「Nano」の版間の差分
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{{Lowercase title}} |
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[[Category:テキストエディタ]] |
[[Category:テキストエディタ]] |
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[[Category:コンソールアプリケーション]] |
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[[Category:GNU]] |
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[[de:Nano]] |
[[de:Nano]] |
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[[en:Nano]] |
[[en:Nano]] |
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[[es:Nano]] |
[[es:Nano]] |
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[[fr:Nano]] |
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[[it:Nano]] |
[[it:Nano]] |
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[[ru:Nano]] |
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{{Lowercase title}} |
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[[zh-hans:Nano]] |
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[http://www.nano-editor.org/ GNU nano] (もしくは nano) はシンプルなインターフェイスと直感的なコマンドオプションが特徴のコンソールベースのテキストエディタです。カラーのシンタックスハイライト・DOS/Mac ファイルタイプ変換・スペルチェック・[[Wikipedia:ja:UTF-8|UTF-8]] エンコードなどの機能をサポートしています。空のバッファで開かれた nano のメモリ使用量は 4 MB 以下です。 |
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== インストール == |
|||
[http://www.nano-editor.org/ GNU nano] (もしくは nano) はシンプルなインターフェイスと直感的なコマンドオプションをコンソールベースのテキスト編集に導入します。Ubuntu などのディストリビューションで nano はデフォルトのコンソールエディタであり、カラーのシンタックスハイライト・DOS/Mac ファイルタイプ変換・スペルチェック・[[Wikipedia:ja:UTF-8|UTF-8]] エンコードなどの機能をサポートしています。空のバッファで開かれた nano は一般的に 1.5 MB 以下の常駐メモリを使います。[http://i275.photobucket.com/albums/jj281/adamchrista/Arch%20Linux/Wiki%20Examples/nano-man.png nano のスクリーンショット]。 |
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{{Pkg|nano}} パッケージを[[インストール]]します。 |
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[[公式リポジトリ]]から {{Pkg|nano}} パッケージをインストールすることができます。{{grp|base}} グループに含まれているため、基本的には全てのシステムでインストールされています。 |
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== 設定 == |
== 設定 == |
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nano の外観や機能は基本的にコマンドライン引数か {{ic|~/.config/nano/nanorc}} ファイルの設定コマンドのどちらかで設定します。 |
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=== ~/.nanorc の作成 === |
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プログラムのインストール時にサンプル設定ファイルが {{Ic|/etc/nanorc}} にインストールされます。nano の設定をカスタマイズするには、まず {{ic|~/.config/nano/nanorc}} にローカルコピーを作成して下さい: |
