Xfce

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関連記事

Xfce は、軽量でモジュール化されたデスクトップ環境です。現在は GTK 3 をベースにしています。完全なユーザエクスペリエンスを提供するために、ウィンドウマネージャ、ファイルマネージャ、デスクトップ、パネルが含まれています。

目次

インストール

xfce4 グループをインストールしてください。追加のプラグインや、mousepad エディタなどの便利なユーティリティが含まれている xfce4-goodies グループもインストールできます。Xfce は Xfwm ウィンドウマネージャをデフォルトで使用します。

起動

ディスプレイマネージャのメニューから Xfce Session を選択してください。または xinitrcexec startxfce4 を追加してください。

ノート: xfce4-session 実行可能ファイルを直接実行してはいけません。正しいコマンドは startxfce4 で、これは適切な時に前者のファイルを実行します。

設定

Xfce は Xfconf に設定オプションを保存します。オプションを変更する方法は複数存在します:

  • メインメニューで Settings を選択してカスタマイズしたいカテゴリを選択してください。カテゴリは、通常 /usr/bin/xfce4-*/usr/bin/xfdesktop-settings にあるプログラムです。
  • xfce4-settings-editor は全ての設定を確認・編集できます。変更したオプションはすぐに適用されます。コマンドラインから設定を変更するには xfconf-query を使ってください。詳しくは ドキュメント を参照してください。
  • ~/.config/xfce4/xfconf/xfce-perchannel-xml/ にある XML ファイルに保存されている設定は手動で編集できます。ただし、変更は即座には適用されません

メニュー

Free Desktop のメニューシステムを使用する方法については Xdg-menu を参照してください。

Whisker Menu

xfce4-whiskermenu-plugin (xfce4-goodies にも含まれています) は、代替のアプリケーションランチャーです。お気に入りのリストを表示したり、カテゴリボタンですべてのインストール済みのアプリケーションをブラウズしたりでき、あいまい検索をサポートしています。パッケージをインストールすると、パネル 1 の最初のアイテムとして アプリケーションメニュー を置き換えることができます (設定 > パネル > アイテムWhisker Menu を追加してください)。

Whisker Menu を起動するキーボードショートカットを設定する

Whisker Menu を起動するキーボードショートカットを設定するには、設定 > キーボード を開き、アプリケーションショートカットキー タブを開いてください。追加 ボタンをクリックし、xfce4-popup-whiskermenu のコマンドを設定して、好きなキーボードショートカットキーを割り当ててください。

エントリを編集する

エントリを編集するためのグラフィカルツールがいくつか存在します:

  • MenuLibre — MenuLibre
近代的な機能を提供する高度なメニューエディタ。使いやすいインターフェイスを持っています。 || https://github.com/bluesabre/menulibre.
  • Alacarte — GNOME のメニューエディタ。
https://www.gnome.org/ || alacarte
  • XAME (XFCE Applications Menu Editor)Gambas で書かれた GUI ツール。Xfce でメニューを編集するために作られました。他のデスクトップ環境では動作しません。開発は終了しています。
http://redsquirrel87.altervista.org/doku.php/xfce-applications-menu-editor || xameAUR

もしくは、ファイル ~/.config/menus/xfce-applications.menu を作ってください。以下は設定の例です:

<!DOCTYPE Menu PUBLIC "-//freedesktop//DTD Menu 1.0//EN"
  "http://www.freedesktop.org/standards/menu-spec/1.0/menu.dtd">

<Menu>
    <Name>Xfce</Name>
    <MergeFile type="parent">/etc/xdg/menus/xfce-applications.menu</MergeFile>

    <Exclude>
        <Filename>xfce4-run.desktop</Filename>
        <Filename>exo-terminal-emulator.desktop</Filename>
        <Filename>exo-file-manager.desktop</Filename>
        <Filename>exo-mail-reader.desktop</Filename>
        <Filename>exo-web-browser.desktop</Filename>
        <Filename>xfce4-about.desktop</Filename>
        <Filename>xfhelp4.desktop</Filename>
    </Exclude>

    <Layout>
        <Merge type="all"/>
        <Separator/>
        <Menuname>Settings</Menuname>
        <Separator/>
        <Filename>xfce4-session-logout.desktop</Filename>
    </Layout>
</Menu>

<MergeFile> タグにはデフォルトの Xfce メニューを含めます。

<Exclude> タグにはメニューに表示したくないアプリケーションを指定します。ここでは Xfce のデフォルトのショートカットをメニューから外していますが、firefox.desktop など他のアプリケーションも除外可能です。

<Layout> タグはメニューのレイアウトを定義します。フォルダを使ってアプリケーションをまとめることができます。詳しくは Xfce wiki を見て下さい。

.desktop ファイルを編集することでも Xfce のメニューを変更することができます。エントリを非表示にするには、デスクトップエントリ#デスクトップエントリの隠匿 を見て下さい。デスクトップエントリの Categories= 行を変えることでアプリケーションのカテゴリも編集できます。デスクトップエントリ#ファイル例 を参照。

規定のアプリケーションを設定する

特定のリソースを開くために使用されるデフォルトのアプリケーションを変更するには、exo-preferred-applications を使用してください。これは、xdg-open などのリソースオープナーによって呼び出される exo-open の挙動を変更します。

