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[[Category:フォント]]
 
[[Category:フォント]]
[[Category:グラフィックとデスクトップパブリッシング]]
 
[[cs:Fonts]]
 
 
[[de:Schriftarten]]
 
[[de:Schriftarten]]
 
[[en:Fonts]]
 
[[en:Fonts]]
 
[[es:Fonts]]
 
[[es:Fonts]]
[[it:Fonts]]
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[[uk:Fonts]]
[[ru:Fonts]]
 
 
[[zh-hans:Fonts]]
 
[[zh-hans:Fonts]]
[[zh-hant:Fonts]]
 
 
{{Related articles start}}
 
{{Related articles start}}
 
{{Related|フォント設定}}
 
{{Related|フォント設定}}
  +
{{Related|アプリケーション一覧/ユーティリティ#Font viewers}}
{{Related|Java 実行環境のフォント}}
 
{{Related|MS フォント}}
+
{{Related|Java Runtime Environment のフォント}}
  +
{{Related|Linux コンソール#フォント}}
 
{{Related|メトリック互換フォント}}
 
{{Related|メトリック互換フォント}}
  +
{{Related|Microsoft フォント}}
 
{{Related articles end}}
 
{{Related articles end}}
[[Wikipedia:ja:フォント|Wikipedia]] より:
 
:''コンピュータフォント(または単純に「フォント」)とはグリフや文字、ウィングディングなどの記号を含む電子データである。''
 
   
  +
[[Wikipedia:Computer font]] ([[Wikipedia:ja:フォント|日本語版]]) より: 「コンピュータのフォントは、グラフィカルなグリフのセットを含むデジタルデータファイルとして実装されている。コンピュータフォントは、フォントエディタを用いて設計・作成される。コンピュータの画面用に特別に設計されたフォントで、印刷用ではないものをスクリーンフォントという。」
フォントのライセンスによっては法的な制限がかかることがあります。
 
  +
  +
なお、フォントのライセンスによっては、法的な制約を受ける場合があります。
   
 
== フォントフォーマット ==
 
== フォントフォーマット ==
   
今日使われるほとんどのコンピュータフォントは''ビットマップ''か''アウトライン''データフォーマットになっています。
+
今日使われるほとんどのコンピュータフォントのデータフォーマットは''ビットマップ''か''アウトライン''のどちらかです。
;ビットマップフォント: ドットやピクセルのマトリックスで構成され、それぞれの文字のイメージを表示します。
+
;ビットマップフォント: 各面とサイズで各グリフのイメージを表現するドットやピクセルの配列で構成されます。
;アウトラインまたは''ベクター''フォント: ベジェ曲線を使それぞれの文字を表します。文字はさまざまなサイズにスケールすることができます。
+
;アウトラインまたは''ベクター''フォント: ベジェ曲線、描画命令、そして計算式を使用し各グリフを表します。文字のアウトライン任意のサイズで表示できます。
   
 
=== ビットマップフォーマット ===
 
=== ビットマップフォーマット ===
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* Adobe による [[Wikipedia:Glyph Bitmap Distribution Format|Bitmap Distribution Format]] (BDF)
 
* Adobe による [[Wikipedia:Glyph Bitmap Distribution Format|Bitmap Distribution Format]] (BDF)
 
* Xorg による [[Wikipedia:Portable Compiled Format|Portable Compiled Format]] (PCF)
 
* Xorg による [[Wikipedia:Portable Compiled Format|Portable Compiled Format]] (PCF)
* カーネルがコンソールフォントで使用する [[Wikipedia:PC Screen Font|PC Screen Font]] (PSF) (Xorg はサポートしておらず Unicode PSF ファイルの拡張子は {{ic|psfu}} です)。
+
* カーネルがコンソールフォントで使用する [[Wikipedia:PC Screen Font|PC Screen Font]] (PSF) (Xorg はサポートしていません。Unicode PSF ファイルの拡張子は {{ic|psfu}} です)。
  +
* OpenType ビットマップフォント (OTB) [https://fedoraproject.org/wiki/Changes/ProvideOpenTypeBitmapFonts]
   
上記のフォーマットは gzip で圧縮することできます。利用可能なビットマップフォントは[[#ビットマップ]]を見てください。
+
上記のフォーマットは gzip で圧縮することできます。利用可能なビットマップフォントは[[#ビットマップ]]を見てください。
   
 
=== アウトラインフォーマット ===
 
=== アウトラインフォーマット ===
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* Adobe による [[Wikipedia:ja:PostScriptフォント|PostScript フォント]] – 様々なフォーマットがあります。例: Printer Font ASCII (PFA) と Printer Font Binary (PPB)。
 
* Adobe による [[Wikipedia:ja:PostScriptフォント|PostScript フォント]] – 様々なフォーマットがあります。例: Printer Font ASCII (PFA) と Printer Font Binary (PPB)。
 
* Apple と Microsoft による [[Wikipedia:ja:TrueType|TrueType]] (ファイル拡張子: {{ic|ttf}})
 
* Apple と Microsoft による [[Wikipedia:ja:TrueType|TrueType]] (ファイル拡張子: {{ic|ttf}})
* TrueType を基に Microsoft によって開発された [[Wikipedia:ja:OpenType|OpenType]] (ファイル拡張子: {{ic|otf}}, {{ic|ttf}})
+
* TrueType を基に Microsoft によって開発された [[Wikipedia:ja:OpenType|OpenType]] (ファイル拡張子: {{ic|otf}}{{ic|ttf}})
   
多くの場合、TrueType と OpenType の技術的な差異は無視することができます。実際 {{ic|ttf}} 拡張子を持つフォントでも OpenType フォントであることがあります。
+
多くの場合、TrueType と OpenType の技術的な差異は無視することができます。
   
 
=== 他のフォーマット ===
 
=== 他のフォーマット ===
   
組版アプリケーションの ''TeX'' と、それに組み合わせるフォントソフトウェアの ''Metafont'' は独自の方法で文字をレンダリングします。この2つのプログラムでフォントとして使われるファイル拡張子に {{ic|*pk}}, {{ic|*gf}}, {{ic|mf}}{{ic|vf}} があります。
+
組版アプリケーションの [[TeX]] と、それに組み合わせるフォントソフトウェアの ''Metafont'' は、従来から独自の方法で文字をレンダリングします。この2つのプログラムでフォントとして使われるファイル拡張子に {{ic|*pk}}{{ic|*gf}}{{ic|mf}}{{ic|vf}} があります。最近のバージョンでは、TrueType フォントと OpenType フォントを使うこともできます。
   
''FontForge''オープンソースのフォント作成ログラムであり、作られたフォには {{ic|sfd}} (''s''pline ''f''ont ''d''atabase) というテキストベースのフォーマッが使われます。
+
[https://fontforge.github.io/en-US/ FontForge] ({{Pkg|fontforge}}) はフォント編集アリケーションであり、独自のネイティブなテキストベースのフォーマット {{ic|sfd}} (''s''pline ''f''ont ''d''atabase) フォを保存できます。
   
[http://www.w3.org/TR/SVG/fonts.html SVG] フォーマットにも独自フォント示するための機能があります。
+
[https://www.w3.org/TR/SVG/fonts.html SVG] にも独自フォント表現方式があります。
   
 
== インストール ==
 
== インストール ==
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=== Pacman ===
 
=== Pacman ===
   
フォントとそのコレクションは [[pacman]] を使って(有効にした)リポジトリからインストールすることができます。利用できるフォントを探すには次を実行:
+
有効化されているリポジトリ内のフォント及びフォントコレクションは [[pacman]] インストールできます。
$ pacman -Ss font
 
また {{ic|ttf}} フォントのみを探す場合は:
 
$ pacman -Ss ttf
 
   
  +
利用可能なフォントは[[pacman#パッケージ・データベースに問い合わせる|パッケージをクエリする]]ことで確認できます (例えば、{{ic|font}} や {{ic|ttf}} といった単語で検索するなど)。
=== パッケージを作成 ===
 
   
  +
=== パッケージを作成する ===
pacman であなたのフォントを管理したいと思ったならば、あなた自身で Arch パッケージを作ることができます。作ったパッケージは [[AUR]] コミュニティで共有することもできます。既存の [https://git.archlinux.org/svntogit/packages.git/tree/trunk/PKGBUILD?h=packages/adobe-source-code-pro-fonts パッケージ] が参考になるでしょう。パッケージの作成について詳しく学びたいならば、[[パッケージの作成]]を読んでください。
 
   
  +
フォントの管理は pacman からできるようにしたほうが良いでしょう。[[パッケージの作成|Arch のパッケージを作成する]]ことで、pacman に管理させることができます。また、パッケージは Arch コミュニティと [[AUR]] で共有することもできます。フォントをインストールするパッケージは特に似ています ([[フォントパッケージガイドライン]] を参照してください)。
ttf フォントからパッケージを簡単に作る方法として {{AUR|makefontpkg}} を使うこともできます。
 
   
フォントファイルのファミリー名は {{ic|fc-query}} を使うことで確認できます例: {{ic|fc-query -f '%{family[0]}\n' /path/to/file}}。
+
フォントファイルのファミリー名は {{ic|fc-query}} を使うことで確認できます (例: {{ic|fc-query -f '%{family[0]}\n' /path/to/file}})。フォーマットについては {{man|3|FcPatternFormat}} で説明されています
   
 
=== 手動インストール ===
 
=== 手動インストール ===
   
リポジトリにないフォントを追加するときに推奨されるは[[#パッケージを作成|パッケージを作成]]すす。pacman よってフォント削除・アップデートきるよになります。しかしながらフォントを手動でインストールすることも可能です。
+
システムで設定されているリポジトリに存在しないフォントを追加するに推奨される方法 [[#パッケージを作成する]] で説明されていまの方法は、後にフォントパッケージの削除と更新を pacman うこときます。
   
  +
または、フォントを手動でインストールすることもできます:
システム全体で(全てのユーザーが)使えるようにフォントをインストールするには、フォントフォルダを {{ic|/usr/share/fonts/}} ディレクトリに移動してください。ファイルがどのユーザーからも読み込めるように、[[chmod]] を使って適切なパーミッションを設定します (ファイルには {{ic|0444}}、ディレクトリには {{ic|0555}})。一人のユーザーだけがフォントを使う場合は、代わりに {{ic|~/.local/share/fonts}} を使います ({{ic|~/.fonts/}} は非推奨になりました)。
 
   
  +
* シングルユーザーの場合、フォントは {{ic|~/.local/share/fonts/}} にインストールします。
X サーバーに (''フォントサーバー''を使うのではなく) 直接フォントをロードさせるには新しく追加したフォントのディレクトリを FontPath エントリに加えてください。このエントリは [[Xorg#設定|Xorg の設定ファイル]] ({{ic|/etc/X11/xorg.conf}} もしくは {{ic|/etc/xorg.conf}}) 内の ''Files'' セクションにあります。詳しくは [[#X.Org とフォント]] を見て下さい。
 
  +
** 多くの場合、他のユーザーとしてグラフィカルなアプリケーションを実行しない限り、これで十分です。
  +
** 過去には {{ic|~/.fonts/}} が使われていましたが、現在は非推奨です。
  +
* システム全体 (全ユーザー) にインストールする場合は、{{ic|/usr/local/share/fonts/}} の下にフォントを配置します。
  +
** 先にディレクトリを作成する必要があるかもしれません: {{ic|mkdir -p /usr/local/share/fonts}}
  +
** {{ic|/usr/share/fonts/}} はパッケージマネージャの権限下にあり、手動で変更するべきではありません。
   
  +
サブディレクトリ構造の作成はユーザー次第であり、Linux ディストリビューションによって異なります。わかりやすくするために、各フォントをそれ自身のディレクトリに置くとよいでしょう。Fontconfig はデフォルトのパスを再帰的に検索し、ネストしたファイルを確実に拾います。
それから fontconfig フォントキャッシュをアップデートします (通常は fontconfig ライブラリを使用するアプリケーションが実行するため必要ありません):
 
   
  +
構造の例は次のとおりです:
$ fc-cache -vf
 
   
  +
{{bc|
==== 古いアプリケーション ====
 
  +
/usr/local/share/fonts/
  +
├── otf
  +
│   └── SourceCodeVariable
  +
│   ├── SourceCodeVariable-Italic.otf
  +
│   └── SourceCodeVariable-Roman.otf
  +
└── ttf
  +
├── AnonymousPro
  +
│   ├── Anonymous-Pro-B.ttf
  +
│ ├── Anonymous-Pro-I.ttf
  +
│   └── Anonymous-Pro.ttf
  +
└── CascadiaCode
  +
   ├── CascadiaCode-Bold.ttf
  +
   ├── CascadiaCode-Light.ttf
  +
└── CascadiaCode-Regular.ttf
  +
}}
  +
  +
フォントファイルには、すべてのユーザーに対して十分な読み取り権限を与える必要があります。少なくとも、ファイルの場合は {{ic|444}}、ディレクトリの場合は {{ic|555}} に [[chmod]] しておく必要があります。
  +
  +
Xserver がフォントを直接読み込むためには (''フォントサーバ'' の使用とは対照的に)、新しく追加したフォントのディレクトリを FontPath エントリで追加する必要があります。このエントリは [[Xorg#設定|Xorg 設定ファイル]]の ''Files'' セクションにあります (例: {{ic|/etc/X11/xorg.conf}} や {{ic|/etc/xorg.conf}})。詳しくは [[#古いアプリケーション]] を見て下さい。
  +
  +
最後に、fontconfig キャッシュをアップデートします (通常は fontconfig ライブラリを使用するアプリケーションが実行するため必要ありません):
  +
  +
$ fc-cache
  +
  +
=== 古いアプリケーション ===
   
古いアプリケーション (例: GTK+ 1.x アプリケーション{{ic|xfontsel}}) を使う場合、fontconfig をサポートしていないので、インデックスをフォントディレクトリに作必要があります:
+
fontconfig をサポートしていない古いアプリケーション (例: GTK 1.x アプリケーション{{ic|xfontsel}}) で、インデックスをフォントディレクトリに作成しておく必要があります:
   
 
$ mkfontscale
 
$ mkfontscale
 
$ mkfontdir
 
$ mkfontdir
   
もしく次のコマで複数のフォルダを含めます:
+
また、ワライナーで複数のフォルダを追加るには:
   
 
$ for dir in /font/dir1/ /font/dir2/; do xset +fp $dir; done && xset fp rehash
 
$ for dir in /font/dir1/ /font/dir2/; do xset +fp $dir; done && xset fp rehash
   
{{ic|/usr/share/fonts}} バラバラのサブディレクトリフォントをインストールした場合:
+
または、フォントが、{{ic|/usr/share/fonts}} などのディレクトリ内の異なるサブフォルダ内にそれぞれインストールされている場合:
   
 
$ for dir in * ; do if [ -d "$dir" ]; then cd "$dir";xset +fp "$PWD" ;mkfontscale; mkfontdir;cd .. ;fi; done && xset fp rehash
 
$ for dir in * ; do if [ -d "$dir" ]; then cd "$dir";xset +fp "$PWD" ;mkfontscale; mkfontdir;cd .. ;fi; done && xset fp rehash
105行目: 131行目:
 
$ xlsfonts | grep fontname
 
$ xlsfonts | grep fontname
   
  +
{{note|多くのパッケージはインストール時に Xorg がフォントを使えるように自動的に設定を行います。その場合、この手順は不要です。}}
=== Pango の Warning ===
 
[http://www.pango.org/ Pango] を使っていると、pango が [https://www.freedesktop.org/wiki/Software/fontconfig fontconfig] を読み込んでフォントを選ぼうとすることがあります。
 
   
  +
これは、{{ic|/etc/X11/xorg.conf}} や {{ic|/etc/X11/xorg.conf.d}} でグローバルに設定することもできます。
(process:5741): Pango-WARNING **: failed to choose a font, expect ugly output. engine-type='PangoRenderFc', script='common'
 
