「ASUS X205TA」の版間の差分
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== Arch インストールメディアの起動 == |
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=== bootia32.efi の作成 === |
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作成したインストールメディアを X205TA に接続してください。 |
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+ | 電源ボタンを押したら ''F2'' を押して BIOS を開きます。ブートプロセスが始まったら F2 を何度も押すと良いでしょう。Windows を起動して適切なメニューオプションを選択することでも BIOS を開けますが ([https://www.asus.com/jp/support/FAQ/1008329/ チュートリアル] または [https://www.asus.com/jp/support/FAQ/1013015/ Windows 10 の場合])、F2 を使うことで Windows を完全に無視できます。 |
セキュアブートをオフにしてください。オフにする方法は BIOS のバージョンによって異なります。例えば 'Security' を開いて、'Secure Boot Control' を 'Disabled' にすることで無効化できます。 |
セキュアブートをオフにしてください。オフにする方法は BIOS のバージョンによって異なります。例えば 'Security' を開いて、'Secure Boot Control' を 'Disabled' にすることで無効化できます。 |
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# modprobe brcmfmac |
# modprobe brcmfmac |
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− | 4.4 カーネルを使いたい場合、wifi を使うには [ |
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=== Arch Linux のインストール === |
=== Arch Linux のインストール === |
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デフォルトではボリュームキー (F10-F12) だけ適切なキーシムが送信されます。皮肉なことに、サウンドカードは機能しませんが。画面の明るさを調整するコマンド (例: xbacklight) にマッピングしなおすと便利です。 |
デフォルトではボリュームキー (F10-F12) だけ適切なキーシムが送信されます。皮肉なことに、サウンドカードは機能しませんが。画面の明るさを調整するコマンド (例: xbacklight) にマッピングしなおすと便利です。 |
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− | Intel のパッチが適用されたカーネルが AUR に存在します: {{AUR|linux-baytrail411}}。 |
+ | Intel のパッチが適用されたカーネルが AUR に存在します: {{AUR|linux-baytrail411}}{{Broken package link|パッケージが存在しません}}。 |
=== Bluetooth === |
=== Bluetooth === |
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==参照== |
==参照== |
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2018年2月7日 (水) 00:23時点における最新版
目次
Arch インストールメディアの起動
Asus x205TA と x206HA では32ビットの EFI ブートローダーしか使えません。Arch の標準インストールイメージには32ビットの EFI ローダーが含まれていないため、追加する必要があります。以下の手順は他の32ビットの EFI マシンでも使えます。
最新のイメージ (ARCH_201508) には x205ta の broadcom ワイヤレスモデムを使うためのドライバーが入っていないため、ドライバーもインストールイメージに追加します。
bootia32.efi の作成
最新の Arch インストール ISO (https://www.archlinux.jp/download/) を入手してください。ここからファイルの名前を <ISO-SOURCE> とします。ダウンロードした ISO ファイルに対して "file" コマンドを実行してボリュームラベルを確認してください:
$ file <ISO-SOURCE> | sed -e "s/.*'\(.*\)'.*/\1/"
Arch Linux のボリュームラベルは次のような形式になっています: 'ARCH_<YEAR><MONTH>'。
カスタム grub.cfg
ファイルを作成してください (<FS-LABEL> は ISO のラベルに置き換えてください):
grub.cfg