デスクトップ

アイコンのタイトルに透明の背景を使う

デスクトップアイコンタイトルのデフォルトの白色背景から、何か他の適当なものに変えるためには、~/.gtkrc-2.0 を作成/編集してください:

style "xfdesktop-icon-view" {
    XfdesktopIconView::label-alpha = 10
    base[NORMAL] = "#000000"
    base[SELECTED] = "#71B9FF"
    base[ACTIVE] = "#71B9FF"
    fg[NORMAL] = "#fcfcfc"
    fg[SELECTED] = "#ffffff"
    fg[ACTIVE] = "#ffffff"
}
widget_class "*XfdesktopIconView*" style "xfdesktop-icon-view"

デスクトップアイコンを削除する

次のコマンドを実行してください:

$ xfconf-query -c xfce4-desktop -v --create -p /desktop-icons/style -t int -s 0

デスクトップのアイコンを再び表示させるには、値を 0 ではなく 2 にして同じコマンドを実行してください。

マルチディスプレイの壁紙

xfce4-settings-editor を開き、以下の設定で新しいプロパティを作成してください:

プロパティ: /backdrop/screen0/xinerama-stretch
データ型: Boolean
値: TRUE|1|Enabled

ウィンドウを kill するショートカット

Xfce には、プログラムがフリーズした場合などに、ウィンドウを終了させるショートカットが存在しません。

xorg-xkill をインストールして、xkill でウィンドウを終了してください。アクティブウィンドウを終了させるには、xdotool を使います:

$ xdotool getwindowfocus windowkill

もしくは:

$ sh -c "xkill -id $(xprop -root -notype | sed -n '/^_NET_ACTIVE_WINDOW/ s/^.*# *\|\,.*$//g p')"

ショートカットを追加するには 設定 > キーボードxbindkeys などのアプリケーションを使って下さい。

セッション

自動起動

Xfce の起動時にカスタムのアプリケーションを実行するには、アプリケーションメニュー > 設定 > 設定マネージャー をクリックし、セッションと起動 オプションを選択して 自動起動アプリケーション タブをクリックしてください。 起動時に実行されるプログラムのリストが表示されます。エントリを追加するには、追加 ボタンをクリックして、実行したい実行可能ファイルのパスを記入してフォームを埋めて下さい。

自動起動アプリケーションの場所のパスは XDG Autostart 仕様に記述されています。

あるいは、実行したいコマンド (環境変数の設定など) を xinitrc に追加することもできます (ディスプレイマネージャを使っている場合は xprofile)。

ヒント: 場合によっては、アプリケーションのスタートアップを遅延させると便利かもしれません。注意点として、Application > Autostartsleep 3 && command のようにコマンドを指定しても機能しません。回避策として、sh -c "sleep 3 && command" という構文を使ってください。

画面をロックする

xflock4 は、Xfce セッションをロックするために使用されるリファレンス Bash スクリプトです。

このスクリプトは、次のうちどれかを利用してスクリーンのロックを試みます: xfce4-screensaver (xfce4-goodies の一部でもあります)、xscreensaverlight-locker。対応するバイナリを連続して探索し、どれも見つからなかった場合は返り値 1 で終了します。

アプリケーション一覧/セキュリティ#スクリーンロック には、他の人気なアプリケーションと一緒に、これらのスクリーンロッカーの短い説明があります。このリストには、代替のスクリーンロッカー light-locker があります。このロッカーは、特に xfce4-power-manager と良く統合されています。これをインストールすると、light-locker を設定するための セキュリティ タブが Xfce の電源管理の設定に追加され、既存の スリープ状態への遷移中は画面をロックする の設定がこのタブに再配置されます。この新しい GUI では、スクリーンセーバの作動時にセッションをロックするかどうかや、システムがいつスリープ状態へ遷移するかを設定できます。

上記の5つのスクリーンロッカーではなく、light-locker やカスタムのセッションロッカーを xflock4 に実行させるには、セッションの xfconf チャネルの LockCommand を、使用するコマンドラインに設定しなければなりません (次の例でクオーテーションマークで囲んだコマンドは、他のスクリーンロッカーにも適用できます):

$ xfconf-query --create -c xfce4-session -p /general/LockCommand -t string -s "light-locker-command --lock"

アクションボタン パネルにあるパネルロックボタンは、単に /usr/bin/xflock4 を実行します。xflock4 が機能している (つまり、ネイティブのロッカーのどれかがインストールされるか、カスタムのロッカーが上記の通りに xflock4 と統合されている) 限り、このロックボタンも期待通りに動作するはずです。

サスペンド

サスペンドを要求されたとき、Xfce は xfce4-session-logout(1) コマンドを suspend オプションで実行します:

$ xfce4-session-logout --suspend

サスペンド時にセッションをシステム的にロックするかどうかは、xfconf のプロパティや GUI から設定できます。この状態を CLI を使って操作する方法として LockScreenlock-screen-suspend-hibernate が用いられます。それぞれセッションとパワーマネージャー xfconf チャネルです。 サスペンド時にロックしないようにするには、それぞれの設定を false に設定してください:

$ xfconf-query -c xfce4-session -p /shutdown/LockScreen -s false
$ xfconf-query -c xfce4-power-manager -p /xfce4-power-manager/lock-screen-suspend-hibernate -s false

同じように、サスペンド時にセッションをロックするにはこれらの設定を true に設定してください。

設定は GUI からも操作できます: アプリケーション セッションと起動 を開き、詳細 > Lock screen before sleep をオンかオフにしてください。

サスペンドのキーボードボタンが押された時は、Xfce のパワーマネージャーか systemd-logind のどちらかによって処理されます。logind を優先させるには、以下の xfconf 設定を true に設定してください:

$ xfconf-query --create -c xfce4-power-manager -p /xfce4-power-manager/logind-handle-suspend-key -t bool -s true
ノート: systemd-logind が Xfce よりも優先される場合に systemd-logind がイベントをどう処理しているか確認するには、logind.conf(5) を見てください。

セッションの保存を無効化する

以下のコマンドを実行することで、セッションの保存をユーザごとに無効化できます:

$ xfconf-query -c xfce4-session -p /general/SaveOnExit -s false

そして、アプリケーション > 設定 > セッションと起動 > セッションを保存する から 保存セッションのクリア ボタンをクリックすることで、以前保存されたセッションを削除できます。

ヒント: 上記のコマンドで設定が永続的に変更されない場合、次のコマンドを使ってください: xfconf-query -c xfce4-session -p /general/SaveOnExit -n -t bool -s false

もしくは Xfce のキオスクモードを使うことでセッションの保存を完全に無効化することもできます。セッションを無効化するには、/etc/xdg/xfce4/kiosk/kioskrc ファイルを作成または編集して以下を追加してください:

[xfce4-session]
SaveSession=NONE

キオスクモードが動作しない場合、セッションディレクトリに r/o パーミッションを設定してください:

$ rm ~/.cache/sessions/* && chmod 500 ~/.cache/sessions

これによって Xfce が設定に関わらずセッションを保存しないようになります。

別のウィンドウマネージャを使う

ノート: 変更を適用するには、保存されたセッションをクリアし、初めてログアウトする際はセッションの保存を無効化する必要があります。選んだウィンドウマネージャが実行し始めたら、セッションの保存を再有効化することができます。

デフォルトのウィンドウマネージャを指定するファイルは、以下の場所にあります:

  • ~/.config/xfce4/xfconf/xfce-perchannel-xml/xfce4-session.xml - ユーザごと
  • /etc/xdg/xfce4/xfconf/xfce-perchannel-xml/xfce4-session.xml - システム全体

現在のユーザにおけるデフォルトのウィンドウマネージャは、xfconf-query を使うことでかんたんに設定できます:

$ xfconf-query -c xfce4-session -p /sessions/Failsafe/Client0_Command -t string -sa xfsettingsd
$ xfconf-query -c xfce4-session -p /sessions/Failsafe/Client1_Command -t string -sa wm_name

コマンドラインオプション付きでウィンドウマネージャを起動したい場合、以下のコマンドのようにしてください:

$ xfconf-query -c xfce4-session -p /sessions/Failsafe/Client0_Command -t string -sa xfsettingsd
$ xfconf-query -c xfce4-session -p /sessions/Failsafe/Client1_Command -t string -s wm_name -t string -s --wm-option

さらに多くのコマンドラインオプションを指定したい場合は、上記の2つ目のコマンドに引数 -t string-s --wm-option を追加してください。

ノート: Client0_Commandwm_name を設定し、Client1_Commandxfsettingsd を設定すると、xfce4-session-logout がデフォルトのテーマに戻るのを防ぐことができます。しかし、カーソルテーマを手動で設定する必要があります。

システム全体で使用されるデフォルトのウィンドウマネージャを変更したい場合、上記のファイルを編集してください。xfwm4 の部分を好みのウィンドウマネージャに変更し、追加のコマンドラインオプションが必要であれば <value type="string" value="--wm-option"/> 行を追加してください。

また、自動起動機能を使って wm_name --replace を自動起動するか、wm_name --replace & をターミナルから実行してログアウト時にセッションが保存されるようにすることでも、ウィンドウマネージャを変更することができます。しかし、この方法はデフォルトのマネージャを本当に変更するわけではなく、ログイン時にウィンドウマネージャを置き換えるだけであることに注意してください。自動起動機能を使う場合、デフォルトのウィンドウマネージャのあとに新しいウィンドウマネージャが2回起動されてしまうため、セッションの保存を無効化する必要があります。

テーマ

XFCE のテーマは xfce-look.org から入手できます。Xfwm のテーマは /usr/share/themes/theme_name/xfwm4 に保存されており、設定 > ウィンドウマネージャー から設定できます。GTK のテーマは /usr/share/themes/theme_name/gtk-2.0/usr/share/themes/theme_name/gtk-3.0 に保存されており、設定 > 外観 から設定できます。

全てのアプリケーションの外観を統合したい場合、Qt と GTK アプリケーションの外観の統合を見て下さい。

カーソルテーマアイコンフォント設定も参照。

SSD と CSD のウィンドウで外観を統一する

Xfce は現在、ほとんどのウィンドウで Xfwm テーマのサーバーサイド・デコレーション (Server-Side Decorations; SSD) (Window decoration を参照) を使用し、Xfce の設定、印刷、保存などのダイアログではそれぞれのプログラムによるテーマの クライアントサイド・デコレーション (Client-side decoration; CSD) を使用します。

