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+ | [[Wikipedia:ja:nginx|nginx]] ("エンジンエックス"と発音します)は2005年から Igor Sysoev(ロシア)によって開発されている、フリーでオープンソースかつハイパフォーマンスな HTTP サーバーかつリバースプロクシで、IMAP/POP3 プロクシサーバーとしても機能します。Nginx は主に、その安定性・多機能・単純な設定・低リソース消費によって知られています。 |
+ | この記事ではnginxの設定方法と、[[#FastCGI]]を使って[[PHP]]と統合する方法を説明します。 |
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− | Nginx は主に、その安定性・多機能・単純な設定・低リソース消費によって知られています。 |
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== インストール == |
== インストール == |
2019年4月12日 (金) 13:41時点における版
nginx ("エンジンエックス"と発音します)は2005年から Igor Sysoev(ロシア)によって開発されている、フリーでオープンソースかつハイパフォーマンスな HTTP サーバーかつリバースプロクシで、IMAP/POP3 プロクシサーバーとしても機能します。Nginx は主に、その安定性・多機能・単純な設定・低リソース消費によって知られています。
この記事ではnginxの設定方法と、#FastCGIを使ってPHPと統合する方法を説明します。
インストール
公式リポジトリから nginx-mainline (最新の機能、アップデート、バグ修正が適用された最新版)か nginx (重要な修正のみを適応した安定版) をインストールできます。
Ruby on Rails のためにインストールするには、Ruby on Rails#Rails パーフェクトセットアップを参照してください。
セキュリティを向上させるために chroot によるインストールをするには、#chroot でインストール を参照してください。
サービスの開始
Nginx サービスを走らせるには:
# systemctl start nginx
スタートアップ時に Nginx サービスを起動するには:
# systemctl enable nginx
http://127.0.0.1 にデフォルトで表示されるページは:
/usr/share/nginx/html/index.html
設定
nginx における最初の手順は 公式のビギナーズガイド で説明されています。/etc/nginx/
にあるファイルを編集することで Nginx の設定ができます。メインの設定ファイルは /etc/nginx/nginx.conf
です。
より詳しい解説はこちら: 公式の ドキュメント にある Nginx Configuration Examples。
一般設定
worker_processes
の適当な値を探って下さい。この設定は最終的に nginx が受け入れる接続の数と利用できるプロセスの数を定義します。通常、システムのハードウェアのスレッド数にすると良いでしょう。また、バージョン 1.3.8 と 1.2.5 から worker_processes
には auto
と設定することができ、最適な値を自動的に検出します (ソース)。
nginx が受け入れる最大接続数は max_clients = worker_processes * worker_connections
で計算できます。
サーバーブロック
server
ブロックを使うことで複数のドメインを利用することができます。"バーチャルホスト"とも呼ばれますが、これは Apache の用語です。server
ブロックの利用方法は Apache とは異なっています。
以下の例では2つのドメインの接続をサーバーが待機します: domainname1.dom
と domainname2.dom
:
/etc/nginx/nginx.conf
... server { listen 80; server_name domainname1.dom; root /usr/share/nginx/domainname1.dom/html; location / { index index.php index.html index.htm; } } server { listen 80; server_name domainname2.dom; root /usr/share/nginx/domainname2.dom/html; ... } ... }
nginx.service
を再起動して変更を適用します。
クライアントからの接続時にこれらのドメイン名を解決するには、BIND や dnsmasq などのDNSサーバーを設定する必要があります。
ローカルマシンでバーチャルホストをテストするには、/etc/hosts
ファイルにバーチャルネームを追加してください:
127.0.0.1 domainname1.dom 127.0.0.1 domainname2.dom
TLS/SSL
SSL を使用するには、openssl をインストールする必要があります。
自己署名証明書を作成してください (キーのサイズや効力の日数は変更できます):
# mkdir /etc/nginx/ssl # cd /etc/nginx/ssl # openssl genpkey -algorithm RSA -pkeyopt rsa_keygen_bits:2048 -out cert.key # chmod 600 cert.key # openssl req -new -key cert.key -out cert.csr # openssl x509 -req -days 365 -in cert.csr -signkey cert.key -out cert.crt
TLS/SSL を用いる場合の nginx.conf
