「Arch Linux VPS」の版間の差分
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[[Wikipedia:ja:バーチャル・プライベート・サーバ]] より: |
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この記事では仮想専用サーバーにおける Arch Linux の利用について検討して、VPS 固有のインストール手順・フィックスなども述べます。 |
この記事では仮想専用サーバーにおける Arch Linux の利用について検討して、VPS 固有のインストール手順・フィックスなども述べます。 |
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+ | {{Warning| |
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− | {{Warning|Linux 2.6.32 は systemd バージョン 205 からサポートされていません (そして systemd 212 以降では動作しません)。コンテナによる仮想化環境は多くが古いカーネルを使っており、そのような環境では Arch Linux を最新状態に保つことができない可能性があります。ただし、OpenVZ は、[http://openvz.org/Download/kernel/rhel6/042stab094.7 カーネルビルド 042stab094.7] から、CLOCK_BOOTTIME 機能をバックポートしているため最新の systemd でも動作します。}} |
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+ | * Linux 2.6.32 は systemd バージョン 205 からサポートされていません (そして systemd 212 以降では動作しません)。コンテナによる仮想化環境は多くが古いカーネルを使っており、そのような環境では Arch Linux を最新状態に保つことができない可能性があります。ただし、OpenVZ は、[http://openvz.org/Download/kernel/rhel6/042stab094.7 カーネルビルド 042stab094.7] から、CLOCK_BOOTTIME 機能をバックポートしているため最新の systemd でも動作します。 |
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+ | * systemd バージョン 220 から OpenVZ コンテナで動作しません [https://github.com/systemd/systemd/issues/421]。この問題は OpenVZ カーネル 042stab111.1 で修正されました [https://bugzilla.openvz.org/show_bug.cgi?id=3280#c11]。 |
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+ | }} |
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==Arch Linux を提供しているプロバイダ== |
==Arch Linux を提供しているプロバイダ== |
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{{Warning|プロバイダの品質について保証はできません。発注する前に自分で確認してください。}} |
{{Warning|プロバイダの品質について保証はできません。発注する前に自分で確認してください。}} |
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− | {{Note|以下のプロバイダでは便利な Arch Linux イメージが用意されています。他のプロバイダで Arch を使うこともできますが、必要な作業が増えます。 |
+ | {{Note|以下のプロバイダでは便利な Arch Linux イメージが用意されています。他のプロバイダで Arch を使うこともできますが、必要な作業が増えます。以下のような方法があります: |
+ | * カスタムディスクイメージをロード (Xen や KVM などのハードウェア仮想化が必須) |
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+ | * [[インストールガイド|chroot 下でインストール]]、例えば [https://github.com/drizzt/vps2arch vps2arch] スクリプトを使う (systemd 220/221 の [https://github.com/systemd/systemd/issues/421 バグ] に対応しています) |
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+ | * 他のディストリビューション上で rsync を使って Arch を同期して、[[#OpenVZ プロバイダで最新の Arch Linux をインストール|OpenVZ プロバイダで最新の Arch Linux をインストール]] |
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+ | }} |
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{| class="wikitable" |
{| class="wikitable" |
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! プロバイダ !! Arch リリース !! 仮想化 !! 場所 !! 注記 |
! プロバイダ !! Arch リリース !! 仮想化 !! 場所 !! 注記 |
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+ | | [http://4smart.cz/ 4smart.cz] || 2013.08 || OpenVZ || プラハ, CZ || (チェコ語のサイト) システムをアップデートするときは pacman.conf で [[非公式ユーザーリポジトリ#tredaelli-systemd|[tredaelli-systemd]]] を使うようにしてください。 |
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− | | [http://www.milesweb.com/vps-hosting.php A MilesWeb VPS] || 2013.10.14 || OpenVZ || ヨーロッパ, インド, US || OpenVZ プラットフォームで最新の Arch Linux が使えます。クイックセットアップ、24時間365日のライブチャット・メール・電話サポート。VPS は月20ドルから。 |
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+ | | [http://www.ablenet.jp/vps/ ABLENET VPS] || 2015.05.01 || KVM || [https://www.ablenet.jp/vps/spec/env.html 大阪] || |
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− | | [http://123systems.net 123 Systems] || 2010.05.xx || OpenVZ || ダラス, US-TX || 再インストール時に Arch が選択できます。カーネルはとても古い (2.6.18-308) ので [[#OpenVZ:_kernel_too_old_for_glibc|OpenVZ のトラブルシューティング]]を見て下さい。購入する前に見られる情報は限られており、購入しないと Arch Linux のバージョンも確認できません。 |
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+ | | [https://www.affinity.net.nz/ affinity.net.nz] || 2013.08.01 || KVM || オークランド, ニュージーランド (NZ) || IRC チャンネルが ircs.kiwicon.org の #affinity に存在します。 |
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− | | [http://ausweb.com.au AUSWEB] || 最新リリースのみ (clarify?) || VMware ESXi || シドニー, AU || Latest ISO (clarify?) of Arch Available. Enterprise Service. |
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− | | [https://www. |
+ | | [https://www.atlantic.net/ Atlantic.Net] || 2015.05.01 || KVM || NYC/SF/トロント/ダラス/オーランド, US & カナダ || 100% SSD のワンクリック Arch Linux。30秒ですぐにセットアップ。 |
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+ | | [https://buyvm.net/ BuyVM] || 2013.07.01 || KVM || LA, バッファロー NY || 登録時には別の OS を選択しなくてはなりません。アクセスできるようになったら、最新の Arch ISO をマウントして再起動を選択して手動でインストールします。 |
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− | | [http://afterburst.com/ Afterburst] || 2012.12.01 || OpenVZ || マイアミ, US-FL; ニュルンベルク, DE || 旧名 FanaticalVPS。カーネルバージョンは VPS が存在するノードによります。マイアミのノードは問題ありません (2.6.32-042stab072.10) がドイツのノードの場合[[#OpenVZ:_kernel_too_old_for_glibc|カスタム glibc]] が必要になることがあります。 |
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+ | | [https://coinshost.com/en/vps Coinshost] || 2015.04 || Xen || チューリッヒ, スイス || Bitcoin などの暗号通貨が使えます。 |
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− | | [http://www.buyvm.net/ BuyVM] || 2013.07.01 || KVM || LA, バッファロー NY || 登録時には別の OS を選択しなくてはなりません。アクセスできるようになったら、最新の Arch ISO をマウントして再起動を選択して手動でインストールします。 |
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+ | | [https://www.conoha.jp/ ConoHa] || [https://www.conoha.jp/news/?ap=2015051370 2017.05.08] || KVM || [https://www.conoha.jp/function/location/ 日本(東京), アメリカ(サンノゼ), シンガポール] || |
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− | | [http://en.edis.at/ Edis] || [http://www.edis.at/en/support-and-service/faq/server-faq/which-distributions-are-available-with-edis-kvm-vps-plans/ 2013.03.01] || vServer, KVM, OpenVZ || [http://www.edis.at/en/server/kvm-vps/austria/ 世界中に多数所在] || 専用サーバや、マン島 (IM) にある"オフショア"な場所も選べます。 |
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− | | [https:// |
+ | | [https://cherry.host Cherry Host] || 最新 || KVM || サンティー, US-CA || Arch をインストールするにはサポートチケットを送信する必要があります。 |
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+ | | [https://www.directvps.nl/ DirectVPS] || 2014.01.xx || OpenVZ || アムステルダム, NL; ロッテルダム, NL || オランダ語のサイト。 |