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nano のルックアンドフィールや機能は基本的にコマンドライン引数か {{Ic|~/.nanorc}} ファイルの設定コマンドのどちらかで設定します。 |
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$ cp /etc/nanorc ~/.config/nano/nanorc |
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プログラムのインストール時にサンプル設定ファイルが {{Ic|/etc/nanorc}} にインストールされます。nano の設定をカスタマイズするには、まず {{Ic|~/.nanorc}} にローカルコピーを作成して下さい: |
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{{ic|~/.config/nano/nanorc}} ファイルの中でコマンドを設定して nano のコンソール環境を確立してください。 |
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$ cp /etc/nanorc ~/.nanorc |
|||
{{ |
{{Tip|{{man|5|nanorc}} に nano で利用可能な設定コマンドの完全なリストが載っています。}} |
||
{{Tip|[http://www.nano-editor.org/dist/v2.2/nanorc.5.html NANORC] に nano で利用可能な設定コマンドの完全なリストが載っています。}} |
|||
{{Note|コマンドラインの引数は {{ic|.nanorc}} 内の設定コマンドよりも優先されます。}} |
|||
=== シンタックスハイライト === |
=== シンタックスハイライト === |
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==== PKGBUILD ファイル ==== |
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これは Arch Linux [https://projects.archlinux.org/svntogit/packages.git/tree "svntogit-server"] のような新しいシンタックスハイライトです。 |
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# Arch PKGBUILD files |
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# |
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syntax "pkgbuild" "^.*PKGBUILD*" |
|||
# commands |
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color red "\<(cd|echo|enable|exec|export|kill|popd|pushd|read|source|touch|type)\>" |
|||
color brightblack "\<(case|cat|chmod|chown|cp|diff|do|done|elif|else|esac|exit|fi|find|for|ftp|function|grep|gzip|if|in)\>" |
|||
color brightblack "\<(install|ln|local|make|mv|patch|return|rm|sed|select|shift|sleep|tar|then|time|until|while|yes)\>" |
|||
# ${*} |
|||
icolor blue "\$\{?[0-9A-Z_!@#$*?-]+\}?" |
|||
# numerics |
|||
color blue "\ [0-9]*" |
|||
color blue "\.[0-9]*" |
|||
color blue "\-[0-9]*" |
|||
color blue "=[0-9]" |
|||
# spaces |
|||
color ,green "<nowiki>[[:space:]]</nowiki>+$" |
|||
# strings; multilines are not supported |
|||
color brightred ""(\\.|[^"])*"" "'(\\.|[^'])*'" |
|||
# comments |
|||
color brightblack "#.*$" |
|||
nano には定義済みの [[wikipedia:Syntax highlighting|シンタックスハイライト]] ルールが付属しており、{{ic|/usr/share/nano/*.nanorc}} に保存されています。シンタックスハイライトを有効にするには、以下の行を {{ic|~/.config/nano/nanorc}} または {{ic|/etc/nanorc}} に追加してください: |
|||
