「GNOME/Evolution」の版間の差分

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=== 暗号設定の変更 ===
 
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サーバーへの接続を保護するために使用されるアドバタイズされた暗号を変更することは可能です。Evolution は、使用される暗号の設定を変更するスイッチを提供しませんが、Evolution は GnuTLS を使用するため環境変数を使用して設定を変更することが可能です。
 
サーバーへの接続を保護するために使用されるアドバタイズされた暗号を変更することは可能です。Evolution は、使用される暗号の設定を変更するスイッチを提供しませんが、Evolution は GnuTLS を使用するため環境変数を使用して設定を変更することが可能です。
   
設定を変更する1つの方法は、/usr/share/applications/evolution.desktop に変数を設定することです
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これらの設定を変更する1つの方法は、{{ic|/usr/share/applications/org.gnome.Evolution.desktop}} ファイルを {{ic|~/.local/share/applications/}} にコピーし、その ''.desktop'' ファイル適切な環境変数を設定することです。例えば、NIST/NSA カーブで ECC 暗号を使わないようにするには、以下のように変更します:
   
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{{hc|~/.local/share/applications/org.gnome.Evolution.desktop|2=
変数を追加する。
 
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...
Exec=evolution %U
 
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Exec='''env G_TLS_GNUTLS_PRIORITY=${G_TLS_GNUTLS_PRIORITY:-NORMAL:-ECDHE-ECDSA:-ECDHE-RSA}''' evolution %U
 
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...
このようなものに(NIST/NSA 曲線で ECC 暗号を使用したくない場合)
 
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}}
 
Exec=env G_TLS_GNUTLS_PRIORITY=${G_TLS_GNUTLS_PRIORITY:-NORMAL:-ECDHE-ECDSA:-ECDHE-RSA} evolution %U
 
   
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別の方法として、[https://bugzilla.gnome.org/show_bug.cgi?id=738633#c4 ラッパースクリプト] を使用する方法もあります:
使用可能な暗号設定については、ここを参照してください。
 
http://gnutls.org/manual/html_node/Priority-Strings.html
 
   
これをアーカイブする別の方法として、開始スクリプトで行う。
 
 
{{bc|1=
 
{{bc|1=
 
#!/bin/sh
 
#!/bin/sh
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}}
 
}}
   
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利用可能な暗号設定は、https://gnutls.org/manual/html_node/Priority-Strings.html に記載されています。
参照 https://bugzilla.gnome.org/show_bug.cgi?id=738633#c4
 
   
 
=== カスタムフォントを使用する ===
 
=== カスタムフォントを使用する ===

2023年12月2日 (土) 06:07時点における版

Evolution は、電子メール、カレンダー、連絡先、タスク、メモ、および RSS を管理するためのアプリケーションです。GNOME のデフォルトのメール クライアントであり、IMAP、Microsoft Exchange Server、Novell GroupWise、LDAP、WebDAV、CalDAV、およびその他の多くのサービスとプロトコルのサポートが含まれています。

インストール

evolution パッケージを インストール して下さい、 非 GNOME ユーザーは Gnome 以外で Evolution を使う も参照してください。

追加のプラグイン:

  • Bogofilter Plugin — Bogofilter を使用した、Evolution のスパム フィルタリング。
https://bogofilter.sourceforge.io/ || evolution-bogofilter
  • EWS Plugin — Exchange Web サービスによる MS Exchange の統合。
https://wiki.gnome.org/Apps/Evolution || evolution-ews
  • On Plugin — システムトレイから Evolution を制御するためのサポート。
https://github.com/acidrain42/evolution-on || evolution-on
  • SpamAssassin PluginSpamAssassin を使用した Evolution のスパムフィルタリング。
https://spamassassin.apache.org/ || evolution-spamassassin

IMAP の設定

GNOME ヘルプの IMAP+ mail account settings を参照してください。

他の IMAP の設定

Evolution から IMAP サーバーに直接接続して IMAP サーバーを PC に同期させることもできます。メールが多くなる度にハードディスクを消費しますが、同期するフォルダを制限することができます (下を参照)。また、インターネット接続がない、移動中でも、添付ファイルを含むメールの完全なコピーが閲覧できるという利点があります。

セットアップするには、offlineimap パッケージをインストールする必要があります ([1] を参照)。

Offlineimap の設定

offlineimap は ~/.offlineimaprc に書かれた設定を使うため、ファイルを作成する必要があります。大抵のユーザーは標準の IMAP サーバー用に以下のテンプレート ファイルを使用できます。詳細については、OfflineIMAP を参照してください。

[general]
accounts = MyAccount
# Set this to the number of accounts you have.
maxsyncaccounts = 1
# You can set ui = TTY.TTYUI for interactive password entry if needed.
# Setting it within this file (see below) is easier.
ui = Noninteractive.Basic

[Account MyAccount]
# Each account should have a local and remote repository
localrepository = MyLocal
remoterepository = MyMailserver
# Specifies how often to do a repeated sync (if running without crond)
autorefresh = 10