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− | | [https://www.gandi.net/hosting/ Gandi] || 2013.10.27 || Xen || パリ, FR; ボルチモア, MD, US; ビッセン, LU || Very granular scaling of system resources (e.g. RAM, disk space); IPv6-only option available; you can supply your own install image, version based on keyring package version || |
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+ | | [http://www.edis.at/en/ Edis] || [http://www.edis.at/en/support-and-service/faq/server-faq/which-distributions-are-available-with-edis-kvm-vps-plans/ 2013.03.01] || vServer, KVM, OpenVZ || [http://www.edis.at/en/server/kvm-vps/austria/ 世界中に多数所在] || 専用サーバや、マン島 (IM) にある"オフショア"な場所も選べます。 |
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| [https://www.gigatux.com/virtual.php GigaTux] || [https://www.gigatux.com/distro/ 2013.06.01] || Xen || シカゴ, US-IL; フランクフルト, DE; ロンドン, GB; サンノゼ, US-CA || |
| [https://www.gigatux.com/virtual.php GigaTux] || [https://www.gigatux.com/distro/ 2013.06.01] || Xen || シカゴ, US-IL; フランクフルト, DE; ロンドン, GB; サンノゼ, US-CA || |
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− | | [ |
+ | | [https://www.hostvirtual.com/ Host Virtual] || [https://www.hostvirtual.com/os/linux-vps/archlinux-vps 2014.06.01] || KVM || [http://www.vr.org/cloud-locations/ 世界中に多数所在] || KVM 仮想化を使っています。"Xen ベースの仮想化"をうたっており ISO からインストールできる [http://www.vr.org/features/ 機能] リストがサイトに存在します。 |
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− | | [https://hostigation.com/ Hostigation] || [https://hostigation.com/ |
+ | | [https://hostigation.com/ Hostigation] || [https://hostigation.com/?page=KVM 最新] || OpenVZ, KVM || シャーロット, US-NC; ロサンジェルス, US-CA || |
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+ | | [https://www.kloud51.com Kloud51] || 最新 || OpenVZ || US-CA, カナダ || SSD, 2つのイメージが存在: ベアボーン環境あるいは OpenBox, XRDP, Firefox, Fail2ban, Geany, Yaourt などが設定済みのデスクトップ。 |
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− | | [http://www.intovps.com IntoVPS] || 2012.09.xx || OpenVZ || アムステルダム, NL; ブカレスト, RO; ダラス, US-TX; フレモント, US-CA; ロンドン, GB || Blog has not been updated since September, 2012 which included the Arch Linux update. |
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− | | [https://leapswitch.com Leapswitch Networks] || |
+ | | [https://leapswitch.com Leapswitch Networks] || 2013.10.xx || OpenVZ/KVM || USA, インド, ポルトガル, スペイン, ウクライナ, ドイツ || 現在 Arch Linux はコントロールパネルから再インストールするときだけ選べます。申し込みフォームにはありません。 |
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+ | | [https://linevast.de Linevast.de] || 最新 || OpenVZ, KVM || ドイツ || ワンクリックの OS インストーラーで OpenVZ や KVM で動作する Arch Linux を選べます。 |
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− | | [https://www.linode.com Linode.com] || [https://www.linode.com/faq.cfm 2013.06.xx] || Xen|| [https://www.linode.com/speedtest/ 東京, JP; US 複数; ロンドン, GB] || カスタムカーネルを実行するために、{{AUR|linux-linode}} をインストールしてください ({{pkg|linux}} では32ビットの Linode 上で動作しません)。 |
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+ | |- |
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+ | | [https://www.linode.com Linode.com] || [https://blog.linode.com/2016/06/13/arch-linux-network-configuration-update/ 2016.06.01] || Xen, KVM || [https://www.linode.com/speedtest/ 東京, JP; US 複数; ロンドン, GB] || カスタムカーネルを実行するために、{{AUR|linux-linode}} をインストールしてください ({{pkg|linux}} では32ビットの Linode 上で動作しません)。最初は NIC の enp4s0 は eth0 に名前が変更されますが再起動すると enp4s0 に戻ります。再起動で sshd で接続できなくなる可能性があります。 |
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| [http://lylix.net/ LYLIX] || [http://lylix.net/archlinux 2014.01.xx] || OpenVZ || US 複数; ヨーロッパ || 32ビットと64ビットが利用可能。 |
| [http://lylix.net/ LYLIX] || [http://lylix.net/archlinux 2014.01.xx] || OpenVZ || US 複数; ヨーロッパ || 32ビットと64ビットが利用可能。 |
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+ | | [https://netcup.de/ Netcup] || 2012.11.xx || KVM || ドイツ (DE)|| ドイツ語のサイト。 |
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− | | [http://www.nodedeploy.com Node Deploy] || 2014.10.01 || OpenVZ, KVM || ドイツ (DE); ロサンジェルス, US-CA; アトランタ, US-GA; フェニックス, US-AZ || "NodeDeploy では事実上すべての linux ディストリビューションをサポートしています"。Arch Linux もオペレーティングシステムのリストに記載されています。バージョン情報はなし。 |
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+ | | [http://www.onamae.com/server/vps/ お名前.com VPS] || 2011.08.19 || KVM || [https://help.onamae.com/app/answers/detail/a_id/9396 日本] || |
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− | | [http://netcup.de Netcup] || 2012.11.xx || KVM || ドイツ (DE)|| ドイツ語のサイト。 |
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− | | [ |
+ | | [https://onepoundwebhosting.co.uk/ OnePoundWebHosting] || 2013.05.xx || Xen PV, Xen HVM || イギリス (UK) || レジストラでもあります。サーバーの場所は特定できません。 |
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− | | [https://www. |
+ | | [https://www.ovh.com/us/vps/ OVH] || 最新 || KVM || フランス, カナダ || |
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+ | | [https://pacmanvps.com/ PacmanVPS] || [https://panel.pacmanvps.com/machines/new 最新] || KVM || カナダ (CA), ポーランド (PL) || 全てのカーネルに対応。テンプレートを使用するか VNC コンソールで ISO から手動でインストールできます。 |
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− | | [https://www.quickvz.com QuickVZ] || 2013.10 || OpenVZ, Xen || アムステルダム, オランダ (NL); ストックホルム, スウェーデン (SE) || Provide hardened Arch Linux images along with Enterprise services (e,g. VPN, Virtual Private LAN Service (VPLS) and Virtual Routers. |
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+ | | [https://www.proplay.de/ Proplay] || 最新 || OpenVZ, KVM || ドイツ (DE) || ドイツ語のサイト。 |
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− | | [http://www.rackspace.com/cloud/cloud_hosting_products/servers/ Rackspace Cloud] || 2013.6 || Xen || [https://www.rackspace.com/whyrackspace/network/datacenters/ 世界中に多数所在] || 料金は時間単位。"next gen" の VPS を使って下さい (mycloud.rackspace.com パネルを使用); 第1世代の Rackspace VPS の Arch イメージは古くなっています。 |
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+ | | [https://www.rackspace.com/cloud/servers Rackspace Cloud] || 2013.6 || Xen || [https://www.rackspace.com/whyrackspace/network/datacenters/ 世界中に多数所在] || 料金は時間単位。"next gen" の VPS を使って下さい (mycloud.rackspace.com パネルを使用)。第1世代の Rackspace VPS の Arch イメージは古くなっています。 |
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− | | [http://www.ramhost.us RamHost.us] || [http://www.ramhost.us/?page=news 2013.05.01] || OpenVZ, KVM || ロサンジェルス, US-CA; グレートブリテン (GB); アトランタ, US-GA; ドイツ (DE) || RamHost の IRC ネットワークで最新 ISO をリクエストできます。 |
