「Rbenv」の版間の差分

提供: ArchWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
(en:Rbenvへの転送ページ)
 
1行目: 1行目:
  +
[[Category:プログラミング言語]]
#redirect[[en:Rbenv]]
 
  +
[[en:Rbenv]]
  +
{{Related articles start}}
  +
{{Related|RVM}}
  +
{{Related|Chruby}}
  +
{{Related|Ruby}}
  +
{{Related articles end}}
  +
[https://github.com/sstephenson/rbenv rbenv] (Simple Ruby Version Management) は複数のバージョンの Ruby を簡単に切り替えることができます。シンプルかつ控えめで、一つのツールは一つのことをやるという UNIX の伝統に従っています。
  +
  +
同じ目的を持ったツールとして [[RVM]] が存在します。
  +
  +
==RVM との比較==
  +
  +
[https://github.com/sstephenson/rbenv/wiki/Why-rbenv%3F wiki] より:
  +
  +
rbenv は以下のことを行います...
  +
* ユーザーごとにグローバルな Ruby のバージョンを変更する。
  +
* プロジェクトごとに Ruby のバージョンを変える。
  +
* 環境変数で Ruby のバージョンを上書きする。
  +
  +
rvm に対して、rbenv は以下のことを行いません...
  +
* シェルにロードする必要性。代わりに、ディレクトリを $PATH に追加するだけで使えます。
  +
* cd などのシェルコマンドの上書き。危険かつ誤りを犯しやすくなります。
  +
* 設定ファイルの存在。使用したい Ruby バージョンの設定しかありません。
  +
* Ruby のインストール。自分で Ruby をビルド・インストールしたり、ruby-build を使ってインストールを自動化することができます。
  +
* gemset の管理。アプリケーションの依存関係を管理するのは Bundler の方が優れています。あなたのプロジェクトで Bundler を使っていない場合は rbenv-gemset プラグインをインストールすることができます。
  +
* 互換性のために Ruby ライブラリに変更を加える。rbenv のシンプリシティとは、$PATH にさえ入っている限り、誰もそのことを認識する必要はないということです。
  +
* プロジェクトを切り替えるときに警告する。任意のコードを実行する代わりに、rbenv はプロジェクトからバージョン名だけを読み込みます。"trust" はありません。
  +
  +
== インストール ==
  +
  +
[[AUR]] から {{AUR|rbenv}} をインストールできます。
  +
  +
== プラグイン ==
  +
  +
rbenv はプラグインシステムで拡張することができ、rbenv の wiki には [https://github.com/sstephenson/rbenv/wiki/Plugins 便利なプラグインのリスト] が記載されています。特に ruby-build プラグインが便利です。{{ic|rbenv install}} コマンドで特定の Ruby バージョンをインストールできるようになります。AUR から {{AUR|ruby-build}} でインストールすることが可能です。
  +
  +
==参照==
  +
* [http://rbenv.org/ 公式ウェブサイト]

2015年11月28日 (土) 16:11時点における版

関連記事

rbenv (Simple Ruby Version Management) は複数のバージョンの Ruby を簡単に切り替えることができます。シンプルかつ控えめで、一つのツールは一つのことをやるという UNIX の伝統に従っています。

同じ目的を持ったツールとして RVM が存在します。

RVM との比較

wiki より:

rbenv は以下のことを行います...

  • ユーザーごとにグローバルな Ruby のバージョンを変更する。
  • プロジェクトごとに Ruby のバージョンを変える。
  • 環境変数で Ruby のバージョンを上書きする。

rvm に対して、rbenv は以下のことを行いません...

  • シェルにロードする必要性。代わりに、ディレクトリを $PATH に追加するだけで使えます。
  • cd などのシェルコマンドの上書き。危険かつ誤りを犯しやすくなります。
  • 設定ファイルの存在。使用したい Ruby バージョンの設定しかありません。
  • Ruby のインストール。自分で Ruby をビルド・インストールしたり、ruby-build を使ってインストールを自動化することができます。
  • gemset の管理。アプリケーションの依存関係を管理するのは Bundler の方が優れています。あなたのプロジェクトで Bundler を使っていない場合は rbenv-gemset プラグインをインストールすることができます。
  • 互換性のために Ruby ライブラリに変更を加える。rbenv のシンプリシティとは、$PATH にさえ入っている限り、誰もそのことを認識する必要はないということです。
  • プロジェクトを切り替えるときに警告する。任意のコードを実行する代わりに、rbenv はプロジェクトからバージョン名だけを読み込みます。"trust" はありません。

インストール

AUR から rbenvAUR をインストールできます。

プラグイン

rbenv はプラグインシステムで拡張することができ、rbenv の wiki には 便利なプラグインのリスト が記載されています。特に ruby-build プラグインが便利です。rbenv install コマンドで特定の Ruby バージョンをインストールできるようになります。AUR から ruby-buildAUR でインストールすることが可能です。

参照