(process:5741): Pango-WARNING **: failed to choose a font, expect ugly output. engine-type='PangoRenderFc', script='latin'
 
   
  +
以下は、{{ic|/etc/X11/xorg.conf}} に追加すべきセクションの例です。必要なフォントに合わせてパスを削除または追加してください。
上記のようなエラーや、アプリケーションで文字の代わりに豆腐が表示された場合、フォントを追加してフォントキャッシュをアップデートする必要があります。この例では {{Pkg|ttf-liberation}} フォントがあげられていて root 権限でシステム全体で有効にします。
 
   
  +
{{bc|
# pacman -S ttf-liberation
 
  +
# Let X.Org know about the custom font directories
-- インストールが成功したと仮定して出力は省略します --
 
  +
Section "Files"
 
  +
FontPath "/usr/share/fonts/100dpi"
# fc-cache -vfs
 
  +
FontPath "/usr/share/fonts/75dpi"
/usr/share/fonts: caching, new cache contents: 0 fonts, 3 dirs
 
  +
FontPath "/usr/share/fonts/cantarell"
/usr/share/fonts/TTF: caching, new cache contents: 16 fonts, 0 dirs
 
  +
FontPath "/usr/share/fonts/cyrillic"
/usr/share/fonts/encodings: caching, new cache contents: 0 fonts, 1 dirs
 
/usr/share/fonts/encodings/large: caching, new cache contents: 0 fonts, 0 dirs
+
FontPath "/usr/share/fonts/encodings"
  +
FontPath "/usr/share/fonts/misc"
/usr/share/fonts/util: caching, new cache contents: 0 fonts, 0 dirs
 
  +
FontPath "/usr/share/fonts/truetype"
/var/cache/fontconfig: cleaning cache directory
 
  +
FontPath "/usr/share/fonts/TTF"
fc-cache: succeeded
 
  +
FontPath "/usr/share/fonts/util"
  +
EndSection
  +
}}
   
  +
=== Pango の警告 ===
フォントが設定されたかテストするには:
 
   
  +
システムで [https://www.pango.org/ Pango] が使用されている場合に、pango は [https://www.freedesktop.org/wiki/Software/fontconfig fontconfig] から読み込んでフォントを読み込む場所を分類します。
# fc-match
 
LiberationMono-Regular.ttf: "Liberation Mono" "Regular"
 
   
  +
(process:5741): Pango-WARNING **: failed to choose a font, expect ugly output. engine-type='PangoRenderFc', script='common'
=== X.Org とフォント ===
 
  +
(process:5741): Pango-WARNING **: failed to choose a font, expect ugly output. engine-type='PangoRenderFc', script='latin'
   
  +
上記のようなエラーや、アプリケーションで文字の代わりに豆腐が表示された場合、フォントを追加してフォントキャッシュをアップデートする必要があります。この例では {{Pkg|ttf-liberation}} フォントがあげられていて root 権限でシステム全体で有効にします。
{{note|ほとんどのパッケージはインストール時に Xorg がフォントを使えるように自動的に設定を行います。その場合、この手順は不要です。}}
 
   
  +
{{hc|# fc-cache|
[[Xorg]] で新しくインストールしたフォントを使うには、フォントパスを {{ic|/etc/X11/xorg.conf}} (他の X.Org 設定ファイルでも動きます) に加える必要があります。
 
  +
/usr/share/fonts: caching, new cache contents: 0 fonts, 3 dirs
  +
/usr/share/fonts/TTF: caching, new cache contents: 16 fonts, 0 dirs
  +
/usr/share/fonts/encodings: caching, new cache contents: 0 fonts, 1 dirs
  +
/usr/share/fonts/encodings/large: caching, new cache contents: 0 fonts, 0 dirs
  +
/usr/share/fonts/util: caching, new cache contents: 0 fonts, 0 dirs
  +
/var/cache/fontconfig: cleaning cache directory
  +
fc-cache: succeeded
  +
}}
   
  +
デフォルトのフォントが設定されたか確認するには:
以下は {{ic|/etc/X11/xorg.conf}} に追加するセクションの例です。あなたの必要なフォントにあわせてパスを追加・削除してください。
 
# Let X.Org know about the custom font directories
 
Section "Files"
 
FontPath "/usr/share/fonts/100dpi"
 
FontPath "/usr/share/fonts/75dpi"
 
FontPath "/usr/share/fonts/cantarell"
 
FontPath "/usr/share/fonts/cyrillic"
 
FontPath "/usr/share/fonts/encodings"
 
FontPath "/usr/share/fonts/local"
 
FontPath "/usr/share/fonts/misc"
 
FontPath "/usr/share/fonts/truetype"
 
FontPath "/usr/share/fonts/TTF"
 
FontPath "/usr/share/fonts/util"
 
EndSection
 
   
  +
{{hc|$ fc-match|
==コンソールフォント==
 
  +
LiberationMono-Regular.ttf: "Liberation Mono" "Regular"
  +
}}
   
  +
== フォントパッケージ ==
{{Note|このセクションでは [[Wikipedia:Linux console|Linux コンソール]]について説明しています。(ユニコードフォントや最新のグラフィックアダプタのサポートなど) より多くの機能が備わっているコンソールについては [[fbterm]] や [[KMSCON]] などのページを見て下さい。}}
 
   
  +
以下は、公式リポジトリや [[AUR]] から入手できる多くのフォントパッケージを精選したリストです。幅広い [[wikipedia:ja:Unicode|Unicode]] サポートのあるフォントには "Unicode" とマークしています。
[[Wikipedia:ja:仮想コンソール|仮想コンソール]]はカーネルに含まれているフォントと ASCII 文字セットがデフォルトで使用しますが、どちらも簡単に変えることができます。
 
   
  +
{{Tip|[https://github.com/ternstor/distrofonts Archfonts] は公式リポジトリや AUR にあるすべての TTF フォントの概要を生成するために使用できる Python スクリプトです。}}
コンソールフォントは 256 か 512 文字に制限されています。利用できるフォントは {{ic|/usr/share/kbd/consolefonts/}} にあります。
 
   
  +
=== ビットマップ ===
押したキーとコンピュータで使われる文字をつなぐ、キーマップは {{ic|/usr/share/kbd/keymaps/}} のサブディレクトリにあります。
 
   
  +
{{Note|{{Pkg|pango}} 1.44 は、[https://blogs.gnome.org/mclasen/2019/05/25/pango-future-directions/ FreeType のサポートをやめ HarfBuzz を採用した]ため、[https://blogs.gnome.org/mclasen/2019/08/07/pango-1-44-wrap-up/ 従来の BDF/PCF ビットマップフォントへのサポートがなくなり]、一部のアプリケーション ({{Pkg|gnome-terminal}} など) では、フォントが機能しなくなりました (グリフではなく豆腐が表示されます)。{{Bug|63297}}、[https://gitlab.gnome.org/GNOME/pango/issues/386 Pango issue #386]、[https://github.com/harfbuzz/harfbuzz/issues/1897 HarfBuzz issue #1897] を参照して下さい。}}
{{Tip|ラテン・ギリシャ文字で書かれたヨーロッパ系言語の場合、{{ic|eurlatgr}} フォントを使うことができます。幅広いラテン・ギリシャ文字と特殊文字が収録されています [https://lists.altlinux.org/pipermail/kbd/2014-February/000439.html]。}}
 
   
  +
* デフォルト 8×16
=== プレビューとテスト ===
 
  +
* [https://github.com/seraxis/pcf-spectrum-berry Berry] ({{AUR|pcf-spectrum-berry}}) – 8px
  +
* [https://www.dcmembers.com/jibsen/download/61/ Dina] ({{AUR|dina-font}}) – Proggy プログラミングフォントベース、6pt、8pt、9pt、10pt、等幅
  +
* [http://openlab.jp/efont/unicode/ Efont] ({{AUR|efont-unicode-bdf}}) – 10px、12px、14px、16px、24px、ノーマル、太字、イタリック
  +
* [https://font.gohu.org/ Gohu] ({{AUR|gohufont}}) – 11px、14px、ノーマル、太字
  +
* [https://typedesign.replit.app/kissinger2.html Kissinger 2] – 8×16、16×16 (Unifont の競合)
  +
* [https://artwizaleczapka.sourceforge.net/ Lime] ({{AUR|artwiz-fonts}})
  +
* [https://tobiasjung.name/profont/ ProFont] ({{AUR|ttf-profont-iix}}) – 10px、11px、12px、15px、17px、22px、29px、ノーマル
  +
* [[Wikipedia:Proggy programming fonts|Proggy]] ({{AUR|proggyfonts}}) – 複数のバリアントあり
  +
* [http://www.fial.com/~scott/tamsyn-font/ Tamsyn] ({{AUR|tamsyn-font}})
  +
* [https://github.com/lucy/tewi-font Tewi] ({{AUR|bdf-tewi-git}})
  +
* [https://unifoundry.com/unifont.html Unifont] – 8×16、16×16 (Unicode のカバー率が[[Wikipedia:Unicode font#Comparison of fonts|最も高い]]フォント) ({{AUR|bdf-unifont}})
   
  +
Pango 1.44 及びそれ以降で機能するフォント:
フォントで利用できる記号・文字は {{ic|showconsolefont}} コマンドでテーブル表示できます:
 
   
  +
* [https://tobiasjung.name/profont/ ProFont] ({{AUR|profont-otb}}) – ProFont の OpenType Bitmap (OTB) バリアント
$ showconsolefont
 
  +
* [https://xorg.freedesktop.org/releases/individual/font/ Misc Fixed] {{AUR|xorg-fonts-misc-otb}}
  +
* [https://font.gohu.org/ Gohufont] ({{AUR|gohufont-otb}})
  +
* [https://github.com/slavfox/Cozette/ Cozette] ({{AUR|cozette-otb}})
  +
* [https://terminus-font.sourceforge.net/ Terminus] ({{Pkg|terminus-font}})
  +
* AUR 上の他の [https://aur.archlinux.org/packages/?O=0&SeB=n&K=-otb&outdated=&SB=n&SO=a&PP=50&do_Search=Go OTB] フォント
   
  +
=== ラテン文字 ===
''setfont'' ユーティリティを使うことで一時的にフォントを変えることができます。フォントの名前 ({{ic|/usr/share/kbd/consolefonts/}} にあります) を指定してください:
 
   
  +
==== ファミリー ====
$ setfont Lat2-Terminus16
 
   
  +
[[フォントパッケージガイドライン#提供するもの|基本のフォントセットを提供する]]パッケージ:
任意で、使用する文字セットを {{ic|-m}} オプションで指定できます:
 
   
  +
* [[Wikipedia:ja:Bitstream Vera|Bitstream Vera]] ({{Pkg|ttf-bitstream-vera}}) – サンセリフ体、セリフ体、等幅フォントを含んでいます。Bitstream Vera Sans は [[Wikipedia:ja:Verdana|Verdana]] のメトリック互換版です。
$ setfont Lat2-Terminus16 -m 8859-2
 
  +
* [[Wikipedia:Croscore fonts|Croscore fonts]] ({{Pkg|ttf-croscore}}) – Helvetica、Times、Courier、Georgia の[[メトリック互換フォント]]。それぞれ、Arimo、Tinos、Cousine、Gelasio という名前が付けられています。Chrome OS に同梱されています。
  +
* [[Wikipedia:ja:DejaVuフォント|DejaVu フォント]] ({{Pkg|ttf-dejavu}}) – Unicode カバー率を高めるように修正された Bitstream Vera。
  +
* [[Wikipedia:ja:Droid (書体)|Droid]] ({{Pkg|ttf-droid}}) – 古い Android バージョンのデフォルトフォント。Unicode カバー率は高く、CJK 文字を含んでいますが、記号や絵文字はありません。
  +
* [[Wikipedia:GNU FreeFont|GNU FreeFont]] ({{Pkg|gnu-free-fonts}}) – Helvetica、Times、Courier のクローンである3つのフォント (それぞれ FreeSans、FreeSerif、FreeMono) が含まれています。ほとんどのラテン文字は [[Wikipedia:URW Type Foundry|URW]] [[Wikipedia:Ghostscript#Free_fonts|Ghostscript]] フォント (例: [[Wikipedia:ja:ニンバス・ローマンNo.9 L|Nimbus Roman]]、[[Wikipedia:Nimbus Sans|Nimbus Sans]]) 由来で、非ラテン文字は Unicode カバー率の高い多くのソース由来です。ただし、CJK 文字は含まれていません。
  +
* [[Wikipedia:ja:IBM Plex|IBM Plex]] ({{Pkg|ttf-ibm-plex}}) – セリフ体、サンセリフ体、コンデンスドサンセリフ (condensed sans-serif)、等幅。True italics あり。
  +
* [https://input.djr.com/info/ Input] ({{Pkg|ttf-input}}) – DJR & Font Bureau 由来のコード用フォント群
  +
* [[Wikipedia:ja:Liberation fonts|Liberation fonts]] ({{Pkg|ttf-liberation}}) – Helvetica、Times、Courier の[[メトリック互換フォント]]。しかし、見た目が異なります。
  +
* [https://github.com/alerque/libertinus Libertinus Fonts] ({{Pkg|otf-libertinus}}) – [[Wikipedia:ja:Linux Libertine|Linux Libertine]] と Linux Biolinum のフォーク。拡張数学記号サポートあり。[[#数学]] を参照。
  +
* [[Microsoft フォント]] ({{AUR|ttf-ms-win11}}) – Windows 11 のフォント群 (Windows 11 環境かインストールメディアが必要)。
  +
* [[Wikipedia:ja:Noto|Noto フォント]] ({{Pkg|noto-fonts}}) – Google のフォントファミリ。任意の依存関係である絵文字と CJK のパッケージもインストールすれば、Unicode を完全にカバーできます。
   
  +
基本のフォントセットを提供しないパッケージ:
もし新しく変えたフォントに不満ならば、何も引数を付けないで実行することでデフォルトフォントに戻ります (コンソール画面が全く読めなくなってしまったときでも、このコマンドは動作します。なんとかしてコマンドを入力してください):
 
   
  +
* [https://b612-font.com/ B612] ({{AUR|ttf-b612}}) – Airbus が提供するオープンソースのフォントファミリ (サンセリフと等幅)。飛行機のコクピット画面で読みやすいようにデザインされています。
$ setfont
 
  +
* [[Wikipedia:Ghostscript#Free_fonts|Ghostscript]] ({{Pkg|gsfonts}}) – [[Wikipedia:URW Type Foundry|URW]] によって寄付された Ghostscript フォント。Helvetica、Times、Courier などのクローンを含んでいます。GNU FreeFont ({{Pkg|gnu-free-fonts}}) と TeX Gyre フォント ({{Pkg|tex-gyre-fonts}}) は両方とも部分的にこの Ghostscript フォントをベースとしています。
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* [[Wikipedia:Luxi fonts|Luxi fonts]] ({{AUR|font-bh-ttf}}) – Lucida に似ている X.Org フォントファミリ
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* [[Wikipedia:ja:Roboto|Roboto]] ({{Pkg|ttf-roboto}}) – 最近の Android バージョンのデフォルトフォント。CJK などサポートされていない言語に関しては Noto フォントによって補完されます。
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* [https://www.gust.org.pl/projects/e-foundry/tex-gyre/index_html TeX Gyre フォント群] ({{Pkg|tex-gyre-fonts}}) – TeX ユーザーの Polish GUST association によって作成されました。ほとんどは [[Wikipedia:URW Type Foundry|URW]] [[Wikipedia:Ghostscript#Free_fonts|Ghostscript]] フォントをベースとしており、Helvetica、Times、Courier などのクローンを含んでいます。一部のフォントは独自の数学関連のフォントを含んでいます ([[#数学]] を参照)。
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* [[Wikipedia:ja:Ubuntu (書体)|Ubuntu フォントファミリ]] ({{Pkg|ttf-ubuntu-font-family}})
   