これは[https://bbs.archlinux.org/viewtopic.php?pid=565476 フォーラム]に投稿された他のバージョンです。 |
|||
include "/usr/share/nano/*.nanorc" |
|||
## Arch PKGBUILD files |
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include "/usr/share/nano/extra/*.nanorc" |
|||
## |
|||
syntax "pkgbuild" "^.*PKGBUILD$" |
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color green start="^." end="$" |
|||
color cyan "^.*(pkgbase|pkgname|pkgver|pkgrel|pkgdesc|arch|url|license).*=.*$" |
|||
color brightcyan "\<(pkgbase|pkgname|pkgver|pkgrel|pkgdesc|arch|url|license)\>" |
|||
color brightcyan "(\$|\$\{|\$\()(pkgbase|pkgname|pkgver|pkgrel|pkgdesc|arch|url|license)(|\}|\))" |
|||
color cyan "^.*(depends|makedepends|optdepends|conflicts|provides|replaces).*=.*$" |
|||
color brightcyan "\<(depends|makedepends|optdepends|conflicts|provides|replaces)\>" |
|||
color brightcyan "(\$|\$\{|\$\()(depends|makedepends|optdepends|conflicts|provides|replaces)(|\}|\))" |
|||
color cyan "^.*(groups|backup|noextract|options).*=.*$" |
|||
color brightcyan "\<(groups|backup|noextract|options)\>" |
|||
color brightcyan "(\$|\$\{|\$\()(groups|backup|noextract|options)(|\}|\))" |
|||
color cyan "^.*(install|source|md5sums|sha1sums|sha256sums|sha384sums|sha512sums).*=.*$" |
|||
color brightcyan "\<(install|source|md5sums|sha1sums|sha256sums|sha384sums|sha512sums)\>" |
|||
color brightcyan "(\$|\$\{|\$\()(install|source|md5sums|sha1sums|sha256sums|sha384sums|sha512sums)(|\}|\))" |
|||
color brightcyan "\<(startdir|srcdir|pkgdir)\>" |
|||
color cyan "\.install" |
|||
color brightwhite "=" "'" "\(" "\)" "\"" "#.*$" "\," "\{" "\}" |
|||
color brightred "build\(\)" |
|||
color brightred "package_.*.*$" |
|||
color brightred "\<(configure|make|cmake|scons)\>" |
|||
color red "\<(DESTDIR|PREFIX|prefix|sysconfdir|datadir|libdir|includedir|mandir|infodir)\>" |
|||
デフォルトを置き換えたり拡張したりするシンタックスハイライトの拡張機能については、{{Pkg|nano-syntax-highlighting}} または {{AUR|nano-syntax-highlighting-git}} などを [[インストール]] して、上記の設定に追加して下さい。 |
|||
このファイルを ({{ic|/usr/share/nano/pkgbuild.nanorc}} などの名前で) 保存してから {{Ic|~/.nanorc}} か {{Ic|/etc/nanorc}} に次のような行を追加してください: |
|||
include "/usr/share/nano/pkgbuild.nanorc" |
|||
include "/usr/share/nano-syntax-highlighting/*.nanorc" |
|||
==== 他の定義 ==== |
|||
デフォルトを置き換え拡張するシンタックスハイライトの拡張が AUR にあります、{{AUR|nano-syntax-highlighting-git}}。 |
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{{Note|{{Pkg|nano-syntax-highlighting}} のバージョン 2020.10.10-1 の時点で、{{ic|/usr/share/nano-syntax-highlighting/nanorc.nanorc}} に構文エラーがあります。[https://github.com/scopatz/nanorc/issues/410] 問題を一時的に解決するには、次のコマンドを実行します。: |