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+ | | [http://www.ramhost.us/ RamHost.us] || [http://www.ramhost.us/?page=news 2013.05.01] || OpenVZ, KVM || ロサンゼルス, US-CA; 英国 (GB); アトランタ, US-GA; ドイツ (DE) || RamHost の IRC ネットワークで最新 ISO をリクエストできます。 |
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− | | [http://www.ramnode.com RamNode] || [https://clientarea.ramnode.com/knowledgebase.php?action=displayarticle&id=48 2013.07.01] || [https://clientarea.ramnode.com/knowledgebase.php?action=displayarticle&id=39 SSD and SSD Cached:] [https://clientarea.ramnode.com/knowledgebase.php?action=displayarticle&id=52 OpenVZ, KVM] || [https://clientarea.ramnode.com/knowledgebase.php?action=displayarticle&id=18 シアトル, WA USA, アトランタ, GA USA] || [https://clientarea.ramnode.com/knowledgebase.php?action=displayarticle&id=66 You can request Host/CPU passthrough with KVM service.] [http://www.ramnode.com/about.php Customer service has been prompt and professional.] [https://twitter.com/search?q=ramnode%20code&src=typd Regular discount codes can be found (15-35% off).] [http://www.ramnode.com/index.php Modern hardware.] [https://clientarea.ramnode.com/cart.php?carttpl=svz Competitive pricing (before discounts).] |
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+ | | [http://www.ramnode.com/ RamNode] || [https://clientarea.ramnode.com/knowledgebase.php?action=displayarticle&id=48 2016.01.01] || [https://clientarea.ramnode.com/knowledgebase.php?action=displayarticle&id=39 SSD と SSD キャッシュ]: [https://clientarea.ramnode.com/knowledgebase.php?action=displayarticle&id=52 KVM] || [https://clientarea.ramnode.com/knowledgebase.php?action=displayarticle&id=50 アルブラッセルダム, NL; アトランタ, GA-US; ロサンゼルス, CA-US; ニューヨーク, NY-US; シアトル, WA-US] || KVM サービスで Host/CPU パススルーができます [https://clientarea.ramnode.com/knowledgebase.php?action=displayarticle&id=66]。頻繁にセールをやっています [https://twitter.com/search?q=ramnode%20code&src=typd]。VNC ビューアを使って ISO から手動で Arch をインストールする必要があります。 |
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− | | [http://www.tilaa.nl/ Tilaa] || 2014.10.01 || [https://www.tilaa.com/pages/vps/technology KVM] || アムステルダム, NL || 英語またはオランダ語のサイト。 |
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+ | | [https://www.rosehosting.com/ RoseHosting] || 最新 || OpenVZ, KVM || セントルイス, ミズーリ, USA || SSD によるホスティングプランがあり24時間365日サポート。 |
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− | | [https://www.transip.eu/ TransIP] || [https://www.transip.eu/vps/vps-os/ 2013.05.01] || [https://www.transip.eu/vps/vps-technology/ KVM] || アムステルダム, NL || 英語のサイト。レジストラ。 |
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+ | | [https://www.seedvps.com/ SeedVPS] || 最新 || OpenVZ, KVM || アムステルダム, オランダ || オランダ (NL) の Linux VPS と Windows VPS ホスティング。サポートチケットで新しい ISO をリクエストできます。 |
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− | | [http://www.xenvz.co.uk/ XenVZ] || 2009.12.07 || OpenVZ, Xen || イギリス (UK), アメリカ (US) || [http://www.xenvz.co.uk/faq.php#use2 ハードウェア] |
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+ | | [http://www.tilaa.nl/ Tilaa] || 2016.03.01 || [https://www.tilaa.com/pages/vps/technology KVM] || アムステルダム, NL || |
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− | | [http://www.virpus.com/ Virpus] || [http://virpus.com/linux-vps.php 2014.11.07] || Xen || カンザスシティ, US-KS; ロサンジェルス, US-CA || Wow Technologies, Inc の子会社。ライブチャット、メール、電話、チケットシステムによる24時間365日サポート。費用は月5ドルから。 |
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+ | | [https://www.transip.eu/ TransIP] || [https://www.transip.eu/vps/vps-os/ 2017.01.01] || [https://www.transip.eu/vps/vps-technology/ KVM] || アムステルダム, NL || レジストラ。 |
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− | | [http://www.vmline.pl/ Vmline] || 2013.09.01 || KVM, OpenVZ || クラクフ, PL || [http://www.s-net.pl/en/ S-Net] の再販売。完全仮想化。ポーランド語のサイト。 |
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+ | | [https://upcube.io upCUBE] || 最新 || Docker || ドイツ || 様々な Arch Linux テンプレートが用意されています。 |
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− | | [https://vpsbg.eu/ VPSBG.eu] || 2013.10 || OpenVZ || [https://vpsbg.eu/en/index.php?page=vps-datacenter ソフィア, ブルガリア] || ブルガリアのオフショア VPS - 匿名の登録と Bitcoin による支払いが可能。 |
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+ | |- |
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+ | | [http://virpus.com/ Virpus] || [http://virpus.com/linux-vps.php 2014.11.07] || Xen || カンザスシティ, US-KS; ロサンジェルス, US-CA || Wow Technologies, Inc の子会社。ライブチャット、メール、電話、チケットシステムによる24時間365日サポート。 |
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+ | |- |
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+ | | [https://www.virtualmaster.com/ Virtual Master] || 2012-08 || ?? || プラハ, CZ || |
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| [https://vps6.net/ VPS6.NET] || 2013.01.xx || OpenVZ, Xen, HVM-ISO || [http://vps6.net/network/ US 複数]; フランクフルト, DE; ブカレスト, RO; イスタンブール, TR || レジストラ。 |
| [https://vps6.net/ VPS6.NET] || 2013.01.xx || OpenVZ, Xen, HVM-ISO || [http://vps6.net/network/ US 複数]; フランクフルト, DE; ブカレスト, RO; イスタンブール, TR || レジストラ。 |
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+ | | [https://vpsbg.eu/ VPSBG.eu] || 2013.10 || OpenVZ || [https://vpsbg.eu/en/index.php?page=vps-datacenter ソフィア, ブルガリア] || ブルガリアのオフショア VPS - 匿名の登録と Bitcoin による支払いが可能。 |
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− | | [http://www.vps.net/ VPS.NET] || 2014.01.xx || OpenVZ, Xen, HVM-ISO || [http://vps.net/cloud-datacenter-locations US, カナダ, UK, ブラジル, オランダ, フランス, ドイツ, 日本, シンガポール, インド, オーストラリア]; その他複数 || Managed & Un managed VPS service provider, multiple OS and configurations.. |
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+ | |- |
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+ | | [https://www.vpsserver.com/ VPSSERVER] || 2015.07 || KVM || シカゴ, US-IL; ダラス, US-TX; マイアミ, US-FL; ニューヨーク, US-NY; シリコンバレー, US-CA; アムステルダム, NL; フランクフルト, DE; ロンドン, UK || |
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+ | |- |
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+ | | [https://www.world4you.com/ World4You] || 2015.10.28 || OpenVZ || オーストリア (AT) || インターネットホスティングプロバイダ。クイックセットアップ。24時間365日対応。共有ウェブホスティング。CentOS, Debian, Ubuntu, Fedora, Arch の OpenVZ サーバー。新しい systemd (227) に対応。 |
