「Pidgin」の版間の差分
(パッケージ skype4pidgin-svnはskype4pidgin-gitに変更されました。) |
Kusanaginoturugi (トーク | 投稿記録) (校正(でき・出来)) |
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(4人の利用者による、間の19版が非表示) | |||
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− | [[Category:インタ |
+ | [[Category:インスタントメッセージ]] |
[[Category:Internet Relay Chat]] |
[[Category:Internet Relay Chat]] |
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+ | [[Category:XMPP]] |
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[[de:Pidgin]] |
[[de:Pidgin]] |
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[[en:Pidgin]] |
[[en:Pidgin]] |
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+ | [https://www.pidgin.im/ Pidgin] は、複数のチャットネットワークのアカウントに同時にログインできるチャットプログラムです。Jabber/XMPP、Bonjour、Gadu-Gadu、IRC、Novell GroupWise Messenger、Lotus Sametime、SILC、SIMPLE、Zephyr、およびプラグインを備えたその他の多くのチャットネットワークと互換性があります。 |
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− | [[es:Pidgin]] |
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− | [[ru:Pidgin]] |
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− | [[zh-CN:Pidgin]] |
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− | プロジェクトの [http://www.pidgin.im/ ホームページ] より: |
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− | : ''Pidgin は数百万人のユーザーによって使われている、簡単に使えてフリーなチャットクライアントです。AIM, MSN, Yahoo などのチャットネットワークに一度に接続することができます。'' |
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== インストール == |
== インストール == |
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== スペルチェック == |
== スペルチェック == |
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− | Aspell は依存パッケージとしてインストールされますが、テキストが全て間違っていると表示されないようにするために {{Pkg|aspell-en}} などの aspell の辞書をインストールする必要があります。 |
+ | Aspell は依存パッケージとしてインストールされますが、テキストが全て間違っていると表示されないようにするために {{Pkg|aspell-en}} などの aspell の辞書をインストールする必要があります。[[Aspell]] の記事を見てください。 |
+ | {{Note|{{Pkg|purple-plugin-pack}} パッケージには '''switch spell''' プラグインが含まれており、複数の言語を切り替えることができます。}} |
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− | スペルチェックが動作しない場合には aspell を個別に実行してみて、正しく設定されているか、エラーメッセージを吐いていないか確認してみてください。 |
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+ | == サービス == |
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− | $ echo center | aspell -a |
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+ | === AIM === |
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− | {{Note|The '''switch spell''' plugin is included in the {{Pkg|purple-plugin-pack}}. It allows you to switch between multiple languages.}} |
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+ | Pidgin は、すぐに使える AOL Instant Messenger (AIM) のサポートを備えています。AIMは正式に停止しましたが、[https://phoenixim.ddns.net/AIM Phoenix]のような非公式の AIM ベースのサーバーが動作しており、AIM プロトコルのアカウント設定でサーバーアドレスを変更することで Pidgin 上で使用することができます。 |
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− | == サウンドの修正 == |
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+ | === Discord プラグイン === |
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− | イベント音を鳴らすには、{{Pkg|gstreamer0.10-good}} パッケージをインストールしてください。もしくは、"Sounds" 設定タブで、方法を 'command' に設定して以下のサウンドコマンドの中で使用しているものに設定してください。 |
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+ | {{Warning|現在、{{ic|purple-discord}} 使用後の一時的な IP 禁止に関して未解決の [https://github.com/EionRobb/purple-discord/issues/410 GitHub issue] が存在します。}} |
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− | [[ALSA|ALSA]] を設定した後: |
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− | $ aplay %s |
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+ | {{AUR|purple-discord-git}} パッケージをインストールしてください。 |
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− | [[OSS|OSS]] を使っている場合: |
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− | $ ossplay %s |
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+ | 次に、新しいアカウントを追加し、プロトコルとして Discord を選択し、Discord のログイン電子メールアドレスとパスワードを入力します。 |
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− | [[PulseAudio|PulseAudio]] の場合: |