設定サンプル:
/etc/nginx/nginx.conf
http { ssl_ciphers "EECDH+AESGCM:EDH+AESGCM:AES256+EECDH:AES256+EDH"; ssl_protocols TLSv1 TLSv1.1 TLSv1.2; ssl_prefer_server_ciphers on; ssl_session_cache shared:SSL:10m; add_header Strict-Transport-Security "max-age=63072000; includeSubdomains; preload"; add_header X-Frame-Options DENY; add_header X-Content-Type-Options nosniff; ssl_session_tickets off; ssl_stapling on; ssl_stapling_verify on; resolver 8.8.8.8 8.8.4.4 valid=300s; # Google DNS Servers resolver_timeout 5s; } server { #listen 80; # Uncomment to also listen for HTTP requests listen 443 ssl; server_name localhost; ssl_certificate ssl/server.crt; ssl_certificate_key ssl/server.key; root /usr/share/nginx/html; location / { index index.html index.htm; } }
nginx.service
を再起動して変更を適用します。
FastCGI
FastCGI、または FCGI はウェブサーバーでインタラクティブなプログラムを動作させるためのプロトコルです。FastCGI は Common Gateway Interface (CGI) の変種で、ウェブサーバーと CGI プログラムのオーバーヘッドを減らすよう設計されていて、サーバーはより多くのウェブページのリクエストを一度に捌くことができます。
Nginx には FastCGI が組み込まれており多くの外部ツールが動きます、例えば Perl、PHP、Python など。これらを使うためにはまず FastCGI サーバーを動かす必要があります。
PHP を動かす
PHP のために FastCGI サーバーを動かす方法は複数あります。ここでは推奨方法として php-fpm を使う方法を記載しています。
手順1: PHP の設定
php をインストールしてください。/etc/php/php.ini
の中にある open_basedir
に PHP ファイルが含まれているベースディレクトリを (/srv/http/
や /usr/share/webapps/
のような感じで)指定しなくてはなりません:
open_basedir = /usr/share/webapps/:/srv/http/:/home/:/tmp/:/usr/share/pear/
そうしたら必要なモジュールを設定しましょう。例えば sqlite3 を使うなら php-sqlite をインストールして、/etc/php/php.ini
の次の行をアンコメントして有効にします:
extension=sqlite3.so
MariaDB
MariaDB で説明されているようにして MySQL/MariaDB を設定してください。
/etc/php/php.ini
の以下の行の 少なくともどれか一つ をアンコメント:
extension=pdo_mysql.so extension=mysqli.so
ウェブスクリプトのために最小権限の MySQL ユーザーを追加することができます。また、/etc/mysql/my.cnf
を編集して skip-networking
行をアンコメントすると MySQL サーバーはローカルホストからしかアクセスできなくなります。変更を適用するには MySQL を再起動する必要があります。
手順2: php-fpm
php-fpm をインストールします:
# pacman -S php-fpm
設定ファイルは /etc/php/php-fpm.conf
です。
サービスを動かします:
# systemctl start php-fpm
php-fpm
をスタートアップ時に有効にします:
# systemctl enable php-fpm.service
手順3: Nginx の設定
それぞれの server
ブロックの中の location
ブロックに PHP アプリケーションを次のように記述します:
location ~ \.php$ { fastcgi_pass unix:/run/php-fpm/php-fpm.sock; fastcgi_index index.php; include fastcgi.conf; }
/etc/nginx/php.conf
を作って設定をそこに書く場合、このファイルを server
ブロックに入れて下さい。
server = { ... include php.conf; ... }
.html や .htm ファイルを PHP として処理したい場合は、以下のようにしてください:
location ~ \.(php|html|htm)$ { fastcgi_pass unix:/run/php-fpm/php-fpm.sock; fastcgi_index index.php; include fastcgi.conf; }
拡張子が .php でないファイルを php-fpm で動かすことを /etc/php/php-fpm.conf
で有効にする必要があります:
security.limit_extensions = .php .html .htm
設定を変えた後は php-fpm デーモンを再起動してください。
# systemctl restart php-fpm
Nginx のための FastCGI 設定がある fastcgi.conf