||
+ | |- |
||
+ | | [http://www.xenvz.co.uk/ XenVZ] || 2009.12.07 || OpenVZ, Xen || イギリス (UK), アメリカ (US) || [http://www.xenvz.co.uk/faq.php#use2 ハードウェア] |
||
+ | |- |
||
+ | | [https://www.1984hosting.com/ 1984hosting.com] || 2016.x || Xen || アイスランド (IS) || [https://www.1984hosting.com/product/vps/ ハードウェア] はあらゆるイメージを使うことができ、デフォルトのイメージリストに Arch が存在します。 |
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|- |
|- |
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|} |
|} |
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===KVM=== |
===KVM=== |
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− | [[ |
+ | [[QEMU#(Arch) Linux ゲストを用意する]]を見て下さい。 |
===OpenVZ=== |
===OpenVZ=== |
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96行目: | 120行目: | ||
====OpenVZ プロバイダで最新の Arch Linux をインストール==== |
====OpenVZ プロバイダで最新の Arch Linux をインストール==== |
||
+ | Arch Linux のインストール環境を使用中の OpenVZ VPS の上から直接コピーすることができます。このチュートリアルでは {{ic|pacstrap}} を使って (標準的なインストールと同じように) Arch Linux の基本的なインストール環境を作成してから [[rsync]] を使って対象の VPS の中身を置き換える方法を説明します。 |
||
− | It's possible to directly copy an installation of Arch Linux over the top of a working OpenVZ VPS. This tutorial explains how to create a basic installation of Arch Linux with {{ic|pacstrap}} (as used in a standard install) and then replace the contents of a target VPS with it using [[rsync]]. |
||
+ | この方法は (少しばかり修正を加えることで) 既存の Arch 環境を様々な環境に移植するのにも使うことができ、OpenVZ から Xen に、または Xen から OpenVZ に移行するときも使えることが確認済みです。Xen などのハードウェア仮想化プラットフォーム (もしくは物理ハードウェア) にインストールするときは、別段の作業が必要になります ({{ic|mkinitcpio}} の実行と[[ブートローダー]]のインストール)。 |
||
− | This process (with minor modification) also works to migrate existing Arch installations between various environments and has been confirmed to work in migrating from OpenVZ to Xen and from Xen to OpenVZ. For an install to Xen, other hardware-virtualized platforms, or probably even to physical hardware (unconfirmed), extra steps (basically running {{ic|mkinitcpio}} and [[Boot loaders|installing a bootloader]]) are needed. |
||
=====必須要件===== |
=====必須要件===== |
||
− | * |
+ | * Arch Linux マシン |
+ | ** 物事を簡単にするために、インストール先の VPS とアーキテクチャは同じにしてください (x86_64 または i686)。 |
||
− | ** To keep things simple, it should match the architecture you want to install on your VPS (x86_64 or i686). |
||
− | ** |
+ | ** 他のディストリビューションから環境を作成したい場合、[[Archbootstrap|arch-bootstrap.sh]] を使うことで {{ic|pacstrap}} を置き換えられます。 |
− | * |
+ | * [[公式リポジトリ]]の {{Pkg|arch-install-scripts}}, {{Pkg|rsync}}, {{Pkg|openssh}} パッケージ |
+ | ** SSH は必ずしも必要なわけではありませんが、ここでは SSH 経由で rsync を使用します。 |
||
− | ** SSH isn't strictly required, but rsync over SSH is the method used here. |
||
+ | * 何らかのディストリビューションが動作していて {{ic|rsync}} と SSH サーバーが立ち上がっている VPS |
||
− | * A VPS running any distribution, with {{ic|rsync}} and a working SSH server |
||
+ | ** OpenVZ があなたのインストール先のアーキテクチャをサポートしていればアーキテクチャは特に問題ありません (x86_64 または i686)。 |
||
− | ** Its architecture (x86_64 or i686) doesn't matter as long as the OpenVZ installation can support your target architecture. |
||
+ | * OpenVZ のシリアルコンソール機能 (通常はプロバイダのコントロールパネルからアクセスできます) |
||
− | * OpenVZ's serial console feature (usually accessible via your provider's control panel) |
||
+ | ** シリアルコンソールが使えない場合、以下の環境作成のすぐ後に VPS のネットワーク設定をする必要があります。 |
||
− | ** Without this, any network configuration for the target VPS will have to be done immediately after the "Build" step below. |
||
=====クリーンな Arch Linux 環境を作成===== |
=====クリーンな Arch Linux 環境を作成===== |
||
+ | {{Warning|古いカーネルビルドと systemd については[[#top|上の警告]]を見てください。}} |
||
− | As root, build the installation (optionally replacing {{ic|build}} with your preferred target directory): |
||
+ | |||
+ | root で、新しい環境を作成 (任意で {{ic|build}} は適当なディレクトリに置き換えてください): |
||
# mkdir build |
# mkdir build |
||
− | # pacstrap - |
+ | # pacstrap -cd build |
+ | |||
+ | {{ic|pacstrap}} コマンドに以下のオプションを付けても良いでしょう: |
||
+ | *{{ic|-C custom-pacman-config.conf}} - pacman のカスタム設定ファイルを使用。デフォルトでは {{ic|pacstrap}} はローカルの pacman.conf に従って環境構築します。設定ファイルによって作成環境のアーキテクチャ (i686 または x86_64) やミラーリストなどが決定されます。 |
||
− | {{Note|By default, the {{ic|pacstrap}} script will build the installation according to your system's {{ic|pacman.conf}}. Its {{ic|Architecture}} setting ({{ic|auto}} by default) will determine if an i686 or x86_64 installation is created. Alternatively, you could add the {{ic|-C}} option (like {{ic|-C custom-pacman-config.conf}}) if you'd like to change the architecture, use custom mirrors, etc.}} |
||
+ | *{{ic|-G}} - pacstrap がシステムの pacman キーリングを新しい環境にコピーしないようにします。このオプションを使う場合、[[#設定|設定]]ステップでキーリングをセットアップするために {{ic|pacman-key --init}} と {{ic|pacman-key --populate archlinux}} を実行する必要があります。 |
||
+ | *{{ic|-M}} - pacstrap がシステムの pacman ミラーリストを新しい環境にコピーしないようにします。 |
||
+ | *デフォルトの {{ic|base}} パッケージ以外にも、インストールしたいパッケージを {{ic|pacstrap}} に追加できます。例: {{ic|pacstrap -cd build base openssh dnsutils gnu-netcat traceroute vim}}。 |
||
=====VPS にあるものを全て Arch 環境と置き換える===== |
=====VPS にあるものを全て Arch 環境と置き換える===== |
||
+ | VPS 上の全てのファイルやディレクトリを {{ic|build}} ディレクトリの中身で置き換えてください ("YOUR.VPS.IP.ADDRESS" は適当なアドレスに置き換えてください): |
||
− | Replace all files, directories, etc. on your target VPS with the contents of your {{ic|build}} directory (replacing "YOUR.VPS.IP.ADDRESS" below): |
||
+ | {{Warning|以下のコマンドを使うときは注意してください。{{ic|--delete}} オプションを付けて {{ic|rsync}} を実行するときは誤ってファイルを削除しないようによく確認してください。}} |
||
− | {{Warning|Be careful with the following command. By design, {{ic|rsync}} is very destructive, especially with the {{ic|--delete}} option.}} |
||
− | # rsync - |
+ | # rsync -axH --delete-delay -e ssh --stats -P build/ YOUR.VPS.IP.ADDRESS:/ |
+ | オプションの説明: |
||
− | {{Note|At minimum, only the {{ic|-a}} (preserve timestamps, permissions, etc.), {{ic|-x}} (don't cross filesystem boundaries), and {{ic|--delete}} (delete anything in the target that doesn't exist in the source) options are required. {{ic|-e ssh}} (use rsync over SSH) is recommended and makes things simple.}} |
||
+ | |||
+ | * {{ic|-a}} - 必須。タイムスタンプやパーミッションなどをそのままコピーします。 |
||
+ | * {{ic|--delete}} - 必須。コピー元に存在しないものを削除します。 |
||
+ | * {{ic|-x}} - 重要。異なったファイルシステムのサブディレクトリをコピーしない (他のパーティションや /dev など)。 |
||
+ | * {{ic|-H}} - 重要。ハードリンクを許可しない。 |