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− | $ paplay %s |
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+ | === Facebook === |
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− | == ブラウザのエラー == |
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+ | {{Pkg|purple-facebook}} (または {{AUR|purple-facebook-git}}) パッケージを[[インストール]]してください。 |
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− | Pidgin の中でリンクをクリックすると、リンクを開くための 'sensible-browser' を使用しようとしているというエラーメッセージが作成される場合、{{ic|~/.purple/prefs.xml}} を編集してください。'sensible-browser' に言及している行をさがして以下のように変更します: |
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− | <pref name='command' type='path' value='firefox'/> |
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+ | 新しいアカウントを追加して、プロトコルとして Facebook を選択して、[https://www.facebook.com/help/211813265517027 Facebook のユーザー名] とパスワードを入力してログインしてください。 |
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− | 上の例では [[Firefox|Firefox]] を使用しています。 |
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+ | === Google (Hangouts) === |
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− | == QIP エンコードバグ == |
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+ | {{AUR|purple-hangouts-git}} パッケージを [[インストール]] してください。 |
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− | Pidgin と QIP で対話するときの文字エンコーディングにはバグが存在し、特にチェコ語に影響がありますが、他の言語でも問題が出ることがあります。このバグには2つの解決方法があります。QIP から QIP 2012 か QIP Infium にアップグレードするというのが一つで、もう一つは [[AUR|AUR]] から {{AUR|pidgin-qip-decoder}} パッケージをインストールしてプラグインを有効にすることです。 |
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− | == ICQ == |
+ | === ICQ === |
+ | Pidgin には、オリジナルの OSCAR ICQ プロトコルのみが付属しています。2018 年 12 月以降、古い OSCAR プロトコルは新しい WIM プロトコルに置き換えられたため、正式にサポートされなくなりました。ICQ で新しい WIM プロトコルを利用するには、{{AUR|purple-icyque-git}} プラグインをインストールする必要があります。 |
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− | Buddy Information のエンコーディングが正しくない場合、ICQ アカウントのエンコーディングを変更することができます: |
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− | Account > ''your ICQ account'' > Edit account > Advanced tab |
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− | (キリル文字の場合) {{ic|Encoding: CP1251}} を選択。 |
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− | == IRC == |
+ | === IRC === |
以下は Freenode に接続する簡単なチュートリアルです。ポート番号とその他の設定を変えれば、他の IRC ネットワークでも同じように設定できるはずです。 |
以下は Freenode に接続する簡単なチュートリアルです。ポート番号とその他の設定を変えれば、他の IRC ネットワークでも同じように設定できるはずです。 |
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77行目: | 68行目: | ||
後はチャンネルを 'Buddies' に追加するだけです: ''Buddies > Add chat'' を開いて、テキストボックスに適当なチャンネルを入力してください (#archlinux)。 |
後はチャンネルを 'Buddies' に追加するだけです: ''Buddies > Add chat'' を開いて、テキストボックスに適当なチャンネルを入力してください (#archlinux)。 |
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+ | === Sametime プロトコル === |
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− | == Xfire == |
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− | {{ |
+ | {{AUR|libpurple-meanwhile}} パッケージを[[インストール]]してください。パッケージをインストールすれば、アカウントの作成時に 'Sametime' プロトコルを選ぶことができます。 |
− | == |
+ | === Skype プラグイン === |
+ | {{Pkg|purple-skypeweb}} または {{AUR|skype4pidgin-git}}{{Broken package link|パッケージが存在しません}} パッケージをインストールしてください。 |
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− | {{Pkg|pidgin-lwqq}} をインストールして新しいアカウントを追加し、webQQ をプロトコルで選択してください。QQ はプロプライエタリのチャットプロトコル/IM サービスで、主としてアジア、特に中国で使われています。 |
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− | == |
+ | === Slack プラグイン === |
+ | {{AUR|slack-libpurple-git}} パッケージをインストールしてください。 |
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− | Facebook のチャットは XMPP をサポートしているため、特別なプラグインなしで Pidgin を使うことができます。詳しくは次の記事を参照: [http://blog.facebook.com/blog.php?post=297991732130 Facebook Chat Now Available Everywhere] |
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+ | === Rocket.Chat プラグイン === |