[Repository MyLocal]
type = Maildir
localfolders = /home/path/to/your/maildir
# This needs to be specified so offlineimap does not complain during resync
sep = .
nametrans = lambda folder: re.sub('^.', '',
                           re.sub('^$', '.INBOX', folder))

[Repository MyMailserver]
# Example for a gmail account
type = IMAP
remotehost = your.imap.server.com
remoteuser = yourname
remotepass = yourpassword
remoteport = 143
# You need to configure some CA certificates
sslcacertfile = /etc/ssl/certs/ca-certificates.crt
# Translate your INBOX to be the root directory.
# All other directories need a dot before the actual name.
nametrans = lambda folder: re.sub('^.INBOX$', '',
                           re.sub('^', '.', folder))

Gmail を使用している場合は、[2] を追加する必要があります。

リモートメールサーバーリポジトリの場合:

nametrans = lambda folder: re.sub('^.INBOX$', '',
                           re.sub('^', '.',
                           re.sub('\.', '_2E',
                           re.sub('^\[Gmail\].Drafts$', 'Drafts',
                           re.sub('^\[Gmail\].Sent Mail$', 'Sent', folder)))))

ローカル リポジトリの場合:

nametrans = lambda folder: re.sub('^Sent$',   '[Gmail].Sent Mail',
                           re.sub('^Drafts$', '[Gmail].Drafts',
                           re.sub('_2E', '.',
                           re.sub('^.', '',
                           re.sub('^$', '.INBOX', folder)))))

nametrans 構成のその他の例 (Courier IMAP サーバー用のものを含む) は、https://www.offlineimap.org/doc/nametrans.htmlにあります。

警告: ~/.offlineimaprc コードの行は、任意の量のスペースでインデントされると、前の行の続きとして解釈されることに注意してください。この動作が必要な場合は、行 のみ インデントするように注意してください (上記のラムダ式の re.sub 呼び出しのように)

バックグラウンドで offlineimap を実行 も参照して下さい。

Offlineimap の maildir を使用する Evolution の設定

GNOME ヘルプの Maildir 形式のメールディレクトリのアカウント設定 を参照してください。~/.offlineimaprc ファイルのバリアントを使用している場合は、編集 > 設定 > メールアカウント > 編集 > メールの受信メールディレクトリ パスを ルート フォルダに設定します。 Offlineimap の設定 から。 このプロセスはローカル コピーのみをチェックし、サーバー側のコピーはチェックしないため、受信オプション でより頻繁に (60 分ごとではなく 1 分ごとなど) 新しいメッセージをチェックする ことを選択することもできます。

Gmail の設定

Access a Gmail IMAP Account via Evolution または evolution/stable/mail-access-gmail-pop-account.html Evolution 経由で Gmail POP アカウントにアクセスする を GNOME ヘルプで参照してください。 Check Gmail through other email platforms (IMAP の場合) または Gmail Read Gmail messages on other email clients using POP を参照して、Evolution メール設定アシスタントの メールの受信 および/または メールの送信 の下にある次のフィールド/チェックボックスに手動で入力します。

  • サーバータイプ
  • サーバーポート
    • サーバー認証
  • ユーザーネーム
  • 暗号化方式

OAuth2 (Google) は、受信メール認証 の下のドロップダウン メニューから選択する必要があります。

ヒント:
  • ID セクションで 入力した電子メールアドレスに基づいてメールサーバーの詳細を検索する をオンにすると、Gmail 経由でメールを送受信するための設定がアシスタントによって自動的に構成されます。アシスタントは、メールの受信に常にデフォルトで IMAP を使用することに注意してください。
  • GNOME を使用している場合は、設定 > オンラインアカウント から Google アカウントを追加できます。

Gmail カレンダー

Evolution で Gmail カレンダーを使用するには、GMAIL の設定 で説明されている GNOME オンラインアカウント を除く 2 つの方法のいずれかを使用します。]))

WebDAV カレンダーの使用

Google の Calendar Help にある "Get your calendar (view only)" の手順で、希望するカレンダーの "iCal 形式のシークレットアドレス" を取得します。その後、GNOME ヘルプの WebDev カレンダーの使用 の手順に従います。URL 欄のアドレスには、先に取得したシークレットアドレスを使用します。

Google カレンダーの使用

GNOME ヘルプの Google カレンダーの使用 の手順に従います。 プロンプトが表示されたら、GNOME Evolution に Google アカウントへのアクセスを許可する必要があります。

Google コンタクト

Gmail カレンダー と同様に、Evolution で Google の連絡先を同期することもできます。詳細については、GNOME ヘルプの Google アドレス帳の使用 を参照してください。