|||
=== その他の設定 === |
|||
==== サスペンド ==== |
|||
多くの対話式プログラムと異なり、デフォルトではサスペンドは無効にされています。これを変更するには、{{Ic|/etc/nanorc}} 内の 'set suspend' の行をアンコメントしてください。これで {{ic|Ctrl+z}} を使って nano をバックグラウンドに送ることができます。 |
|||
# sed -i 's/icolor brightnormal/icolor normal/g' /usr/share/nano-syntax-highlighting/nanorc.nanorc |
|||
==== 文章を折り返さない ==== |
|||
他のディストリビューションから来た時、nano の挙動がおかしく感じるかもしれません。その場合 {{ic|/etc/nanorc}} を以下のように編集してください: |
|||
}} |
|||
## Do not wrap text at all. |
|||
set nowrap |
|||
==== Forth ==== |
|||
== nano の使用方法 == |
|||
=== 特別な関数 === |
|||
* nano の画面で下の2行に表示されるよく使われる関数の中で {{Ic|^}} は {{ic|Ctrl}} キーの修飾を表しています。 |
|||
* {{Ic|Meta}} (通常は {{ic|Alt}}) や {{ic|Esc}} キーで修飾することで追加機能を対話式に切り替えることができます。 |
|||
[[Wikipedia:Forth (programming language)|Forth]] のハイライト表示については https://paste.xinu.at/wc17YG/ を参照してください。 |
|||
==== ショートカットリスト ==== |
|||
* {{Ic|^G Get Help}} ({{ic|F1}}) |
|||
: セッションウィンドウの中にオンラインのヘルプファイルを表示します。nano ユーザーは全て読むことが提案されています |
|||
* {{Ic|^O WriteOut}} ({{ic|F3}}) |
|||
: 現在のファイルバッファの内容をディスク上のファイルに保存する |
|||
* {{Ic|^R Read File}} ({{ic|F5}}) |
|||
: カーソル位置に他のファイルを挿入する |
|||
* {{Ic|^Y Prev Page}} ({{ic|F7}}) |
|||
: 前のバッファ画面を表示する |
|||
* {{Ic|^K Cut Text}} ({{ic|F9}}) |
|||
: 現在の行の初めから最後までカットして保存する |
|||
* {{Ic|^C Cur Pos}} ({{ic|F11}}) |
|||
: 現在のカーソルの行・桁そして文字の位置情報を表示する |
|||
* {{Ic|^X Exit}} ({{ic|F2}}) |
|||
: nano を終了する |
|||
* {{Ic|^J Justify}} ({{ic|F4}}) |
|||
: コンソールウィンドウのジオメトリに文章を整列させる |
|||
* {{Ic|^W Where}} ({{ic|F6}}) |
|||
: 大文字小文字を区別する文字・正規表現検索を実行する |
|||
* {{Ic|^V Next Page}} ({{ic|F8}}) |
|||
: 次のバッファ画面を表示する |
|||
* {{Ic|^U UnCut Text}} ({{ic|F10}}) |
|||
: カットバッファの中身を現在のカーソル位置にペーストする |
|||
* {{Ic|^T To Spell}} ({{ic|F12}}) |
|||
: 内蔵の {{Ic|spell}} でバッファの中身をスペルチェック |
|||
==== PKGBUILD ==== |
|||
{{Tip|nano のオンラインヘルプファイルは nano の中で {{ic|Ctrl+g}} を使うことで見られます。また、[http://www.nano-editor.org/dist/v2.1/nano.html nano Command Manual] に完全な説明と追加のサポートが記載されています。}} |
|||
https://paste.xinu.at/4ss/ (Arch の古い svntogit サーバーに似ています) を {{ic|/etc/nano/pkgbuild.nanorc}} に保存して include します: |
|||
==== 機能の切り替え ==== |
|||
* {{Ic|Meta+c}} (or {{ic|Esc+c}}) |
|||
: 行・桁そして文字の位置情報の表示を切り替える |
|||
include "/etc/nano/pkgbuild.nanorc" |
|||
* {{Ic|Meta+i}} (or {{ic|Esc+i}}) |
|||
: 自動インデントを切り替える |
|||
{{Tip|{{Pkg|nano-syntax-highlighting}} には、これの代替バージョンが含まれています。}} |