insmod part_gpt insmod part_msdos insmod fat insmod efi_gop insmod efi_uga insmod video_bochs insmod video_cirrus insmod font if loadfont "${prefix}/fonts/unicode.pf2" ; then insmod gfxterm set gfxmode="1024x768x32;auto" terminal_input console terminal_output gfxterm fi menuentry "Arch Linux archiso x86_64" { set gfxpayload=keep search --no-floppy --set=root --label <FS-LABEL> linux /arch/boot/x86_64/vmlinuz archisobasedir=arch archisolabel=<FS-LABEL> add_efi_memmap initrd /arch/boot/x86_64/archiso.img } menuentry "UEFI Shell x86_64 v2" { search --no-floppy --set=root --label <FS-LABEL> chainloader /EFI/shellx64_v2.efi } menuentry "UEFI Shell x86_64 v1" { search --no-floppy --set=root --label <FS-LABEL> chainloader /EFI/shellx64_v1.efi }
GRUB のスタンドアロンイメージを作成てください (/LOCATION/OF/ は適当なパスに置き換えてください):
$ grub-mkstandalone -d /usr/lib/grub/i386-efi/ -O i386-efi --modules="part_gpt part_msdos" --fonts="unicode" --locales="uk" --themes="" -o "/LOCATION/OF/bootia32.efi" "boot/grub/grub.cfg=/LOCATION/OF/grub.cfg" -v
ブータブル USB の作成
上書きしてもかまわない USB ストレージデバイスを接続してください。デバイス名を確認しておいてください (例: /dev/sdb
)。以下では <DEV-TARGET> と表記します。
gdisk を使ってディスク上に UEFI ブータブルパーティションを作成してください:
# gdisk <DEV-TARGET>
既存のパーティションを全て削除し (何度も d コマンドを実行してください)、新しいパーティションを追加して (n)、タイプを "ef00" に設定してください。最後にディスクに変更を書き込みます (w)。
カーネルから新しいパーティションが認識されるように以下のコマンドを実行:
$ partprobe
新しいパーティション上に FAT32 ファイルシステムを作成 (例: /dev/sdb1
。<DEV-TARGET-N> を置き換えてください):
# mkfs.vfat -F 32 -n <FS-LABEL> <DEV-TARGET-N>
パーティションをマウント (<MNT-TARGET-N>):
# mount <DEV-TARGET-N> <MNT-TARGET-N>
Arch インストール ISO (<ISO-SOURCE>) を USB ディスクに抽出:
# bsdtar -x --exclude=isolinux/ --exclude=EFI/archiso/ --exclude=arch/boot/syslinux/ -f <ISO-SOURCE> -C <MNT-TARGET-N>
bootia32.efi
を USB ディスクにコピー:
# cp /LOCATION/OF/bootia32.efi <MNT-TARGET-N>/EFI/boot/bootia32.efi
無線ドライバーをインストールイメージに追加
ワイヤレスドライバーのコピーを取得して解凍:
$ wget -qO- https://android.googlesource.com/platform/hardware/broadcom/wlan/+archive/master/bcmdhd/firmware/bcm43341.tar.gz | tar xvz
インストール ISO のリマスタリングを読んでダウンロードした Arch ISO の squashfs (i686 または x86_64) を解凍してマウントしてください。
fw_bcm43341.bin
を新しいブータブル USB の /lib/firmware/brcm/brcmfmac43340-sdio.bin
にコピーしてください:
# cp /PATH/TO/fw_bcm43341.bin /PATH/TO/lib/firmware/brcm/brcmfmac43340-sdio.bin
イメージを再度固めたら作成できた airootfs.sfs
を USB インストールメディアの元の場所にコピーしてください。新しい MD5 チェックサムを作成して保存してください。
アンマウント
USB インストールメディアをアンマウントしてください:
# umount <DEV-TARGET-N>
USB から X205TA を起動
作成したインストールメディアを X205TA に接続してください。
電源ボタンを押したら F2 を押して BIOS を開きます。ブートプロセスが始まったら F2 を何度も押すと良いでしょう。Windows を起動して適切なメニューオプションを選択することでも BIOS を開けますが (チュートリアル または Windows 10 の場合)、F2 を使うことで Windows を完全に無視できます。
セキュアブートをオフにしてください。オフにする方法は BIOS のバージョンによって異なります。例えば 'Security' を開いて、'Secure Boot Control' を 'Disabled' にすることで無効化できます。
'Save & Exit' メニューの 'Boot Override' セクションで USB メディアを選択してください。
インストール
ワイヤレスの有効化
