「Linux から BIOS を書き換える」の版間の差分
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{{Warning|マザーボードの BIOS を書き換えることは危険なことであり、あなたのマザーボードを使い物にならなくしてしまう可能性もあります。この記事の著者は何度もこの方法で成功していますが、実際にあなたも上手くいくとは限りません。注意してください。[[マイクロコード]]のアップデートがサポートされている場合は代わりにそちらを考慮すると良いかもしれません。}} |
{{Warning|マザーボードの BIOS を書き換えることは危険なことであり、あなたのマザーボードを使い物にならなくしてしまう可能性もあります。この記事の著者は何度もこの方法で成功していますが、実際にあなたも上手くいくとは限りません。注意してください。[[マイクロコード]]のアップデートがサポートされている場合は代わりにそちらを考慮すると良いかもしれません。}} |
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− | |||
− | ==イントロダクション== |
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− | Linux でシステム BIOS を書き換えるのに使える方法は限られています。 |
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==BiosDisk== |
==BiosDisk== |
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* mkfloppy は biosdisk イメージを作成してフロッピーディスクに直接書き込みます。使用方法は以下の通り: |
* mkfloppy は biosdisk イメージを作成してフロッピーディスクに直接書き込みます。使用方法は以下の通り: |
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− | + | # biosdisk mkfloppy [-o option] [-d device] [-k baseimage] /path/to/.exe |
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* mkimage はユーザーのハードドライブ上にフロッピーイメージを作成します。使用方法は以下の通り: |
* mkimage はユーザーのハードドライブ上にフロッピーイメージを作成します。使用方法は以下の通り: |
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− | + | # biosdisk mkimage [-o option] [-i destination] [-k baseimage] /path/to/.exe |
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* mkpkg はフロッピーイメージを作成し、それを使ってディストリビューションにあわせてユーザーがインストールできるパッケージを作成します (例: RPM)。このパッケージがインストールされると、ディストリビューションの固有のツールが使われてシステムのブートローダーを更新し、フロッピードライブがなくともハードドライブのイメージを起動して BIOS が書き換えられるようになります。今のところは Red Hat/Fedora の RPM パッケージしかサポートされていません。使用方法は以下の通り: |
* mkpkg はフロッピーイメージを作成し、それを使ってディストリビューションにあわせてユーザーがインストールできるパッケージを作成します (例: RPM)。このパッケージがインストールされると、ディストリビューションの固有のツールが使われてシステムのブートローダーを更新し、フロッピードライブがなくともハードドライブのイメージを起動して BIOS が書き換えられるようになります。今のところは Red Hat/Fedora の RPM パッケージしかサポートされていません。使用方法は以下の通り: |
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− | + | # biosdisk mkpkg [-o option] [--install] [--distro=] [--name=] [--version=] [--release=] /path/to/{.exe | .img} |
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* install は biosdisk イメージを作成して、イメージファイルを {{ic|/boot}} にコピー、そしてそのイメージのエントリと共にブートローダーを更新します。したがってユーザーがするべきことはシステムを起動し BIOS を書き換えるイメージを選択するだけです。ハードドライブから直接 biosdisk イメージがロードされて BIOS が書き換えられます。 |
* install は biosdisk イメージを作成して、イメージファイルを {{ic|/boot}} にコピー、そしてそのイメージのエントリと共にブートローダーを更新します。したがってユーザーがするべきことはシステムを起動し BIOS を書き換えるイメージを選択するだけです。ハードドライブから直接 biosdisk イメージがロードされて BIOS が書き換えられます。 |
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− | + | # biosdisk install [-o option] [--name=] /path/to/{.exe | .img} |
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==Flashrom== |
==Flashrom== |
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===インストール=== |
===インストール=== |
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+ | [[公式リポジトリ]]の {{pkg|flashrom}} パッケージか [[Arch User Repository|AUR]] の {{AUR|flashrom-svn}} を[[インストール]]してください。 |
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− | ====方法 1: 公式リポジトリ (推奨)==== |
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− | [[公式リポジトリ]]から {{pkg|flashrom}} パッケージを[[インストール]]する。 |
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− | |||
− | ====方法 2: AUR==== |
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− | [[Arch User Repository|AUR]] には {{AUR|flashrom-svn}} が存在します。 |
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===使用方法=== |
===使用方法=== |
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上のコマンドはあなたのマザーボードとチップセットを表示します。それから次のコマンドを実行することでサポートされているか確認できます: |
上のコマンドはあなたのマザーボードとチップセットを表示します。それから次のコマンドを実行することでサポートされているか確認できます: |