か fastcgi_params
が含まれていますが、後者は使われなくなりました。これらのファイルは Nginx をインストールしたときに作られます。
最後に、Nginx が動作している場合は再起動してください:
# systemctl restart nginx
FastCGI をテストしたい場合は、/usr/share/nginx/html/index.php
を次の内容で作成して
<?php phpinfo(); ?>
ブラウザで http://127.0.0.1/index.php を開いて下さい。
以下は実際の設定例です。例の中では root
パスは server
の下に直接指定されており (デフォルト設定のように) location
の中には置いていません。
server { listen 80; server_name localhost; root /usr/share/nginx/html; location / { index index.html index.htm index.php; } location ~ \.php$ { #fastcgi_pass 127.0.0.1:9000; (depending on your php-fpm socket configuration) fastcgi_pass unix:/run/php-fpm/php-fpm.sock; fastcgi_index index.php; include fastcgi.conf; } }
CGI を動かす
この実装は CGI アプリケーションに必要です。
手順1: fcgiwrap
fcgiwrap をインストールしてください。
設定ファイルは /usr/lib/systemd/system/fcgiwrap.socket
です。
systemd の fcgiwrap.socket を有効化・起動します。
この systemd ユニットファイルは現在 ArchLinux のタスクページで議論されています。思い通りに動くか確認するためにユニットファイルを自分で検査すると良いでしょう。
マルチワーカースレッド
複数のワーカースレッドを生成したい場合は、multiwatchAUR を使用するのが推奨されています。これはクラッシュした子スレッドの再起動の面倒をみてくれます。multiwatch は systemd が作成したソケットを管理できないため、unix ソケットを作成するには spawn-fcgi
を使う必要がありますが、ユニットファイルから直接実行した場合は fcgiwrap には問題が生じません。
/usr/lib/systemd/system/fcgiwrap.service
から /etc/systemd/system/fcgiwrap.service
にユニットファイルをコピーして (存在する場合は fcgiwrap.socket
ユニットも)、ExecStart
行を必要に応じて修正してください。以下は multiwatchAUR を使用するユニットファイルです。fcgiwrap.socket
が実行中だったり有効になっていないことを確認してください、このユニットと衝突してしまうからです:
/etc/systemd/system/fcgiwrap.service
[Unit] Description=Simple CGI Server After=nss-user-lookup.target [Service] ExecStartPre=/bin/rm -f /run/fcgiwrap.socket ExecStart=/usr/bin/spawn-fcgi -u http -g http -s /run/fcgiwrap.sock -n -- /usr/bin/multiwatch -f 10 -- /usr/sbin/fcgiwrap ExecStartPost=/usr/bin/chmod 660 /run/fcgiwrap.sock PrivateTmp=true Restart=on-failure [Install] WantedBy=multi-user.target
-f 10
は生成する子スレッドの数に変更してください。
手順2: Nginx の設定
CGI ウェブアプリケーションを置くそれぞれの server
ブロックには以下のような location
ブロックを記述します:
location ~ \.cgi$ { root /path/to/server/cgi-bin; fastcgi_pass unix:/run/fcgiwrap.sock; include fastcgi.conf; }
fcgiwrap
のデフォルト (Unix) ソケットは /run/fcgiwrap.sock です。
chroot でインストール
chroot に Nginx をインストールすることでセキュリティレイヤーを追加することができます。セキュリティを最大限に高めるために、Nginx サーバーを動かすのに必要なファイルだけを入れて、全てのファイルは出来る限り最小限の権限にします。例えば、なるべく root が所有するようにして、/usr/bin
などのディレクトリは読み書きできないようにするなど。
Arch はデフォルトでサーバーを実行するための http
ユーザーとグループが設定されています。chroot は /srv/http
で動作させます。
この牢獄を作るための perl スクリプトが jail.pl gist にあります。このスクリプトを使用するか、またはこの記事の指示に従って作成するか選ぶことができます。スクリプトは root で実行してください。変更を適用する前に行をアンコメントする必要があります。
必要なデバイスを作成
Nginx には /dev/null
, /dev/random
, /dev/urandom
が必要です。これらを chroot にインストールするために /dev/
フォルダを作成してデバイスを mknod で追加します。chroot が危険になったときでも、攻撃者が /dev/sda1
などの重要なデバイスにアクセスするには chroot から脱出しなくてはならないようにするために、/dev/