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− | {{Note|In order to utilise Facebook chat through XMPP and pidgin, you will require a Facebook "username". This is located in ''Facebook > Account settings > username'' (below real name)}} |
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+ | {{AUR|purple-rocketchat-git}} パッケージをインストールしてください。 |
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− | 1. "Accounts" を開いて "Manage Accounts" を選択。 |
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+ | === Telegram プラグイン === |
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− | 2. Basic タブで、以下の情報を入力: |
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− | : Protocol: XMPP |
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− | : Username: ''Your FacebookID'' (without e-mail domain, e.g. @yahoo.com, etc) |
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− | : Domain: chat.facebook.com (make sure you haven't typed any extra space) |
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− | : Resource: Pidgin (leave this empty if you get "username@chat.facebook.com/Pidgin Not Authorized" error message) |
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− | : Password: ''Your Password'' |
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− | : Local alias: ''Your Name'' |
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+ | {{AUR|telegram-purple}} または {{AUR|telegram-purple-git}} パッケージをインストールしてください。 |
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− | 3. Advanced タブをクリックして、以下の情報を入力: |
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− | : Connect port: 5222 |
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− | : Connect server: chat.facebook.com (make sure you haven't typed any extra space) |
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− | : (Uncheck the box labeled "Require SSL/TLS") |
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+ | アカウントの作成時に Telegram の電話番号を入力すると、確認コードが記載された SMS テキスト メッセージが届きます。Pidgin で Telegram プロトコルアカウントを認証するには、このコードを入力する必要があります。 |
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− | {{Note| |
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+ | |||
− | * 新しいバージョンの Pidgin には "Require SSL/TLS" ボックスがありません。代わりに Advanced の Connection Security ドロップダウンから "Use encryption if available" を選択してください。 |
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+ | === XMPP === |
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− | * Facebook のプライバシー設定を "Turn off all apps" (Apps and Websites) に変更すると、jabber によるメッセージの送信ができなくなります ([https://developer.pidgin.im/wiki/Protocol%20Specific%20Questions?version=123#WhycantPidginseemtosendFacebookmessages Why can't Pidgin seem to send Facebook messages] を参照)。 |
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+ | |||
− | * You may notice that all Facebook contacts are in a separate group every time you login with your XMPP account even though you moved them to other groups or created meta-contacts. If you want to be able to group contacts and create meta-contacts you can use the plugin {{AUR|pidgin-xmpp-ignore-groups}} (after installing the plugin activate the option ''Ignore server-sent groups'' on the Advanced tab in your XMPP account settings). It essentially ignores the group data sent by the server roaster and preserves your local changes. It is easier to enable this plugin on your account ''before'' logging in the first time, so your contacts are put into the default group instead of a group called "Facebook Friends". Enabling it afterward won't move the contacts out of this group. |
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+ | Pidgin は、すぐに使える XMPP/Jabber チャットプロトコルのサポートを備えています。OMEMO ({{Pkg|libpurple-lurch}}) や Message Carbons ({{AUR|libpurple-carbons}}) などの XMPP 拡張機能をサポートするための追加プラグインがいくつか存在します。 |
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− | }} |
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+ | |||
+ | == セキュリティ == |
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+ | |||