||
+ | * {{ic|--delete-delay}} - 推奨。同期が完了するまで消去を行わない。転送速度が遅い場合に VPS をロックアップさせてしまう危険性を減らします。 |
||
+ | * {{ic|-e ssh}} - 推奨。SSH で {{ic|rsync}} を使用 ({{ic|rsync}} サーバーをセットアップするのと比較して簡単です)。 |
||
+ | * {{ic|-P}} - 推奨。転送中に進捗情報を表示。 |
||
+ | * {{ic|--stats}} - 推奨。最後に転送情報を表示。 |
||
=====設定===== |
=====設定===== |
||
+ | # (プロバイダーのコントロールパネルなどを使って) VPS を再起動。 |
||
− | # Reboot the VPS externally (using your provider's control panel, for example). |
||
+ | # OpenVZ のシリアルコンソール機能を使って、[[ネットワーク設定|ネットワーク]]を設定して[[インストールガイド#システムの設定|システムの基本設定]]を行う (fstab の生成と arch-chroot は要りません)。 |
||
− | # Using OpenVZ's serial console feature, configure [[Network configuration|the network]] and [[Installation_guide#Configure_the_system|basic system settings]], as in a normal installation. |
||
+ | #* シリアルコンソール機能が使えない場合、Arch を VPS に同期させる前にネットワークの設定をあらかじめ行う必要があります。 |
||
− | #* If you don't have access to the serial console feature, you'll need to preconfigure your network settings before synchronizing Arch to the VPS. |
||
+ | #* 一部の VPS では接続するゲートウェイが存在しません。以下はそのような場合の [[netctl]] の設定例です。venet0 で固定 IP アドレスとデフォルトルートを設定して Google Public DNS を使用します: |
||
+ | {{hc|/etc/netctl/venet|2= |
||
+ | Description='VPS venet connection' |
||
+ | Interface=venet0 |
||
+ | Connection=ethernet |
||
+ | IP=static |
||
− | ====2010.05 インストールイメージの更新==== |
||
+ | Address=('192.0.2.42/32') |
||
− | These instructions assume you have a 2010.05 image from your VPS provider and you would like to get it updated. The biggest work involves preparing {{ic|/lib}} for the symlink upgrade ({{pkg|glibc}} 2.16, and later {{pkg|filesystem}} 2013.01). |
||
+ | Routes=('default') |
||
+ | IP6=static |
||
− | {{Warning|If you are on a older kernel than 2.6.32, please refer [[Virtual_Private_Server#OpenVZ:_kernel_too_old_for_glibc|further down the page]] to get the ''glibc-vps'' repository working (just add the repository and you can follow these steps).}} |
||
+ | Address6=('2001:db8::1234:5678/128') |
||
+ | Routes6=('default') |
||
+ | DNS=('2001:4860:4860::8888' '2001:4860:4860::8844' '8.8.8.8' '8.8.4.4') |
||
− | To start, grab the latest BusyBox from http://busybox.net/downloads/binaries/latest/. This allows you to force glibc (losing {{ic|/lib}} temporarily) without losing your OS (BusyBox comes with its own GNU tools which are statically linked). |
||
+ | }} |
||
− | <nowiki># wget http://busybox.net/downloads/binaries/latest/busybox-i686</nowiki> |
||
− | # chmod +x busybox-i686 |
||
− | |||
− | First, you can get a list of packages that own files in {{ic|/lib}} with the following command: |
||
− | {{bc|<nowiki> |
||
− | $ pacman -Qo /lib/* | cut -d' ' -f 5 | egrep -v 'glibc' | uniq | xargs |
||
− | </nowiki>}} |
||
− | |||
− | For the current 2010.05 that comes from ibiru's page, these are the packages that were required to be removed for me: |
||
− | |||
− | {{bc|pacman -S acl attr util-linux-ng bzip2 libcap e2fsprogs libgcrypt libgpg-error udev readline ncurses pam pcre popt procps readline shadow e2fsprogs sysfsutils udev util-linux-ng sysvinit coreutils}} |
||
− | |||
− | You may have to remove {{ic|/lib/udev/devices/loop0}} (a simple {{ic|rm}} works). |
||
− | |||
− | After the upgrade finishes, you must remove any extra empty directories in {{ic|/lib}} ({{ic|/lib/modules}} is the common offender): |
||
− | # rm -rf /lib/modules |
||
− | |||
− | Install {{pkg|tzdata}} to fix some dependencies, and remove {{ic|/etc/profile.d/locale.sh}}: |
||
− | # pacman -S tzdata |
||
− | # rm /etc/profile.d/locale.sh |
||
− | |||
− | Remove {{ic|/var/run}} (you should have nothing running that matters): |
||
− | # rm -rf /var/run |
||
− | |||
− | Force glibc, which will pull in the latest filesystem package, but will BREAK everything (other than BusyBox): |
||
− | # pacman -S --force glibc |
||
− | |||
− | Now, you will have a broken system, so symlink {{ic|/usr/lib}} to {{ic|/lib}} with BusyBox's ln program: |
||
− | # ./busybox-i686 ln -s /usr/lib /lib |
||
− | |||
− | And you should have a fully functional system where you can now update pacman. |
||
− | # pacman -S pacman |
||
− | # pacman-key --init |
||
− | # pacman-key --populate archlinux |
||
− | # pacman-db-upgrade |
||
− | # pacman -Syy |
||
− | |||
− | Now, update initscripts to get the {{pkg|iproute2}} package: |
||
− | # pacman -S initscripts |
||
− | |||
− | Install the {{pkg|makedev}} package: |
||
− | {{bc|pacman -S makedev}} |
||
− | |||
− | Add the following to your {{ic|/etc/rc.local}}: |
||
− | /usr/sbin/MAKEDEV tty |
||
− | /usr/sbin/MAKEDEV pty |
||
− | |||
− | Comment the following lines in {{ic|/etc/inittab}}: |
||
− | #c1:2345:respawn:/sbin/agetty -8 -s 38400 tty1 linux |
||
− | #c2:2345:respawn:/sbin/agetty -8 -s 38400 tty2 linux |
||
− | #c3:2345:respawn:/sbin/agetty -8 -s 38400 tty3 linux |
||
− | #c4:2345:respawn:/sbin/agetty -8 -s 38400 tty4 linux |
||
− | #c5:2345:respawn:/sbin/agetty -8 -s 38400 tty5 linux |
||
− | #c6:2345:respawn:/sbin/agetty -8 -s 38400 tty6 linux |
||
− | |||
− | Finally, you should be able to upgrade the whole system: |
||
− | # pacman -Syu |
||
− | |||
− | You may run into some issues with krb5 and heimdal, as krb5 no longer provides+conflicts+replaces heimdal (https://projects.archlinux.org/svntogit/packages.git/commit/trunk/PKGBUILD?h=packages/krb5&id=f5e6d77fd14ced15ebf5b6a78a7c76e0db0625f7). The old openssh depends on heimdal (and the new openssh depends on krb5), so force install krb5, then upgrade openssh, then remove heimdal and reinstall krb5. |
||
− | # pacman -S --force krb5 |
||
− | # pacman -S openssh openssl |
||
− | # pacman -R heimdal |
||
− | # pacman -S krb5 |
||
− | |||
− | Fix {{pkg|syslog-ng}}. Set the src to {{ic|unix-dgram("/dev/log")}} and add {{ic|--no-caps}} to both check and run args in {{ic|/etc/conf.d/syslog-ng}}. |
||
− | |||
− | Make sure your {{ic|/etc/rc.conf}} is not messed up with broken network definitions, or else be sure serial access works on your VPS before you reboot. |
||
− | |||
− | ====VPS のネットワーク設定を rc.conf から netcfg に移行 (OpenVZ でテスト済み)==== |
||
− | |||
− | 1) Install netcfg |
||
− | |||
− | {{bc|pacman -S netcfg}} |
||
− | |||
− | 2) Create a netcfg configuration file {{ic|/etc/network.d/venet}} |
||
− | |||
− | {{bc|1=CONNECTION='ethernet' |