を全てマウントはしません。
# export JAIL=/srv/http # mkdir $JAIL/dev # mknod -m 0666 $JAIL/dev/null c 1 3 # mknod -m 0666 $JAIL/dev/random c 1 8 # mknod -m 0444 $JAIL/dev/urandom c 1 9
必要なフォルダを作成
Nginx を適切に実行するためにはたくさんのファイルが必要になります。それらをコピーする前に、ファイルを保存するためのフォルダを作成してください。ここでは Nginx のドキュメントルートが /srv/http/www
であると仮定します。
# mkdir -p $JAIL/etc/nginx/logs # mkdir -p $JAIL/usr/{lib,bin} # mkdir -p $JAIL/usr/share/nginx # mkdir -p $JAIL/var/{log,lib}/nginx # mkdir -p $JAIL/www/cgi-bin # mkdir -p $JAIL/{run,tmp} # cd $JAIL; ln -s usr/lib lib
そして $JAIL/tmp
と $JAIL/run
を tmpfs でマウントします。攻撃者が RAM を全て喰いつくせないようにサイズを制限すると良いでしょう。
# mount -t tmpfs none $JAIL/run -o 'noexec,size=1M' # mount -t tmpfs none $JAIL/tmp -o 'noexec,size=100M'
再起動してもマウントが維持されるように、以下のエントリを /etc/fstab
に追加します:
/etc/fstab
tmpfs /srv/http/run tmpfs rw,noexec,relatime,size=1024k 0 0 tmpfs /srv/http/tmp tmpfs rw,noexec,relatime,size=102400k 0 0
chroot に移住
まず平易なファイルをコピーします。
# cp -r /usr/share/nginx/* $JAIL/usr/share/nginx # cp -r /usr/share/nginx/html/* $JAIL/www # cp /usr/bin/nginx $JAIL/usr/bin/ # cp -r /var/lib/nginx $JAIL/var/lib/nginx
そして必要なライブラリをコピーします。ldd を使ってライブラリを確認して適当な場所にコピーして下さい。ハードリンクよりはコピーが推奨されます。攻撃者が書き込み権限を得たときに本当のシステムファイルが破壊されたり改変される可能性があるためです。
$ ldd /usr/bin/nginx
linux-vdso.so.1 (0x00007fffc41fe000) libpthread.so.0 => /usr/lib/libpthread.so.0 (0x00007f57ec3e8000) libcrypt.so.1 => /usr/lib/libcrypt.so.1 (0x00007f57ec1b1000) libstdc++.so.6 => /usr/lib/libstdc++.so.6 (0x00007f57ebead000) libm.so.6 => /usr/lib/libm.so.6 (0x00007f57ebbaf000) libpcre.so.1 => /usr/lib/libpcre.so.1 (0x00007f57eb94c000) libssl.so.1.0.0 => /usr/lib/libssl.so.1.0.0 (0x00007f57eb6e0000) libcrypto.so.1.0.0 => /usr/lib/libcrypto.so.1.0.0 (0x00007f57eb2d6000) libdl.so.2 => /usr/lib/libdl.so.2 (0x00007f57eb0d2000) libz.so.1 => /usr/lib/libz.so.1 (0x00007f57eaebc000) libGeoIP.so.1 => /usr/lib/libGeoIP.so.1 (0x00007f57eac8d000) libgcc_s.so.1 => /usr/lib/libgcc_s.so.1 (0x00007f57eaa77000) libc.so.6 => /usr/lib/libc.so.6 (0x00007f57ea6ca000) /lib64/ld-linux-x86-64.so.2 (0x00007f57ec604000)
# cp /lib64/ld-linux-x86-64.so.2 $JAIL/lib
/usr/lib
の中にあるファイルについては次のワンライナーが使えます:
# cp $(ldd /usr/bin/nginx | grep /usr/lib | sed -sre 's/(.+)(\/usr\/lib\/\S+).+/\2/g') $JAIL/usr/lib
必要なライブラリとシステムファイル以外のファイルをコピーします。
# cp /usr/lib/libnss_* $JAIL/usr/lib # cp -rfvL /etc/{services,localtime,nsswitch.conf,nscd.conf,protocols,hosts,ld.so.cache,ld.so.conf,resolv.conf,host.conf,nginx} $JAIL/etc
Create restricted user/group files for the chroot. This way only the users needed for the chroot to function exist as far as the chroot knows, and none of the system users/groups are leaked to attackers should they gain access to the chroot.
