「Pkgfile」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
Kusanaginoturugi (トーク | 投稿記録) (カテゴリを修正) |
(→"Command not found" フック: 情報を更新) |
||
48行目: | 48行目: | ||
== "Command not found" フック == |
== "Command not found" フック == |
||
+ | [[Bash#Command not found]]、[[Zsh# pkgfile の "command not found" ハンドラー]]、および [[Fish#"command not found" フック]] を参照してください。 |
||
− | pkgfile には、不明なコマンドを入力したときに自動で[[公式リポジトリ]]を検索する "command not found" フックが含まれています。例えば以下のように表示されます: |
||
− | |||
− | {{hc|$ abiword| |
||
− | abiword may be found in the following packages: |
||
− | extra/abiword 2.8.6-7 usr/bin/abiword |
||
− | }} |
||
− | |||
− | シェルでこのフックを有効にするには、シェルの初期化ファイルにフックを読み込ませる必要があります。 |
||
− | |||
− | * [[Bash|Bash]] の例: |
||
− | |||
− | {{hc|~/.bashrc| |
||
− | source /usr/share/doc/pkgfile/command-not-found.bash}} |
||
− | |||
− | * [[Zsh|Zsh]] の例: |
||
− | |||
− | {{hc|~/.zshrc| |
||
− | source /usr/share/doc/pkgfile/command-not-found.zsh}} |
||
− | |||
− | 他にも AUR のパッケージ {{AUR|command-not-found}} によって提供されている "command not found" フックもあり、以下のように出力を生成します: |
||
− | |||
− | {{hc|$ abiword| |
||
− | The command 'abiword' is been provided by the following packages: |
||
− | '''abiword''' (2.8.6-7) from extra |
||
− | [ abiword ] |
||
− | '''abiword''' (2.8.6-7) from staging |
||
− | [ abiword ] |
||
− | '''abiword''' (2.8.6-7) from testing |
||
− | [ abiword ] |
||
− | }} |
||
− | |||
− | これを使うには、以下を zshrc に追加して下さい: |
||
− | |||
− | [ -r /etc/profile.d/cnf.sh ] && . /etc/profile.d/cnf.sh |
||
− | |||
− | ''command-not-found'' パッケージは [[wikipedia:ja:C++|C++]] で書かれているため、''pkgfile'' の Bash スクリプトよりもずっと高速に動作します。 |
||
== 自動アップデート == |
== 自動アップデート == |
2023年11月9日 (木) 22:55時点における版
関連記事
pkgfile は特定のファイルを所有しているパッケージはどれか、または特定のパッケージに入っているファイルはどれかを表示するツールです。
インストール
公式リポジトリの pkgfile パッケージをインストールしてください。あるいは、AUR の pkgfile-gitAUR パッケージで開発版をインストールしてください。
インストールしたらファイルデータベースを更新してください:
# pkgfile -u
使用方法
"makepkg" という名前のファイルを含んでいるパッケージを検索する例:
$ pkgfile makepkg
core/pacman
検索したファイルは [core] リポジトリの pacman パッケージに含まれていることがわかりました。
また、archlinux-keyring パッケージに入っている全てのファイルを表示する例:
$ pkgfile -l archlinux-keyring
core/archlinux-keyring usr/ core/archlinux-keyring usr/share/ core/archlinux-keyring usr/share/pacman/ core/archlinux-keyring usr/share/pacman/keyrings/ core/archlinux-keyring usr/share/pacman/keyrings/archlinux-revoked core/archlinux-keyring usr/share/pacman/keyrings/archlinux-trusted core/archlinux-keyring usr/share/pacman/keyrings/archlinux.gpg
pacman -Ql
と同じような機能ですが (pacman#パッケージ・データベースに問い合わせるを参照)、インストールしていないパッケージでも使うことができます。
"Command not found" フック
Bash#Command not found、Zsh# pkgfile の "command not found" ハンドラー、および Fish#"command not found" フック を参照してください。
自動アップデート
pkgfile には pkgfile データベースを自動的に同期するための systemd サービスとタイマーが同梱されています。自動アップデートを有効にするには pkgfile-update.timer
を有効化してください。
デフォルトでは、pkgfile は1日毎にアップデートされます。頻度を変えるにはユニットファイルを編集してください。