+ | Pidgin は、暗号化されていないパスワードを (平文で) $HOME/.purple/account.xml に保存する、Libpurple 2 を使用しています。[https://developer.pidgin.im/wiki/PlainTextPasswords] を参照してください。次のようなプラグインを使用して、それらをキーリングに保存できます: |
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+ | |||
+ | * {{AUR|purple-gnome-keyring}} |
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+ | * {{Pkg|pidgin-kwallet}} |
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== プライバシー == |
== プライバシー == |
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+ | Pidgin はデフォルトで複数のプライバシールールを設定します。連絡先に登録された人やリストから選択された人だけがあなたにメッセージを送ることができるようになっています。この設定を変更するには: |
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− | Pidgin has some privacy rules set by default. Namely, the whole world cannot send you messages; only your contacts or people selected from a list. Adjust this, and other settings through: |
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Tools > Privacy |
Tools > Privacy |
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125行目: | 114行目: | ||
# OTR を有効化するには、Pidgin を起動して ''Tools > Plugins'' を開くか {{ic|Ctrl+u}} を押します。"Off-The-Record Messaging" というタイトルのエントリまでスクロールしてください。その横のチェックボックスにチェックが入ってなかったら、チェックを入れます。 |
# OTR を有効化するには、Pidgin を起動して ''Tools > Plugins'' を開くか {{ic|Ctrl+u}} を押します。"Off-The-Record Messaging" というタイトルのエントリまでスクロールしてください。その横のチェックボックスにチェックが入ってなかったら、チェックを入れます。 |
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# 次に、プラグインエントリをクリックして一番下の "Configure plugin" を選択します。鍵を生成したいアカウントを選択して、"Generate" をクリックして下さい。これで秘密鍵が生成されます。他のオプションが何をするのかよくわからない場合、そのままにしておいてください。デフォルトのオプションで問題ありません。 |
# 次に、プラグインエントリをクリックして一番下の "Configure plugin" を選択します。鍵を生成したいアカウントを選択して、"Generate" をクリックして下さい。これで秘密鍵が生成されます。他のオプションが何をするのかよくわからない場合、そのままにしておいてください。デフォルトのオプションで問題ありません。 |
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+ | # OTR をインストールしている友達に連絡することができます。チャットウィンドウに、テキスト入力ボックスの右上に新しいアイコンが表示されているはずです。アイコンをクリックして "Start private conversation" を選択してください。'Unverified' セッションが開始されます。Unverified セッションは暗号化されていますが、検証はされていません。つまり、OTR が入っているアカウントを使って秘密の会話をすることはできますが、会話の相手が友達かどうかは保証がありません。会話相手の検証をする方法はこのセクションでは説明しません。 |
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− | # The next step is to contact a buddy who also has OTR installed. In the chat window, a new icon should appear to the top right of your text input box. Click on it, and select "Start private conversation". This will start an 'Unverified' session. Unverified sessions are encrypted, but not verified - that is, you have started a private conversation with someone using your buddy's account who has OTR, but who might not be your buddy. The steps for verification of a buddy are beyond the scope of this section; however, they might be added in the future. |
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=== Pidgin-Encryption === |
=== Pidgin-Encryption === |
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− | {{ |
+ | {{AUR|pidgin-encryption}} は RSA 暗号によってインスタントメッセージを透過的に暗号化します。使い方は簡単で、とてもセキュアです。 |
Pidgin-OTR と同じ方法で有効化できます。 |
Pidgin-OTR と同じ方法で有効化できます。 |
||
+ | 会話ウィンドウを開いてメニューに新しいアイコンがあることを確認してください。アイコンをクリックすると暗号化を有効化・無効化できます。また、デフォルトで暗号化を有効にしたい場合、友達の名前を右クリックして Turn Auto-Encrypt をオンにしてください。友達との新しい会話が開始されると、自動で暗号化がされるようになります。 |
||
− | Now you can open conversation window and new icon should appear beside menu. Press it to enable or disable encryption. |
||
− | Also if you want to make encryption enabled by default right-click on a buddy's name (in your buddy list), and select Turn Auto-Encrypt On. Now, whenever a new conversation window for that buddy is opened, encryption will start out as enabled. |
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=== Pidgin-GPG === |
=== Pidgin-GPG === |
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140行目: | 128行目: | ||
Pidgin-GPG は GPG を使って会話を透過的に暗号化し、既存の WoT の機能を全て利用することができます。 |
Pidgin-GPG は GPG を使って会話を透過的に暗号化し、既存の WoT の機能を全て利用することができます。 |
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− | このプラグインは AUR の {{ |