$JAIL/etc/group
http:x:33: nobody:x:99:
$JAIL/etc/passwd
http:x:33:33:http:/:/bin/false nobody:x:99:99:nobody:/:/bin/false
$JAIL/etc/shadow
http:x:14871:::::: nobody:x:14871::::::
$JAIL/etc/gshadow
http::: nobody:::
# touch $JAIL/etc/shells # touch $JAIL/run/nginx.pid
Finally make set very restrictive permissions. As much as possible should be owned by root and set unwritable.
# chown -R root:root $JAIL/ # chown -R http:http $JAIL/www # chown -R http:http $JAIL/etc/nginx # chown -R http:http $JAIL/var/{log,lib}/nginx # chown http:http $JAIL/run/nginx.pid # find $JAIL/ -gid 0 -uid 0 -type d -print | xargs sudo chmod -rw # find $JAIL/ -gid 0 -uid 0 -type d -print | xargs sudo chmod +x # find $JAIL/etc -gid 0 -uid 0 -type f -print | xargs sudo chmod -x # find $JAIL/usr/bin -type f -print | xargs sudo chmod ug+rx # find $JAIL/ -group http -user http -print | xargs sudo chmod o-rwx # chmod +rw $JAIL/tmp # chmod +rw $JAIL/run
If your server will bind port 80 (or any port 0-1024), give the chrooted executable permission to bind these ports without root.
# setcap 'cap_net_bind_service=+ep' $JAIL/usr/bin/nginx
nginx.service を変更して chroot を起動
Before modifying the nginx.service unit file, it may be a good idea to copy it to
/etc/systemd/system/
since the unit files there take priority over those in /usr/lib/systemd/system/
.
This means upgrading nginx would not modify your custom .service file.
# cp /usr/lib/systemd/system/nginx.service /etc/systemd/system/nginx.service
The systemd unit must be changed to start up Nginx in the chroot, as the http user, and store the pid file in the chroot
/etc/systemd/system/nginx.service
[Unit] Description=A high performance web server and a reverse proxy server After=syslog.target network.target [Service] Type=forking PIDFile=/srv/http/run/nginx.pid ExecStartPre=/usr/bin/chroot --userspec=http:http /srv/http /usr/bin/nginx -t -q -g 'pid /run/nginx.pid; daemon on; master_process on;' ExecStart=/usr/bin/chroot --userspec=http:http /srv/http /usr/bin/nginx -g 'pid /run/nginx.pid; daemon on; master_process on;' ExecReload=/usr/bin/chroot --userspec=http:http /srv/http /usr/bin/nginx -g 'pid /run/nginx.pid; daemon on; master_process on;' -s reload ExecStop=/usr/bin/chroot --userspec=http:http /srv/http /usr/bin/nginx -g 'pid /run/nginx.pid;' -s quit [Install] WantedBy=multi-user.target
You can now safely get rid of the non-chrooted nginx installation.
# pacman -Rsc nginx
If you do not remove the non-chrooted nginx installation, you may want to make sure that the running nginx process is in fact the chrooted one. You can do so by checking where /proc/{PID}/root
symmlinks to. If should link to /srv/http
instead of /
.
# ps -C nginx | awk '{print $1}' | sed 1d | while read -r PID; do ls -l /proc/$PID/root; done
ヒントとテクニック
Running unprivileged using systemd
Edit nginx.service and set the User
and optionally Group
options under [Service]
:
/etc/systemd/system/nginx.service.d/user.conf
[Service] User=user Group=group
We can harden the service against ever elevating privileges:
/etc/systemd/system/nginx.service.d/user.conf
[Service] ... NoNewPrivileges=yes
Then we need to ensure that user
has access to everything it needs:
- Port
-
Linux does not permit non-
root
processes to bind to ports below 1024 by default. A port above 1024 can be used:/etc/nginx/nginx.conf
server { listen 8080; }
-
Or you may grant the nginx process the CAP_NET_BIND_SERVICE capability which will allow it to bind to ports below 1024:
/etc/systemd/system/nginx.service.d/user.conf
[Service] ... CapabilityBoundingSet= CapabilityBoundingSet=CAP_NET_BIND_SERVICE AmbientCapabilities= AmbientCapabilities=CAP_NET_BIND_SERVICE
- PID file
-
nginx uses
/run/nginx.pid
by default. We can create a directory that user has write access to and place our PID file in there. An example using systemd-tmpfiles:/etc/tmpfiles.d/nginx.conf
d /run/nginx 0775 root group - -
Run the configuration:
# systemd-tmpfiles --create
Edit the PID values based on the original
nginx.service
:/etc/systemd/system/nginx.service.d/user.conf
[Service] ... PIDFile=/run/nginx/nginx.pid ExecStart= ExecStart=/usr/bin/nginx -g 'pid /run/nginx/nginx.pid; error_log stderr;' ExecReload= ExecReload=/usr/bin/nginx -s reload -g 'pid /run/nginx/nginx.pid;'
/var/lib/nginx/*
-
Some directories under
/var/lib/nginx
need to be bootstrapped by nginx running asroot
. It is not necessary to start the whole server to do that, nginx will do it on a simple configuration test. So just run one of those and you're good to go. - Log file & Directory Permissions
-
The step of running a configuration test will create a dangling
root
-owned log. Remove logs in/var/log/nginx
to start fresh. -
The nginx service user needs write permission to
/var/log/nginx
. This may require changing permission and/or ownership of this directory on your system.