Xfwm の SSD ウィンドウスタイルは、/usr/share/themes/theme_name/xfwm4 内のテーマを手動で調整/作成するか、「クライアントサイド・デコレーションから xfwm4 テーマを作成する」Xfwm4 Theme Generator などのツールを使って、CSD ウィンドウにマッチするテーマにすることができます。

クライアント側の装飾を元に戻す

Xfce 4.18 では、CSD は任意であり、デフォルトで無効化されています。[1]

すべてのウィンドウで SSD を矯正するには、gtk3-nocsd-gitAUR を試してください。プロジェクトページのすべての指示を読んでください。

サウンド

サウンドテーマ

XFCE4 はfreedesktop システムサウンドをサポートしていますが、そのままでは設定されていません。

サウンドテーマを有効化するには:

  1. PulseAudio サポートのために libcanberra をインストールしてください。
  2. "canberra-gtk-module" が GTK_MODULES 環境変数内に存在している必要があります (設定後、再ログインする必要があるかもしれません)。
  3. 設定マネージャー > 外観 > 設定 タブの「イベントサウンドを有効にする」をチェックしてください。
  4. 設定エディターで、"xsettings/Net/SoundThemeName" の値を /usr/share/sounds/ 内にあるサウンドテーマに設定してください。
  5. オーディオミキサー (例えば pavucontrol) で「システム音」をオンにしてください。

sound-theme-freedesktop は、互換性のあるサウンドテーマを提供しますが、多くの必要なイベントサウンドが欠落しています。ベターな選択肢は sound-theme-smoothAUR です (SoundThemeName は "Smooth" のはずです)。

キーボードのボリュームボタン

xfce4-pulseaudio-plugin のパネルアプレットはキーボードによるボリューム制御やボリュームの通知をサポートしています。また、キーバインドと通知制御が含まれている xfce4-volumed-pulseAUR をインストールすることもできます。こちらはパネルにアイコンは表示されません。ボリュームの細かい調整を pasystray で行いたい場合などに有用です。

また、xfce4-mixerAUR にもパネルアプレットとキーボードショートカットが入っており Alsa もサポートされています。ただし、xfce4-mixer は GStreamer 0.10 の機能に依存しており 1.0 では使用できません。

パネルをインストールしたあとに、そのパネルをタスクバーに追加しなければなりません。さもないと、キーボード・ショートカットが機能しません。

デスクトップ環境に依存しないプログラムは、アプリケーション一覧/マルチメディア#ボリュームマネージャを見て下さい。

ショートカット

アプレットやデーモンを使ってボリュームキーを制御しない場合、Xfce のキーボード設定を使って、ボリュームコントロールコマンドをボリュームキーに手動でマッピングすることができます。使用するサウンドシステムに合わせて、適当なコマンドを設定して下さい。

キーボードショートカット

キーボードショートカットは2つの場所で定義されます: Settings > Window Manager > KeyboardSettings > Keyboard > Shortcuts です。

Polkit 認証エージェント

xfce4-session と一緒に polkit-gnome エージェントがインストールされ自動的に起動します。ユーザーによる設定は必要ありません。詳しくは Polkit#認証エージェント を参照。

Xfce にはサードパーティ製の polkit 認証エージェントも存在します。xfce-polkitAUR または xfce-polkit-gitAUR を見て下さい。

ディスプレイを消す

Xfce でモニターが消えるのを制御したり DPMS (モニターの省電力機能) を設定するのに使用するプログラムは複数存在します。以下を見てください。

Xfce Power Manager

Xfce Power Manager はディスプレイの消灯と DPMS の設定を制御します。これらの設定は、Power Manager GUI の ディスプレイ タブで管理できます。

ディスプレイ電源管理 オプションのチェックを外すと Power Manager は DPMS を無効化してしまうので注意してください。Power Manager が DPMS の制御を放棄するわけではありません。また、画面が消えるのは無効化されません。画面オフと DPMS の両方を無効化したい場合、電源マネージャのシステムトレイアイコンを右クリックするか、パネルアプレットを左クリックして、プレゼンテーションモード というオプションにチェックを入れてください。

XScreenSaver

xscreensaver がインストールされていて Xfce Power Manager と一緒に実行されている場合、両方のアプリケーションが同じ設定を制御しようとして競合するため、ディスプレイの消灯と DPMS をどちらのアプリケーションが制御しているかはっきりしなくなる場合があります。従って、(映画などを視聴するときに) モニターが消えないようにしたい場合、両方のアプリケーションで画面オフと DPMS を無効化してください。XScreenSaver のオプションについてさらに知るには、XScreenSaver#DPMS と画面オフの設定 を見てください。

xset

上記のアプリケーションのどちらも実行していないとき、画面オフや DPMS の設定は xset コマンドを使って制御することが可能です。DPMS#xset を使って DPMS とスクリーンセーバーの設定を変更するを参照。