+ | このプラグインは AUR の {{aur|pidgin-gpg-git}} でインストールすることができ、上記と同じ方法で有効にできます。 |
− | |||
− | == Sametime プロトコル == |
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− | |||
− | Sametime のサポートは [[AUR]] から2つのパッケージをインストールすることで利用できます: |
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− | |||
− | * {{AUR|meanwhile}} |
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− | * {{AUR|libpurple-meanwhile}} |
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− | |||
− | 以前はコンパイルフラグから {{ic|--disable-meanwhile}} を取り除いて Pidgin を再ビルドしなくてはなりませんでしたが、その必要はなくなりました。上記の2つのパッケージをインストールすれば、アカウントの作成時に 'Sametime' プロトコルを選ぶことができます。 |
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− | |||
− | == Live Communications Server 2003/2005/2007 の SIP/Simple プロトコル == |
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− | |||
− | {{Pkg|pidgin-sipe}} プラグインが[[公式リポジトリ]]からインストールできます。 |
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== 他のパッケージ == |
== 他のパッケージ == |
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Arch には他にも Pidgin 関連のパッケージがあります。以下は有名なパッケージです (完全なリストは、AUR を検索してください): |
Arch には他にも Pidgin 関連のパッケージがあります。以下は有名なパッケージです (完全なリストは、AUR を検索してください): |
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− | *{{Pkg|pidgin-libnotify}} - |
+ | *{{Pkg|pidgin-libnotify}} - のサポート、テーマにそって通知 |
− | *{{Pkg|guifications}} - トースターのようなポップアップ通知 |
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− | *{{AUR|microblog-purple}} - Twitter などのマイクロブログサービスをサポートする Libpurple プラグイン |
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*{{AUR|pidgin-latex}} - pidgin の小さな latex プラグイン。$$ の間に数式を記述するとレンダリングされます (相手側もインストールする必要があります) |
*{{AUR|pidgin-latex}} - pidgin の小さな latex プラグイン。$$ の間に数式を記述するとレンダリングされます (相手側もインストールする必要があります) |
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− | |||
− | == Skype プラグイン == |
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− | |||
− | [[AUR]] から {{AUR|skype4pidgin-git}} をインストールしてください。 |
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== サスペンド時に自動でログアウト == |
== サスペンド時に自動でログアウト == |
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208行目: | 177行目: | ||
</nowiki>}} |
</nowiki>}} |
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− | == |
+ | == システムトレイに最小化 == |
− | |||
− | * If Facebook XMPP verification does not work for you, there a package in the aur [https://aur.archlinux.org/packages.php?ID=34479 pidgin-facebookchat] which does not require a unique user name (you may login with an email address) |
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− | |||
− | * The facebookchat plugin will prompt for varification (enter these two words...), if that fails, hit cancel and log onto Facebook with pidgin open, this will configure the plugin's security setting) |
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− | |||
− | === Carrier をインストールした後に Pidgin をインストール === |
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+ | [[Xfce]] のシステムトレイを使用するには設定を開いて "Interface" セクションでシステムトレイを有効にしてください。これでメインウィンドウを閉じると pidgin が最小化されるようになります。システムトレイからメッセージの通知を見ることができます。 |
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− | {{AUR|carrier}} (別名 [http://funpidgin.sourceforge.net/ FunPidgin]) をインストールしている場合、Pidgin をインストールする''前に''以下の手順に従って下さい: |
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− | * Carrier を終了する |
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− | * {{ic|~/.purple}} ディレクトリを削除: |
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− | {{Warning|This will remove all your user settings for any programs that use libpurple, i.e. Pidgin, Carrier, etc.}} |
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− | rm -r ~/.purple |
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− | * '''carrier''' と '''libpurple''' をアンインストール。 |
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− | * '''pidgin''' と '''libpurple''' をインストール。 |
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== Kopete から Pidgin に履歴をインポート == |
== Kopete から Pidgin に履歴をインポート == |