Now we should be good to go. Go ahead and start nginx, and enjoy your completely rootless nginx.
Alternative script for systemd
On pure systemd you can get advantages of chroot + systemd. [1] Based on set user group an pid on:
/etc/nginx/nginx.conf
user http; pid /run/nginx.pid;
the absolute path of file is /srv/http/etc/nginx/nginx.conf
.
/etc/systemd/system/nginx.service
[Unit] Description=nginx (Chroot) After=syslog.target network.target [Service] Type=forking PIDFile=/srv/http/run/nginx.pid RootDirectory=/srv/http ExecStartPre=/usr/sbin/nginx -t -c /etc/nginx/nginx.conf ExecStart=/usr/sbin/nginx -c /etc/nginx/nginx.conf ExecReload=/usr/sbin/nginx -c /etc/nginx/nginx.conf -s reload ExecStop=/usr/sbin/nginx -c /etc/nginx/nginx.conf -s stop [Install] WantedBy=multi-user.target
It is not necesary to set the default location, nginx loads at default -c /etc/nginx/nginx.conf
, but it is a good idea though.
Alternatively you can run only ExecStart
as chroot with parameter RootDirectoryStartOnly
set as yes
man systemd service or start it before mount point as effective or a systemd path is available.
/etc/systemd/system/nginx.path
[Unit] Description=nginx (Chroot) path [Path] PathExists=/srv/http/site/Public_html [Install] WantedBy=default.target
Enable the created nginx.path
and change the WantedBy=default.target
to WantedBy=nginx.path
in /etc/systemd/system/nginx.service
.
The PIDFile
in unit file allows systemd to monitor process (absolute path required). If it is undesired, you can change to default one-shot type, and delete the reference from the unit file.
Nginx Beautifier
nginxbeautifierAUR is a commandline tool used to beautify and format nginx configuration files.
Better headers management
Nginx has a rather unintuitive header management system where headers can only be defined in one context, any other headers are ignored. To remedy this we can install the headers-more-nginx module.
Install the package nginx-mod-headers-more package. This will install the module to /usr/lib/nginx/modules
directory.
To load the module add the following to the top of your main nginx configuration file.
/etc/nginx/nginx.conf
load_module "/usr/lib/nginx/modules/ngx_http_headers_more_filter_module.so"; ...
トラブルシューティング
設定の確認
# nginx -t
結果:
nginx: the configuration file /etc/nginx/nginx.conf syntax is ok nginx: configuration file /etc/nginx/nginx.conf test is successful
ローカル IP へのアクセスが localhost にリダイレクトされる
Arch Linux フォーラムからの解決法があります。
/etc/nginx/nginx.conf
を開き、"server_name localhost" の前の # を取り除き、以下を付け加えます:
server_name_in_redirect off;
デフォルトでは、nginx は設定にある server_name へのリクエストをすべてリダイレクトします。
Error: 403 (Permission error)
This is most likely a permission error. Are you sure whatever user configured in the Nginx configuration is able to read the correct files?
If the files are located within a home directory, (e.g. /home/arch/public/webapp
) and you are sure the user running Nginx has the right permissions (you can temporarily chmod all the files to 777 in order to determine this), /home/arch
might be chmod 750, simply chmod
it to 751, and it should work.
