「Dell XPS 13 2-in-1 (9365)」の版間の差分

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このバグの影響を受けるのは Hynix 製 SSD を使用しているデバイスです [https://bugs.launchpad.net/ubuntu/+source/linux/+bug/1801875]。この SSD は D3 ステートにならないためサスペンド中、1時間あたり 4-5% のバッテリーを喰ってしまいます。パッチセットが存在しますが、マージはされていません [https://lore.kernel.org/patchwork/patch/1007283/]。
 
このバグの影響を受けるのは Hynix 製 SSD を使用しているデバイスです [https://bugs.launchpad.net/ubuntu/+source/linux/+bug/1801875]。この SSD は D3 ステートにならないためサスペンド中、1時間あたり 4-5% のバッテリーを喰ってしまいます。パッチセットが存在しますが、マージはされていません [https://lore.kernel.org/patchwork/patch/1007283/]。
   
パッチが適用されたカーネルを AUR の {{AUR|linux-hynix}} からインストールできます。これでサスペンド時のバッテリー消費は1時間あたり 1-2% まで減ります。
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パッチが適用されたカーネルを AUR の {{AUR|linux-hynix}}{{Broken package link|パッケージが存在しません}} からインストールできます。これでサスペンド時のバッテリー消費は1時間あたり 1-2% まで減ります。
   
 
=== 画面が回転しない ===
 
=== 画面が回転しない ===

2020年12月31日 (木) 14:43時点における最新版

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Dell XPS 13 2-in-1 (9365) は2017年前期モデルです。ディスプレイを畳むことでタブレットのように使うことができます。タッチスクリーンは特に設定をしなくても動作します。

インストール

BIOS 設定

DELL のロゴが表示される起動画面で F2 あるいは F12 を押すことで Bios にアクセスできます。

Bios バージョン 1.1.0 または 1.3.1 から 2.1.2 では、sata の操作を AHCI を先に設定して、Advanced Boot オプション -> Legacy ROM のチェックを外してください [1]

ノート:
  • RAID モードでは BIOS/UEFI は内部ドライブを認識して起動することができます。RAID モードで Archiso を起動することはできますが、内部ドライブは認識されません。
  • AHCI モードで Legacy ROM を有効化した BIOS/UEFI は内部ドライブを認識できません。起動は失敗してハードドライブが接続されていないというエラーが表示されます。
  • AHCI モードで Legacy ROM を無効化した BIOS/UEFI は内部ドライブを認識して起動でき、Archiso も内部ドライブを認識できます。この設定で Arch をインストール・起動できます。

また、以下の設定も必要です [2] :

  • UEFI ネットワークスタック - 無効
  • Secure Boot - 無効
  • SATA 操作 - AHCI
  • Legacy ROM - 無効
  • POST Behaviour : Fastboot - minimal (設定しなかった場合、BIOS が遅すぎてメディアを起動できません)
ノート:
  • BIOS の設定を変更すると他の設定がリセットされることがあります。BIOS の設定は二回チェックしてください。
  • 上記は2018年11月28日現在で動作した設定です。

トラブルシューティング

サスペンドの問題

この機種は S0 (s2idle) スリープモードしかサポートしていません [3]mem_sleep_default=s2idleカーネルパラメータに追加してサスペンドモードを s2idle に変更してください。

ノート: 2018年11月18日現在、カーネルは自動的に正しく設定を行うため手動設定は必要ありません。

このバグの影響を受けるのは Hynix 製 SSD を使用しているデバイスです [4]。この SSD は D3 ステートにならないためサスペンド中、1時間あたり 4-5% のバッテリーを喰ってしまいます。パッチセットが存在しますが、マージはされていません [5]

パッチが適用されたカーネルを AUR の linux-hynixAUR[リンク切れ: パッケージが存在しません] からインストールできます。これでサスペンド時のバッテリー消費は1時間あたり 1-2% まで減ります。

画面が回転しない

画面の自動回転を有効にするには iio-sensor-proxy のインストールが必要です。

指紋センサー

このコンピュータの指紋センサーはまだサポートされていません [6]。進捗を追っている fprint の issue が存在します [7]

サウンドカードのオフとコイル鳴き

デフォルトでは、サウンドカードのオンオフが自動的に切り替わってしまい、曲の再生が遅れたりノイズが発生することがあります。また、コイル鳴きの原因にもなります (特にヘッドフォンを接続してミュート状態でスクロールした場合)。この問題を解決するには、サウンドカードが常にオンになるように設定してください:

/etc/modprobe.d/audio_no_powersave.conf
options snd_hda_intel power_save=0

スロットリングを減らす

CPU は 50 から 60℃ でスロットルが効きます。throttled をインストールすることで閾値を上げることができます。デフォルトでは 90°C まで上昇します。Intel の製品ページでは温度の上限は 100°C となっています [8]。ただし、あまり高い温度で動作させることは推奨されません。設定は以下のファイルで変更できます:

/etc/lenovo_fix.conf

インストールしたら systemd サービスを以下のコマンドで有効化してください:

# systemctl enable --now lenovo_fix.service

高温状態が続くとデバイスの寿命が短くなる可能性があるので注意してください。