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314行目: | 271行目: | ||
~/bin/history_import_kopete2pidgin.sh |
~/bin/history_import_kopete2pidgin.sh |
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+ | |||
+ | == バックアップ == |
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+ | |||
+ | {{ic|~/.purple}} をどこかに保存することでメッセージログやアカウント情報などのデータをバックアップできます。 |
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+ | |||
+ | == トラブルシューティング == |
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+ | |||
+ | === Sametime の Version Match === |
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+ | |||
+ | Pidgin を使って Sametime に接続したときに "Version Match" という表示される問題があります。クライアント側でできる解決方法として {{ic|accounts.xml}} でバージョンを偽るという方法があります。{{ic|$HOME/.purple/}} フォルダに存在する {{ic|accounts.xml}} に含まれている Sametime アカウントの {{ic|<settings>}} セクションで以下の行を追加・変更してください: |
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+ | |||
+ | <setting name='fake_client_id' type='bool'>1</setting> |
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+ | <setting name='client_minor' type='int'>8511</setting> |
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+ | |||
+ | === ブラウザのエラー === |
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+ | |||
+ | Pidgin の中でリンクをクリックすると、リンクを開くための 'sensible-browser' を使用しようとしているというエラーメッセージが作成される場合、{{ic|~/.purple/prefs.xml}} を編集してください。'sensible-browser' に言及している行をさがして以下のように変更します: |
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+ | <pref name='command' type='path' value='firefox'/> |
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+ | |||
+ | 上の例では [[Firefox]] を使用しています。 |
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+ | |||
+ | Pidgin の設定の "Browser" セクションで使いたいブラウザを設定するという方法もあります。 |
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+ | |||
+ | === ICQ バディ情報のエンコーディングを修正 === |
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+ | |||
+ | Buddy Information のエンコーディングが正しくない場合、ICQ アカウントのエンコーディングを変更することができます: |
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+ | Account > ''your ICQ account'' > Edit account > Advanced tab |
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+ | (キリル文字の場合) {{ic|Encoding: CP1251}} を選択。 |
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== 参照 == |
== 参照 == |
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− | * [ |
+ | * [https://developer.pidgin.im/wiki/Using%20Pidgin Pidgin の使用方法] |
+ | * [[Wikipedia:Pidgin_(software)]] |
||
− | * [http://lukav.com/wordpress/2008/03/30/history-import-kopete-to-pidgin History import Kopete to Pidgin] |
||
+ | * [http://lukav.com/wordpress/2008/03/30/history-import-kopete-to-pidgin Kopete から Pidgin への履歴インポート] |
||
+ | * [https://confluence.atlassian.com/hipchatkb/connecting-to-hipchat-using-pidgin-751436267.html Pidgin を使用して HipChat に接続する] |
||
+ | * {{pkg|finch}}, コンソールベースの libpurple クライアント |
2024年7月10日 (水) 20:45時点における最新版
Pidgin は、複数のチャットネットワークのアカウントに同時にログインできるチャットプログラムです。Jabber/XMPP、Bonjour、Gadu-Gadu、IRC、Novell GroupWise Messenger、Lotus Sametime、SILC、SIMPLE、Zephyr、およびプラグインを備えたその他の多くのチャットネットワークと互換性があります。
目次
インストール
公式リポジトリから pidgin はインストールできます。別バージョンも存在します:
- Pidgin Light — GStreamer, Tcl/Tk, XScreenSaver, 動画・ボイスサポートを取り除いた Pidgin の軽量版。
purple-plugin-pack から追加のプラグインをインストールすることも可能です。
スペルチェック
Aspell は依存パッケージとしてインストールされますが、テキストが全て間違っていると表示されないようにするために aspell-en などの aspell の辞書をインストールする必要があります。Aspell の記事を見てください。
サービス
AIM
Pidgin は、すぐに使える AOL Instant Messenger (AIM) のサポートを備えています。AIMは正式に停止しましたが、Phoenixのような非公式の AIM ベースのサーバーが動作しており、AIM プロトコルのアカウント設定でサーバーアドレスを変更することで Pidgin 上で使用することができます。
Discord プラグイン
purple-discord-gitAUR パッケージをインストールしてください。
次に、新しいアカウントを追加し、プロトコルとして Discord を選択し、Discord のログイン電子メールアドレスとパスワードを入力します。
purple-facebook (または purple-facebook-gitAUR) パッケージをインストールしてください。
新しいアカウントを追加して、プロトコルとして Facebook を選択して、Facebook のユーザー名 とパスワードを入力してログインしてください。
Google (Hangouts)
purple-hangouts-gitAUR パッケージを インストール してください。
ICQ
