「CDemu」の版間の差分

2015年11月21日 (土) 22:22時点における版

CDemu は光学ドライブとディスク (CD-ROM や DVD-ROM) をエミュレートするために作られたソフトウェアスイートです。CDemu を使うことで標準的な ISO-9660 ファイルシステム以外のディスクイメージを使用することができます。例えば .bin/.cue, .nrg, または .ccd イメージなど。mount が直接扱うことができるのおは (ファイルシステムが一つだけ含まれる) .iso ディスクイメージだけですが、多くのイメージでは複数のセッションが含まれています。つまり、cdemu があれば、あらゆるイメージファイルを簡単にマウントできるということです。

インストール

CDemu は公式リポジトリの cdemu-client パッケージでインストールすることができます。cdemu-daemon.service という名前の便利な systemd サービスが付いています。

GUI

AUR から複数の GUI をインストールできます。

GTK/Gnome: gcdemu^AUR は公式の GTK バージョンであり、GNOME パネルアプレットも入っています。
KDE: kde-cdemu-manager^AUR はイメージファイルを右クリックしたときに Dolphin のアクションメニューで使えるようになる KDE 用の GUI です。
Plasma 5: kde-cdemu-manager-kf5^AUR は kde-cdemu-manager^AUR の KF5 ポートです。

例

単一のイメージを1番目のデバイスにロード:

# cdemu load 0 ~/image.mds

複数のイメージを1番目のデバイスにロード:

# cdemu load 0 ~/session1.toc ~/session2.toc ~/session3.toc

ASCII/Unicode 以外のエンコーディングのテキストベースのイメージをロード:

# cdemu load 0 ~/image.cue --encoding=windows-1250

暗号化されたイメージをロード、引数でパスワードを指定:

# cdemu load 0 ~/image.daa --password=seeninplain

1番目のデバイスをアンロード:

# cdemu unload 0

デバイスの状態を表示:

# cdemu status

デバイスのマッピング情報を表示:

# cdemu device-mapping

1番目のデバイスのデーモンデバッグマスクを設定:

# cdemu daemon-debug-mask 0 0x01

1番目のデバイスのライブラリデバッグマスクを取得:

# cdemu library-debug-mask 0

全てのデバイスで DPM エミュレーションを無効化:

# cdemu dpm-emulation all 0

1番目のデバイスの転送速度エミュレーションを有効化:

# cdemu tr-emulation 0 1

1番目のデバイスのデバイス ID を変更:

# cdemu device-id 0 "MyVendor" "MyProduct" "1.0.0" "Test device ID"

サポートされているパーサーを確認:

# cdemu enum-supported-parsers

サポートされているフラグメントを確認:

# cdemu enum-supported-fragments

サポートされているデーモンデバッグマスクを確認:

# cdemu enum-daemon-debug-masks

サポートされているライブラリデバッグマスクを確認:

# cdemu enum-library-debug-masks

デーモンとライブラリのバージョンを表示:

# cdemu version

「CDemu」の版間の差分

2015年11月21日 (土) 22:22時点における版

インストール

GUI

例

案内メニュー

個人用ツール

名前空間

変種

表示

その他

検索

案内

交流

ツール

他言語版

@@ 14行目: / 14行目: @@
 * GTK/Gnome: {{AUR|gcdemu}} は公式の GTK バージョンであり、GNOME パネルアプレットも入っています。
 * KDE: {{AUR|kde-cdemu-manager}} はイメージファイルを右クリックしたときに Dolphin のアクションメニューで使えるようになる KDE 用の GUI です。
+* Plasma 5: {{AUR|kde-cdemu-manager-kf5}} は {{AUR|kde-cdemu-manager}} の KF5 ポートです。
 == 例 ==
+単一のイメージを1番目のデバイスにロード:
-Loading a single image to first device:
  # cdemu load 0 ~/image.mds
+複数のイメージを1番目のデバイスにロード:
-Loading multiple-file image to first device:
  # cdemu load 0 ~/session1.toc ~/session2.toc ~/session3.toc
+ASCII/Unicode 以外のエンコーディングのテキストベースのイメージをロード:
-Loading a text-based image in non-ASCII/non-Unicode encoding:
  # cdemu load 0 ~/image.cue --encoding=windows-1250
+暗号化されたイメージをロード、引数でパスワードを指定:
-Loading an encrypted image with password provided as an argument:
  # cdemu load 0 ~/image.daa --password=seeninplain
+番目のデバイスをアンロード:
-Unloading first device:
  # cdemu unload 0
+デバイスの状態を表示:
-Displaying device status:
  # cdemu status
+デバイスのマッピング情報を表示:
-Displaying device mapping information:
  # cdemu device-mapping
+番目のデバイスのデーモンデバッグマスクを設定:
-Setting daemon debug mask for the first device:
  # cdemu daemon-debug-mask 0 0x01
+番目のデバイスのライブラリデバッグマスクを取得:
-Obtaining library debug mask for the first device:
  # cdemu library-debug-mask 0
+全てのデバイスで DPM エミュレーションを無効化:
-Disabling DPM emulation on all devices:
  # cdemu dpm-emulation all 0
+番目のデバイスの転送速度エミュレーションを有効化:
-Enabling transfer rate emulation on first device:
  # cdemu tr-emulation 0 1
+番目のデバイスのデバイス ID を変更:
-Changing device ID of first device:
  # cdemu device-id 0 "MyVendor" "MyProduct" "1.0.0" "Test device ID"
+サポートされているパーサーを確認:
-Enumerating supported parsers:
  # cdemu enum-supported-parsers
+サポートされているフラグメントを確認:
-Enumerating supported fragments:
  # cdemu enum-supported-fragments
+サポートされているデーモンデバッグマスクを確認:
-Enumerating supported daemon debug masks:
  # cdemu enum-daemon-debug-masks
+サポートされているライブラリデバッグマスクを確認:
-Enumerating supported library debug masks:
  # cdemu enum-library-debug-masks
+デーモンとライブラリのバージョンを表示:
-Displaying daemon and library version:
  # cdemu version