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NTP は暗号化されていない UDP ベースのプロトコルで、攻撃に [https://www.youtube.com/watch?v=hkw9tFnJk8k 悪用] された過去があります。代替を提供するという [https://github.com/ioerror/tlsdate 試み] が [https://www.imperialviolet.org/2016/09/19/roughtime.html 何回] かありましたが、プロトコルの本質からそれは難しいものとなっています。NTP には暗号化機能がありますが、[https://translate.google.com/translate?hl=en&sl=de&u=https://www.golem.de/news/tls-gcm-gefahr-durch-doppelte-nonces-1605-121005.html&prev=search 信用] されていません。[https://ntpsec.org/ NTPSec] を使うことで [https://docs.ntpsec.org/latest/ntpsec.html 'セキュアな'] 代替が可能となっています。
 
NTP は暗号化されていない UDP ベースのプロトコルで、攻撃に [https://www.youtube.com/watch?v=hkw9tFnJk8k 悪用] された過去があります。代替を提供するという [https://github.com/ioerror/tlsdate 試み] が [https://www.imperialviolet.org/2016/09/19/roughtime.html 何回] かありましたが、プロトコルの本質からそれは難しいものとなっています。NTP には暗号化機能がありますが、[https://translate.google.com/translate?hl=en&sl=de&u=https://www.golem.de/news/tls-gcm-gefahr-durch-doppelte-nonces-1605-121005.html&prev=search 信用] されていません。[https://ntpsec.org/ NTPSec] を使うことで [https://docs.ntpsec.org/latest/ntpsec.html 'セキュアな'] 代替が可能となっています。
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{{ic|ntpd.service}} を[[起動]]・[[有効化]]してください。
 
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== NTS を有効にする ==
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[https://www.rfc-editor.org/rfc/rfc8915.html NTS] は、インターネット上の NTP トラフィックを認証するために TLS/SSL を使用する方法です。
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{{Note|NTP プールおよび Arch NT プールは現在 NTS をサポートしていません。}}
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サーバーラインの最後に {{ic|nts}} キーワードを追加します。これは NTS を話すサーバーに対してのみ行ってください。NTS キー交換に {{ic|4460}} 以外のポートを使用する場合は、ポート番号も指定する必要があります。
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例えば:
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{{hc|/etc/ntp.d/use-pool|
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server time.cloudflare.com nts iburst
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server virginia.time.system76.com nts iburst
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server nts.netnod.se:4460 nts iburst
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}}
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こちらは [https://gist.github.com/jauderho/2ad0d441760fc5ed69d8d4e2d6b35f8d 非公式の NTS をサポートする NTP サーバーのリスト] です。
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{{Warning|インターネット上のランダムなホストを選んではいけませんが、地元の機関、他の公共機関、または既存の NTP サービスを提供している企業に NTS の追加を依頼してください。}}
   
 
== 参照 ==
 
== 参照 ==
   
 
* [[Wikipedia:Network Time Protocol#NTPsec]]
 
* [[Wikipedia:Network Time Protocol#NTPsec]]
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* [https://docs.ntpsec.org/latest/NTS-QuickStart.html NTS-QuickStart]

2024年8月14日 (水) 22:59時点における最新版

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NTP は暗号化されていない UDP ベースのプロトコルで、攻撃に 悪用 された過去があります。代替を提供するという 試み何回 かありましたが、プロトコルの本質からそれは難しいものとなっています。NTP には暗号化機能がありますが、信用 されていません。NTPSec を使うことで 'セキュアな' 代替が可能となっています。

インストール

NTPSec は ntpsecAUR パッケージでインストールできます。

ノート: 他の NTP サービスは NTPSec によってアンインストールされます。

以下のコマンドで新しい GPG 鍵をキーリングにインポートする必要があります:

$ gpg --recv-keys 5A22E330161C3978
gpg: key 5A22E330161C3978: 6 signatures not checked due to missing keys
gpg: key 5A22E330161C3978: public key "NTPsec Contact <contact@ntpsec.org>" imported
gpg: marginals needed: 3  completes needed: 1  trust model: pgp
gpg: depth: 0  valid:   8  signed:   0  trust: 0-, 0q, 0n, 0m, 0f, 8u
gpg: next trustdb check due at 2019-12-03
gpg: Total number processed: 1
gpg:               imported: 1

サービスの起動

ntpd.service起動有効化してください。

NTS を有効にする

NTS は、インターネット上の NTP トラフィックを認証するために TLS/SSL を使用する方法です。

ノート: NTP プールおよび Arch NT プールは現在 NTS をサポートしていません。

サーバーラインの最後に nts キーワードを追加します。これは NTS を話すサーバーに対してのみ行ってください。NTS キー交換に 4460 以外のポートを使用する場合は、ポート番号も指定する必要があります。

例えば:

/etc/ntp.d/use-pool
server time.cloudflare.com         nts iburst
server virginia.time.system76.com  nts iburst
server nts.netnod.se:4460          nts iburst

こちらは 非公式の NTS をサポートする NTP サーバーのリスト です。

警告: インターネット上のランダムなホストを選んではいけませんが、地元の機関、他の公共機関、または既存の NTP サービスを提供している企業に NTS の追加を依頼してください。

参照