Pidgin には、オリジナルの OSCAR ICQ プロトコルのみが付属しています。2018 年 12 月以降、古い OSCAR プロトコルは新しい WIM プロトコルに置き換えられたため、正式にサポートされなくなりました。ICQ で新しい WIM プロトコルを利用するには、purple-icyque-gitAUR プラグインをインストールする必要があります。
IRC
以下は Freenode に接続する簡単なチュートリアルです。ポート番号とその他の設定を変えれば、他の IRC ネットワークでも同じように設定できるはずです。
Accounts > Manage Accounts > Add を開いて下さい。以下のオプションを入力・選択します:
Protocol: IRC Username: your username
Buddies > New instant message を開いて (もしくは Ctrl+m
を押す)、テキストボックスに 'freenode.net' と username@irc.freenode.net と入力して、'Ok' をクリックしてください。以下を入力:
/join #archlinux
チャンネルは重要ではありません。
ニックネームを登録するために、次を入力:
/msg nickserv register password email-addres
登録メールの指示に従って下さい。ヘルプを表示するには以下を入力:
/msg nickserv help /msg nickserv help command
後はチャンネルを 'Buddies' に追加するだけです: Buddies > Add chat を開いて、テキストボックスに適当なチャンネルを入力してください (#archlinux)。
Sametime プロトコル
libpurple-meanwhileAUR パッケージをインストールしてください。パッケージをインストールすれば、アカウントの作成時に 'Sametime' プロトコルを選ぶことができます。
Skype プラグイン
purple-skypeweb または skype4pidgin-gitAUR[リンク切れ: パッケージが存在しません] パッケージをインストールしてください。
Slack プラグイン
slack-libpurple-gitAUR パッケージをインストールしてください。
Rocket.Chat プラグイン
purple-rocketchat-gitAUR パッケージをインストールしてください。
Telegram プラグイン
telegram-purpleAUR または telegram-purple-gitAUR パッケージをインストールしてください。
アカウントの作成時に Telegram の電話番号を入力すると、確認コードが記載された SMS テキスト メッセージが届きます。Pidgin で Telegram プロトコルアカウントを認証するには、このコードを入力する必要があります。
XMPP
Pidgin は、すぐに使える XMPP/Jabber チャットプロトコルのサポートを備えています。OMEMO (libpurple-lurch) や Message Carbons (libpurple-carbonsAUR) などの XMPP 拡張機能をサポートするための追加プラグインがいくつか存在します。
セキュリティ
Pidgin は、暗号化されていないパスワードを (平文で) $HOME/.purple/account.xml に保存する、Libpurple 2 を使用しています。[1] を参照してください。次のようなプラグインを使用して、それらをキーリングに保存できます:
プライバシー
Pidgin はデフォルトで複数のプライバシールールを設定します。連絡先に登録された人やリストから選択された人だけがあなたにメッセージを送ることができるようになっています。この設定を変更するには:
Tools > Privacy
Pidgin-OTR
これは Pidgin に Off-The-Record (OTR) メッセージングをもたらすプラグインです。OTR はインスタントメッセージを暗号化する暗号プロトコルです。
まず公式リポジトリから pidgin-otr をインストールして、OTR を Pidgin に追加する必要があります。
- OTR を有効化するには、Pidgin を起動して Tools > Plugins を開くか
Ctrl+u
を押します。"Off-The-Record Messaging" というタイトルのエントリまでスクロールしてください。その横のチェックボックスにチェックが入ってなかったら、チェックを入れます。 - 次に、プラグインエントリをクリックして一番下の "Configure plugin" を選択します。鍵を生成したいアカウントを選択して、"Generate" をクリックして下さい。これで秘密鍵が生成されます。他のオプションが何をするのかよくわからない場合、そのままにしておいてください。デフォルトのオプションで問題ありません。
- OTR をインストールしている友達に連絡することができます。チャットウィンドウに、テキスト入力ボックスの右上に新しいアイコンが表示されているはずです。アイコンをクリックして "Start private conversation" を選択してください。'Unverified' セッションが開始されます。Unverified セッションは暗号化されていますが、検証はされていません。つまり、OTR が入っているアカウントを使って秘密の会話をすることはできますが、会話の相手が友達かどうかは保証がありません。会話相手の検証をする方法はこのセクションでは説明しません。
Pidgin-Encryption
pidgin-encryptionAUR は RSA 暗号によってインスタントメッセージを透過的に暗号化します。使い方は簡単で、とてもセキュアです。
Pidgin-OTR と同じ方法で有効化できます。
会話ウィンドウを開いてメニューに新しいアイコンがあることを確認してください。アイコンをクリックすると暗号化を有効化・無効化できます。また、デフォルトで暗号化を有効にしたい場合、友達の名前を右クリックして Turn Auto-Encrypt をオンにしてください。友達との新しい会話が開始されると、自動で暗号化がされるようになります。
Pidgin-GPG
Pidgin-GPG は GPG を使って会話を透過的に暗号化し、既存の WoT の機能を全て利用することができます。
このプラグインは AUR の pidgin-gpg-gitAUR でインストールすることができ、上記と同じ方法で有効にできます。
他のパッケージ
Arch には他にも Pidgin 関連のパッケージがあります。以下は有名なパッケージです (完全なリストは、AUR を検索してください):
- pidgin-libnotify - のサポート、テーマにそって通知
- pidgin-latexAUR - pidgin の小さな latex プラグイン。$$ の間に数式を記述するとレンダリングされます (相手側もインストールする必要があります)
サスペンド時に自動でログアウト
コンピューターをサスペンドした場合、pidgin は約15分間、接続中のままになります。メッセージを得損なわないようするには、サスペンドやハイバネーションをする前にステータスをオフラインに設定しなくてはなりません。ステータスメッセージは変更されません。
したがって /etc/systemd/system
に新しい systemd ユニット pidgin-suspend
を作成してください。以下のスニペットを使って myuser をあなたの使用しているユーザーに置き換えます。
[Unit] Description=Suspend Pidgin Before=sleep.target StopWhenUnneeded=yes [Service] Type=oneshot User=myuser RemainAfterExit=yes Environment=DISPLAY=:0 ExecStart=-/usr/bin/purple-remote setstatus?status=offline ExecStop=-/usr/bin/purple-remote setstatus?status=available [Install] WantedBy=sleep.target
pm-utils を使っている場合、代わりに /etc/pm/sleep.d/
に 00pidgin
ファイルを作成することもできます。
#!/bin/sh # # 00pidgin: set offline/online status case "$1" in hibernate|suspend) DISPLAY=:0 su -c 'purple-remote setstatus?status=offline' ''%myuser'' ;; thaw|resume) DISPLAY=:0 su -c 'purple-remote setstatus?status=available' ''%myuser'' ;; *) exit $NA ;; esac