||
− | DESCRIPTION='VPS venet connection' |
||
− | INTERFACE='venet0' |
||
− | IP='static' |
||
− | IPCFG=( |
||
− | #default |
||
− | 'addr add 127.0.0.1/32 broadcast 0.0.0.0 dev venet0' |
||
− | #IPv4 address |
||
− | 'addr add xxx.xxx.xxx.xxx/32 broadcast 0.0.0.0 dev venet0' |
||
− | #IPv4 route |
||
− | 'route add default dev venet0' |
||
− | #IPv6 address |
||
− | 'addr add xxxx:xx:xx::x/128 dev venet0' |
||
− | #IPv6 route |
||
− | '-6 route add default dev venet0' |
||
− | ) |
||
− | DNS=('xxx.xxx.xxx.xxx' 'xxx.xxx.xxx.xxx')}} |
||
− | |||
− | 3) Edit your netcfg main conf file {{ic|/etc/conf.d/netcfg}} |
||
− | |||
− | {{bc|1=NETWORKS=(venet) |
||
− | WIRED_INTERFACE="venet0"}} |
||
− | |||
− | 4) Try your new setup |
||
− | |||
− | {{bc|rc.d stop network && ip addr flush venet0 && netcfg venet}} |
||
− | |||
− | Your VPS should still be connected and have its IP addresses set correctly. (Check with {{ic|ip a}}) |
||
− | |||
− | DO NOT proceed to next step if this isn't the case. |
||
− | |||
− | 5) Make your new setup survive reboots |
||
− | |||
− | In the {{ic|DAEMONS}} array in {{ic|/etc/rc.conf}}, replace {{ic|network}} with {{ic|net-profiles}}. |
||
− | |||
− | Remove all networking information that is in {{ic|/etc/rc.conf}}. |
||
− | {{bc|reboot}} |
||
− | |||
− | ====VPS で initscripts から systemd に移行==== |
||
− | |||
− | {{Warning|This has been known to work with OpenVZ on the 2.6.32 kernel, but systemd may not work on older kernels.}} |
||
− | |||
− | This is very similar to a regular arch system, except you probably don't have access to your kernel line. |
||
− | |||
− | 1) Move from network in rc.conf to netcfg (see above). |
||
− | |||
− | 2) Install systemd |
||
− | |||
− | {{bc|pacman -S systemd}} |
||
− | |||
− | 2 bonus for OpenVZ) Remove kernel core dump pattern since this is blocked by OpenVZ and causes errors |
||
− | |||
− | Edit {{ic|/usr/lib/sysctl.d/coredump.conf}}, comment out the following line: |
||
− | {{bc|#kernel.core_pattern=|/usr/lib/systemd/systemd-coredump %p %u %g %s %t %e}} |
||
− | |||
− | 3) Move all configuration from {{ic|/etc/rc.conf}} (except the {{ic|DAEMONS}} array) to its appropriate location. |
||
− | |||
− | See [https://wiki.archlinux.org/index.php/Systemd#Native_configuration Native configuration] and [https://wiki.archlinux.org/index.php/Rc.conf rc.conf] for details. |
||
− | |||
− | Now your {{ic|/etc/rc.conf}} should only contain the {{ic|DAEMONS}} array. |
||
− | |||
− | 4) Install systemd-sysvcompat |
||
− | |||
− | {{bc|pacman -S systemd-sysvcompat}} |
||
− | |||
− | It will ask to replace sysvinit, say yes. |
||
− | |||
− | {{bc|reboot}} |
||
− | |||
− | 5) Move daemons from the {{ic|DAEMONS}} array in {{ic|/etc/rc.conf}} to {{ic|systemd}} |
||
− | |||
− | See the [https://wiki.archlinux.org/index.php/Systemd#Moving_away_from_the_DAEMONS_array guide] and the [https://wiki.archlinux.org/index.php/Daemons_List daemons list]. |
||
− | |||
− | If your {{ic|DAEMONS}} array is now empty, skip next step. |
||
− | |||
− | 6) Moving rc.d daemons with no systemd support, example: {{ic|vzquota}} |
||
− | |||
− | Create a custom systemd service file for vzquota: {{ic|/etc/systemd/system/newvzquota.service}}: |
||
− | {{bc|1=[Unit] |
||
− | Description=Setup vzquota on VPS |
||
− | ConditionFileIsExecutable=/etc/rc.d/vzquota |
||
− | |||
− | [Service] |
||
− | Type=oneshot |
||
− | ExecStart=/etc/rc.d/vzquota start |
||
− | ExecStop=/etc/rc.d/vzquota stop |
||
− | TimeoutSec=0 |
||
− | StandardInput=tty |
||
− | RemainAfterExit=yes |
||
− | |||
− | [Install] |
||
− | WantedBy=multi-user.target}} |
||
− | |||
− | {{Note|It is recommended to choose a .service file name that is different from the name of the daemon, because systemd might try to call the LEGACY scripts with the old name.}} |
||
− | |||
− | Enable this service: |
||
− | {{bc|systemctl enable newvzquota.service}} |
||
− | |||
− | Remove {{ic|vzquota}} from the {{ic|DAEMONS}} array in {{ic|/etc/rc.conf}} |
||
− | |||
− | Repeat this step to remove all daemons from {{ic|/etc/rc.conf}}. |
||
− | |||
− | 7) Removing {{ic|/etc/rc.local}} and {{ic|/etc/rc.local.shutdown}} |
||
− | |||
− | Write [https://wiki.archlinux.org/index.php/Systemd#Writing_custom_.service_files custom .service files] to replace functionality in {{ic|/etc/rc.local}} and {{ic|/etc/rc.local.shutdown}}. You can take a look at {{ic|/usr/lib/systemd/system/rc-local.service}} and {{ic|/usr/lib/systemd/system/rc-local-shutdown.service}} for inspiration. |
||
− | |||
− | 8) Removing {{ic|initscripts}} |
||
− | |||
− | Your {{ic|/etc/rc.conf}} file must look like this: |
||
− | {{bc|1=DAEMONS=()}} |
||
− | and {{ic|/etc/rc.local}} and {{ic|/etc/rc.local.shutdown}} must now be empty. |
||
− | |||
− | Uninstall {{ic|initscripts}} |
||
− | {{bc|pacman -R initscripts}} |
||
− | |||
− | {{bc|reboot}} |
||
===Xen=== |
===Xen=== |
||
− | [[ |
+ | [[Xen#ハードウェア仮想化 (HVM) Arch domU の設定]]や [[Xen#準仮想化 (PV) Arch domU の設定]]を見て下さい。 |
− | |||
− | ===OpenStack と Xen のコンポーネントを sysmted に変換=== |
||
− | Rackspace NextGen Cloud などの、OpenStack/Xen による VPS を使う場合、systemd で有効にする必要がある3つのコンポーネントがあります。そのうちの2つは現行バージョンの {{Pkg|xe-guest-utilities}} に含まれています: xe-linux-distribution と xe-daemon。 |
||
− | |||
− | OpenStack の nova-agent については、現行バージョンの 0.0.1.37 には sysvinit のスタートアップスクリプトしか含まれていないので、カスタムサービスファイルを作成する必要があります。 |
||
− | |||
− | {{hc|1=/etc/systemd/system/nova-agent.service|2= |
||
− | [Unit] |
||
− | Description=nova-agent service |
||
− | After=xe-daemon.service |
||
− | |||
− | [Service] |
||
− | Environment=LD_LIBRARY_PATH=/usr/share/nova-agent/0.0.1.37/lib |
||
− | ExecStart=usr/bin/nova-agent -n -l info /usr/share/nova-agent/nova-agent.py |
||
− | |||
− | [Install] |
||
− | WantedBy=multi-user.target}} |
||
− | Once these steps are done, you can continue with converting the server from sysvinit to systemd. |
||
− | |||
− | 以下のサービスを有効にするようにしてください: |
||
− | # systemctl enable xe-linux-distribution |
||
− | # systemctl enable xe-daemon |
||
− | # systemctl enable nova-agent |
||
− | |||
− | ==トラブルシューティング== |
||
− | ===OpenVZ: kernel too old for glibc=== |
||
− | Are you on a virtual private server (VPS) with an old kernel & broke your system? Are you using OpenVZ? |