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レガシーな Microsoft フォントパッケージ:
{{Note|''setfont'' は現在使われているコンソールだけで機能することを覚えておいて下さい。(アクティブだろうとそうでなかろうと)他のコンソールには影響しません。}}
 
   
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* [https://corefonts.sourceforge.net/ Microsoft フォント] ({{AUR|ttf-ms-fonts}}) – Andalé Mono、Courier New、Arial、Arial Black、Comic Sans、Impact、Lucida Sans、Microsoft Sans Serif、Trebuchet、Verdana、Georgia、Times New Roman
=== デフォルトフォントを変更 ===
 
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* Vista フォント ({{AUR|ttf-vista-fonts}}) – Consolas、Calibri、Candara、Corbel、Cambria、Constantia
   
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==== 等幅 ====
デフォルトフォントを変えるには、{{ic|/etc/vconsole.conf}} (このファイルは新しく作る必要があるかもしれません) の {{ic|FONT}} と {{ic|FONT_MAP}} で設定します。
 
   
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以下では、"プログラミングリガチャ" (例えば "->" という文字列が "⟶" という2文字分の幅のグリフとして表示される機能のこと) をサポートしているフォントには ⟶ という印をつけています。その他の等幅フォントは [[#ビットマップ]] と [[#ファミリー]] も見てください。
''Č, ž, đ, š'' or ''Ł, ę, ą, ś'' などの文字を表示するために {{ic|lat2-16.psfu.gz}} フォントを使うとします:
 
   
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* [https://www.marksimonson.com/fonts/view/anonymous-pro Anonymous Pro] ({{Pkg|ttf-anonymous-pro}}、{{AUR|ttf-google-fonts-git}} に含まれています)
FONT=lat2-16
 
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* [https://github.com/microsoft/cascadia-code Cascadia Code] ({{Pkg|ttf-cascadia-code}}) ⟶ – Open Font License の下で Microsoft によってリリースされ、プログラミング合字を使用して Windows Terminal の外観を向上させるようにデザインされています。
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* [https://quoteunquoteapps.com/courierprime/ Courier Prime] ({{AUR|ttf-courier-prime}}) – サンセリフフォントとプログラミング用に最適化されたバージョンで補完された Courier の代替品で、Open Font License の下でリリースされています。
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* [https://damieng.com/envy-code-r Envy Code R] ({{AUR|ttf-envy-code-r}}) – プログラマのためのフォント
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* Fantasque Sans Mono ({{Pkg|ttf-fantasque-sans-mono}}、{{Pkg|otf-fantasque-sans-mono}})
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* [[Wikipedia:Fira_(typeface)|Fira Mono]] ({{Pkg|ttf-fira-mono}}、{{Pkg|otf-fira-mono}}) – 小さい画面に最適化され、Mozilla によって Firefox OS に採用されたフォント。
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* [[Wikipedia:Fira_(typeface)#Fira_Code|Fira Code]] ({{Pkg|ttf-fira-code}}) ⟶ – 一般的な複数文字のリガチャが追加された、Fira Mono の拡張。
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* [https://sourcefoundry.org/hack/ Hack] ({{Pkg|ttf-hack}}) - KDE Plasma でデフォルトとして使用されるオープンソースの等幅フォント
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* [https://github.com/i-tu/Hasklig Hasklig] ({{AUR|otf-hasklig}}) - 等幅リガチャのあるコードフォント
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* [https://pcaro.es/p/hermit/ Hermit] ({{Pkg|otf-hermit}}) - プログラマによる、プログラマのためのフォント。
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* [[Wikipedia:Inconsolata|Inconsolata]] ({{Pkg|ttf-inconsolata}}、{{AUR|ttf-google-fonts-git}} に含まれています) – ソースコードの閲覧用にデザインされたフォント。Consolas と Letter Gothic からインスパイアされました。
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* [https://leonardo-m.livejournal.com/77079.html Inconsolata-g] ({{AUR|ttf-inconsolata-g}}) – プログラマ向けの改修が加えられています。
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* [https://be5invis.github.io/Iosevka/ Iosevka] ({{Pkg|ttc-iosevka}}) ⟶ – Pragmata Pro、M+、および PF DIN Mono に触発された、プログラミングに理想的なフォントとして設計された細いサンセリフおよびスラブセリフ書体。プログラミング合字と2000以上のラテン文字、ギリシャ文字、キリル文字、発音記号、PowerLine グリフをサポートします
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* [https://www.jetbrains.com/lp/mono/ JetBrains Mono] ({{Pkg|ttf-jetbrains-mono}}) ⟶ – JetBrains によってはい削されている、フリーでオープンソースなフォント。
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* [https://mishamyrt.github.io/Lilex/ Lilex] ({{AUR|ttf-lilex}}) ⟶ – プログラミングで一般的に使われる複数文字のリガチャが含まれている、フリーでオープンソースなモダンなプログラミングフォント。
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* [[Wikipedia::ja:Lucida#Lucida Typewriter Serif|Lucida Typewriter]] ({{AUR|jre}} パッケージに含まれています)
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* [[Wikipedia:Menlo (typeface)|Menlo]] ({{AUR|ttf-meslo}}) – OS X のための Apple の Menlo Regular フォントのカスタマイズされたバージョン。垂直方向のギャップが大きくなっています。
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* [[Wikipedia:Monaco (typeface)|Monaco]] ({{AUR|ttf-monaco}}) – Apple デザインされた、OS X のためのプロプライエタリなフォント。
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* Monofur ({{Pkg|ttf-monofur}})
  +
* [https://madmalik.github.io/mononoki Mononoki] ({{AUR|ttf-mononoki}}) – プログラミングやコードレビューのためのフォント。
  +
* [[Wikipedia:Roboto#Roboto_Mono|Roboto Mono]] ({{Pkg|ttf-roboto-mono}}) – Roboto ({{Pkg|ttf-roboto}}) をベースとしています。
  +
* [[Wikipedia:Source Code Pro|Source Code Pro]] ({{Pkg|adobe-source-code-pro-fonts}}、{{AUR|ttf-google-fonts-git}} に含まれています)
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* [https://dtinth.github.io/comic-mono-font/ Comic Mono] ({{AUR|ttf-comic-mono-git}}) 読みやすい等幅フォント。子供の頃から親しんできたあの字面、Comic Sans。
   
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関連するウェブサイト:
これで ISO/IEC 8859 の第2部がサイズ16で使われます。他の値にすればフォントサイズを変えられます (例: {{ic|lat2-08}})。8859 によって定められている地域については、[[wikipedia:ja:ISO/IEC_8859#ISO 8859の部|Wikipedia の表]]を見て下さい。X サーバーを使わずコンソールで作業することが多いならば Terminus フォントが推奨です。例えば ter-216b はラテン2、サイズ16、太字です。ter-216n は通常の太さになります。Terminus フォントは32までのサイズが揃っています。
 
   
  +
* [http://www.lowing.org/fonts/ Trevor Lowing のフォントリスト]
フォントを変えたら、適切なフォントマップを設定します。lat2-16 の場合は:
 
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* [https://www.slant.co/topics/67/~what-are-the-best-programming-fonts Slant: What are the best programming fonts?]
FONT_MAP=8859-2
 
  +
* [https://stackoverflow.com/questions/4689/recommended-fonts-for-programming Stack Overflow: Recommended fonts for programming]
  +
* [https://www.programmingfonts.org Programming Fonts - Test Drive]
  +
* [http://s9w.io/font_compare Programming Fonts Compare]
  +
* [https://www.codingfont.com/ Typogram による Coding Font]
   
  +
==== サンセリフ ====
初期のユーザースペース、つまりブートプロセスでも特定のフォントを使いたい場合は、{{ic|/etc/mkinitcpio.conf}} で {{ic|keymap}} フックを使って下さい。詳しくは [[Mkinitcpio#HOOKS]] を参照してください。
 
   
  +
* [http://scripts.sil.org/cms/scripts/page.php?site_id=nrsi&id=andika Andika]{{Dead link|2024|03|03|status=404}} ({{AUR|ttf-andika}})
ブート時にフォントが変わっていない、もしくは一時的にしか変わらなかった場合、グラフィックドライバが初期化されコンソールがフレームバッファに切り替わるときにリセットされている可能性があります。これを避けるには、グラフィックドライバを早くロードするようにしてください。[[Kernel Mode Setting#Early KMS start]] のサンプルを見るか他の方法で {{ic|/etc/vconsole.conf}} が適用される前にフレームバッファをセットアップするようにしてください。
 
  +
* [[Wikipedia:Cantarell (typeface)|Cantarell]] ({{Pkg|cantarell-fonts}}) – GNOME と共に提供されるデフォルトフォント。GNOME 及び GTK 3 関連のパッケージで必要です。
  +
* [https://typedesign.replit.app/dmcasansserif.html DMCA Sans Serif] ({{AUR|ttf-dmcasansserif}}) – 汎用のサンセリフフォント。Microsoft Consolas とメトリック互換性あり。
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* [[Wikipedia:Fira (typeface)|Fira Sans]] ({{Pkg|ttf-fira-sans}}、{{Pkg|otf-fira-sans}}) – Erik Spiekermann によって Mozilla と Firefox OS のためにデザインされたサンセリフフォント。Fira Mono と Fira Code は Fira Sans の等幅バージョンです ([[#等幅]] を参照)。
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* [[Wikipedia:FreeSans|FreeSans]] ({{Pkg|gnu-free-fonts}}) – Helvetica と[[Commons:File:FreeSansDemonstration.png|見た目が似ています]]が、メトリクスが異なります。[[#ファミリー]] を参照。
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* [https://github.com/rsms/inter Inter] ({{Pkg|inter-font}}) – ユーザーインターフェイス用にデザインされた、幾何学的なネオグロテスクフォント。
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* [https://indestructibletype.com/Jost.html Jost*] ({{AUR|otf-jost}}) – [[Wikipedia:ja:Futura|Futura]] をベースとしたオープンソース書体。
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* [[Wikipedia:ja:Liberation fonts|Liberation Sans]] ({{Pkg|ttf-liberation}}) – Helvetica とメトリック互換性がありますが、[[Commons:File:Font_Sample_-_Liberation_Sans.svg|見た目が異なります]]。[[#ファミリー]] を参照。
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* [https://fonts.google.com/specimen/Montserrat Montserrat] ({{Pkg|otf-montserrat}}) – [[Wikipedia:Gotham (typeface)|Gotham]] と [[Wikipedia:Proxima Nova|Proxima Nova]] と似ている部分のあるオープンソースフォント。
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* [https://fonts.google.com/specimen/Nunito Nunito] ({{Pkg|ttf-nunito}}) – 文字の端が丸いオープンソースフォント。なので、[[Wikipedia:Gotham_(typeface)#Variations|Gotham Rounded]] や [https://fonts.adobe.com/fonts/proxima-soft Proxima Soft] と似ています。
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* [[Wikipedia:Open Sans|Open Sans]] ({{Pkg|ttf-opensans}}) – Google から委託されたサンセリフフォント。Droid sans をベースとしていますが、少し幅広くなっています。
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* [[Wikipedia:PT Sans|PT Sans]] ({{AUR|ttf-google-fonts-git}}) – 3つの主要なバリアント (normal、narrow、caption) があります。Unicode: ラテン文字、キリル文字
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* [[Wikipedia:ja:Source Sans Pro|Source Sans]] ({{Pkg|adobe-source-sans-fonts}}) – Adobe のオープンソースのサンセリフフォント。News Gothic と Franklin Gothic をベースとしています。
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* [https://www.winehq.org/announce/0.9.47 Tahoma (Wine 用の代替版)] ({{AUR|ttf-tahoma}}) – [[Wikipedia:Tahoma (typeface)|Tahoma]] に対するオープンソースな代替のフォントです。[[Wine]] プロジェクトによって開発されました。多くの Windows アプリケーションは Tahoma が利用可能であることを期待するので作成されました。
   
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==== セリフ ====
==フォントパッケージ==
 
以下は、公式リポジトリや [[Arch User Repository|AUR]] から入手できる多くのフォントパッケージを精選したリストです。Unicode をサポートしているフォントには「Unicode 対応」と添えています。詳しくはプロジェクトや Wikipedia のページを見てください。
 
   
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* [[Wikipedia:ja:Bitstream Charter|Bitstream Charter]] ({{AUR|ttf-bitstream-charter}}、{{AUR|otf-bitstream-charter}}) – 元は [[Wikipedia:ja:マシュー・カーター|Matthew Carter]] によってデザインされた商用フォントでした。フリーなライセンスのバージョンがリリースされ、後にモダンな形式に[https://practicaltypography.com/charter.html 変換されました] (前述のパッケージで提供されています)。
[https://github.com/ternstor/distrofonts Python スクリプトの Archfonts] を使うことで公式リポジトリや AUR に入っている全てのフォントの PNG イメージを生成することができます (画像は {{AUR|ttf2png}} で生成されます)。
 
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* [https://indestructibletype.com/Bodoni.html Bodoni*] ({{AUR|otf-bodoni}}) – オープンソースな [[Wikipedia:ja:Bodoni|Bodoni]] の復刻版。
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* [https://github.com/skosch/Crimson Crimson] ({{Pkg|otf-crimson}}) – [[Wikipedia:Minion_(typeface)|Minion]] と似ている部分のあるオープンソースなフォント。
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* [[Wikipedia:EB_Garamond|EB Garamond]] ({{AUR|ebgaramond-otf}}) – オープンソースな [[Wikipedia:ja:Garamond|Garamond]] の復刻版。前述のパッケージは [https://github.com/octaviopardo/EBGaramond12 Octavio Pardo] によって開発されたバージョンです。
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* [[Wikipedia:FreeSerif|FreeSerif]] ({{Pkg|gnu-free-fonts}}) – Times New Roman と[[Commons:File:FreeSerifDemonstration.png|見た目が似ています]]が、[https://askubuntu.com/questions/346552/closest-alternative-to-times-new-roman/1148247#1148247 メトリクスが異なります]。[[#ファミリー]] を参照。
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* [[Wikipedia:Gentium|Gentium]] ({{Pkg|ttf-gentium-plus}}) – Unicode。ラテン文字、ギリシャ文字、キリル文字、国際音声記号 (IPA) 文字への包括的なサポートあり。
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* [[Wikipedia:Utopia_(typeface)#Derived_typefaces|Heuristica]] ({{AUR|ttf-heuristica}}) – フリーなライセンスでリリースされた [[Wikipedia:Utopia_(typeface)|Utopia]] のバージョンの1つをベースとしています。
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* [[Wikipedia:ja:Liberation fonts|Liberation Serif]] ({{Pkg|ttf-liberation}}) – Times New Roman とメトリック互換性がありますが、[[Wikipedia:File:Times New Roman Liberation Serif comparison.png|見た目が異なります]]。[[#ファミリー]] を参照。
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* [https://fonts.google.com/specimen/Libre+Baskerville Libre Baskerville] ({{AUR|ttf-librebaskerville}}) – オープンソースな [[Wikipedia:Baskerville|Baskerville]] の復刻版。Impallari Type によってデザインされました。
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* [https://fonts.google.com/specimen/Libre+Caslon+Text Libre Caslon] ({{AUR|otf-libre-caslon}}) – オープンソースな [[Wikipedia:Caslon|Caslon]] の復刻版。Impallari Type によってデザインされました。
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* [[Wikipedia:ja:Linux Libertine|Linux Libertine]] ({{Pkg|ttf-linux-libertine}}) – Times New Roman の代替として開発されましたが、見た目が異なり、さらにメトリクスも異なります (メトリクスの違いはイタリックと太字のフォントでより顕著です)。フォークの [[Wikipedia:Linux_Libertine#Derivative_works|Libertinus Fonts]] ({{Pkg|otf-libertinus}}) は活発に開発されているバージョンです。
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* [https://www.gust.org.pl/projects/e-foundry/tex-gyre/index_html TeX Gyre Termes] ({{Pkg|tex-gyre-fonts}}) – Times New Roman と見た目が似ています (しかし、メトリクスのマイナーな違いがあります)。[[#ファミリー]] を参照。
  +
* [[Wikipedia:Croscore_fonts|Tinos]] ({{Pkg|ttf-croscore}}) – Times New Roman とメトリック互換性がありますが、見た目が異なります (Liberation Serif に似ています)。[[#ファミリー]] を参照。
   