システムトレイに最小化
Xfce のシステムトレイを使用するには設定を開いて "Interface" セクションでシステムトレイを有効にしてください。これでメインウィンドウを閉じると pidgin が最小化されるようになります。システムトレイからメッセージの通知を見ることができます。
Kopete から Pidgin に履歴をインポート
- xalan-c をインストールして以下の内容で
~/bin/history_import_kopete2pidgin.sh
を作成:
#!/bin/sh KOPETE_DIR=~/.kde4/share/apps/kopete/logs PIDGIN_DIR=~/.purple/logs CURRENT_DIR=~/bin cd if [ ! -d $KOPETE_DIR ];then echo "Kopete log directory not found" exit 1; fi if [ ! -d $PIDGIN_DIR ];then echo "Pidgin log directory not found" exit 2; fi for KOPETE_PROTODIR in $(ls $KOPETE_DIR); do PIDGIN_PROTODIR=$(echo $KOPETE_PROTODIR | sed 's/Protocol//' | tr [:upper:] [:lower:]) for accnum in $(ls $KOPETE_DIR/$KOPETE_PROTODIR); do echo "Account number: $accnum" for num in $(ls $KOPETE_DIR/$KOPETE_PROTODIR/$accnum); do FILENAME=$(Xalan $KOPETE_DIR/$KOPETE_PROTODIR/$accnum/$num $CURRENT_DIR/history_import_kopete2pidgin_filename.xslt) if [ $? = 0 ]; then echo "$KOPETE_DIR/$KOPETE_PROTODIR/$accnum/$num" echo " -> $PIDGIN_DIR/$PIDGIN_PROTODIR/$FILENAME" mkdir -p $(dirname $PIDGIN_DIR/$PIDGIN_PROTODIR/$FILENAME) Xalan -o $PIDGIN_DIR/$PIDGIN_PROTODIR/$FILENAME $KOPETE_DIR/$KOPETE_PROTODIR/$accnum/$num $CURRENT_DIR/history_import_kopete2pidgin.xslt fi done done done
~/bin/history_import_kopete2pidgin.sh
を実行可能にする:
chmod +x ~/bin/history_import_kopete2pidgin.sh
- 以下の内容で
~/bin/history_import_kopete2pidgin.xslt
を作成:
<?xml version="1.0"?> <xsl:stylesheet version="1.0" xmlns:xsl="http://www.w3.org/1999/XSL/Transform"> <xsl:output method="text" indent="no" /> <xsl:template match="kopete-history"> <xsl:apply-templates select="msg"/> </xsl:template> <xsl:template match="msg"> <xsl:text>(</xsl:text> <xsl:value-of select="translate(substring-after(@time,' '),':',',')"/> <xsl:text>) </xsl:text> <xsl:value-of select="@nick"/> <xsl:if test="not(@nick) or @nick = "> <xsl:value-of select="@from"/> </xsl:if> <xsl:text>: </xsl:text> <xsl:value-of select="."/> <xsl:text> </xsl:text> </xsl:template> </xsl:stylesheet> </nowiki>
- 以下の内容で
~/bin/history_import_kopete2pidgin_filename.xslt
を作成:
<?xml version="1.0"?> <xsl:stylesheet version="1.0" xmlns:xsl="http://www.w3.org/1999/XSL/Transform"> <xsl:output method="text" indent="no" /> <xsl:template match="kopete-history"> <xsl:value-of select="head/contact[@type = 'myself']/@contactId"/> <xsl:text>/</xsl:text> <xsl:value-of select="head/contact[not(@type)]/@contactId"/> <xsl:text>/</xsl:text> <xsl:value-of select="head/date/@year"/> <xsl:text>-</xsl:text> <xsl:if test="head/date/@month < 10">0</xsl:if> <xsl:value-of select="head/date/@month"/> <xsl:text>-</xsl:text> <xsl:if test="string-length(substring-before(msg[1]/@time,' ')) < 2">0</xsl:if> <xsl:value-of select="translate(msg[1]/@time,' :','.')"/> <xsl:text>+0200EET.txt</xsl:text> </xsl:template> </xsl:stylesheet>
- シェルからコマンドを実行:
~/bin/history_import_kopete2pidgin.sh
バックアップ
~/.purple
をどこかに保存することでメッセージログやアカウント情報などのデータをバックアップできます。
トラブルシューティング
Sametime の Version Match
Pidgin を使って Sametime に接続したときに "Version Match" という表示される問題があります。クライアント側でできる解決方法として accounts.xml
でバージョンを偽るという方法があります。$HOME/.purple/
フォルダに存在する accounts.xml
に含まれている Sametime アカウントの <settings>
セクションで以下の行を追加・変更してください:
<setting name='fake_client_id' type='bool'>1</setting> <setting name='client_minor' type='int'>8511</setting>
ブラウザのエラー
Pidgin の中でリンクをクリックすると、リンクを開くための 'sensible-browser' を使用しようとしているというエラーメッセージが作成される場合、~/.purple/prefs.xml
を編集してください。'sensible-browser' に言及している行をさがして以下のように変更します:
<pref name='command' type='path' value='firefox'/>
上の例では Firefox を使用しています。
Pidgin の設定の "Browser" セクションで使いたいブラウザを設定するという方法もあります。
ICQ バディ情報のエンコーディングを修正
Buddy Information のエンコーディングが正しくない場合、ICQ アカウントのエンコーディングを変更することができます:
Account > your ICQ account > Edit account > Advanced tab
(キリル文字の場合) Encoding: CP1251
を選択。
参照
- Pidgin の使用方法
- Wikipedia:Pidgin_(software)
- Kopete から Pidgin への履歴インポート
- Pidgin を使用して HipChat に接続する
- finch, コンソールベースの libpurple クライアント