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2023年12月28日 (木) 20:13時点における版
hwdetect はハードウェア検出スクリプトで、主に mkinitcpio.conf で使用するモジュールのロードやリストに使用されます。そのため、ハードウェアを駆動するためにどのカーネルモジュールが必要かをユーザーに知らせます。これは他の多くのツールとは対照的で、ハードウェアにクエリを発行し、生の情報を表示するだけで、その情報を必要なドライバに関連付ける作業をユーザーに任せます。このスクリプトは、Linux カーネルで採用されている sysfs サブシステムによってエクスポートされた情報を利用します。
インストール
公式リポジトリから hwdetect パッケージをインストールしてください。
使用方法
最新の使用方法は こちら や hwdetect --help
を実行することで確認できます。
サンプル
以下の方法で rc.conf の MOD_AUTOLOAD
を無効化できます。モジュールを探す手間が省けるので、起動時間が短縮されます。
# hwdetect --modules
コマンドを実行すると以下のように出力されます (もちろん出力はシステムによって変わります):
MODULES=(ac battery button processor thermal video cdrom ....)
上記の出力をコピーして /etc/rc.conf
の MODULES
セクションを置き換えて MOD_AUTOLOAD
を "yes" から "no" に変更してください。それで自動ロードがスキップされて起動が高速になります。
ヒント
現在使われていないモジュールのリストを生成するには、次を実行:
# hwdetect --modules-not-loaded
もしくは以下のスクリプトを使用:
modules-not-loaded
eval $(hwdetect --modules) for m in ${MODULES[*]}; do if ! grep -sq $(echo $m|tr - _) <(lsmod); then echo $m; fi done