「Duply」の版間の差分
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+ | {{hc|head=~/.duply/''my_profile''/conf OR /etc/duply/''my_profile''/conf (if running as root)| |
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+ | output=GPG_OPTS='--pinentry-mode loopback' |
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+ | ''*.tar.gz'' ファイルを、LastPass、KeePass、Bitwarden、またはオフライン USB ハードドライブなどの安全な保存場所にコピーします。もう 1 つのオプションとして、プロファイルを QR コード ({{AUR|duply_qr-git}}) として紙にアーカイブすることです。バックアップの重要な点は、コンピュータが紛失または破壊された場合でも設定ファイルを復元できることであるため、バックアップ対象のコンピュータへのアクセスが失われた場合でも、設定ファイルにアクセスできる必要があります。 |
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− | ''*.tar.gz'' ファイルは LastPass, KeePass, Peerio あるいはオフラインの USB ハードドライブなど安全な場所に保管してください。 |
2024年3月20日 (水) 14:12時点における最新版
duply.net より:
- Duply は頼りになる Duplicity のフロントエンドです。Duplicity はリモートストレージに暗号化した状態で差分バックアップを行う Python ベースのシェルアプリケーションです。
インストール
Duply は duplyAUR パッケージでインストールできます。
使用方法
Duply の簡単な使用法は duply usage
を実行することで確認できます。
まずはプロファイルを作成してください。duply my_profile create
を実行すると my_profile という名前のプロファイルが作成されます。~/.duply/my_profile/conf ファイルを使ってプロファイルを設定できます。
設定が完了したら、duply my_profile backup
を使用することでバックアップを作成できます。リストアするには duply my_profile restore restore_directory
です。
設定
GPG 鍵でバックアップを暗号化・署名するために GPG_KEY を設定してください。GPG_PW には GPG のパスフレーズを設定します。Duply から GPG のパスフレーズが要求される場合は#GPG パスフレーズを入力しないを見てください。'TARGET にはバックアップ先を指定してください。SOURCE はバックアップ元です。Duply のバックアップ設定に関しては conf ファイルを見てください。
例:
~/.duply/my_profile/conf
GPG_KEY='72AD0468' GPG_PW='password' TARGET='file://my_profile_backup' SOURCE='/tmp/important_files'
duply my_profile backup
を実行すると /tmp/important_files
内の全てのファイルがバックアップされます。duply my_profile backup
を初めて実行した時、ユーザーは GPG パスフレーズを入力する必要があります。鍵をエクスポートしておくと安全です。その後は Duply はパスフレーズを要求しません。
バックアップからファイルを除外するには、~/.duply/my_profile/exclude
ファイルを見てください:
~/.duply/my_profile/exclude
# Backup everything except this directory - **/less_important_files
または:
~/.duply/my_profile/exclude
# Individual files + /tmp/important_files/file1 + /tmp/important_files/file2 # Exclude cache inside directory - /tmp/important_files/directory/cache + /tmp/important_files/directory # Exclude everything else - **
Dupicity でファイルを除外するには **
が必要です。
GPG パスフレーズを入力しない
Duplyt の バグ が原因で、gpg-agent からパスフレーズを取れるときでも duplicity が GPG のパスフレーズを要求することがあります。鍵を使うのにパスフレーズは必要ないのでプロンプトが出てもエンターを押せば問題ありません。もしくは conf' に DUPL_PARAMS="$DUPL_PARAMS --use-agent"
という行を追加してください:
~/.duply/my_profile/conf
# Turn on --use-agent option no matter what DUPL_PARAMS="$DUPL_PARAMS --use-agent"
GPG バージョン 2.1.0 以降を使用した署名が失敗する
GPG の最近のバージョンの変更により、バックアッププロセス中に次のメッセージが表示される場合があります。
duply gpg: signing failed: Inappropriate ioctl for device
これは、Duply の conf ファイルの GPG_OPTS セクションのコメントを外し、--pinentry-mode loopback 引数を追加することで修正できます。
~/.duply/my_profile/conf OR /etc/duply/my_profile/conf (if running as root)
GPG_OPTS='--pinentry-mode loopback'
設定のバックアップ
プロファイルの設定をバックアップしておかないと、いざというときにバックアップをリカバリすることができません。post スクリプトを追加することで自動的にプロファイルを tar でまとめることができます。例:
~/.duply/my_profile/post
#!/bin/bash profile_name=$(basename $CONFDIR) time=$(date +%s) backup_file="$HOME/.duply/duply-$profile_name-"$time".tar.gz" # Archive the profile in the ~/.duply directory. tar -zcvf $backup_file -C $HOME/.duply $profile_name chmod 600 $backup_file
*.tar.gz ファイルを、LastPass、KeePass、Bitwarden、またはオフライン USB ハードドライブなどの安全な保存場所にコピーします。もう 1 つのオプションとして、プロファイルを QR コード (duply_qr-gitAUR) として紙にアーカイブすることです。バックアップの重要な点は、コンピュータが紛失または破壊された場合でも設定ファイルを復元できることであるため、バックアップ対象のコンピュータへのアクセスが失われた場合でも、設定ファイルにアクセスできる必要があります。