wifi モデムのファームウェアはデフォルトではロードされません。ローカル EFI 変数をコピーする必要があります:
# cp /sys/firmware/efi/efivars/nvram-74b00bd9-805a-4d61-b51f-43268123d113 /lib/firmware/brcm/brcmfmac43340-sdio.txt
それから wifi カーネルモジュールを probe してください:
# rmmod brcmfmac # modprobe brcmfmac
4.4 カーネルを使いたい場合、wifi を使うには このコミット をリバートする必要があります (MMC レイヤーのリグレッション)。
Arch Linux のインストール
インストールガイドを見てください。
設定
サウンド
最近になって x205ta の Realtek RT5648 サウンドカードを動作させる方法が発見されました。カーネル 4.11 RC1 から関連するパッチが取り入れられています。
新しいカーネルが使えない場合、Pierre Bossart によるパッチが適用されたカーネルブランチをコンパイルして、こちら で説明されているように様々な ALSA の設定と UCM ファイルをコピーしてください。パッチはまだ実験的なものであり一部のユーザーはスピーカーが突然 異常過熱 すると報告しているので注意が必要です。
パッチのコンパイル方法は [1] も参照してください。
電源管理 (ACPI)
バージョン 4.2.0-1 未満のカーネルでは、ACPI_I2C_OPREGION=y
フラグを有効にしてカーネルをコンパイルする必要があります [2]。
4.2.* 以上の最新のカーネルでは問題は起きません。詳しくは こちらのページ を見てください。
タッチパッド
バージョン 4.3.* 未満のカーネルではタッチパッドがマウスとして認識されてしまうためジェスチャー (2本指のスクロールなど) が使えません。
カーネル 4.3.* から パッチ がマージされたことで、特に設定しなくても全てのタッチ機能が使えるようになっています。
xorg.conf
で 'Elan Touchpad' に 'synaptics' ドライバーを明示的に割り当てることでさらに多くの機能が使えます (例: 2本指のタップを右クリックとして使うなど)。例:
/etc/X11/xorg.conf.d/elan_synaptics.conf
Section "InputClass" Identifier "Elan Touchpad" MatchIsTouchpad "on" Driver "synaptics" Option "TapButton1" "1" Option "TapButton2" "3" Option "TapButton3" "2" Option "VertTwoFingerScroll" "on" Option "HorizTwoFingerScroll" "on" EndSection
SD カードリーダー
マイクロ SD カードリーダーは設定をしないと使うことができません。まず以下のファイルを作成:
/etc/modprobe.d/sdhci.conf
# Adjustment to make micro SD card reader work options sdhci debug_quirks=0x8000
そして mkinitcpio を実行してください:
# mkinitcpio -v -g /boot/initramfs-linux.img
上記のコマンドで initramfs ファイルが更新されて sdhci.conf
の設定がロードされます。再起動後にマイクロ SD カードが認識されるはずです。
こちらのパッチ を使うことでカードリーダーをすぐに使うこともできます。
ファンクションキー
デフォルトではボリュームキー (F10-F12) だけ適切なキーシムが送信されます。皮肉なことに、サウンドカードは機能しませんが。画面の明るさを調整するコマンド (例: xbacklight) にマッピングしなおすと便利です。
Intel のパッチが適用されたカーネルが AUR に存在します: linux-baytrail411AUR[リンク切れ: パッケージが存在しません]。
Bluetooth
適切なファームウェアファイル (Windows 10 ドライバーに含まれている BCM43341B0_002.001.014.0122.0176.hcd
) を /lib/firmware/brcm/BCM43341B0.hcd
としてインストールしてください。
それから bluez パッケージをインストールして bluetooth.service
サービスを有効化したら、以下のコマンドを実行してください:
# btattach --bredr /dev/ttyS1 -P bcm
上記のコマンドを起動時に自動で実行するには以下のサービスファイルを作成:
/etc/systemd/system/btattach.service
[Unit] Description=Btattach [Service] Type=simple ExecStart=/usr/bin/btattach --bredr /dev/ttyS1 -P bcm ExecStop=/usr/bin/killall btattach [Install] WantedBy=multi-user.target
その後 btattach.service
を有効化してください。
トラブルシューティング
フリーズ
一部のユーザによって x205ta のフリーズが報告されています。フリーズしたら電源ボタンを数秒間押し続けないと再起動することができません。カーネルバージョン 4.1.6 ではフリーズが少なくなるという報告もあります。メインラインのバニラカーネルではフリーズする頻度がさらに少なくなっています。
カーネルパラメータの intel_idle.max_cstate=1
を設定することでパフォーマンスに影響を与えることなくフリーズ問題を解決できます。