ノート: 特定の設定では画面オフや、オフからの復帰に関して問題が発生します。[2][3] を参照。

ヒントとテクニック

Thunar と xfdesktop でのマウントサポート

接続された外部ドライブが表示されず、デスクトップや Thunar でインストールパーティションがマウントデバイスとして表示される場合、gvfs をインストールしてみてください。高度な設定オプションについては Udisks#特定のパーティションを隠匿するThunar#巨大な外部デバイスを自動マウントする を見て下さい。

スクリーンショット

Xfce には独自のスクリーンショットツール xfce4-screenshooter があります。これは xfce4-goodies グループに含まれています。

アプリケーション > 設定 > キーボード, アプリケーションショートカットキー を開いて、xfce4-screenshooter -f コマンドを追加することで Print キーでフルスクリーンのスクリーンショットが撮れるようになります。アクティブウィンドウのスクリーンショットを撮影するには -w を使います。他のオプションの引数については xfce4-screenshooter(1) を見てください。

また、scrot などの独立したスクリーンショットプログラムも使えます。

ターミナルの F1 と F11 のショートカットを無効にする

xfce ターミナルは F1F11 をそれぞれヘルプとフルスクリーンに結びつけており、htop などのプログラムが使いにくくなってしまうことがあります。これらのショートカットを無効にするには、ターミナルの設定ファイルを作成または編集して、ログインしなおしてください。F10 は Preferences メニューで無効にすることができます。

~/.config/xfce4/terminal/accels.scm
(gtk_accel_path "<Actions>/terminal-window/fullscreen" "")
(gtk_accel_path "<Actions>/terminal-window/contents" "")

ターミナルのカラーテーマ/パレット

ターミナルのカラーテーマ/パレットは GUI を使って 設定外観 タブで変更することができます。EmacsVi などほとんどのコンソールアプリケーションで利用することができる色です。設定はシステムユーザー別に ~/.config/xfce4/terminal/terminalrc ファイルに保存されます。また、多数のテーマを選択することができます。選択できるテーマについてはフォーラムスレッド Terminal Colour Scheme Screenshots を確認してください。

デフォルトのカラーテーマを変更する

XFCE の xfce4-terminal パッケージには暗い色のパレットが付いていますがデフォルトの黒背景ではカラー文字が見えづらくユーザーの可読性を著しく下げています。terminalrc ファイルに以下を追加して明るいカラーテーマにすれば、暗いターミナル背景でもよく見えるようになります。

~/.config/xfce4/terminal/terminalrc
ColorPalette5=#38d0fcaaf3a9
ColorPalette4=#e013a0a1612f
ColorPalette2=#d456a81b7b42
ColorPalette6=#ffff7062ffff
ColorPalette3=#7ffff7bd7fff
ColorPalette13=#82108210ffff

ターミナル tango カラーテーマ

Tango カラーテーマに切り替えるには、以下のように編集してください:

~/.config/xfce4/terminal/terminalrc
ColorForeground=White
ColorBackground=#323232323232
ColorPalette1=#2e2e34343636
ColorPalette2=#cccc00000000
ColorPalette3=#4e4e9a9a0606
ColorPalette4=#c4c4a0a00000
ColorPalette5=#34346565a4a4
ColorPalette6=#757550507b7b
ColorPalette7=#060698989a9a
ColorPalette8=#d3d3d7d7cfcf
ColorPalette9=#555557575353
ColorPalette10=#efef29292929
ColorPalette11=#8a8ae2e23434
ColorPalette12=#fcfce9e94f4f
ColorPalette13=#72729f9fcfcf
ColorPalette14=#adad7f7fa8a8
ColorPalette15=#3434e2e2e2e2
ColorPalette16=#eeeeeeeeecec

ターミナルで中クリックを使って URL を開く

バージョン 0.8 のアップデートで、中クリックによる URL のオープンはデフォルトでオフになり、クリップボードを貼り付けるだけになりました。 古い挙動を有効にしたい場合は ${XDG_CONFIG_HOME}/xfce4/terminal/terminalrc (デフォルトでは XDG_CONFIG_HOME=${HOME}/.config) の以下のオプションを変更してください:

${XDG_CONFIG_HOME}/xfce4/terminal/terminalrc
[Configuration]
MiscMiddleClickOpensUri=TRUE

ターミナルで env-modules オートコンプリート

env-modulesAUR パッケージと env-modules-tclAUR パッケージは、ログインシェルのためのシェルオートコンプリートを提供します。しかし、デフォルトでは xfce4-terminal のセッションは ログイン とみなされません。Environment Modules のオートコンプリートを有効化するには、設定 の対応するチェックボックスをオンにするか、~/.config/xfce4/terminal/terminalrc 内の CommandLoginShellTRUE に変更してください。

カラーマネージメント

Xfce はカラーマネージメントをネイティブにサポートしていません [4]。代替は ICC プロファイル を見て下さい。

マルチモニター

Xfce はマルチモニターをサポートしています。アプリケーション > 設定 > ディスプレイ ダイアログで設定することができます。詳細 タブで、異なるモニターに対するプロファイルを保存したり、接続されているモニターが変更された時にプロファイルを適用させたりできます。詳細は、Xfce ドキュメントの display の記事を見てください。