|||
* {{Ic|Meta+k}} (or {{ic|Esc+k}}) |
|||
: 現在のカーソル位置から行の最後まで文章をカットするのを切り替える |
|||
=== サスペンド === |
|||
* {{Ic|Meta+m}} (or {{ic|Esc+m}}) |
|||
多くの対話式プログラムと異なり、デフォルトではサスペンドは無効にされています。変更するには、{{Ic|/etc/nanorc}} 内の 'set suspend' の行をアンコメントしてください。{{ic|Ctrl+z}} を使って nano をバックグラウンドに送ることができるようになります。 |
|||
: マウスを使ってカーソルの移動やマーク、ショートカットするのを切り替える |
|||
=== 文章を折り返さない === |
|||
* {{Ic|Meta+x}} (or {{ic|Esc+x}}) |
|||
[https://www.nano-editor.org/news.php] にあるように nano 3.2 まででは、他のテキストエディタと違って、テキストを折り返します。折り返しを無効化するには以下を {{ic|~/.config/nano/nanorc}} で設定してください: |
|||
: nano の画面の一番下にショートカットリストを表示するのを切り替える |
|||
set nowrap |
|||
nano v6の他のnanorcについてはこちらへ |
|||
{{Tip|[http://www.nano-editor.org/dist/v2.1/nano.html#Feature-Toggles Feature Toggles] に nano で利用できる全ての切り替えが記載されています。}} |
|||
https://www.nano-editor.org/dist/v6/nano.pdf#page=18 |
|||
== |
== 使用方法 == |
||
=== |
=== 特別な関数 === |
||
* nano の画面下部にはよく使われる機能が表示されますが {{Ic|^}} は {{ic|Ctrl}} キーで修飾することを表しています。 |
|||
ライトユーザーにとっては使いやすくてシンプルな {{Ic|nano}} の方が {{Ic|vi}} よりも好ましいかもしれません。'''visudo'' などのコマンドで利用するデフォルトのテキストエディタを vi から nano に置き換えることが可能です。 |
|||
* {{Ic|Meta}} (通常は {{ic|Alt}}) や {{ic|Esc}} キーで修飾することで追加機能を対話式に切り替えることができます。 |
|||
==== |
==== ショートカットリスト ==== |
||
{{Warning|{{Ic|man 8 visudo}} より: ''ユーザーが VISUAL や EDITOR を設定して簡単にどのプログラムを実行できるようにするのでこれがセキュリティホールになる可能性があります、注意してください。''}} |
|||
{| class="wikitable" |
|||
core リポジトリに入っている [[Sudo|sudo]] はデフォルトで {{Ic|--with-env-editor}} を使ってコンパイルされているので {{Ic|VISUAL}} や {{Ic|EDITOR}} 変数を使います。現在のシェルセッションの間 '''visudo''' のエディタとして使うには、'''visudo''' を呼び出す前に {{Ic|EDITOR}} 変数を設定して下さい。 |
|||
! キー1 !! キー2 !! コマンド !! 説明 |
|||
|- |
|||
|^G || F1 || Get Help || セッションウィンドウの中にオンラインのヘルプファイルを表示します。 |
|||
|- |
|||
|^X || F2 || Exit || nano を終了する。 |
|||
|- |
|||
|^O || F3 || WriteOut || 現在のファイルバッファの内容をディスク上のファイルに保存する。 |
|||
|- |
|||
|^J || F4 || Justify || コンソールウィンドウにあわせてテキストを整列させる。 |
|||
|- |
|||
|^R || F5 || Read File || カーソル位置に他のファイルを挿入する。 |
|||
|- |
|||
|^W || F6 || Where || 大文字小文字を区別する文字・正規表現検索を実行する。 |
|||
|- |
|||
|^Y || F7 || Prev Page || 前のバッファ画面を表示する。 |
|||
|- |
|||
|^V || F8 || Next Page || 次のバッファ画面を表示する。 |
|||
|- |
|||
|^K || F9 || Cut Text || 現在の行の冒頭から最後まで切り取って保存する。 |
|||
|- |
|||
|^U || F10 || UnCut Text || カットバッファの中身を現在のカーソル位置にペーストする。 |
|||
|- |
|||
|^C || F11 || Cur Pos || 現在のカーソルの行・桁・文字の位置情報を表示する。 |
|||
|- |
|||
|^T || F12 || To Spell || 内蔵されている {{Ic|spell}} を使用してバッファの中身をスペルチェック。 |
|||
|} |
|||