=== ビットマップ ===
+
==== 手書き ====
   
  +
* {{AUR|ttf-nothingyoucoulddo}} – フォトグラファーの手書きフォント
* Default 8x16
 
  +
* {{AUR|ttf-indieflower}} – 活力のある丸みを帯びた手書きサンセリフフォント
* Dina ({{Pkg|dina-font}}) – Proggy ベースの 8px, 10px, 12px
 
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* {{AUR|ttf-pacifico}} – 1950年代のアメリカサーフカルチャーからインスピレーションを得た、毛筆手書きフォント。キリル文字に拡張されています。
* [http://font.gohu.org/ Gohu] ({{AUR|gohufont}}) – 11px, 14px, normal, bold
 
  +
* {{AUR|otf-londrina}} – ブラジル、サンパウロの通りからインスピレーションを得た、手書きフォント。
* [http://artwizaleczapka.sourceforge.net/ Lime] ({{AUR|artwiz-fonts}})
 
  +
* {{AUR|otf-tesla}} – ニコラテスラの手書きの再構築結果をベースとしたスクリプトフォント。
* [http://tobiasjung.name/profont/ ProFont] ({{Pkg|profont}}{{Broken package link|パッケージが存在しません}}) – 10px, 11px, 12px, 15px, 17px, 22px, 29px, normal
 
  +
* {{AUR|ttf-architects-daughter}} – 建築関連文書の見た目と四角い見た目、そして日常の手書きの自然な感じを取り入れたフォント。
* [[Wikipedia:Proggy programming fonts|Proggy]] ({{AUR|proggyfonts}}) – 様々なタイプがあります
 
* [http://www.fial.com/~scott/tamsyn-font/ Tamsyn] ({{Pkg|tamsyn-font}})
 
* [http://terminus-font.sourceforge.net/ Terminus] ({{Pkg|terminus-font}})
 
* [https://github.com/lucy/tewi-font Tewi] ({{AUR|bdf-tewi-git}})
 
* [http://unifoundry.com/unifont.html Unifont] ([[Wikipedia:Unicode font#Comparison of fonts|Unicode のカバー率が最も高いフォント]]) ({{Pkg|bdf-unifont}})
 
   
=== ラテン文字 ===
+
==== 未分類 ====
   
  +
* {{AUR|all-repository-fonts}} – 公式リポジトリ内の全フォントをインストールするメタパッケージ。
==== ファミリー ====
 
  +
* {{AUR|ttf-cheapskate}} – ''dustismo.com'' のフォントコレクション
  +
* {{AUR|ttf-google-fonts-git}} – フリーフォント (Ubuntu、Inconsolata、Roboto などを含む) の巨大なコレクション。{{Note|100以上のフォントが追加されるため、フォントダイアログが非常に長くなるかもしれません。}}
  +
* {{Pkg|ttf-junicode}} – 中世のラテン文字をほぼ完全に収録している Junius フォント
  +
* {{AUR|ttf-mph-2b-damase}} – 第1面全てといくつかの文体をカバーしているフォント
  +
* {{Pkg|xorg-fonts-type1}} – [[Wikipedia:ja:PostScriptフォント|PostScript フォント]]の Adobe Utopia と IBM Courier のセット。
   
  +
=== 非ラテン文字 ===
* [[Wikipedia:ja:Bitstream Vera|Bitstream Vera]] ({{Pkg|ttf-bitstream-vera}}) – セリフ体・サンセリフ体・モノスペース
 
* [https://quoteunquoteapps.com/courierprime/ Courier Prime] ({{AUR|ttf-courier-prime}}) – スクリーンプレイ用に最適化された Courier フォント代替
 
* [[Wikipedia:Croscore fonts|Croscore フォント]] ({{Pkg|ttf-croscore}}) – Windows の Arial, Times New Roman, Courier New フォントの Google による代替フォント
 
* [[Wikipedia:ja:DejaVuフォント|DejaVu フォント]] ({{Pkg|ttf-dejavu}}) – Unicode の対応率を高めた Bitstream Vera
 
* [[Wikipedia:ja:Droid (書体)|Droid]] ({{Pkg|ttf-droid}}, {{AUR|ttf-google-fonts-git}} に含まれています) – 旧バージョンの Android のデフォルトフォント
 
* [[Wikipedia:ja:Roboto|Roboto]] ({{Pkg|ttf-roboto}}) – 新しいバージョンの Android のデフォルトフォント
 
* [[Wikipedia:ja:Noto|Google Noto]] ({{Pkg|noto-fonts}}) – Unicode 対応フォント
 
* [[Wikipedia:Liberation fonts|Liberation フォント]] ({{Pkg|ttf-liberation}}) – Windows の Arial, Arial Narrow, Times New Roman, Courier New フォントのフリー代替フォント
 
* [[Wikipedia:Ubuntu Font Family|Ubuntu フォントファミリー]] ({{Pkg|ttf-ubuntu-font-family}})
 
* [http://corefonts.sourceforge.net/ Microsoft フォント] ({{AUR|ttf-ms-fonts}}) – Andalé Mono, Courier New, Arial, Arial Black, Comic Sans, Impact, Lucida Sans, Microsoft Sans Serif, Trebuchet, Verdana, Georgia, Times New Roman
 
* Vista フォント ({{AUR|ttf-vista-fonts}}) – Consolas, Calibri, Candara, Corbel, Cambria, Constantia
 
   
==== モノスペース ====
+
==== 古代文字 ====
   
  +
* {{AUR|ttf-ancient-fonts}} – エーゲ文明やエジプト文明の文字、楔形文字、アナトリア半島の諸文明やマヤ文明の古代文字などの Unicode 記号が含まれているフォント。
他の等幅フォントは[[#ビットマップ]]や[[#ファミリー]]を参照してください。
 
   
  +
==== アラビア文字 ====
* [http://www.marksimonson.com/fonts/view/anonymous-pro Anonymous Pro] ({{pkg|ttf-anonymous-pro}}: {{AUR|ttf-google-fonts-git}} に含まれています)
 
* [https://damieng.com/blog/2008/05/26/envy-code-r-preview-7-coding-font-released Envy Code R] ({{AUR|ttf-envy-code-r}})
 
* Fantasque Sans Mono ({{AUR|ttf-fantasque-sans-git}})
 
* [[Wikipedia:Fira Sans|Fira Mono]] ({{pkg|ttf-fira-mono}}, {{pkg|otf-fira-mono}}) – Firefox OS 用にデザインされたフォント
 
* [[Wikipedia:GNU FreeFont|FreeMono]] ({{Pkg|ttf-freefont}}{{Broken package link|パッケージが存在しません}}) - Unicode 対応
 
* [https://sourcefoundry.org/hack/ Hack] ({{pkg|ttf-hack}})
 
* [[Wikipedia:Inconsolata|Inconsolata]] ({{Pkg|ttf-inconsolata}}: {{AUR|ttf-google-fonts-git}} に含まれています) - 可読性の高いプログラミングフォント
 
* [https://leonardo-m.livejournal.com/77079.html Inconsolata-g] ({{AUR|ttf-inconsolata-g}}) - プログラマ向けの改修が加えられています。
 
* [[Wikipedia:Lucida Typewriter|Lucida Typewriter]] ({{AUR|jre}} パッケージに含まれています)
 
* [[Wikipedia:Menlo (typeface)|Menlo]] (派生: {{AUR|ttf-meslo}}) - OS X のデフォルト等幅フォント
 
* [[Wikipedia:Monaco (typeface)|Monaco]] ({{AUR|ttf-monaco}}) - OSX 用に Apple がデザインしたフォント
 
* Monofur ({{Pkg|ttf-monofur}})
 
* [https://madmalik.github.io/mononoki Mononoki] ({{AUR|ttf-mononoki}})
 
* [[Wikipedia:Source Code Pro|Source Code Pro]] ({{pkg|adobe-source-code-pro-fonts}})
 
   
  +
[[:en:Localization/Arabic#Fonts]] を参照。
関連ウェブサイト:
 
   
  +
==== ベンガル文字 ====
* [http://hivelogic.com/articles/top-10-programming-fonts Dan Benjamin のプログラミングフォント Top 10]
 
* [http://www.lowing.org/fonts/ Trevor Lowing のフォントリスト]
 
* [https://www.slant.co/topics/67/~what-are-the-best-programming-fonts Slant: What are the best programming fonts?]
 
* [https://stackoverflow.com/questions/4689/recommended-fonts-for-programming Stack Overflow: Recommended fonts for programming]
 
   
  +
[[:en:Localization/Bengali#Fonts]] を参照。
==== ゴシック体 ====
 
   
  +
==== 点字 ====
* [http://scripts.sil.org/cms/scripts/page.php?site_id=nrsi&id=andika Andika] ({{AUR|ttf-andika}})
 
* [[Wikipedia:GNU FreeFont|FreeSans]] ({{Pkg|ttf-freefont}}{{Broken package link|パッケージが存在しません}}) - Unicode 対応
 
* [https://github.com/rsms/inter Inter UI] ({{AUR|ttf-inter-ui}}{{Broken package link|パッケージが存在しません}}) – ユーザーインターフェイス用にデザインされたフォント
 
* [[Wikipedia:ja:Linux Libertine|Linux Biolinum]] ({{Pkg|ttf-linux-libertine}}) – Times New Roman のフリー代替フォント
 
* [[Wikipedia:PT Sans|PT Sans]] ({{AUR|ttf-google-fonts-git}}) - 3書体: normal, narrow, caption - Unicode 対応: ラテン・キリル文字
 
* [[Wikipedia:ja:Source Sans Pro|Source Sans Pro]] ({{pkg|adobe-source-sans-pro-fonts}})
 
* [[Wikipedia:Tahoma (typeface)|Tahoma]] ({{AUR|ttf-tahoma}})
 
   
  +
* {{AUR|ttf-ubraille}} – ''点字'' の Unicode 記号が入っているフォント
==== 明朝体 ====
 
   
  +
==== 中国語、日本語、韓国語、ベトナム語 ====
* [http://www.georgduffner.at/ebgaramond/ EB Garamond] ({{AUR|otf-eb-garamond}})
 
* [[Wikipedia:GNU FreeFont|FreeSerif]] ({{Pkg|ttf-freefont}}{{Broken package link|パッケージが存在しません}}) - Unicode 対応
 
* [[Wikipedia:Gentium|Gentium]] ({{Pkg|ttf-gentium}}{{Broken package link|置換パッケージ: {{Pkg|gentium-plus-font}}}}) - Unicode 対応: ラテン・ギリシャ・キリル・音標文字
 
* [[Wikipedia:ja:Linux Libertine|Linux Libertine]] ({{Pkg|ttf-linux-libertine}}) - Unicode 対応: ラテン・ギリシア・キリル・ヘブライ文字
 
   
==== 未分類 ====
+
===== CJK =====
   
  +
Adobe Source Han フォントと Noto CJK フォントには[https://github.com/adobe-fonts/source-han-sans/issues/122 同一のグリフとメトリック]が含まれていますが、プロジェクトが Adobe と Google の両方によって委託されたため、異なるブランドがつけられています。
* {{Pkg|font-bh-ttf}} - X.Org Luxi フォント
 
* {{AUR|ttf-cheapskate}} - ''dustismo.com'' のフォントコレクション
 
* {{Pkg|ttf-junicode}} - 中世ラテン文字を多数収録している Junius フォント
 
* {{AUR|ttf-mph-2b-damase}} - 第1面を全てカバーするフォント
 
* {{Pkg|xorg-fonts-type1}} - [[Wikipedia:ja:PostScriptフォント|PostScript フォント]]の IBM Courier と Adobe Utopia のセット
 
* {{AUR|all-repository-fonts}} - 公式リポジトリの全てのフォントがインストールできるメタパッケージ
 
* {{AUR|ttf-google-fonts-git}} - フリーフォントの巨大コレクション (Ubuntu, Inconsolata, Droid など)。100種類以上のフォントがインストールされます。
 
   
  +
これらのコレクションは両方とも簡体字、繁体字、日本語、韓国語を包括的にサポートしており、デザインと見た目は統一されています。Noto Sans CJK フォントにはローカライズされたメニュー名がありません。これは必須ではありませんが、フォントの対象言語を話す客にとってはフォントがユーザーフレンドリーになります。
=== 国際文字 ===
 
   
==== 古代文字 ====
 
*{{AUR|ttf-ancient-fonts}} - エーゲ文明やエジプト文明の文字、楔形文字、アナトリア半島の諸文明やマヤ文明の古代文字などの Unicode 記号が含まれているフォント。
 
 
====(ブライユ)点字 ====
 
*{{AUR|ttf-ubraille}} - ''点字''の Unicode 記号が入っているフォント
 
 
====アラビア・ウルドゥー文字====
 
*{{AUR|ttf-amiri}} - Amiria Press によって作られたクラシカルなナスフ体のアラビア文字フォント
 
*{{AUR|ttf-arabeyes-fonts}} - フリーのアラビア文字フォントのコレクション
 
*{{AUR|ttf-qurancomplex-fonts}} - メディナの King Fahd Glorious Quran Printing Complex によるフォント
 
*{{AUR|ttf-sil-lateef}} - SIL による Unicode 対応アラビア文字フォント
 
*{{AUR|ttf-sil-scheherazade}} - SIL による Unicode 対応アラビア文字フォント
 
 
==== 漢字文化圏 ====
 
 
===== 汎 CJK =====
 
 
* Adobe Source Han フォント
 
* Adobe Source Han フォント
  +
** [[Wikipedia:ja:源ノ角ゴシック|Source Han Sans (源ノ角ゴシック)]] ({{Pkg|adobe-source-han-sans-otc-fonts}})
巨大なフォントコレクション。簡体字、繁体字、日本語、韓国語を包括的にサポート。統一されたデザインと外観。
 
:*{{Pkg|adobe-source-han-sans-otc-fonts}} - 明朝体
+
** [[Wikipedia:ja:源ノ明朝|Source Han Serif (源ノ明朝)]] ({{Pkg|adobe-source-han-serif-otc-fonts}})
  +
* [[Wikipedia:ja:Noto|Noto CJK フォント]] ({{Pkg|noto-fonts-cjk}}) – Noto Sans CJK と Noto Serif CJK の両方を含んでいます。
:*{{Pkg|adobe-source-han-serif-otc-fonts}} - ゴシック体
 
* {{Pkg|noto-fonts-cjk}} - 簡体中国語・日本語・韓国語を包括的にサポートする巨大なフォントコレクション。{{Pkg|adobe-source-han-sans-otc-fonts}} のリブランド版。
 
   
 
