を使用するには:
- MIDI-CV モジュールをバーチャルラックに追加します。
- モジュールの画面の真ん中の線をクリックします。
- バーチャル・ピアノ・キーボードには QWERTY キーボードを選択してください。
- バーチャルパーカッションキーボードには Numpad キーボードを選択します。
モジュールを 2 つ (またはそれ以上) 追加して、例えば QWERTY パートでセットアップの一部をコントロールし、Numpad で他のパートをコントロールすることができます。
コンピューターのオーディオ入出力の使用
"Fundamental" モジュールパックの Audio-8 (8 チャンネル) および Audio-16 (16 チャンネル) モジュールでは、JACK、PulseAudio、ALSA、または(MIDI) ブリッジ出力にオーディオを入出力できます。希望の入力または出力を設定するには:
- 仮想モジュールの画面の最初の行で目的のサウンドライブラリを選択します
- 2 行目で入力ポートまたは出力ポートを選択します。
モジュラーセットアップにオーディオ入力ソースを使用するには、"From device" コネクタを使用します。 オーディオ出力先を使用するには、モジュラー設定から "To device" コネクタを使用します。
オシロスコープ
Scope モジュールは、セットアップの任意の部分からの信号を表示できます。パッチをデバッグできるようになります。
参照
- https://github.com/DISTRHO/Cardinal - コンパイル済みモジュールを使用し、LV2/VST プラグインと JACK アプリを提供する DPF ベースのラックラッパー。