||
− | |||
− | Check your kernel version with: |
||
− | |||
− | {{bc|uname -r}} |
||
− | |||
− | If your kernel is older than 2.6.32, you will need a custom version of glibc ([https://www.archlinux.org/news/minimum-kernel-requirement-2632/ because of dependencies in glibc]). |
||
− | |||
− | Arch Template Used: https://dev.archlinux.org/~ibiru/openvz/2010.05/arch-2010.05-i686-minimal.tar.gz |
||
− | |||
− | {{Note|For installs that have not been updated to glibc-2.16, it will save you lots of time and prevent major breakage to do: |
||
− | pacman -U https://dev.archlinux.org/~ibiru/openvz/glibc-vps/i686/glibc-2.16.0-101-i686.pkg.tar.xz |
||
− | or |
||
− | pacman -U https://dev.archlinux.org/~ibiru/openvz/glibc-vps/x86_64/glibc-2.16.0-101-x86_64.pkg.tar.xz |
||
− | Add a single {{ic|-d}} if needed. ''The instructions below assume that this has been done.'' |
||
− | }} |
||
− | |||
− | Following similar instructions from [[DeveloperWiki:usrlib]]. |
||
− | |||
− | Try doing the following to fix it: |
||
− | |||
− | 1) Edit {{ic|/etc/pacman.conf}} and add the following repository '''ABOVE''' {{ic|[core]}}: |
||
− | |||
− | For 32-bit: |
||
− | {{bc|<nowiki>[glibc-vps] |
||
− | Server = https://dev.archlinux.org/~ibiru/openvz/glibc-vps/i686</nowiki>}} |
||
− | |||
− | For 64-bit: |
||
− | {{bc|<nowiki>[glibc-vps] |
||
− | Server = https://dev.archlinux.org/~ibiru/openvz/glibc-vps/x86_64</nowiki>}} |
||
− | |||
− | 2) Then run {{ic|pacman -Syy}} followed by {{ic|pacman -Syu}}. You will be notified to upgrade pacman first. |
||
− | |||
− | 3) Upgrade the [[pacman]] database by running {{ic|pacman-db-upgrade}} as root. |
||
− | |||
− | 4) Edit {{ic|/etc/pacman.conf.pacnew}} (new pacman config file) and add the following repository '''ABOVE''' {{ic|[core]}}: |
||
− | {{bc|<nowiki>[glibc-vps] |
||
− | Server = https://dev.archlinux.org/~ibiru/openvz/glibc-vps/$arch</nowiki>}} |
||
− | |||
− | 5) Replace {{ic|/etc/pacman.conf}} with {{ic|/etc/pacman.conf.pacnew}} (run as root): |
||
− | # mv /etc/pacman.conf.pacnew /etc/pacman.conf |
||
− | |||
− | 6) Upgrade your whole system with new packages again {{ic|pacman -Syu}} |
||
− | |||
− | If you get the following error or a similar error: |
||
− | {{bc|initscripts: /etc/profile.d/locale.sh exists in filesystem}} |
||
− | |||
− | Simply delete that file (e.g., {{ic|rm -f /etc/profile.d/locale.sh}}), then run {{ic|pacman -Syu}} again. |
||
− | |||
− | If you get the following error or a similar error: |
||
− | {{bc|filesystem: /etc/mtab exists in filesystem}} |
||
− | |||
− | Run {{ic|pacman -S filesystem --force}} |
||
− | |||
− | If you get the following error or a similar error: |
||
− | {{bc|libusb-compat: /usr/bin/libusb-config exists in filesystem}} |
||
− | |||
− | Run {{ic|pacman -S libusb}} and then {{ic|pacman -S libusb-compat}} |
||
− | |||
− | 7) Before rebooting, you need to [[pacman|install]] the {{Pkg|makedev}} package from the [[official repositories]] by running {{ic|pacman -S makedev}}. |
||
− | |||
− | 8) Add MAKEDEV to {{ic|/etc/rc.local}}: |
||
− | /usr/sbin/MAKEDEV tty |
||
− | /usr/sbin/MAKEDEV pty |
||
− | |||
− | 9) Edit {{ic|/etc/inittab}}, comment out the following lines; otherwise, you will see errors in {{ic|/var/log/errors.log}}): |
||
− | #c1:2345:respawn:/sbin/agetty -8 -s 38400 tty1 linux |
||
− | #c2:2345:respawn:/sbin/agetty -8 -s 38400 tty2 linux |
||
− | #c3:2345:respawn:/sbin/agetty -8 -s 38400 tty3 linux |
||
− | #c4:2345:respawn:/sbin/agetty -8 -s 38400 tty4 linux |
||
− | #c5:2345:respawn:/sbin/agetty -8 -s 38400 tty5 linux |
||
− | #c6:2345:respawn:/sbin/agetty -8 -s 38400 tty6 linux |
||
− | |||
− | 10) To enable use of the {{ic|hostname}} command, [[pacman|install]] the package {{Pkg|inetutils}} from the [[official repositories]]. |
||
− | |||
− | 11) Remove disabling of the SysRq key and setup of core dump pattern because this is blocked by OpenVZ and causes errors. |
||
− | |||
− | Because sysctl does not use {{ic|/etc/sysctl.conf}} any more[https://www.archlinux.org/news/deprecation-of-etcsysctlconf/], you must transfer all settings to {{ic|/etc/sysctl.d/99-sysctl.conf}} (or any other file in {{ic|/etc/sysctl.d/}}; however, do not transfer the following line: |
||
− | {{bc|1=kernel.sysrq = 0}} |
||
− | |||
− | Edit {{ic|/usr/lib/sysctl.d/coredump.conf}} and comment out the following line: |
||
− | {{bc|1=#kernel.core_pattern=|/usr/lib/systemd/systemd-coredump %p %u %g %s %t %e}} |
||
− | |||
− | 12) Save and reboot. |
||
− | |||
− | Enjoy & thank ioni if you happen to be in #archlinux |
||
− | |||
− | ===SSH fails: PTY allocation request failed on channel 0=== |
||
− | |||
− | Some VPSes have an outdated {{ic|/etc/rc.sysinit}}. You may be able to log in via serial console or with the following command: |
||
− | $ ssh root@broken.server '/bin/bash -i' |
||
− | |||
− | Then run the following: |
||
− | # mv /etc/rc.sysinit.pacnew /etc/rc.sysinit |
||
− | # reboot |
||
− | |||
− | Once it is working, you should be able to comment out the {{ic|udevd_modprobe}} line in {{ic|/etc/rc.sysinit}} to save a bit of RAM the next time you reboot. |
||
− | |||
− | If the above does not work, take a look at [http://fsk141.com/fix-pty-allocation-request-failed-on-channel-0 this guide]. |
2018年1月3日 (水) 01:21時点における最新版
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Wikipedia:ja:バーチャル・プライベート・サーバ より:
- バーチャルプライベートサーバ (VPS) はホスティングサーバ事業者によって使われている言葉で仮想マシンのことを指す。他の仮想マシンと同じ物理コンピュータ上のソフトウェアで動作しながらも、一つの独立した物理コンピュータとほとんど同じように使えるということを強調するために使われます。個々の顧客のニーズにあわせてカスタマイズすることができ、独立したコンピュータとしてのプライバシーを持ちながら、サーバーソフトウェアが動作するように設定することが可能です。
この記事では仮想専用サーバーにおける Arch Linux の利用について検討して、VPS 固有のインストール手順・フィックスなども述べます。
目次
Arch Linux を提供しているプロバイダ
プロバイダ | Arch リリース | 仮想化 | 場所 | 注記 |
---|---|---|---|---|
4smart.cz | 2013.08 | OpenVZ | プラハ, CZ | (チェコ語のサイト) システムをアップデートするときは pacman.conf で [tredaelli-systemd] を使うようにしてください。 |
ABLENET VPS | 2015.05.01 | KVM | 大阪 | |
affinity.net.nz | 2013.08.01 | KVM | オークランド, ニュージーランド (NZ) | IRC チャンネルが ircs.kiwicon.org の #affinity に存在します。 |
Atlantic.Net | 2015.05.01 | KVM | NYC/SF/トロント/ダラス/オーランド, US & カナダ | 100% SSD のワンクリック Arch Linux。30秒ですぐにセットアップ。 |
BuyVM | 2013.07.01 | KVM | LA, バッファロー NY | 登録時には別の OS を選択しなくてはなりません。アクセスできるようになったら、最新の Arch ISO をマウントして再起動を選択して手動でインストールします。 |