{{Tip|nano のオンラインヘルプファイルは nano の中で {{ic|Ctrl+g}} を使うことで見ることができます。また、[https://www.nano-editor.org/dist/latest/nano.html nano コマンドマニュアル] に完全な説明と追加のサポートが記載されています。}} |
|||
export EDITOR=nano |
|||
==== 機能の切り替え ==== |
|||
export EDITOR=nano && sudo visudo |
|||
{| class="wikitable" |
|||
==== 方法2 ==== |
|||
! キー1 !! キー2 !! 説明 |
|||
{{Warning|{{Ic|man 8 visudo}} より: ''ユーザーが VISUAL や EDITOR を設定して簡単にどのプログラムを実行できるようにするのでこれがセキュリティホールになる可能性があります、注意してください。''}} |
|||
|- |
|||
|Meta+c || Esc+c || 行・桁・文字の位置情報の表示機能のオンオフ。 |
|||
|- |
|||
|Meta+i || Esc+i || 自動インデント機能のオンオフ。 |
|||
|- |
|||
|Meta+k || Esc+k || 現在のカーソル位置から行の最後まで文章をカットする機能のオンオフ。 |
|||
|- |
|||
|Meta+m || Esc+m || マウスを使ってカーソルの移動やマーク、ショートカットする機能のオンオフ。 |
|||
|- |
|||
|Meta+x || Esc+x || nano の画面の一番下にショートカットリストを表示する機能のオンオフ。 |
|||
|} |
|||
{{Tip|[https://www.nano-editor.org/dist/latest/nano.html#Feature-Toggles Feature Toggles] に nano で利用できる機能が載っています。}} |
|||
EDITOR 変数は以下のファイルで設定することで永続的に使うことができます: |
|||
== ヒントとテクニック == |
|||
* ~/.profile (`.bash_profile` の代替) |
|||
* ~/.bashrc (対話式、ログインシェルではない) |
|||
* [http://www.gnu.org/software/bash/manual/bashref.html#Bash-Startup-Files /etc/profile] ({{Ic|root}} を除く全てのシステムユーザー共通の設定) |
|||
=== vi を nano で置き換える === |
|||
===== .bash_profile の例 ===== |
|||
ライトユーザーにとっては {{Ic|vi}} よりは {{Ic|nano}} の方が使いやすく感じるでしょう。[[sudo#visudo を使う|visudo]] などのコマンドでもデフォルトのテキストエディタとして nano を使いたくなるかもしれません。 |
|||
{{Bc|. $HOME/.bashrc| |
|||
export EDITOR=nano |
|||
export GREP_COLOR="1;33" |
|||
if [[ -z "$DISPLAY" ]] && [[ $(tty) = /dev/vc/1 ]]; then |
|||
startx |
|||
logout |
|||
fi |
|||
}} |
|||
==== 方法3 ==== |
|||
{{Note|この方法は厳しすぎると思われるかもしれず、全てのユーザーには適さないかもしれません。それでも以下の方法は実行可能です。}} |
|||
===== シンボリックリンク ===== |
|||
復元用に {{Ic|vi}} の実行ファイルを {{Ic|vi.old}} に名前を変えて下さい: |
|||
# mv /usr/bin/vi /usr/bin/vi.old |
|||
{{Ic|/usr/bin/nano}} から {{Ic|/usr/bin/vi}} にシンボリックリンクを作成して下さい: |
|||
# ln -s /usr/bin/nano /usr/bin/vi |
|||
永続的にするには {{ic|pacman.conf}} の {{ic|IgnorePkg}} に {{Ic|vi}} を追加してください。そうしないと更新した時に {{Ic|vi}} に戻ってしまいます。 |
|||
===== vi の復元 ===== |
|||
{{Ic|/usr/bin/vi}} シンボリックリンクを削除して下さい: |
|||
unlink /usr/bin/vi |
|||
{{Ic|vi.old}} 実行ファイルを {{Ic|vi}} に名前を戻して下さい: |
|||
mv /usr/bin/vi.old /usr/bin/vi |
|||
{{ic|VISUAL}} と {{ic|EDITOR}} [[環境変数#変数の定義|環境変数]]を設定することで多くのアプリケーションで nano が使用できます。例: |
|||
==== 方法4 ==== |
|||
{{Note|この方法は厳しすぎると思われるかもしれず、全てのユーザーには適さないかもしれません。それでも以下の方法は実行可能です。}} |
|||
export VISUAL=nano |
|||
===== 削除 & シンボリックリンク ===== |
|||