あるいは、xrandr コマンドの形式でディスプレイの設定を管理できる arandr を使うこともできます。Xfce のキーボードショートカットにコマンドを割り当てることができます。

SSH エージェント

Xfce 4.10 はデフォルトでセッションの初期化中に gpg-agent または ssh-agent をこの順番でロードしようとします。これを無効にするには、次のコマンドを使って xfconf キーを作成してください:

$ xfconf-query -c xfce4-session -p /startup/ssh-agent/enabled -n -t bool -s false

gpg-agent がインストールされている場合にも ssh-agent を強制的に使うようにするには、次のコマンドを実行してください:

$ xfconf-query -c xfce4-session -p /startup/ssh-agent/type -n -t string -s ssh-agent

GNOME Keyring を使うには、Xfce の設定の セッションと起動 にある 詳細 タブの 起動時に GNOME サービスを起動する というチェックボックスをチェックしてください。また、これによって gpg-agent と ssh-agent が無効になります。

ソース: https://docs.xfce.org/xfce/xfce4-session/advanced

フォーカスを移さずにバックグラウンドのウィンドウをスクロールする

メインメニュー > 設定 > ウィンドウマネージャー(詳細) > アクセシビリティ タブに行き、 いずれかのマウスボタンが押されている時にウィンドウを全面に出す のチェックを解除してください。

マウスボタンの修飾キー

デフォルトでは、Xfce におけるマウスボタンの修飾キーは Alt に設定されています。修飾キーは xfconf-query で変更することが可能です。例えば、以下のコマンドを実行するとマウスボタンの修飾キーとして Super キーが設定されます:

$ xfconf-query -c xfwm4 -p /general/easy_click -n -t string -s "Super"

厳密には、複数の修飾キーを使うことはサポートされていません。しかしながら、キーの名前を >< で区切ることで複数の修飾キーを指定することが可能になっています。例えば、マウスボタンの修飾キーとして Ctrl+Alt を設定したい場合、以下のコマンドを使用:

$ xfconf-query -c xfwm4 -p /general/easy_click -n -t string -s "Ctrl><Alt"

タッチパッドの2本指クリックを中クリックに設定する

この記事あるいはセクションで使われている用語や表現には問題が存在します。
議論: Convoluted way of simply configuring Touchpad Synaptics (議論: トーク:Xfce#)

タッチパッドの2本指のクリックを中クリックとしたい場合、以下のファイルを作成/編集してください:

~/.config/xfce4/xfconf/xfce-perchannel-xml/pointers.xml
<channel name="pointers" version="1.0">
  <property name="SynPS2_Synaptics_TouchPad" type="empty">
    <property name="Properties" type="empty">
      <property name="Synaptics_Tap_Action" type="array">
        <value type="int" value="0"/>
        <value type="int" value="0"/>
        <value type="int" value="0"/>
        <value type="int" value="0"/>
        <value type="int" value="1"/>
        <value type="int" value="2"/>
        <value type="int" value="3"/>
      </property>
    </property>
  </property>
</channel>

配列の 2 が中クリックです。

輝度スライダーの最小輝度を制限する

輝度のレベルを 0 にしたときにバックライトがオフになってしまうディスプレイの場合、最小輝度を調整すると良いでしょう。xfce4-power-manager 1.3.2 では xfconf4-property によって最小輝度の値を設定できる隠しオプションが追加されています。xfconf4 で int プロパティとして brightness-slider-min-level を追加してください。int の値は使用しているディスプレイに合わせて適切な最小値に設定してください。

プロファイルの画像を追加する

whisker-menu でユーザのプロファイル画像を表示させるには、96x96 の PNG ファイルを /home/user/.face 内においてください。

GIMP などの画像編集ソフトを使えば、画像を 96x96 に落とし、変換することができます。

パワーマネージャープラグインのラベル

int 型の show-panel-label xfconf オプションは、パワーマネージャーのラベルを操作します。異なるラベル形式を設定できます: 0 (ラベルなし)、1 (パーセンテージ)、2 (残り時間)、3 (両方)。

また、プロパティ > ラベル表示 からもパワーマネージャープラグイン GUI で設定にアクセスできます。

ショートカットに Windows (Super) キーを使う

Super キーは、キープレスを発生させずに、(CtrlAlt のように) 修飾キーとして扱われます。Super キーにアクションを割り当てると、そのキーに割り当てた他のアクションに加えてそのアクションもトリガーされるので、他のショートカットで使えなくなります。

この問題を回避し、ショートカットとして使いやすくするには、xcape をインストールしてください。このアプリケーションを使うことで、修飾キーが単独で押されたり離されたりした時に普通のキーとして振る舞うように設定できます。

次に、設定 > キーボード > アプリケーションショートカットキー を開き、使用されていないキーの組み合わせ (例えば Alt+F1) を「アプリケーションメニュー」 (または、Super キーを押した時にトリガーしたいアクション) に割り当ててください。そして、うまく行くかどうかをテストしてください。 次に、xcape を使って Alt+F1Super キーに割り当ててください:

$ xcape -e 'Super_L=Alt_L|F1'