Coinshost | 2015.04 | Xen | チューリッヒ, スイス | Bitcoin などの暗号通貨が使えます。 |
ConoHa | 2017.05.08 | KVM | 日本(東京), アメリカ(サンノゼ), シンガポール | |
Cherry Host | 最新 | KVM | サンティー, US-CA | Arch をインストールするにはサポートチケットを送信する必要があります。 |
DirectVPS | 2014.01.xx | OpenVZ | アムステルダム, NL; ロッテルダム, NL | オランダ語のサイト。 |
Edis | 2013.03.01 | vServer, KVM, OpenVZ | 世界中に多数所在 | 専用サーバや、マン島 (IM) にある"オフショア"な場所も選べます。 |
GigaTux | 2013.06.01 | Xen | シカゴ, US-IL; フランクフルト, DE; ロンドン, GB; サンノゼ, US-CA | |
Host Virtual | 2014.06.01 | KVM | 世界中に多数所在 | KVM 仮想化を使っています。"Xen ベースの仮想化"をうたっており ISO からインストールできる 機能 リストがサイトに存在します。 |
Hostigation | 最新 | OpenVZ, KVM | シャーロット, US-NC; ロサンジェルス, US-CA | |
Kloud51 | 最新 | OpenVZ | US-CA, カナダ | SSD, 2つのイメージが存在: ベアボーン環境あるいは OpenBox, XRDP, Firefox, Fail2ban, Geany, Yaourt などが設定済みのデスクトップ。 |
Leapswitch Networks | 2013.10.xx | OpenVZ/KVM | USA, インド, ポルトガル, スペイン, ウクライナ, ドイツ | 現在 Arch Linux はコントロールパネルから再インストールするときだけ選べます。申し込みフォームにはありません。 |
Linevast.de | 最新 | OpenVZ, KVM | ドイツ | ワンクリックの OS インストーラーで OpenVZ や KVM で動作する Arch Linux を選べます。 |
Linode.com | 2016.06.01 | Xen, KVM | 東京, JP; US 複数; ロンドン, GB | カスタムカーネルを実行するために、linux-linodeAUR をインストールしてください (linux では32ビットの Linode 上で動作しません)。最初は NIC の enp4s0 は eth0 に名前が変更されますが再起動すると enp4s0 に戻ります。再起動で sshd で接続できなくなる可能性があります。 |
LYLIX | 2014.01.xx | OpenVZ | US 複数; ヨーロッパ | 32ビットと64ビットが利用可能。 |
Netcup | 2012.11.xx | KVM | ドイツ (DE) | ドイツ語のサイト。 |
お名前.com VPS | 2011.08.19 | KVM | 日本 | |
OnePoundWebHosting | 2013.05.xx | Xen PV, Xen HVM | イギリス (UK) | レジストラでもあります。サーバーの場所は特定できません。 |
OVH | 最新 | KVM | フランス, カナダ | |
PacmanVPS | 最新 | KVM | カナダ (CA), ポーランド (PL) | 全てのカーネルに対応。テンプレートを使用するか VNC コンソールで ISO から手動でインストールできます。 |
Proplay | 最新 | OpenVZ, KVM | ドイツ (DE) | ドイツ語のサイト。 |
Rackspace Cloud | 2013.6 | Xen | 世界中に多数所在 | 料金は時間単位。"next gen" の VPS を使って下さい (mycloud.rackspace.com パネルを使用)。第1世代の Rackspace VPS の Arch イメージは古くなっています。 |
RamHost.us | 2013.05.01 | OpenVZ, KVM | ロサンゼルス, US-CA; 英国 (GB); アトランタ, US-GA; ドイツ (DE) | RamHost の IRC ネットワークで最新 ISO をリクエストできます。 |
RamNode | 2016.01.01 | SSD と SSD キャッシュ: KVM | アルブラッセルダム, NL; アトランタ, GA-US; ロサンゼルス, CA-US; ニューヨーク, NY-US; シアトル, WA-US | KVM サービスで Host/CPU パススルーができます [3]。頻繁にセールをやっています [4]。VNC ビューアを使って ISO から手動で Arch をインストールする必要があります。 |
RoseHosting | 最新 | OpenVZ, KVM | セントルイス, ミズーリ, USA | SSD によるホスティングプランがあり24時間365日サポート。 |
SeedVPS | 最新 | OpenVZ, KVM | アムステルダム, オランダ | オランダ (NL) の Linux VPS と Windows VPS ホスティング。サポートチケットで新しい ISO をリクエストできます。 |
Tilaa | 2016.03.01 | KVM | アムステルダム, NL | |
TransIP | 2017.01.01 | KVM | アムステルダム, NL | レジストラ。 |
upCUBE | 最新 | Docker | ドイツ | 様々な Arch Linux テンプレートが用意されています。 |
Virpus | 2014.11.07 | Xen | カンザスシティ, US-KS; ロサンジェルス, US-CA | Wow Technologies, Inc の子会社。ライブチャット、メール、電話、チケットシステムによる24時間365日サポート。 |
Virtual Master | 2012-08 | ?? | プラハ, CZ | |
VPS6.NET | 2013.01.xx | OpenVZ, Xen, HVM-ISO | US 複数; フランクフルト, DE; ブカレスト, RO; イスタンブール, TR | レジストラ。 |
VPSBG.eu | 2013.10 | OpenVZ | ソフィア, ブルガリア | ブルガリアのオフショア VPS - 匿名の登録と Bitcoin による支払いが可能。 |
VPSSERVER | 2015.07 | KVM | シカゴ, US-IL; ダラス, US-TX; マイアミ, US-FL; ニューヨーク, US-NY; シリコンバレー, US-CA; アムステルダム, NL; フランクフルト, DE; ロンドン, UK | |
World4You | 2015.10.28 | OpenVZ | オーストリア (AT) | インターネットホスティングプロバイダ。クイックセットアップ。24時間365日対応。共有ウェブホスティング。CentOS, Debian, Ubuntu, Fedora, Arch の OpenVZ サーバー。新しい systemd (227) に対応。 |
XenVZ | 2009.12.07 | OpenVZ, Xen | イギリス (UK), アメリカ (US) | ハードウェア |
1984hosting.com | 2016.x | Xen | アイスランド (IS) | ハードウェア はあらゆるイメージを使うことができ、デフォルトのイメージリストに Arch が存在します。 |
インストール
KVM
QEMU#(Arch) Linux ゲストを用意するを見て下さい。
OpenVZ
OpenVZ プロバイダで最新の Arch Linux をインストール
Arch Linux のインストール環境を使用中の OpenVZ VPS の上から直接コピーすることができます。このチュートリアルでは pacstrap
を使って (標準的なインストールと同じように) Arch Linux の基本的なインストール環境を作成してから rsync を使って対象の VPS の中身を置き換える方法を説明します。
この方法は (少しばかり修正を加えることで) 既存の Arch 環境を様々な環境に移植するのにも使うことができ、OpenVZ から Xen に、または Xen から OpenVZ に移行するときも使えることが確認済みです。Xen などのハードウェア仮想化プラットフォーム (もしくは物理ハードウェア) にインストールするときは、別段の作業が必要になります (mkinitcpio
の実行とブートローダーのインストール)。
必須要件
- Arch Linux マシン
- 物事を簡単にするために、インストール先の VPS とアーキテクチャは同じにしてください (x86_64 または i686)。
- 他のディストリビューションから環境を作成したい場合、arch-bootstrap.sh を使うことで
pacstrap
を置き換えられます。
- 公式リポジトリの arch-install-scripts, rsync, openssh パッケージ
- SSH は必ずしも必要なわけではありませんが、ここでは SSH 経由で rsync を使用します。
- 何らかのディストリビューションが動作していて
rsync
と SSH サーバーが立ち上がっている VPS- OpenVZ があなたのインストール先のアーキテクチャをサポートしていればアーキテクチャは特に問題ありません (x86_64 または i686)。
- OpenVZ のシリアルコンソール機能 (通常はプロバイダのコントロールパネルからアクセスできます)
- シリアルコンソールが使えない場合、以下の環境作成のすぐ後に VPS のネットワーク設定をする必要があります。
クリーンな Arch Linux 環境を作成
root で、新しい環境を作成 (任意で build
は適当なディレクトリに置き換えてください):
# mkdir build # pacstrap -cd build
pacstrap
コマンドに以下のオプションを付けても良いでしょう:
-C custom-pacman-config.conf
- pacman のカスタム設定ファイルを使用。デフォルトではpacstrap
はローカルの pacman.conf に従って環境構築します。設定ファイルによって作成環境のアーキテクチャ (i686 または x86_64) やミラーリストなどが決定されます。-G
- pacstrap がシステムの pacman キーリングを新しい環境にコピーしないようにします。このオプションを使う場合、設定ステップでキーリングをセットアップするためにpacman-key --init
とpacman-key --populate archlinux
を実行する必要があります。-M
- pacstrap がシステムの pacman ミラーリストを新しい環境にコピーしないようにします。- デフォルトの
base
パッケージ以外にも、インストールしたいパッケージをpacstrap
に追加できます。例:pacstrap -cd build base openssh dnsutils gnu-netcat traceroute vim
。
VPS にあるものを全て Arch 環境と置き換える
VPS 上の全てのファイルやディレクトリを build
ディレクトリの中身で置き換えてください ("YOUR.VPS.IP.ADDRESS" は適当なアドレスに置き換えてください):
# rsync -axH --delete-delay -e ssh --stats -P build/ YOUR.VPS.IP.ADDRESS:/
オプションの説明:
-a
- 必須。タイムスタンプやパーミッションなどをそのままコピーします。--delete
- 必須。コピー元に存在しないものを削除します。-x
- 重要。異なったファイルシステムのサブディレクトリをコピーしない (他のパーティションや /dev など)。-H
- 重要。ハードリンクを許可しない。--delete-delay
- 推奨。同期が完了するまで消去を行わない。転送速度が遅い場合に VPS をロックアップさせてしまう危険性を減らします。-e ssh
- 推奨。SSH でrsync
を使用 (rsync
サーバーをセットアップするのと比較して簡単です)。-P
- 推奨。転送中に進捗情報を表示。--stats
- 推奨。最後に転送情報を表示。
設定
- (プロバイダーのコントロールパネルなどを使って) VPS を再起動。
- OpenVZ のシリアルコンソール機能を使って、ネットワークを設定してシステムの基本設定を行う (fstab の生成と arch-chroot は要りません)。
- シリアルコンソール機能が使えない場合、Arch を VPS に同期させる前にネットワークの設定をあらかじめ行う必要があります。
- 一部の VPS では接続するゲートウェイが存在しません。以下はそのような場合の netctl の設定例です。venet0 で固定 IP アドレスとデフォルトルートを設定して Google Public DNS を使用します:
/etc/netctl/venet
Description='VPS venet connection' Interface=venet0 Connection=ethernet IP=static Address=('192.0.2.42/32') Routes=('default') IP6=static Address6=('2001:db8::1234:5678/128') Routes6=('default') DNS=('2001:4860:4860::8888' '2001:4860:4860::8844' '8.8.8.8' '8.8.4.4')
Xen
Xen#ハードウェア仮想化 (HVM) Arch domU の設定や Xen#準仮想化 (PV) Arch domU の設定を見て下さい。