Microsoft Exchange and Office 365

メールが Microsoft Exchange Server または Office 365 でホストされているクラウドでローカルにホストされている場合、IMAP/POP および SMTP を使用してメールにアクセスできます。 ただし、Outlook カレンダーへのアクセスや連絡先管理などの追加機能は、Microsoft 独自の Exchange ActiveSync (EAS) プロトコルを使用して Microsoft Exchange Server または Office 365 サーバーに接続している場合にのみ使用できます。

Evolution で Microsoft Exchange アカウントを追加/管理するには 2 つの方法がありますが、いずれも Evolution EWS が必要です。

GNOME オンラインアカウントの使用

gnome-online-accounts パッケージが存在しない場合はインストールします。 次に、GNOME 設定で "オンラインアカウント" を選択し、次の値で新しい Microsoft Exchange アカウントを追加します。

E-メール あなたのメールアドレス (例 your.name@example.com)
パスワード 電子メール アカウントのパスワード または https://aka.ms/mfasetup のアプリのパスワード
ユーザーネーム あなたのメールアドレス
サーバー outlook.office365.com

接続 をクリックすると、Exchange アカウントが他のオンラインアカウントと一緒に表示されます。同期するものを選択します (デフォルトでは、すべての機能が有効になっています)

ノート:
  • 電子メールアドレスがカスタム ドメインを使用している場合は、アカウントの構成時に "サーバー" フィールドに outlook.office365.com を使用する必要があります。
  • 2FA を有効にすると、Exchange Server への接続が妨げられます。

GNOME オンラインアカウントを使用しない場合

https://wiki.gnome.org/Apps/Evolution/EWS/OAuth2 を参照してください。特に、無料アカウントのユーザー向けの紹介と "Evolution でアカウントを構成する" つまり、無料アカウントのユーザーは、OAuth2 を使用できないため、アプリケーション/テナントID を気にする必要はありません。

GNOME Evolution (EWS) アプリケーションへのアクセスは、組織によって許可されていない可能性があります。(管理者にアクセスを要求する代わりに) 考えられる回避策の 1 つは、受信メール認証 の下にあるドロップダウン メニューから OAuth2 (Office365) ではなく ベーシック を選択することです。Evolution メール構成アシスタントのセクション。無料アカウントのユーザーは、ベーシック を選択することもできます。これは、アプリケーション固有のパスワードの作成 に代わるものです。

Gnome 以外で Evolution を使う

Gnome デスクトップの外で Evolution を使うには gnome-keyring をエクスポートする必要があります:

#!/bin/bash
eval \`gnome-keyring-daemon\`
export GNOME_KEYRING_PID
export GNOME_KEYRING_SOCKET
exit

Evolution を起動する前に上記のスクリプトを実行してください。実行する前に再起動したり /tmp ディレクトリのファイルを削除する必要があります。

スペルチェック

GNOME ヘルプの スペルチェック を参照してください。Evolution は gspell を通して Enchant を使うので、Hunspell 以外のチェッカーを使用してスペルチェックを容易にすることができます。

ヒントとテクニック

暗号設定の変更

サーバーへの接続を保護するために使用されるアドバタイズされた暗号を変更することは可能です。Evolution は、使用される暗号の設定を変更するスイッチを提供しませんが、Evolution は GnuTLS を使用するため環境変数を使用して設定を変更することが可能です。

これらの設定を変更する1つの方法は、/usr/share/applications/org.gnome.Evolution.desktop ファイルを ~/.local/share/applications/ にコピーし、その .desktop ファイルに適切な環境変数を設定することです。例えば、NIST/NSA カーブで ECC 暗号を使わないようにするには、以下のように変更します:

~/.local/share/applications/org.gnome.Evolution.desktop
...
Exec=env G_TLS_GNUTLS_PRIORITY=${G_TLS_GNUTLS_PRIORITY:-NORMAL:-ECDHE-ECDSA:-ECDHE-RSA} evolution %U
...

別の方法として、ラッパースクリプト を使用する方法もあります:

#!/bin/sh

export G_TLS_GNUTLS_PRIORITY=${G_TLS_GNUTLS_PRIORITY:-NORMAL:%COMPAT:\!VERS-SSL3.0}

exec /usr/bin/evolution

利用可能な暗号設定は、https://gnutls.org/manual/html_node/Priority-Strings.html に記載されています。

カスタムフォントを使用する

デフォルトでは、Evolution はメッセージの作成に使用できるいくつかの組み込みフォントのみを提供しています。しかし、HTML メッセージを書くときに "Default" オプションとして他のフォントを設定することができます。これは ~/.local/share/evolution/webkit-editor-plugins/body-font.js に webkit エディタのプラグインを作成することで実現できます。Microsoft の Calibri フォントを使用した例を以下に示します:

'use strict';

var localhostBodyFontPlugin = {
   name : "localhostBodyFontPlugin",
   setup : function(doc) {
      if (doc.body) {
          doc.body.setAttribute("style", "font-family: Calibri,sans-serif; font-size: 11.0pt;")
      }
   }
};

EvoEditor.RegisterPlugin(localhostBodyFontPlugin);

参照