Super キーを押した時に、Alt+F1 に割り当てたアクションが実行されることを確認してください。

すべてがうまく行ったら、これを自動起動アクションにしてください。設定 > セッションと起動 > 「自動開始アプリケーション」タブ を開き、追加 ボタンを押して、コマンドを入力して Xfce が起動するたびに実行されるようにしてください (xcape がすでにインストールされている場合、似たようなエントリが登録されていないことを確認してください)。

以上で、Super キーをショートカットで使用できるようになりました。 例: ウィンドウマネージャー > キーボード で、SuperUpDown キーを使って、ウィンドウを上側や下側に移動させることができます。

pulseaudio-plugin でボリュームの段階を増やす

オーディオボリュームを細かく調整するには、pulseaudio のプラグイン番号をクエリしてください:

$ xfconf-query -c xfce4-panel -lv | grep pulseaudio

コマンドが plugin-18 と出力した場合、以下のコマンドを実行してください:

$ xfconf-query -c xfce4-panel -p /plugins/plugin-18/volume-step --create -t int -s 1

ボリュームの段階を減らすには、-s の後の数をより大きい値に変更してください。

トラブルシューティング

デスクトップアイコンが勝手に並び替えられる

(パネルの設定ダイアログを開いたときなど) 特定のイベントが発生した際に、デスクトップのアイコンが並び替えられてしまうことがあります。アイコンの位置が ~/.config/xfce4/desktop/ ディレクトリのファイルによって決定されているのが原因です。デスクトップに変更が加えられると (アイコンを追加・削除したり位置を変更したりすると)、ディレクトリに新しいファイルが作成され、ファイルが衝突することがあります。

問題を解決するには、ディレクトリを開いて、アイコンの位置を正しく定義しているファイル以外の全てのファイルを削除してください。どのファイルが正しいのかはファイルを開いて、アイコンの位置を確認することで確かめられます。一番上の行は row 0 と定義され、一番左の列は col 0 と定義されています。従って、Firefox アイコンを上から4番目、左から1番目の場所に配置すると以下のようなエントリになります:

[Firefox]
row=3
col=0

マルチモニターで GTK テーマが使えない

設定ツールには displays.xml を破壊してしまうものがあり、そのために アプリケーションメニュー > 設定 > 外観 で GTK テーマが使えなくなってしまうことがあります。これを修正するには、~/.config/xfce4/xfconf/xfce-perchannel-xml/displays.xml を削除して画面を再設定してください。

右クリックメニューでアイコンが表示されない

ノート: GConf は廃止されていますが、以下の方法はまだ使えます。

何らかの理由で、Qt で作成されたアプリケーションには右クリックしてもアイコンが表示されないものがあります (qbittorrent や VirtualBox など)。この問題は以前未解決で Xfce でのみ発生します。これを修正するには、以下の2つのコマンドを実行してください:

$ gconftool-2 --type boolean --set /desktop/gnome/interface/buttons_have_icons true
$ gconftool-2 --type boolean --set /desktop/gnome/interface/menus_have_icons true

設定を変更しても効果がない

別の Xsettings デーモンを実行している場合、一部の設定が適用されなくなる場合があります。対応する行を削除/コメントアウトしてデーモンを無効化し、Xorg を再起動してください。

NVIDIA と xfce4-sensors-plugin

NVIDIA GPU のセンサーを検出・使用するには libxnvctrl をインストールしてから xfce4-sensors-plugin パッケージを ABS でリビルドする必要があります。xfce4-sensors-plugin-nvidiaAUR を使用して xfce4-sensors-plugin を置き換えるという方法もあります。

NVIDIA と複数モニターの環境で起動時に黒画面

NVIDIA と複数モニターを使用していて NVIDIA/トラブルシューティング#画面のティアリングを抑える に書かれてあることを行っている場合、Xfce の起動時に黒画面が発生することがあります。モニターの位置の設定が /etc/X11/xorg.conf~/.config/xfce4/xfconf/xfce-perchannel-xml/displays.xml で衝突してしまうのです。displays.xml を削除することでこの挙動を修正できます。

$ rm ~/.config/xfce4/xfconf/xfce-perchannel-xml/displays.xml

パネルアプレットを左側から動かせない

セパレータを右端の前に追加して "expand" プロパティを設定してください。[5]

規定のアプリケーションの設定が反映されない

この記事またはセクションの正確性には問題があります。
理由: xorg-xpropクラシックフォールバック[リンク切れ 2023-05-06]を有効化する場合にのみ必要であるはずです。クラシックフォールバックは Xfce を検出するための「最後の手段」です。これは、XDG_CURRENT_DESKTOP=XFCE [sic] を設定することで修正できるはずです (最近の Xfce でまだそうなっていない場合)。 (議論: トーク:Xfce#)

ほとんどのアプリケーションは xdg-open を使ってファイルや URL を規定のアプリケーションで開きます。

xdg-open と xdg-settings を Xfce デスクトップ環境と正しく統合させるには xorg-xprop パッケージをインストールする必要があります。

パッケージをインストールしていない場合、(exo-preferred-applications による) 規定のアプリケーションの設定は反映されません。規定のアプリケーションの設定が正しく使われるようにするには、パッケージをインストールして xdg-open から Xfce が動作していて exo-open に全てのコールを転送していることを検出できるようにしてください。

xdg-open の統合が正しく機能していることを確認するには、xdg-settings にデフォルトブラウザを尋ねてみて結果を見てください:

# xdg-settings get default-web-browser

以下のように返ってきた場合:

xdg-settings: unknown desktop environment

Xfce がデスクトップ環境として認識されていません。おそらく xorg-xprop パッケージがインストールされていないのが原因です。

デフォルトの設定を復元する

何らかの理由でデフォルトの設定に戻す必要があるなら、~/.config/xfce4-session/~/.config/xfce4/ をリネームしてみてください:

$ mv ~/.config/xfce4-session/ ~/.config/xfce4-session-bak
$ mv ~/.config/xfce4/ ~/.config/xfce4-bak

ログアウトしてログインすると、変更の影響が現れます。ログイン時に Unable to load a failsafe session というエラーウィンドウが表示される場合は、セッションエラーのセクションを見て下さい。

セッションエラー

症状として以下が挙げられます:

  • マウスが X になっていたり全く表示されなかったりする
  • ウィンドウ装飾が表示されずウィンドウが閉じられない
  • "ウィンドウマネージャ"設定ツール (xfwm4-settings) が起動せず、次のエラーが表示される These settings cannot work with your current window manager (unknown)
  • ディスプレイマネージャによって次のようなエラーが表示される: No window manager registered on screen 0
  • フェイルセーフセッションがロードされない:
Unable to load a failsafe session.
Unable to determine failsafe session name.  Possible causes: xfconfd isn't running (D-Bus setup problem); environment variable $XDG_CONFIG_DIRS is set incorrectly (must include "/etc"), or xfce4-session is installed incorrectly.  

xfce やシステムを再起動すればおそらく問題は解決しますが、もっと問題なのは破損したセッションです。.cache 下のセッションフォルダを削除してください:

$ rm -r ~/.cache/sessions/

$HOME 内のフォルダの所有者が xfce4 を起動するユーザーになっていることも確認してください。Chown を参照。

ウィンドウタイトルのフォントで xfce4-title がクラッシュする

ttf-droidttf-dejavuインストールしてください。FS#44382 を参照。

ノートパソコンのフタの設定が無視される

Xfce4 Power Manager で設定したフタが閉じた時のアクションの設定が反映されず、何を設定しても、フタを閉じた時にノートパソコンがサスペンドしてしまうことがあります。これはデフォルトで、電源マネージャがフタが閉じた時のイベントを管理するように設定されていないのが原因です。代わりに、フタが閉じた時のイベントは systemd-logind が管理しています。電源マネージャでイベントを管理できるようにするには、次のコマンドを実行してください:

$ xfconf-query -c xfce4-power-manager -p /xfce4-power-manager/logind-handle-lid-switch -s false
ノート: ノートパソコンのフタのアクションやサスペンド時のロック設定を変更したときに logind-handle-lid-switch の設定が true になることがあります。[6] を見てください。このような場合、手動で logind-handle-lid-switch を false に戻す必要があります。

ユーザーの切り替えアクションボタンがグレイアウトしている

ユーザーの切り替え アクションボタンは、gdmflexiserver 実行ファイル (GDM により提供されています) が存在していることを前提としています。なので、GDM が使用されていない場合、ボタンはグレイアウトします。上流のバグレポート を参照してください。

利用可能な回避策としては、/usr/bin/usr/local/bingdmflexiserver という名前の実行可能スクリプトを作成し、そのスクリプトから、使用しているディスプレイマネージャによって提供されている greeter 切り替えコマンドを呼び出すというものがあります。

.Xresources のマクロが機能しない

Xfce は xrdb を使って $HOME/.Xresources ファイルをロードしますが、-nocpp オプションによって前処理がスキップされます。マクロを使うには /etc/xdg/xfce4/xinitrc$HOME/.config/xfce4 ディレクトリにコピーしてファイル内の xrdb-nocpp オプションを削除してください。詳しくは 関連するフォーラムトピック を参照。

ログイン時にカーソルのテーマが変化しない

システム全体の XDG カーソルがあなたの望んでいるカーソルテーマに設定されていることを確認してください。カーソルテーマ#XDG の仕様 を見てください。

マウスパッドエディターのメニューバーが表示されない

以下のコマンドを実行して表示してください:

$ gsettings set org.xfce.mousepad.preferences.window menubar-visible true

ゴミ箱アイコンが表示されず、ゴミ箱アプレットが機能しない

ゴミ箱を機能させるには、任意の依存パッケージである gvfs が必要です。gvfs をインストールし、システムを再起動してください。

デスクトップが灰色になり、すべてのデスクトップアイコンが消える

~/.cache/sessions を削除してください:

$ rm -rf ~/.cache/sessions

その後、Xfce を再起動してください。

天気プラグインのラベル設定が消える

これは既知のバグです。回避策は、設定ファイルのバックアップを作成しておき、この問題が発生したときにバックアップから設定を復元することです。このバグレポートにあるスクリプトを使えます。

参照

翻訳ステータス: このページは en:Xfce の翻訳バージョンです。最後の翻訳日は 2023-06-15 です。もし英語版に 変更 があれば、翻訳の同期を手伝うことができます。