===== 中国語 =====
 
===== 中国語 =====
* Adobe Source Han フォント
 
** {{Pkg|adobe-source-han-sans-cn-fonts}} - 簡体字の OpenType/CFF ゴシック体フォント
 
** {{Pkg|adobe-source-han-sans-tw-fonts}} - 繁体字の OpenType/CFF ゴシック体フォント
 
** {{Pkg|adobe-source-han-serif-cn-fonts}} - 簡体字の OpenType/CFF 明朝体フォント
 
** {{Pkg|adobe-source-han-serif-tw-fonts}} - 簡体字の OpenType/CFF 明朝体フォント
 
   
  +
[[:en:Localization/Chinese#Fonts]] を参照
* Noto フォント
 
** {{AUR|noto-fonts-sc}} - 簡体字の Noto CJK-SC フォント
 
** {{AUR|noto-fonts-tc}} - 繁体字の Noto CJK-TC フォント
 
   
  +
===== 日本語 =====
* WenQuanYi フォント
 
** {{Pkg|wqy-zenhei}} - ゴシック体漢字アウトラインフォント、ビットマップの宋体も含まれる (日本語(の一部)とハングルもサポート)。
 
** {{Pkg|wqy-bitmapfont}} - ビットマップ明朝体漢字フォント。
 
   
* Arphic フォント
+
[[ローカリゼーション#フォント]] を参照。
** {{Pkg|ttf-arphic-ukai}} - ''Kaiti'' (筆文字) Unicode 対応フォント (アンチエイリアス推奨)。
 
** {{Pkg|ttf-arphic-uming}} - ''Mingti'' (活字) Unicode 対応フォント。
 
   
  +
===== 韓国語 =====
* {{Pkg|opendesktop-fonts}} - ''New Sung'' フォント、旧 ttf-fireflysung パッケージ。
 
   
  +
[[:en:Localization/Korean#Fonts]] を参照。
* {{Pkg|ttf-hannom}} - 中国語とベトナム語の漢字とチュノムに対応したTrueType フォント。
 
   
  +
===== ベトナム語 =====
* 台湾教育部発行の標準フォント
 
** {{AUR|ttf-tw}} - 台湾教育部発行の楷書と明朝体の繁体字フォント。
 
** {{AUR|ttf-twcns-fonts}} - 台湾教育部発行の中国語 TrueType フォント。CNS11643 に対応し、楷書と明朝体が含まれる。
 
   
*Windows中国語フォント
+
* {{Pkg|ttf-hannom}} – チュノム用ベトナム TrueType フォント
**{{AUR|ttf-ms-win8-zh_cn}} - Windows8 の簡体字フォント。
 
**{{AUR|ttf-ms-win8-zh_tw}} - Windows8 の繁体字フォント。
 
**{{AUR|ttf-ms-win10-zh_cn}} - Windows10 の簡体字フォント。
 
**{{AUR|ttf-ms-win10-zh_tw}} - Windows10 の繁体字フォント。
 
   
=====日本語=====
+
==== キリル文字 ====
   
  +
[[#ラテン文字]] も参照。
* Adobe Source Han フォント
 
**{{Pkg|adobe-source-han-sans-jp-fonts}} - 日本語 OpenType/CFF ゴシック体フォント。
 
**{{Pkg|adobe-source-han-serif-jp-fonts}} - 日本語 OpenType/CFF 明朝体フォント。
 
**{{AUR|otf-source-han-code-jp}} - 日本語 OpenType/CFF コーディング用フォント。
 
   
  +
* {{AUR|ttf-paratype}} – ParaType によるフォントファミリ: サンセリフ、セリフ、等幅、拡張キリル文字・ラテン文字を含む。OFL ライセンス。
* IPA フォント
 
  +
* {{AUR|otf-russkopis}} – キリル文字のフリーな OpenType 筆記体フォント
**{{Pkg|otf-ipafont}} - 日常的に使える日本語ゴシック体と明朝体のフォントセット。一番高品質なオープンソースフォントの一つ。openSUSE-ja のデフォルト。
 
**{{Pkg|otf-ipaexfont}} - 字幅が調整された IPA フォント。
 
**{{Pkg|otf-ipamjfont}} - 人名の異体字を収録した行政機関向けフォント。変体仮名にも対応。
 
**{{AUR|otf-takao}}, {{AUR|otf-takaoex}}, {{AUR|otf-takaomj}} - Ubuntu の日本コミュニティによる IPA 派生フォント。
 
   
  +
==== ギリシャ文字 ====
*M+ フォント
 
**{{AUR|ttf-mplus}} - 近代的なゴシック体日本語アウトラインフォント。日本語の平仮名・片仮名、Basic Latin・Latin-1 Supplement・Latin Extended-A 文字セット、ほぼ全ての日本語の漢字(第一水準漢字まで完全に対応)と IPA 拡張、ギリシア文字、キリル文字、ベトナム語を収録。7 ウェイト(プロポーショナル)と 5 ウェイト(等幅)を用意。
 
**{{AUR|ttf-rounded-mplus}} - 丸ゴシック化した M+ フォント。
 
   
  +
ほとんど全ての Unicode 対応フォントにはギリシア文字セットが (アクセント注記式も) 含まれています。追加フォントパッケージには、Unicode 文字に完全には対応していないながらも高品質なギリシア文字 (もちろんラテン文字も) 活字を使えるパッケージがあります:
*モナーフォント
 
**{{AUR|ttf-mona}} - オリジナルのモナーフォント。
 
**{{AUR|ttf-monapo}} - [[wikipedia:ja:アスキーアート|2ちゃんねるのアスキーアート]]を正確に表示できる日本語フォント。
 
   
  +
* {{AUR|otf-gfs}} – Greek Font Society による OpenType フォントのセレクション
*{{Pkg|ttf-hanazono}} - フリーの日本語漢字フォント、明朝体。
 
  +
* {{AUR|ttf-mgopen}} – Magenta によるプロフェッショナル TrueType フォント
*{{Pkg|ttf-sazanami}} - フリーの日本語 TrueType フォント。既にメンテナンスされていませんが、環境によってはフォールバックフォントとして使われています。
 
  +
* {{AUR|ttf-sbl-greek}} – SBL Greek。Society of Biblical Literature (SBL) により作成されました。
*{{AUR|ttf-ume}} - フリーのゴシック体・明朝体フォント。
 
*{{AUR|ttf-vlgothic}} - 日本語ゴシック体フォントDebian/Fedora/Vine Linuxデフォルト
+
* {{AUR|ttf-sbl-biblit}} SBL BibLitSBL Greek と SBL Hebrew文字を含んでいます
*{{AUR|ttf-mikachan}} - 先駆的な手書き日本語フォント。
 
*{{AUR|ttf-oradano-mincho}} - 明治・大正時代の活字風のフォント。
 
*{{AUR|otf-aoyanagi-reisyo-simo}} - フリーの隷書体毛筆フォント。
 
   
  +
==== ヘブライ文字 ====
*合成フォント
 
**{{AUR|ttf-kazesawa-git}} - 可読性が高くウェイトが豊富なフォント。
 
**{{AUR|otf-kingen}} - オールド系の錦明朝と源ノ明朝 Light の合成フォント。
 
**{{AUR|ttf-komatuna}} - 小夏フォントと M+ フォントの合成フォント。
 
**{{AUR|ttf-koruri}} - {{AUR|ttf-mplus}} と Open Sans をミックスして作られた日本語 TrueType フォント。
 
**{{AUR|ttf-migu}} と {{AUR|ttf-migmix}} - M+ と IPA の合成フォント。
 
**{{AUR|ttf-myrica}} と {{AUR|ttf-myricam}} - Ricty ベースのプログラマ用フォント。
 
**{{AUR|ttf-ricty}} - Inconsolata と Migu 1M フォントから生成される Linux プログラミング用フォント。
 
**{{AUR|ttf-vlkoruri}} - {{AUR|ttf-vlgothic}} と Open Sans をミックスして作られた日本語 TrueType フォント。
 
**{{AUR|ttf-umeplus}} - 梅フォントと M+ フォントの合成フォント。
 
   
  +
* {{AUR|opensiddur-hebrew-fonts}} – オープンソースなヘブライフォントの大規模なコレクション。少数のラテン文字、ギリシャ文字、アラビア文字、アムハラ文字も含んでいます。
*Windows の日本語フォント
 
**{{AUR|ttf-ms-win8-japanese}} - Windows8 の日本語フォント。
+
* {{AUR|culmus}} フリーなヘブライフォントの良質なコレクション
  +
* {{AUR|alefbet}} – 2つのヘブライフォント (現時点では): 一般的に使用されている "David Libre" と、手書きフォントの "Gveret Levin"。
**{{AUR|ttf-ms-win10-japanese}} - Windows10 の日本語フォント。
 
  +
* {{AUR|ttf-ms-fonts}} – Arial フォントなどが含まれています。
  +
* {{AUR|ttf-sbl-hebrew}} – SBL Hebrew。Society of Biblical Literature (SBL) によって作成されました。
  +
* {{AUR|ttf-sbl-biblit}} – SBL BibLit。SBL Hebrew と SBL Greek の両方の文字を含んでいます。
   
===== 韓国語 =====
+
===== 等幅 =====
*{{Pkg|adobe-source-han-sans-kr-fonts}} - 韓国語 OpenType/CFF フォント。漢字を含む。
 
*{{Pkg|ttf-baekmuk}} - 韓国語 TrueType フォントのコレクション。漢字を含む。
 
*{{AUR|spoqa-han-sans}} - Spoqa によってカスタマイズされた Source Han Sans。漢字を含む。
 
*{{AUR|ttf-d2coding}} - Naver によって作成された D2Coding 等幅 TrueType フォント
 
*{{AUR|ttf-nanum}} - Nanum シリーズ TrueType フォント
 
*{{AUR|ttf-nanumgothic_coding}} - Nanum シリーズ幅調整 TrueType フォント
 
   
  +
* '''Cousine''' ({{pkg|ttf-croscore}}) – [[Wikipedia:Croscore fonts|Chrome OS Core Fonts]] に含まれています。
===== ベトナム語 =====
 
  +
* [https://www.evertype.com/emono/ Everson Mono] ({{AUR|ttf-everson-mono}}) – は Courier よりも軽量で、より緩やかで、より幅広い Unicode ブロックのサポートがあります。
* {{Pkg|ttf-hannom}} - 中国語とベトナム語の漢字とチュノムに対応したTrueType フォント。
 
  +
* '''FreeMono''' ({{pkg|gnu-free-fonts}}) – [[Wikipedia:GNU FreeFont|GNU FreeFont]] に含まれています。
   
====キリル文字====
+
==== インド語群 ====
[[#ラテン文字]]も見てください。
 
*{{AUR|ttf-paratype}} - ParaType のフォントファミリー: sans, serif, mono, 拡張キリル・ラテン文字, OFL ライセンス
 
*{{AUR|otf-russkopis}} - キリル文字のフリーな OpenType 筆記体フォント
 
   
  +
[[:en:Localization/Indic#Fonts]] を参照。
====ギリシア文字====
 
ほとんど全ての Unicode 対応フォントにはギリシア文字セットが(アクセント注記式も)含まれています。追加フォントパッケージには、Unicode 文字に完全には対応していないながらも高品質なギリシア文字(もちろんラテン文字も)活字を使えるパッケージがあります:
 
*{{AUR|otf-gfs}} - Greek Font Society による OpenType フォントのセレクション
 
*{{AUR|ttf-mgopen}} - Magenta によるプロフェッショナル TrueType フォント
 
   
====ヘブライ文字====
+
==== クメール文字 ====
*{{AUR|culmus}} - フリーのヘブライ文字のコレクション
 
   
  +
* {{Pkg|ttf-khmer}} – クメール語のグリフをカバーするフォント。
====インド系文字====
 
  +
* [https://www.google.com/fonts/specimen/Hanuman Hanuman] ({{AUR|ttf-google-fonts-git}})
*{{AUR|ttf-freebanglafont}} - ベンガル文字フォント
 
*{{Pkg|ttf-indic-otf}} - インド系文字 OpenType フォントコレクション (ttf-freebanglafont を含む)
 
* {{AUR|lohit-fonts}} - Fedora プロジェクトによるインド系文字 TrueType フォント (Oriya フォントなどを含む)
 
* {{AUR|ttf-devanagarifonts}} - デーヴァナーガリー TrueType フォント (283個のフォントを含む)
 
* {{AUR|ttf-gurmukhi-fonts_sikhnet}} - TrueType グルムキー文字フォント (gurbaniwebthick, prabhki)
 
* {{AUR|ttf-gurmukhi_punjabi}} - TTF グルムキー文字/パンジャーブ語 (252個のフォントを含む)
 
* {{AUR|ttf-gujrati-fonts}} - TTF グジャラート語フォント (Avantika, Gopika, Shree768)
 
* {{AUR|ttf-kannada-font}} - カンナダ語、インドのカルナータカ州の公用語
 
* {{AUR|ttf-lklug}} - シンハラ文字 Unicode 対応フォント
 
*{{AUR|ttf-tamil}} - タミル文字 Unicode 対応フォント
 
* {{AUR|ttf-urdufonts}} - ウルドゥー語のためのフォント (Jameel Noori Nastaleeq (+kasheeda), Nafees Web Naskh, PDMS Saleem Quran Font) と Jameel Noori Nastaleeq をデフォルトフォントにするフォント設定。
 
 
====クメール文字====
 
*{{Pkg|ttf-khmer}} - クメール語で使われる文字のフォント
 
*[https://www.google.com/fonts/specimen/Hanuman Hanuman] ({{AUR|ttf-google-fonts-git}})
 
   
 
==== モンゴル・ツングース語族 ====
 
==== モンゴル・ツングース語族 ====
   
* {{AUR|ttf-abkai}} - シベ文字・満州文字・ダウール文字フォント (開発途中で不完全です)
+
* {{AUR|ttf-abkai}} シベ文字・満州文字・ダウール文字フォント (開発途中で不完全です)
   
 
==== ペルシア文字 ====
 
==== ペルシア文字 ====
   
  +
{{pkg|ttf-scheherazade-new}} のようなアラビア文字フォントにはペルシア文字も含まれています。アラビア文字フォントは [[:en:Localization/Arabic#Fonts]] で確認できます。
* {{AUR|persian-fonts}} - AUR に存在する全てのペルシア語フォントをインストールするためのメタパッケージ。
 
  +
* {{AUR|borna-fonts}} - Borna Rayaneh Co. 製のペルシア文字 B フォントシリーズ。
 
* {{AUR|iran-nastaliq-fonts}} - フリーの Unicode 対応ペルシア文字筆記体フォント。
+
* {{AUR|persian-fonts}} AUR に存在する全てのペルシアフォントをインストールするためのメタパッケージ
* {{AUR|iranian-fonts}} - Iranian-Sans Iranian-Serif のペルシア文字フォントファミリー。
+
* {{AUR|borna-fonts}} Borna Rayaneh Co. のペルシア文字 B フォントリー
* {{AUR|ir-standard-fonts}} - イラン通信情報技術最高評議会 (SCICT) による標準ペルシアフォント。
+
* {{AUR|iran-nastaliq-fonts}} フリーの Unicode 対応ペルシア文字筆記体フォント。
* {{AUR|persian-hm-ftx-fonts}} - X Series 2, Metafont, FarsiTeX フォントから派生して作られたカシーダが使えるペルシア文字フォントリー
+
* {{AUR|iranian-fonts}} – Iranian-Sans Iranian-Serif ペルシア文字フォントファミリー。
* {{AUR|persian-hm-xs2-fonts}} - X Series 2 フォントから派生して作られたカシーダが使えるペルシア文字フォントシリーズ
+
* {{AUR|ir-standard-fonts}} イラン通信情報技術最高評議会 (SCICT) によ標準ペルシアフォント。
* {{AUR|sina-fonts}} - Sina Pardazesh Co. 製のペルシア文字フォントシリーズ。
+
* {{AUR|persian-hm-ftx-fonts}} X Series 2、Metafont、FarsiTeX フォントから派生して作られたカシーダが使えるペルシア文字フォントシリーズ。
* {{AUR|gandom-fonts}}, {{AUR|parastoo-fonts}}, {{AUR|sahel-fonts}}, {{AUR|samim-fonts}}, {{AUR|shabnam-fonts}}, {{AUR|tanha-fonts}}, {{AUR|vazir-fonts}}, {{AUR|vazir-code-fonts}} - Ali Rasti Kerdar によって作られた美麗なペルシアフォント。
+
* {{AUR|persian-hm-xs2-fonts}} X Series 2 フォントから派生して作られたカシーダが使えるペルシア文字フォントシリーズ
  +
* {{AUR|gandom-fonts}}、{{AUR|parastoo-fonts}}、{{AUR|sahel-fonts}}、{{AUR|samim-fonts}}、{{AUR|shabnam-fonts}}、{{AUR|tanha-fonts}}、{{AUR|vazirmatn-fonts}}、{{AUR|vazir-code-fonts}} –
* {{AUR|ttf-yas}} - Yas Persian フォントシリーズ。
 