export EDITOR=nano |
|||
[[Pacman|pacman]] を使って {{Ic|vi}} パッケージ、設定、全ての必要な依存パッケージを削除して下さい: |
|||
pacman -Rns vi |
|||
== トラブルシューティング == |
|||
{{Ic|/usr/bin/nano}} から {{Ic|/usr/bin/vi}} にシンボリックリンクを作成して下さい: |
|||
ln -s /usr/bin/nano /usr/bin/vi |
|||
=== キーバインドのハイジャック === |
|||
{{Ic|/usr/bin/vi}} シンボリックリンクを削除して下さい: |
|||
unlink /usr/bin/vi |
|||
ウィンドウマネージャのキーバインドが nano とかぶってしまうことがあります (例: {{ic|Alt+Enter}})。{{ic|Super}} などを使うように設定して ({{Pkg|mutter}} なら {{Pkg|dconf}}、{{Pkg|marco}} なら {{Pkg|muffin}} を使用して設定) ウィンドウマネージャを再起動してください。 |
|||
pacman を使ってさっき削除した {{Ic|vi}} パッケージをインストールして下さい: |
|||
pacman -S vi |
|||
== 参照 == |
|||
{{Note|Do not clean {{Ic|-c}} or refresh {{Ic|-y}} the package database if you wish to retain the previously installed version of the {{Ic|vi}} package.<br>If this case, subsequent updates will also require the judicious use of the {{Ic|--ignore vi}} switch (and optionally {{Ic|--ignore glibc ncurses coreutils}}).|}} |
|||
* [[wikipedia:ja:nano (テキストエディタ)|nano (テキストエディタ)]] - Wikipedia エントリ |
|||
== 追加資料 == |
|||
* [https://www.nano-editor.org/ GNU nano ホームページ] - 公式サイト |
|||
* [[wikipedia:ja:nano (テキストエディタ)|nano (テキストエディタ)]] - Wikipedia |
|||
* [http://www.nano-editor.org/ GNU nano Homepage] - 公式サイト |
|||
* [https://savannah.gnu.org/bugs/?group=nano GNU nano Bugs] バグレポート |
* [https://savannah.gnu.org/bugs/?group=nano GNU nano Bugs] バグレポート |
||
* [https://github.com/ |
* [https://github.com/scopatz/nanorc Nano シンタックスハイライトファイル] |
||
* [https://www.nano-editor.org/dist/latest/nano.pdf Nano 最新マニュアル] |
|||
2023年11月5日 (日) 11:31時点における最新版
GNU nano (もしくは nano) はシンプルなインターフェイスと直感的なコマンドオプションが特徴のコンソールベースのテキストエディタです。カラーのシンタックスハイライト・DOS/Mac ファイルタイプ変換・スペルチェック・UTF-8 エンコードなどの機能をサポートしています。空のバッファで開かれた nano のメモリ使用量は 4 MB 以下です。
インストール
設定
nano の外観や機能は基本的にコマンドライン引数か ~/.config/nano/nanorc ファイルの設定コマンドのどちらかで設定します。
プログラムのインストール時にサンプル設定ファイルが /etc/nanorc にインストールされます。nano の設定をカスタマイズするには、まず ~/.config/nano/nanorc にローカルコピーを作成して下さい:
$ cp /etc/nanorc ~/.config/nano/nanorc
~/.config/nano/nanorc ファイルの中でコマンドを設定して nano のコンソール環境を確立してください。
シンタックスハイライト
nano には定義済みの シンタックスハイライト ルールが付属しており、/usr/share/nano/*.nanorc に保存されています。シンタックスハイライトを有効にするには、以下の行を ~/.config/nano/nanorc または /etc/nanorc に追加してください:
include "/usr/share/nano/*.nanorc" include "/usr/share/nano/extra/*.nanorc"
デフォルトを置き換えたり拡張したりするシンタックスハイライトの拡張機能については、nano-syntax-highlighting または nano-syntax-highlighting-gitAUR などを インストール して、上記の設定に追加して下さい。