If you have changed your document root
If you are sure that permissions are as they should be, make sure that your document root directory is not empty. Try creating index.html in there.
Error: 404 (Pathinfo error)
いくつかのフレームワーク (thinkphp、cakephp など)や CMS では pathinfo が必要です。
1. /etc/php/php.ini
ファイルを開き、次のように付け加えます
cgi.fix_pathinfo=1
2. /etc/nginx/nginx.conf
を開き、次の部分をコメントアウトします
location ~ \.php$ { ... }
を
#location ~ \.php$ { #... #}
そして以下を加えます
location ~ ^(.+\.php)(.*)$ { root /srv/http/nginx; fastcgi_pass unix:/var/run/php-fpm/php-fpm.sock; #fastcgi_pass 127.0.0.1:9000; #Un-comment this and comment "fastcgi_pass unix:/var/run/php-fpm/php-fpm.sock;" if you are not using php-fpm. fastcgi_index index.php; set $document_root2 $document_root; if ($document_root2 ~ "^(.*\\\\).*?[\\\\|\/]\.\.\/(.*)$") { set $document_root2 $1$2; } if ($document_root2 ~ "^(.*\\\\).*?[\\\\|\/]\.\.\/(.*)$") { set $document_root2 $1$2; } if ($document_root2 ~ "^(.*\\\\).*?[\\\\|\/]\.\.\/(.*)$") { set $document_root2 $1$2; } if ($document_root2 ~ "^(.*\\\\).*?[\\\\|\/]\.\.\/(.*)$") { set $document_root2 $1$2; } if ($document_root2 ~ "^(.*\\\\).*?[\\\\|\/]\.\.\/(.*)$") { set $document_root2 $1$2; } fastcgi_split_path_info ^(.+\.php)(.*)$; fastcgi_param SCRIPT_FILENAME $document_root2$fastcgi_script_name; fastcgi_param PATH_INFO $fastcgi_path_info; fastcgi_param PATH_TRANSLATED $document_root2$fastcgi_path_info; include fastcgi_params; fastcgi_param DOCUMENT_ROOT $document_root2; }
try_files を使う方法もあります:
server { .. root /usr/share/nginx/html; index index.php; location / { try_files $uri $uri/ /index.php?$args; } }
FastCGI サーバーが動作していないか、ソケットが間違ったパーミッションに設定されています。
Error: No input file specified
おそらくスクリプトのフルパスを含んだ SCRIPT_FILENAME がありません。 nginx の設定 (fastcgi_param SCRIPT_FILENAME) が完全でも、このエラーは php が requestd スクリプトをロードできないことを意味しています。これは単純にパーミッションの問題であることが普通で、root で php-cgi を実行するか
# spawn-fcgi -a 127.0.0.1 -p 9000 -f /usr/bin/php-cgi
php-cgi を起動するグループとユーザーを作成する必要があります。例えば:
# groupadd www # useradd -g www www # chmod +w /srv/www/nginx/html # chown -R www:www /srv/www/nginx/html # spawn-fcgi -a 127.0.0.1 -p 9000 -u www -g www -f /usr/bin/php-cgi
他の可能性としては、nginx.conf
内の "location ~ \.php$" セクションの "root" 引数が間違っていることがありえます。"root" が同じサーバーの "location /" と同じディレクトリを示しているか確認してください。もしくは root をグローバルに設定するには、location セクションで定義しないでください。
Also keep in mind that your php script path was defined as /srv/http
by default using the variable "open_basedir" in /etc/php/php.ini
; you can change them if you need.
Also notice that not only php script should have read permission, but also the entire directory structure should have execute permission so that PHP user can traverse the path.
Error: FastCGI で空のページが表示される
access.log にエラーが表示されず、コード200が返されるのに以下のような空のページが表示される場合:
<html> <head></head> <body></body> </html>
Thomas Beutel のブログ に書かれた解決方法:
/etc/nginx/nginx.conf
を編集して php の location
セクションに fastcgi_param
という行を追加:
location ~ \.php$ { ... include fastcgi_params; fastcgi_param SCRIPT_FILENAME $document_root$fastcgi_script_name; ... }
php_fpm では PHP ファイルのパスを認識するために以上のように設定する必要があります。