  +
Saber RastiKerdar によって作られた美麗なペルシア語フォント。
* {{AUR|ttf-x2}} - ペルシア語、アラビア語、ウルドゥー語、パシュトー語、ウズベク語、クルド語、ウイグル語、古代トルコ語 (オスマン語)、現代トルコ語 (ローマ字) までサポートしているフリーフォント。
 
  +
* {{AUR|ttf-yas}} – Yas Persian フォントシリーズ ('''hollow zero''' あり)。
  +
* {{AUR|ttf-x2}} – ペルシア語、アラビア語、ウルドゥー語、パシュトゥー語、ダリー語、ウズベク語、クルド語、ウイグル語、古代トルコ語 (オスマン語)、現代トルコ語 (ローマ字) までをサポートしているフリーフォント。
   
 
==== タイ・カダイ語族 ====
 
==== タイ・カダイ語族 ====
   
* {{AUR|fonts-tlwg}} - スケーラブルなタイ語フォントのコレクション
+
* {{AUR|fonts-tlwg}} スケーラブルなタイ語フォントのコレクション
  +
* {{AUR|ttf-google-thai}} – Google による高品質なタイ語フォントと Thai National Fonts の[https://cadsondemak.github.io/ 改良]。
* {{AUR|ttf-lao}} - ラオス語 TTF フォント (Phetsarath_OT)
 
* {{AUR|ttf-lao-fonts}} - ラオス語 TTF フォント、Unicode 版と Windows 用の非 Unicode 版
+
* {{AUR|ttf-lao}} ラオス語 TTF フォント (Phetsarath_OT)
   
 
==== チベット・ビルマ語派 ====
 
==== チベット・ビルマ語派 ====
  +
*{{Pkg|ttf-tibetan-machine}} - チベット語 Machine TTFont
 
  +
* {{Pkg|ttf-tibetan-machine}} – チベット語 Machine TTFont
* {{AUR|ttf-myanmar-fonts}} - myordbok.com の121個のフォント
 
  +
* {{AUR|ttf-sil-padauk}} – ビルマ文字を使用する多くの派生言語をサポートする Unicode フォント。
   
 
=== 絵文字と記号 ===
 
=== 絵文字と記号 ===
461行目: 451行目:
 
Unicode 規格には「絵文字」と呼ばれる画像文字のためにあてられたセクションが存在します。
 
Unicode 規格には「絵文字」と呼ばれる画像文字のためにあてられたセクションが存在します。
   
  +
[[Wikipedia:ja:携帯電話の絵文字|絵文字]]フォントには様々なフォーマットが存在します: CBDT/CBLC (Google)、SBIX (Apple)、COLR/CPAL (Microsoft)、SVG (Mozilla/Adobe)。
* {{Pkg|noto-fonts-emoji}} - Android や Google ハングアウトなどで使用される Google の絵文字フォント。Unicode に新しく追加された絵文字は Noto フォントでは正しく表示されないことがあります。
 
* {{AUR|ttf-symbola}} - 多数の Unicode 記号が含まれており、絵文字も存在します。アウトラインフォント。
 
* {{AUR|ttf-emojione}}{{Broken package link|置換パッケージ: {{Pkg|ttf-joypixels}}}} - デザインの正確性が重視されているオープンソースの絵文字セット。
 
* {{AUR|ttf-twemoji-color}} - Twitter のオープンソース絵文字。
 
   
  +
サポートされているフォーマットの絵文字フォントが少なくとも1つインストールされていれば、特に設定せずとも絵文字は表示されるはずです。しかし、一部の絵文字フォントはグリフを巨大な固定サイズのビットマップとしてエンコードするので、意図したサイズで表示するために[[フォント設定#ビットマップフォントのスケーリングを無効にする|ビットマップフォントのダウンスケーリング]]を使用する必要があります (これはデフォルトで有効化されています)。
複数の文字からなる[[wikipedia:ja:顔文字#日本型の顔文字|顔文字]]は CJK やインド文字フォントなど様々な文字セットを使っています。次のパッケージは既存の顔文字の大部分をカバーします: {{Pkg|ttf-freefont}}{{Broken package link|パッケージが存在しません}}, {{Pkg|ttf-arphic-uming}}, {{Pkg|ttf-indic-otf}}。
 
   
  +
[[Wikipedia:Emoji#Emoji versus text presentation|Unicode 規格]]に従った絵文字フォントのフォールバックは、[https://github.com/google/emoji-segmenter 絵文字を扱うための追加のコード]を必要とします。
絵文字フォントを有効にしてメインのフォントファミリーの補助として絵文字ファミリーを追加したい場合、以下を[[フォント設定]]に追加してください:
 
   
  +
絵文字を見つけて入力する方法については [[アプリケーション一覧/ユーティリティ#Text input]] を参照してください。
{{hc|/etc/fonts/local.conf|<nowiki><?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
 
<!DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd">
 
<fontconfig>
 
<match>
 
<test name="family">
 
<string>serif</string>
 
</test>
 
<edit name="family" mode="prepend" binding="weak">
 
<string>Emoji</string>
 
</edit>
 
</match>
 
   
  +
{| class="wikitable"
<match>
 
  +
|-
<test name="family">
 
  +
! ソフトウェア !! CBDT/CBLC !! SBIX !! COLR/CPAL !! SVG !! 絵文字フォントフォールバック
<string>sans-serif</string>
 
  +
|-
</test>
 
  +
! [[Wikipedia:ja:FreeType|FreeType]]
<edit name="family" mode="prepend" binding="weak">
 
  +
| {{Yes}} || {{Yes}} || {{Yes}} || {{No|https://savannah.nongnu.org/bugs/?46141}} || {{-}}
<string>Emoji</string>
 
  +
|-
</edit>
 
  +
! [[Chromium]]
</match>
 
  +
| colspan=3 {{C|FreeType}} || {{-}}
  +
| {{Yes|https://chromium.googlesource.com/chromium/src.git/+/671511b00e2d6c374a3079c1c379d2d0dfad32fe}}
  +
|-
  +
! [[Firefox]]
  +
| colspan=3 {{C|FreeType}} || {{Yes}}
  +
| {{No|1=https://bugzilla.mozilla.org/show_bug.cgi?id=1509988}}。回避策は [[Firefox#フォントのトラブルシューティング]] を参照。
  +
|-
  +
! [[Wikipedia:ja:Pango|Pango]]
  +
| colspan=3 {{C|FreeType}} || {{-}}
  +
| {{Yes|https://gitlab.gnome.org/GNOME/pango/-/issues/298}}
  +
|-
  +
! [[Qt]]
  +
| colspan=3 {{C|FreeType}} || {{-}}
  +
| {{No}} [https://bugreports.qt.io/browse/QTBUG-71568] [https://bugreports.qt.io/browse/QTBUG-85014] [https://bugreports.qt.io/browse/QTBUG-85744]
  +
|-
  +
! [[アプリケーション一覧/インターネット#WebKitGTK ベース|WebKitGTK]]
  +
| colspan=3 {{C|FreeType}} || {{-}}
  +
| {{Yes|https://trac.webkit.org/changeset/239822/webkit}}
  +
|}
   
  +
{{Note|Qt は一度に最初の 255 個のフォントしか利用できません [https://bugreports.qt.io/browse/QTBUG-80434]。[[フォント設定#デフォルトまたは代替フォントを設定する|所望の代替フォント]]のリストに絵文字フォントが存在することを確認してください。}}
<match>
 
<test name="family">
 
<string>monospace</string>
 
</test>
 
<edit name="family" mode="prepend" binding="weak">
 
<string>Emoji</string>
 
</edit>
 
</match>
 
</fontconfig></nowiki>}}
 
   
  +
'''CBDT/CBLC:'''
===数学===
 
   
  +
* {{Pkg|noto-fonts-emoji}} – Google のオープンソース絵文字 15.1。
* {{Pkg|font-mathematica}}{{Broken package link|パッケージが存在しません}} - Wolfram Research, Inc による Mathematica フォント
 
  +
* {{Pkg|ttf-joypixels}} – EmojiOne creator のプロプライエタリな絵文字 15.0。
* {{Pkg|texlive-core}} と {{Pkg|texlive-fontsextra}} - Latin Modern Math や [[Wikipedia:STIX Fonts project|STIX フォント]]などの多数の数式フォントが含まれています。設定方法は [[TeX Live#フォント]]を見てください。
 
  +
* {{AUR|ttf-twemoji}} – Twitter のオープンソース絵文字 15.0。
* {{AUR|otf-stix}} - 右から左に書かれる数式に対応する STIX の最新・スタンドアロン版
 
  +
* {{Pkg|otf-latin-modern}}, {{Pkg|otf-latinmodern-math}} - LaTeX で使われている Computer Modern フォントの改良版
 
  +
'''SVG:'''
* {{AUR|ttf-computer-modern-fonts}}, {{AUR|otf-cm-unicode}} - [[wikipedia:ja:Computer Modern|Computer Modern]] (of TeX fame) フォント
 
  +
* {{AUR|ttf-mathtype}} - MathType フォント
 
  +
* [[Wikipedia:Font Awesome|Font Awesome]] ({{Pkg|ttf-font-awesome}}) – 象徴的な SVG フォント。
  +
* {{AUR|otf-openmoji}} – Schwäbisch Gmünd の German University of Design のオープンソース絵文字 15.0。
  +
* {{AUR|ttf-twemoji-color}} – Twitter のオープンソース絵文字 14.0。
  +
  +
'''アウトラインのみ:'''
  +
  +
* {{AUR|ttf-symbola}} – 多くの Unicode 記号 (絵文字を含む) を提供します。
  +
  +
[[Wikipedia:ja:顔文字|顔文字]]は様々な文字セット (CJK フォントやインド語群フォントを含む) からなります。例えば、次のパッケージは既存の顔文字をほぼカバーします: {{Pkg|gnu-free-fonts}}、{{Pkg|ttf-arphic-uming}}、{{Pkg|ttf-indic-otf}}。
  +
  +
[https://www.tunera.xyz/fonts/teranoptia/ Teranoptia] ({{AUR|ttf-teranoptia-furiae}}) – 文字が含まれていない typeface フォント (イラストフォント)。キーボードで文字を入力するだけでキメラ生物を作ることのできる奇妙な仕掛けがあります。
  +
  +
=== 数学 ===
  +
  +
* [[wikipedia:ja:Computer Modern|Computer Modern]] ({{AUR|ttf-cm-unicode}}、{{AUR|otf-cm-unicode}})
  +
* Computer Modern ({{Pkg|otf-latin-modern}}、{{Pkg|otf-latinmodern-math}}) – Improved version used in LaTeX
  +
* [[wikipedia:Linux_Libertine#Derivative_works|Libertinus Math]] ({{Pkg|otf-libertinus}}) – [[Wikipedia:ja:Linux Libertine|Linux Libertine]] ({{Pkg|ttf-linux-libertine}}) のフォークである Libertinus Serif をベースとした数学フォント。
  +
* [[Wikipedia:ja:STIXフォント事業|STIX フォント]] ({{AUR|otf-stix}}) – STIX は、Times New Roman に似ている、ロイヤリティフリーな代替となるべくデザインされました。現在のバージョンは STIX Two と呼ばれていて、STIX Two Math という数学版が含まれています。
  +
* [https://www.gust.org.pl/projects/e-foundry/tg-math TeX Gyre math fonts] ({{AUR|tex-gyre-math-fonts}}) – TeX Gyre フォントの数学版 ([[#ファミリー]] を参照)。TeX Gyre Termes Math は Times New Roman の数学版です。
  +
  +
加えて、{{Pkg|texlive-basic}} と {{Pkg|texlive-fontsextra}} には Latin Modern Math や STIX フォントといった多くの数学フォントが含まれています。設定については [[TeX Live#Fontconfig でフォントを利用可能にする]] を参照してください。
   
 
=== 他のオペレーティングシステムのフォント ===
 
=== 他のオペレーティングシステムのフォント ===
* {{AUR|ttf-mac-fonts}} - macOS の TrueType フォント
 
   
  +
* {{AUR|ttf-mac-fonts}} - Apple MacOS TrueType フォント
Windows のフォントについては [[MS フォント]]や[[メトリック互換フォント]]を見てください。
 
  +
  +
== 代替フォントの順番 ==
   
== X11 でのフォント順序 ==
 
 
Fontconfig は自動的に要求にあったフォントを選びだします。例えば、英語と日本語が含まれるウィンドウを表示しようとすると、デフォルトのフォントが日本語をサポートしていない場合、日本語を表示できるフォントに切り替わります。
 
Fontconfig は自動的に要求にあったフォントを選びだします。例えば、英語と日本語が含まれるウィンドウを表示しようとすると、デフォルトのフォントが日本語をサポートしていない場合、日本語を表示できるフォントに切り替わります。
   
Fontconfig はユーザー {{ic|$XDG_CONFIG_HOME/fontconfig/fonts.conf}} を使って好きな順番を設定するように定めています。
+
Fontconfig 、各ユーザー {{ic|$XDG_CONFIG_HOME/fontconfig/fonts.conf}} で代替フォントの順番を設定することができます。
 
他の Serif フォントが表示できない場合、特定の日本語フォントを選ぶようにしてほしいときは、ファイルを次のようにします:
 
他の Serif フォントが表示できない場合、特定の日本語フォントを選ぶようにしてほしいときは、ファイルを次のようにします:
  +
 
<?xml version="1.0"?>
 
<?xml version="1.0"?>
 
<!DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd">
 
<!DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd">
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</fontconfig>
 
</fontconfig>
   
  +
{{Tip|
同じように Sans-serif や monospaced 用のセクションを作ることもできます。詳しくは fontconfig マニュアルを見て下さい。
 
  +
* 日本語ロケールを使用する場合、この設定を機能させるには {{ic|LC_LANG}} を {{ic|und}} に設定する必要があります。さもないと、英語と日本語のテキストの両方とも日本語フォントで描画されます。
  +
* Fontconfig 設定を変更した後は {{ic|fc-match -a monospace {{!}} head}} を実行して、代替フォントが正しく設定されていることを確認してください。
  +
}}
  +
  +
同じように Sans-serif や monospace 用のセクションを作ることもできます。詳しくは fontconfig マニュアルを見て下さい。
   
[[フォント設定#フォントの置き換え]]も参照。
+
[[フォント設定#デフォルトまたは代替フォントを設定する]] も参照。
   
 
== フォントエイリアス ==
 
== フォントエイリアス ==
  +
Linux では、アプリケーションが似たフォントを使えるようにするために、他のフォントを表すフォントエイリアスが複数用意されています。一般的なエイリアス: {{ic|serif}} はセリフ体のフォントを表します (例: DejaVu Serif); {{ic|sans-serif}} はサンセリフ体のフォントを表します (例: DejaVu Sans); {{ic|monospace}} は等幅フォントを表します (例: DejaVu Sans Mono)。しかし、エイリアスが表すフォントは変わることがあり、[[KDE]] などの[[デスクトップ環境]]にあるようなフォント管理ツールでは対応関係が示されないことがしばしばです。
 