include "/usr/share/nano-syntax-highlighting/*.nanorc"
/usr/share/nano-syntax-highlighting/nanorc.nanorc に構文エラーがあります。[1] 問題を一時的に解決するには、次のコマンドを実行します。:
# sed -i 's/icolor brightnormal/icolor normal/g' /usr/share/nano-syntax-highlighting/nanorc.nanorc
Forth
Forth のハイライト表示については https://paste.xinu.at/wc17YG/ を参照してください。
PKGBUILD
https://paste.xinu.at/4ss/ (Arch の古い svntogit サーバーに似ています) を /etc/nano/pkgbuild.nanorc に保存して include します:
include "/etc/nano/pkgbuild.nanorc"
サスペンド
多くの対話式プログラムと異なり、デフォルトではサスペンドは無効にされています。変更するには、/etc/nanorc 内の 'set suspend' の行をアンコメントしてください。Ctrl+z を使って nano をバックグラウンドに送ることができるようになります。
文章を折り返さない
[2] にあるように nano 3.2 まででは、他のテキストエディタと違って、テキストを折り返します。折り返しを無効化するには以下を ~/.config/nano/nanorc で設定してください:
set nowrap
nano v6の他のnanorcについてはこちらへ https://www.nano-editor.org/dist/v6/nano.pdf#page=18
使用方法
特別な関数
- nano の画面下部にはよく使われる機能が表示されますが
^はCtrlキーで修飾することを表しています。 Meta(通常はAlt) やEscキーで修飾することで追加機能を対話式に切り替えることができます。
ショートカットリスト
| キー1 | キー2 | コマンド | 説明 |
|---|---|---|---|
| ^G | F1 | Get Help | セッションウィンドウの中にオンラインのヘルプファイルを表示します。 |
| ^X | F2 | Exit | nano を終了する。 |
| ^O | F3 | WriteOut | 現在のファイルバッファの内容をディスク上のファイルに保存する。 |
| ^J | F4 | Justify | コンソールウィンドウにあわせてテキストを整列させる。 |
| ^R | F5 | Read File | カーソル位置に他のファイルを挿入する。 |
| ^W | F6 | Where | 大文字小文字を区別する文字・正規表現検索を実行する。 |
| ^Y | F7 | Prev Page | 前のバッファ画面を表示する。 |
| ^V | F8 | Next Page | 次のバッファ画面を表示する。 |
| ^K | F9 | Cut Text | 現在の行の冒頭から最後まで切り取って保存する。 |
| ^U | F10 | UnCut Text | カットバッファの中身を現在のカーソル位置にペーストする。 |
| ^C | F11 | Cur Pos | 現在のカーソルの行・桁・文字の位置情報を表示する。 |
| ^T | F12 | To Spell | 内蔵されている spell を使用してバッファの中身をスペルチェック。
|
Ctrl+g を使うことで見ることができます。また、nano コマンドマニュアル に完全な説明と追加のサポートが記載されています。機能の切り替え
| キー1 | キー2 | 説明 |
|---|---|---|
| Meta+c | Esc+c | 行・桁・文字の位置情報の表示機能のオンオフ。 |
| Meta+i | Esc+i | 自動インデント機能のオンオフ。 |
| Meta+k | Esc+k | 現在のカーソル位置から行の最後まで文章をカットする機能のオンオフ。 |
| Meta+m | Esc+m | マウスを使ってカーソルの移動やマーク、ショートカットする機能のオンオフ。 |
| Meta+x | Esc+x | nano の画面の一番下にショートカットリストを表示する機能のオンオフ。 |
ヒントとテクニック
vi を nano で置き換える
ライトユーザーにとっては vi よりは nano の方が使いやすく感じるでしょう。visudo などのコマンドでもデフォルトのテキストエディタとして nano を使いたくなるかもしれません。
VISUAL と EDITOR 環境変数を設定することで多くのアプリケーションで nano が使用できます。例:
export VISUAL=nano export EDITOR=nano
トラブルシューティング
キーバインドのハイジャック
ウィンドウマネージャのキーバインドが nano とかぶってしまうことがあります (例: Alt+Enter)。Super などを使うように設定して (mutter なら dconf、marco なら muffin を使用して設定) ウィンドウマネージャを再起動してください。
参照
- nano (テキストエディタ) - Wikipedia エントリ
- GNU nano ホームページ - 公式サイト
- GNU nano Bugs バグレポート
- Nano シンタックスハイライトファイル
- Nano 最新マニュアル