「Rescached」の版間の差分
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* UDP と TCP によるリクエストを提供できるようにする |
* UDP と TCP によるリクエストを提供できるようにする |
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* {{ic|/etc/hosts}} でアドレスとホストネームをロード・提供。 |
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+ | * ディレクトリ /etc/rescached/hosts.d/ 内にホスト形式のファイルをロードして提供します |
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− | * Load and serve hosts formatted files inside directory /etc/rescached/hosts.d/ |
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+ | * /etc/rescached/hosts.d/ のホストリストを通じて広告や悪意のある Web サイトをブロックする |
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− | * Blocking ads and/or malicious websites through host list in /etc/rescached/hosts.d/ |
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+ | * /etc/rescached/zone.d からのゾーンファイル形式のロードと提供のサポート |
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− | * Support loading and serving zone file format from /etc/rescached/zone.d |
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* openresolv との統合 |
* openresolv との統合 |
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* DNS over TLS (DoH) (RFC 7858) をサポート |
* DNS over TLS (DoH) (RFC 7858) をサポート |
2024年1月9日 (火) 00:35時点における版
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rescached はインターネットの名前解決・アドレス解決をキャッシュするデーモンです。実行中はローカルメモリに保存し、実行していない間はディスクキャッシュに保存されます。
rescached は BIND などの DNS サーバーの再実装ではありません。rescached の目標はあくまで DNS クエリをキャッシュして外部ネットワークへの不必要なトラフィックを減らすことにあります。個人的・小規模な環境での使用が想定されています。
目次
特徴
現在の特徴の一覧です。
- UDP と TCP 接続からの要求の処理を有効にする
- UDP と TCP によるリクエストを提供できるようにする
/etc/hosts
でアドレスとホストネームをロード・提供。- ディレクトリ /etc/rescached/hosts.d/ 内にホスト形式のファイルをロードして提供します
- /etc/rescached/hosts.d/ のホストリストを通じて広告や悪意のある Web サイトをブロックする
- /etc/rescached/zone.d からのゾーンファイル形式のロードと提供のサポート
- openresolv との統合
- DNS over TLS (DoH) (RFC 7858) をサポート
- DNS over HTTPS (DoH) (RFC 8484) をサポート
rescached のキャッシュの仕組み
メモリにおけるキャッシュの順番は使用頻度によって決まります。頻繁に問い合わせがされるホストネームはキャッシュリストの一番上になり、問い合わせが少ないホストネームはキャッシュリストの下に沈みます。ユーザーの習慣を元にキャッシュリストが作成され、解決速度が高速になります。
# | ホスト名 |
---|---|
529 | www.reddit.com |
233 | www.google.com |
... | ... |
1 | www.kilabit.info |
rescached で保存されるキャッシュエントリの数は設定ファイルの cache.max の値によって決まります。cache.max の上限に達すると、デーモンは cache.threshold に設定されている閾値よりもアクセスが少ないキャッシュエントリを全て削除します。
インストール
rescached-gitAUR パッケージをインストールしてください。
設定
デフォルトで設定でデーモンを直接起動できます。
Rescached の設定は /etc/rescached/rescached.cfg
に存在します。以下のような設定があります:
- 親の DNS サーバーの設定:
server.parent
の値を使用したい DNS サーバーに変えてください。
- キャッシュの最大値の設定:
cache.max
やcache.threshold
の値を必要に応じて変更してください。
設定ファイルを編集したら、resolv.conf ファイルを開いてリゾルバのアドレスを localhost のアドレスで置き換えてください:
nameserver 127.0.0.1
他のプログラムが設定を上書きしてしまうことがあります。詳しくは resolv.conf#DNS 設定の保護を見てください。
設定できたら rescached.service
を起動・有効化してください。
Integration with OpenResolv
Rescached can detect change on "resolv.conf" file generated by resolvconf. To use this feature set the "file.resolvconf" to "/etc/rescached/resolv.conf" in configuration file. In "/etc/resolvconf.conf" set either "dnsmasq_resolv", "pdnsd_resolv", or "unbound_conf" to point to the same file "/etc/rescached/resolv.conf".
Web user interface
The rescached service provide a web user interface that can be accessed at http://127.0.0.1:5380. The following user interfaces are available on the latest release,
The front page allow user to monitor active caches, query the caches, and removing the caches.
The Environment page allow user to modify the rescached configuration on the fly.
The Hosts Blocks page allow user to enable or disable the external sources of hosts blocks list.
The Hosts.d page allow user to manage hosts file, creating new hosts file, create new record, or delete a record.
The Zone.d page allow user manage zone file, creating new zone file, adding or deleting new resource record in the zone file.
参照
- 設定について詳しくは rescached の man ページを参照してください。
- 簡単な説明は こちら を参照。
- ユーザードキュメント
- github