  +
アプリケーションが似たフォントを使えるようにするために、他のフォントを表すフォントエイリアスが複数用意されています。最も一般的なエイリアスは、セリフ体のフォントを表す {{ic|serif}} (例: DejaVu Serif)、サンセリフ体のフォントを表す {{ic|sans-serif}} (例: DejaVu Sans)、等幅フォントを表す {{ic|monospace}} (例: DejaVu Sans Mono) があります。しかし、エイリアスが表すフォントは変わることがあり、[[KDE]] などの[[デスクトップ環境]]にあるようなフォント管理ツールでは対応関係が示されないことがしばしばです。
   
 
エイリアスがどのフォントを示しているのか調べるには次を実行します:
 
エイリアスがどのフォントを示しているのか調べるには次を実行します:
  +
{{hc|$ fc-match monospace|DejaVuSansMono.ttf: "DejaVu Sans Mono" "Book"}}
 
  +
{{hc|$ fc-match monospace|
  +
DejaVuSansMono.ttf: "DejaVu Sans Mono" "Book"
  +
}}
   
 
この場合 {{ic|DejaVuSansMono.ttf}} が monospace エイリアスによって表示されるフォントです。
 
この場合 {{ic|DejaVuSansMono.ttf}} が monospace エイリアスによって表示されるフォントです。
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=== インストールした全てのフォントを一覧する ===
 
=== インストールした全てのフォントを一覧する ===
  +
次のコマンドを使うことであなたのシステムで利用できる全てのインストール済みフォントを一覧できます。
 
  +
以下のコマンドを使うことで、システム上で利用可能な全ての Fontconfig フォントを一覧表示できます:
   
 
$ fc-list
 
$ fc-list
   
=== 特定の言語のフォントを一覧する ===
+
=== 特定の言語のインストール済みフォントを一覧する ===
   
アプリケーションやブラウザは fontconfig の設定に基づいて、Unicode テキストを表示するためのグリフが入ってフォントを選択します。インストールしたフォントの中で特定の言語のフォントをリストアップするには、{{ic|<nowiki>fc-list :lang="two letter language code"</nowiki>}} コマンドを実行してください。例えば、日本語フォントまたは日本語をサポートしているフォントを確認するには:
+
アプリケーションやブラウザはfontconfig の設定、Unicode テキスト利用可能なフォントグリフに基づて、フォントを選択し描画します。特定の言語用のインストール済みフォントを一覧表示するには、{{ic|1=fc-list :lang="''2文字の言語コード''"}} を実行してください。
  +
{{hc|$ fc-list :lang&#61;ja &#124; cut -d: -f1|2=
 
  +
例えば、インストール済みのアラビア語フォント及びアラビア語グリフをサポートしているフォントを一覧表示するには:
<nowiki>
 
  +
/usr/share/fonts/TTF/ipam-mona.ttf
 
  +
{{hc|1=$ fc-list -f '%{file}\n' :lang=ar|2=
/usr/share/fonts/TTF/ipamp-mona.ttf
 
/usr/share/fonts/TTF/ipagui-mona.ttf
+
/usr/share/fonts/TTF/FreeMono.ttf
/usr/share/fonts/OTF/ipamp.ttf
+
/usr/share/fonts/TTF/DejaVuSansCondensed.ttf
/usr/share/fonts/wenquanyi/wqy-microhei/wqy-microhei.ttc
+
/usr/share/fonts/truetype/custom/DroidKufi-Bold.ttf
/usr/share/fonts/TTF/ipag-mona.ttf
+
/usr/share/fonts/TTF/DejaVuSansMono.ttf
/usr/share/fonts/OTF/ipam.ttf
+
/usr/share/fonts/TTF/FreeSerif.ttf
/usr/share/fonts/TTF/ipagp-mona.ttf
 
/usr/share/fonts/OTF/ipagp.ttf
 
/usr/share/fonts/wenquanyi/wqy-microhei/wqy-microhei.ttc
 
/usr/share/fonts/OTF/ipag.ttf
 
</nowiki>
 
 
}}
 
}}
  +
  +
=== 特定の Unicode 文字を持つインストール済みフォントを一覧表示する ===
  +
  +
特定の Unicode コードポイントをサポートする等幅フォントを検索するには:
  +
  +
$ fc-match -s monospace:charset=1F4A9
   
 
=== アプリケーション固有のフォントキャッシュ ===
 
=== アプリケーション固有のフォントキャッシュ ===
   
Matplotlib ({{pkg|python-matplotlib}} や {{AUR|python2-matplotlib}}) は自のフォントキャッシュを使っていため、フォントを更新した後は、{{ic|~/.matplotlib/fontList.cache}} を削除してキャッシュ再生成させてください [http://matplotlib.1069221.n5.nabble.com/getting-matplotlib-to-recognize-a-new-font-td40500.html]
+
Matplotlib ({{Pkg|python-matplotlib}}) は自のフォントキャッシュを使用すので、フォントを更新したら、キャッシュを再生成して新しいフォントを検出させるために、{{ic|~/.matplotlib/fontList.cache}}、{{ic|~/.cache/matplotlib/fontList.cache}}、{{ic|~/.sage/matplotlib-1.2.1/fontList.cache}} などを削除するの忘れないでください[https://discourse.matplotlib.org/t/getting-matplotlib-to-recognize-a-new-font/17754]
  +
  +
=== 双方向テキストのサポート ===
  +
  +
右横書き言語に関連するトラブルシューティングについては [[双方向テキスト]] を参照してください。
  +
  +
=== 点字フォントがターミナル内で正しく表示されない ===
  +
  +
点字の[https://www.reddit.com/r/archlinux/comments/gf2vgb/the_braille_fonts_dont_show_properly_anywhere/ レンダリングの問題]がターミナル内で発生する場合は、点字フォントを[[インストール]]して {{Pkg|gnu-free-fonts}} をアンインストールしてみてください。
  +
  +
=== フォント設定に関するアプリケーション固有のヒント ===
  +
  +
==== Emacs ====
  +
  +
Emacs は Linux の標準的なデスクトップアプリケーションとは異なったサイズ計算を行い、Emacs 関連のパッケージは同じ設定フォーマットを使うとは限りません。なので、ポイントサイズや生のピクセルサイズは利用できません。他の値を使ってみてください。
  +
  +
==== Visual Studio Code ====
  +
  +
等幅フォントで特定の文字のスケーリングが正しく行われない問題が発生する場合は、'''Editor: Experimental Whitespace Rendering''' を "svg" から "font" に変更してください。これは "Terminus (TTF)" フォントや "IBM 3270" フォントで問題を解決することが知られています。
   
 
== 参照 ==
 
== 参照 ==
   
* [http://behdad.org/text/ State of Text Rendering]
+
* [https://behdad.org/text/ State of Text Rendering]
* [https://fontlibrary.org/ Font Library] - フリーライセンスのフォントライブラリ
+
* [https://fontlibrary.org/en Font Library] フリーライセンスのフォントライブラリ
  +
* [https://screenshots.debian.net/packages?search=fonts&show=with screenshots.debian.net のフォント一覧]
 
  +
{{TranslationStatus|Fonts|2024-09-25|816928}}

2024年9月25日 (水) 17:07時点における最新版

関連記事

Wikipedia:Computer font (日本語版) より: 「コンピュータのフォントは、グラフィカルなグリフのセットを含むデジタルデータファイルとして実装されている。コンピュータフォントは、フォントエディタを用いて設計・作成される。コンピュータの画面用に特別に設計されたフォントで、印刷用ではないものをスクリーンフォントという。」

なお、フォントのライセンスによっては、法的な制約を受ける場合があります。

目次

フォントフォーマット

今日使われるほとんどのコンピュータフォントのデータフォーマットは、ビットマップアウトラインのどちらかです。

ビットマップフォント
各面とサイズで各グリフのイメージを表現するドットやピクセルの配列で構成されます。
アウトラインまたはベクターフォント
ベジェ曲線、描画命令、そして計算式を使用して各グリフを表現します。文字のアウトラインは任意のサイズで表示できます。

ビットマップフォーマット

上記のフォーマットは gzip で圧縮することもできます。利用可能なビットマップフォントは#ビットマップを見てください。

アウトラインフォーマット

  • Adobe による PostScript フォント – 様々なフォーマットがあります。例: Printer Font ASCII (PFA) と Printer Font Binary (PPB)。
  • Apple と Microsoft による TrueType (ファイル拡張子: ttf)
  • TrueType を基に Microsoft によって開発された OpenType (ファイル拡張子: otfttf)

多くの場合、TrueType と OpenType の技術的な差異は無視することができます。

他のフォーマット

組版アプリケーションの TeX と、それに組み合わせるフォントソフトウェアの Metafont は、従来から独自の方法で文字をレンダリングします。この2つのプログラムでフォントとして使われるファイル拡張子に *pk*gfmfvf があります。最近のバージョンでは、TrueType フォントと OpenType フォントを使うこともできます。

FontForge (fontforge) はフォント編集アプリケーションであり、独自のネイティブなテキストベースのフォーマット sfd (spline font database) でフォントを保存できます。

SVG にも独自のフォント表現方式があります。

インストール

フォントをインストールする方法は複数あります。

Pacman

有効化されているリポジトリ内のフォント及びフォントコレクションは pacman でインストールできます。

利用可能なフォントはパッケージをクエリすることで確認できます (例えば、fontttf といった単語で検索するなど)。

パッケージを作成する

フォントの管理は pacman からできるようにしたほうが良いでしょう。Arch のパッケージを作成することで、pacman に管理させることができます。また、パッケージは Arch コミュニティと AUR で共有することもできます。フォントをインストールするパッケージは特に似ています (フォントパッケージガイドライン を参照してください)。

フォントファイルのファミリー名は fc-query を使うことで確認できます (例: fc-query -f '%{family[0]}\n' /path/to/file)。フォーマットについては FcPatternFormat(3) で説明されています。

手動インストール

システムで設定されているリポジトリに存在しないフォントを追加する際に推奨される方法は #パッケージを作成する で説明されています。この方法では、後にフォントパッケージの削除と更新を pacman で行うことができます。

または、フォントを手動でインストールすることもできます:

  • シングルユーザーの場合、フォントは ~/.local/share/fonts/ にインストールします。
    • 多くの場合、他のユーザーとしてグラフィカルなアプリケーションを実行しない限り、これで十分です。
    • 過去には ~/.fonts/ が使われていましたが、現在は非推奨です。
  • システム全体 (全ユーザー) にインストールする場合は、/usr/local/share/fonts/ の下にフォントを配置します。
    • 先にディレクトリを作成する必要があるかもしれません: mkdir -p /usr/local/share/fonts
    • /usr/share/fonts/ はパッケージマネージャの権限下にあり、手動で変更するべきではありません。

サブディレクトリ構造の作成はユーザー次第であり、Linux ディストリビューションによって異なります。わかりやすくするために、各フォントをそれ自身のディレクトリに置くとよいでしょう。Fontconfig はデフォルトのパスを再帰的に検索し、ネストしたファイルを確実に拾います。

構造の例は次のとおりです:

/usr/local/share/fonts/
├── otf
│   └── SourceCodeVariable
│       ├── SourceCodeVariable-Italic.otf
│       └── SourceCodeVariable-Roman.otf
└── ttf
    ├── AnonymousPro
    │   ├── Anonymous-Pro-B.ttf
    │   ├── Anonymous-Pro-I.ttf
    │   └── Anonymous-Pro.ttf
    └── CascadiaCode
        ├── CascadiaCode-Bold.ttf
        ├── CascadiaCode-Light.ttf
        └── CascadiaCode-Regular.ttf

フォントファイルには、すべてのユーザーに対して十分な読み取り権限を与える必要があります。少なくとも、ファイルの場合は 444、ディレクトリの場合は 555chmod しておく必要があります。

Xserver がフォントを直接読み込むためには (フォントサーバ の使用とは対照的に)、新しく追加したフォントのディレクトリを FontPath エントリで追加する必要があります。このエントリは Xorg 設定ファイルFiles セクションにあります (例: /etc/X11/xorg.conf/etc/xorg.conf)。詳しくは #古いアプリケーション を見て下さい。

最後に、fontconfig キャッシュをアップデートします (通常は fontconfig ライブラリを使用するアプリケーションが実行するため必要ありません):

$ fc-cache

古いアプリケーション

fontconfig をサポートしていない古いアプリケーション (例: GTK 1.x アプリケーションや xfontsel) では、インデックスをフォントディレクトリ内に作成しておく必要があります:

$ mkfontscale
$ mkfontdir

または、ワンライナーで複数のフォルダを追加するには:

$ for dir in /font/dir1/ /font/dir2/; do xset +fp $dir; done && xset fp rehash

または、フォントが、/usr/share/fonts などのディレクトリ内の異なるサブフォルダ内にそれぞれインストールされている場合は:

$ for dir in * ; do if [  -d  "$dir"  ]; then cd "$dir";xset +fp "$PWD" ;mkfontscale; mkfontdir;cd .. ;fi; done && xset fp rehash

X サーバーがフォントディレクトリの読み込みに失敗したときは全ての fonts.dir ファイルを再スキャンしてください:

# xset +fp /usr/share/fonts/misc # Inform the X server of new directories
# xset fp rehash                # Forces a new rescan

フォントが読み込まれたのかチェックするには:

$ xlsfonts | grep fontname
ノート: 多くのパッケージはインストール時に Xorg がフォントを使えるように自動的に設定を行います。その場合、この手順は不要です。

これは、/etc/X11/xorg.conf/etc/X11/xorg.conf.d でグローバルに設定することもできます。

以下は、/etc/X11/xorg.conf に追加すべきセクションの例です。必要なフォントに合わせてパスを削除または追加してください。

# Let X.Org know about the custom font directories
Section "Files"
    FontPath    "/usr/share/fonts/100dpi"
    FontPath    "/usr/share/fonts/75dpi"
    FontPath    "/usr/share/fonts/cantarell"
    FontPath    "/usr/share/fonts/cyrillic"
    FontPath    "/usr/share/fonts/encodings"
    FontPath    "/usr/share/fonts/misc"
    FontPath    "/usr/share/fonts/truetype"
    FontPath    "/usr/share/fonts/TTF"
    FontPath    "/usr/share/fonts/util"
EndSection

Pango の警告

システムで Pango が使用されている場合に、pango は fontconfig から読み込んでフォントを読み込む場所を分類します。

(process:5741): Pango-WARNING **: failed to choose a font, expect ugly output. engine-type='PangoRenderFc', script='common'
(process:5741): Pango-WARNING **: failed to choose a font, expect ugly output. engine-type='PangoRenderFc', script='latin'

上記のようなエラーや、アプリケーションで文字の代わりに豆腐が表示された場合、フォントを追加してフォントキャッシュをアップデートする必要があります。この例では ttf-liberation フォントがあげられていて root 権限でシステム全体で有効にします。

# fc-cache
/usr/share/fonts: caching, new cache contents: 0 fonts, 3 dirs
/usr/share/fonts/TTF: caching, new cache contents: 16 fonts, 0 dirs
/usr/share/fonts/encodings: caching, new cache contents: 0 fonts, 1 dirs
/usr/share/fonts/encodings/large: caching, new cache contents: 0 fonts, 0 dirs
/usr/share/fonts/util: caching, new cache contents: 0 fonts, 0 dirs
/var/cache/fontconfig: cleaning cache directory
fc-cache: succeeded

デフォルトのフォントが設定されたか確認するには:

$ fc-match
LiberationMono-Regular.ttf: "Liberation Mono" "Regular"

フォントパッケージ

以下は、公式リポジトリや AUR から入手できる多くのフォントパッケージを精選したリストです。幅広い Unicode サポートのあるフォントには "Unicode" とマークしています。

ヒント: Archfonts は公式リポジトリや AUR にあるすべての TTF フォントの概要を生成するために使用できる Python スクリプトです。

ビットマップ

ノート: pango 1.44 は、FreeType のサポートをやめ HarfBuzz を採用したため、従来の BDF/PCF ビットマップフォントへのサポートがなくなり、一部のアプリケーション (gnome-terminal など) では、フォントが機能しなくなりました (グリフではなく豆腐が表示されます)。FS#63297Pango issue #386HarfBuzz issue #1897 を参照して下さい。

Pango 1.44 及びそれ以降で機能するフォント:

ラテン文字

ファミリー

基本のフォントセットを提供するパッケージ:

基本のフォントセットを提供しないパッケージ:

  • B612 (ttf-b612AUR) – Airbus が提供するオープンソースのフォントファミリ (サンセリフと等幅)。飛行機のコクピット画面で読みやすいようにデザインされています。
  • Ghostscript (gsfonts) – URW によって寄付された Ghostscript フォント。Helvetica、Times、Courier などのクローンを含んでいます。GNU FreeFont (gnu-free-fonts) と TeX Gyre フォント (tex-gyre-fonts) は両方とも部分的にこの Ghostscript フォントをベースとしています。
  • Luxi fonts (font-bh-ttfAUR) – Lucida に似ている X.Org フォントファミリ
  • Roboto (ttf-roboto) – 最近の Android バージョンのデフォルトフォント。CJK などサポートされていない言語に関しては Noto フォントによって補完されます。
  • TeX Gyre フォント群 (tex-gyre-fonts) – TeX ユーザーの Polish GUST association によって作成されました。ほとんどは URW Ghostscript フォントをベースとしており、Helvetica、Times、Courier などのクローンを含んでいます。一部のフォントは独自の数学関連のフォントを含んでいます (#数学 を参照)。
  • Ubuntu フォントファミリ (ttf-ubuntu-font-family)

レガシーな Microsoft フォントパッケージ:

  • Microsoft フォント (ttf-ms-fontsAUR) – Andalé Mono、Courier New、Arial、Arial Black、Comic Sans、Impact、Lucida Sans、Microsoft Sans Serif、Trebuchet、Verdana、Georgia、Times New Roman
  • Vista フォント (ttf-vista-fontsAUR) – Consolas、Calibri、Candara、Corbel、Cambria、Constantia

等幅

以下では、"プログラミングリガチャ" (例えば "->" という文字列が "⟶" という2文字分の幅のグリフとして表示される機能のこと) をサポートしているフォントには ⟶ という印をつけています。その他の等幅フォントは #ビットマップ#ファミリー も見てください。

関連するウェブサイト:

サンセリフ

セリフ

手書き

  • ttf-nothingyoucoulddoAUR – フォトグラファーの手書きフォント
  • ttf-indieflowerAUR – 活力のある丸みを帯びた手書きサンセリフフォント
  • ttf-pacificoAUR – 1950年代のアメリカサーフカルチャーからインスピレーションを得た、毛筆手書きフォント。キリル文字に拡張されています。
  • otf-londrinaAUR – ブラジル、サンパウロの通りからインスピレーションを得た、手書きフォント。
  • otf-teslaAUR – ニコラテスラの手書きの再構築結果をベースとしたスクリプトフォント。
  • ttf-architects-daughterAUR – 建築関連文書の見た目と四角い見た目、そして日常の手書きの自然な感じを取り入れたフォント。

未分類

  • all-repository-fontsAUR – 公式リポジトリ内の全フォントをインストールするメタパッケージ。
  • ttf-cheapskateAURdustismo.com のフォントコレクション
  • ttf-google-fonts-gitAUR – フリーフォント (Ubuntu、Inconsolata、Roboto などを含む) の巨大なコレクション。
    ノート: 100以上のフォントが追加されるため、フォントダイアログが非常に長くなるかもしれません。
  • ttf-junicode – 中世のラテン文字をほぼ完全に収録している Junius フォント
  • ttf-mph-2b-damaseAUR – 第1面全てといくつかの文体をカバーしているフォント
  • xorg-fonts-type1PostScript フォントの Adobe Utopia と IBM Courier のセット。

非ラテン文字

古代文字

  • ttf-ancient-fontsAUR – エーゲ文明やエジプト文明の文字、楔形文字、アナトリア半島の諸文明やマヤ文明の古代文字などの Unicode 記号が含まれているフォント。

アラビア文字

en:Localization/Arabic#Fonts を参照。

ベンガル文字

en:Localization/Bengali#Fonts を参照。

点字

  • ttf-ubrailleAUR点字 の Unicode 記号が入っているフォント

中国語、日本語、韓国語、ベトナム語

汎 CJK

Adobe Source Han フォントと Noto CJK フォントには同一のグリフとメトリックが含まれていますが、プロジェクトが Adobe と Google の両方によって委託されたため、異なるブランドがつけられています。

これらのコレクションは両方とも簡体字、繁体字、日本語、韓国語を包括的にサポートしており、デザインと見た目は統一されています。Noto Sans CJK フォントにはローカライズされたメニュー名がありません。これは必須ではありませんが、フォントの対象言語を話す客にとってはフォントがユーザーフレンドリーになります。

中国語

en:Localization/Chinese#Fonts を参照

日本語

ローカリゼーション#フォント を参照。

韓国語

en:Localization/Korean#Fonts を参照。

ベトナム語
  • ttf-hannom – チュノム用のベトナム語 TrueType フォント

キリル文字

#ラテン文字 も参照。

  • ttf-paratypeAUR – ParaType によるフォントファミリ: サンセリフ、セリフ、等幅、拡張キリル文字・ラテン文字を含む。OFL ライセンス。
  • otf-russkopisAUR – キリル文字のフリーな OpenType 筆記体フォント

ギリシャ文字

ほとんど全ての Unicode 対応フォントにはギリシア文字セットが (アクセント注記式も) 含まれています。追加フォントパッケージには、Unicode 文字に完全には対応していないながらも高品質なギリシア文字 (もちろんラテン文字も) 活字を使えるパッケージがあります:

  • otf-gfsAUR – Greek Font Society による OpenType フォントのセレクション
  • ttf-mgopenAUR – Magenta によるプロフェッショナル TrueType フォント
  • ttf-sbl-greekAUR – SBL Greek。Society of Biblical Literature (SBL) により作成されました。
  • ttf-sbl-biblitAUR – SBL BibLit。SBL Greek と SBL Hebrew の文字を含んでいます。

ヘブライ文字

  • opensiddur-hebrew-fontsAUR – オープンソースなヘブライフォントの大規模なコレクション。少数のラテン文字、ギリシャ文字、アラビア文字、アムハラ文字も含んでいます。
  • culmusAUR – フリーなヘブライフォントの良質なコレクション。
  • alefbetAUR – 2つのヘブライフォント (現時点では): 一般的に使用されている "David Libre" と、手書きフォントの "Gveret Levin"。
  • ttf-ms-fontsAUR – Arial フォントなどが含まれています。
  • ttf-sbl-hebrewAUR – SBL Hebrew。Society of Biblical Literature (SBL) によって作成されました。
  • ttf-sbl-biblitAUR – SBL BibLit。SBL Hebrew と SBL Greek の両方の文字を含んでいます。
等幅

インド語群

en:Localization/Indic#Fonts を参照。

クメール文字

モンゴル・ツングース語族

  • ttf-abkaiAUR – シベ文字・満州文字・ダウール文字フォント (開発途中で不完全です)

ペルシア文字

ttf-scheherazade-new のようなアラビア文字フォントにはペルシア文字も含まれています。アラビア文字フォントは en:Localization/Arabic#Fonts で確認できます。

Saber RastiKerdar によって作られた美麗なペルシア語フォント。

  • ttf-yasAUR – Yas Persian フォントシリーズ (hollow zero あり)。
  • ttf-x2AUR – ペルシア語、アラビア語、ウルドゥー語、パシュトゥー語、ダリー語、ウズベク語、クルド語、ウイグル語、古代トルコ語 (オスマン語)、現代トルコ語 (ローマ字) までをサポートしているフリーフォント。

タイ・カダイ語族

  • fonts-tlwgAUR – スケーラブルなタイ語フォントのコレクション
  • ttf-google-thaiAUR – Google による高品質なタイ語フォントと Thai National Fonts の改良
  • ttf-laoAUR – ラオス語 TTF フォント (Phetsarath_OT)

チベット・ビルマ語派

  • ttf-tibetan-machine – チベット語 Machine TTFont
  • ttf-sil-padaukAUR – ビルマ文字を使用する多くの派生言語をサポートする Unicode フォント。

絵文字と記号

Unicode 規格には「絵文字」と呼ばれる画像文字のためにあてられたセクションが存在します。

絵文字フォントには様々なフォーマットが存在します: CBDT/CBLC (Google)、SBIX (Apple)、COLR/CPAL (Microsoft)、SVG (Mozilla/Adobe)。

サポートされているフォーマットの絵文字フォントが少なくとも1つインストールされていれば、特に設定せずとも絵文字は表示されるはずです。しかし、一部の絵文字フォントはグリフを巨大な固定サイズのビットマップとしてエンコードするので、意図したサイズで表示するためにビットマップフォントのダウンスケーリングを使用する必要があります (これはデフォルトで有効化されています)。

Unicode 規格に従った絵文字フォントのフォールバックは、絵文字を扱うための追加のコードを必要とします。

絵文字を見つけて入力する方法については アプリケーション一覧/ユーティリティ#Text input を参照してください。

ソフトウェア CBDT/CBLC SBIX COLR/CPAL SVG 絵文字フォントフォールバック
FreeType Yes Yes Yes No
Chromium FreeType Yes
Firefox FreeType Yes No。回避策は Firefox#フォントのトラブルシューティング を参照。
Pango FreeType Yes
Qt FreeType No [2] [3] [4]
WebKitGTK FreeType Yes
ノート: Qt は一度に最初の 255 個のフォントしか利用できません [5]所望の代替フォントのリストに絵文字フォントが存在することを確認してください。

CBDT/CBLC:

  • noto-fonts-emoji – Google のオープンソース絵文字 15.1。
  • ttf-joypixels – EmojiOne creator のプロプライエタリな絵文字 15.0。
  • ttf-twemojiAUR – Twitter のオープンソース絵文字 15.0。

SVG:

アウトラインのみ:

  • ttf-symbolaAUR – 多くの Unicode 記号 (絵文字を含む) を提供します。

顔文字は様々な文字セット (CJK フォントやインド語群フォントを含む) からなります。例えば、次のパッケージは既存の顔文字をほぼカバーします: gnu-free-fontsttf-arphic-umingttf-indic-otf

Teranoptia (ttf-teranoptia-furiaeAUR) – 文字が含まれていない typeface フォント (イラストフォント)。キーボードで文字を入力するだけでキメラ生物を作ることのできる奇妙な仕掛けがあります。

数学

加えて、texlive-basictexlive-fontsextra には Latin Modern Math や STIX フォントといった多くの数学フォントが含まれています。設定については TeX Live#Fontconfig でフォントを利用可能にする を参照してください。

他のオペレーティングシステムのフォント

代替フォントの順番

Fontconfig は自動的に要求にあったフォントを選びだします。例えば、英語と日本語が含まれるウィンドウを表示しようとすると、デフォルトのフォントが日本語をサポートしていない場合、日本語を表示できるフォントに切り替わります。

Fontconfig では、各ユーザーは $XDG_CONFIG_HOME/fontconfig/fonts.conf で代替フォントの順番を設定することができます。 他の Serif フォントが表示できない場合、特定の日本語フォントを選ぶようにしてほしいときは、ファイルを次のようにします:

<?xml version="1.0"?>
<!DOCTYPE fontconfig SYSTEM "fonts.dtd">
<fontconfig>
<alias>
   <family>serif</family>
   <prefer>
     <family>好みのラテン文字 Serif フォント名</family>
     <family>日本語フォント名</family>
   </prefer>
 </alias>
</fontconfig>
ヒント:
  • 日本語ロケールを使用する場合、この設定を機能させるには LC_LANGund に設定する必要があります。さもないと、英語と日本語のテキストの両方とも日本語フォントで描画されます。
  • Fontconfig 設定を変更した後は fc-match -a monospace | head を実行して、代替フォントが正しく設定されていることを確認してください。

同じように Sans-serif や monospace 用のセクションを作ることもできます。詳しくは fontconfig マニュアルを見て下さい。

フォント設定#デフォルトまたは代替フォントを設定する も参照。

フォントエイリアス

アプリケーションが似たフォントを使えるようにするために、他のフォントを表すフォントエイリアスが複数用意されています。最も一般的なエイリアスは、セリフ体のフォントを表す serif (例: DejaVu Serif)、サンセリフ体のフォントを表す sans-serif (例: DejaVu Sans)、等幅フォントを表す monospace (例: DejaVu Sans Mono) があります。しかし、エイリアスが表すフォントは変わることがあり、KDE などのデスクトップ環境にあるようなフォント管理ツールでは対応関係が示されないことがしばしばです。

エイリアスがどのフォントを示しているのか調べるには次を実行します:

$ fc-match monospace
DejaVuSansMono.ttf: "DejaVu Sans Mono" "Book"

この場合 DejaVuSansMono.ttf が monospace エイリアスによって表示されるフォントです。

ヒントとテクニック

インストールした全てのフォントを一覧する

以下のコマンドを使うことで、システム上で利用可能な全ての Fontconfig フォントを一覧表示できます:

$ fc-list

特定の言語のインストール済みフォントを一覧する

アプリケーションやブラウザは、fontconfig の設定と、Unicode テキスト用の利用可能なフォントグリフに基づいて、フォントを選択し描画します。特定の言語用のインストール済みフォントを一覧表示するには、fc-list :lang="2文字の言語コード" を実行してください。

例えば、インストール済みのアラビア語フォント及びアラビア語グリフをサポートしているフォントを一覧表示するには:

$ fc-list -f '%{file}\n' :lang=ar
/usr/share/fonts/TTF/FreeMono.ttf
/usr/share/fonts/TTF/DejaVuSansCondensed.ttf
/usr/share/fonts/truetype/custom/DroidKufi-Bold.ttf
/usr/share/fonts/TTF/DejaVuSansMono.ttf
/usr/share/fonts/TTF/FreeSerif.ttf

特定の Unicode 文字を持つインストール済みフォントを一覧表示する

特定の Unicode コードポイントをサポートする等幅フォントを検索するには:

$ fc-match -s monospace:charset=1F4A9

アプリケーション固有のフォントキャッシュ

Matplotlib (python-matplotlib) は独自のフォントキャッシュを使用するので、フォントを更新したら、キャッシュを再生成して新しいフォントを検出させるために、~/.matplotlib/fontList.cache~/.cache/matplotlib/fontList.cache~/.sage/matplotlib-1.2.1/fontList.cache などを削除するのを忘れないでください。[6]

双方向テキストのサポート

右横書き言語に関連するトラブルシューティングについては 双方向テキスト を参照してください。

点字フォントがターミナル内で正しく表示されない

点字のレンダリングの問題がターミナル内で発生する場合は、点字フォントをインストールして gnu-free-fonts をアンインストールしてみてください。

フォント設定に関するアプリケーション固有のヒント

Emacs

Emacs は Linux の標準的なデスクトップアプリケーションとは異なったサイズ計算を行い、Emacs 関連のパッケージは同じ設定フォーマットを使うとは限りません。なので、ポイントサイズや生のピクセルサイズは利用できません。他の値を使ってみてください。

Visual Studio Code

等幅フォントで特定の文字のスケーリングが正しく行われない問題が発生する場合は、Editor: Experimental Whitespace Rendering を "svg" から "font" に変更してください。これは "Terminus (TTF)" フォントや "IBM 3270" フォントで問題を解決することが知られています。

参照

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