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− | + | # flashrom --programmer internal -L | grep CHIPNAMEfrompreviouscommand |
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新しいメインボードを使っている場合、複数のロムチップが表示されることがあります。上のコマンドで表示されたところからチップの名前を選択してください。{{ic|-c}} オプションを使うことでコマンドによってどの ROM を書き換えるのか選択できます: |
新しいメインボードを使っている場合、複数のロムチップが表示されることがあります。上のコマンドで表示されたところからチップの名前を選択してください。{{ic|-c}} オプションを使うことでコマンドによってどの ROM を書き換えるのか選択できます: |
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− | + | # flashrom --programmer internal -c "CHIPNAME" -r backup_CHIPNAME.bin |
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− | ROM チップ上に新しい BIOS イメージ (プロプライエタリまたは |
+ | ROM チップ上に新しい BIOS イメージ (プロプライエタリのイメージまたは Coreboot) を書き込んで検証する: |
− | + | # flashrom --programmer internal internal -c "CHIPNAME" -w newbios.bin |
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メインボード上の他のフラッシュチップを書き換えたい場合は、次のコマンドで全てのオプションを知ることができます: |
メインボード上の他のフラッシュチップを書き換えたい場合は、次のコマンドで全てのオプションを知ることができます: |
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− | + | # flashrom |
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==FreeDOS== |
==FreeDOS== |
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68行目: | 61行目: | ||
{{Warning|Unetbootin は Lenovo のシステムで正しく作動しないことがあります。ブータブルスティックを別のデバイスに作成する必要があるかもしれません。[http://reboot.pro/topic/9849-blinking-cursor-at-boot/ こちら] を見て下さい。}} |
{{Warning|Unetbootin は Lenovo のシステムで正しく作動しないことがあります。ブータブルスティックを別のデバイスに作成する必要があるかもしれません。[http://reboot.pro/topic/9849-blinking-cursor-at-boot/ こちら] を見て下さい。}} |
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− | 難しい方法を使いたい場合は、以下を読んで下さい。 |
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===Gentoo=== |
===Gentoo=== |
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− | ブータブルな FreeDOS フラッシュドライブを作成したいときは Gentoo Wiki の [ |
+ | ブータブルな FreeDOS フラッシュドライブを作成したいときは Gentoo Wiki の [https://wiki.gentoo.org/wiki/BIOS_Update#FreeDOS_environment FreeDOS Flash Drive] を参照。 |
+ | |||
+ | === ビルド済みのイメージ === |
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+ | 他の方法も存在します: [http://chtaube.eu/computers/freedos/bootable-usb/ FreeDOS prebuilt bootable USB flash drive image by Christian Taube]。 |
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===イメージがフロッピーに収めるには大きすぎる=== |
===イメージがフロッピーに収めるには大きすぎる=== |
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100行目: | 95行目: | ||
===使用方法=== |
===使用方法=== |
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+ | OEM Bootdisk バージョンを推奨します。{{ic|kernel}} と {{ic|command.com}} しか含まれておらずフラッシュユーティリティや新しい BIOS イメージのための領域が存在するからです。FreeDOS イメージをダウンロードして解凍: |
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− | '''ステップ 1: FreeDOS ブートディスクフロッピーイメージをダウンロード''' |
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+ | $ wget http://www.fdos.org/bootdisks/autogen/FDOEM.144.gz |
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− | We are fortunate that guys at FDOS site have prepared one suitable for us. Use the OEM Bootdisk version, the one with just kernel and command.com, because it leaves more free space on disk for the flash utility and new BIOS image. After you download the image, you need to decompress it. In other words: |
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− | + | $ gunzip FDOEM.144.gz |
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− | gunzip FDOEM.144.gz |
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− | + | フロッピーディスクイメージをマウントしてBIOS フラッシュユーティリティと新しい BIOS イメージをコピーします。必要なモジュールをロード: |
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+ | # modprobe vfat |
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− | Requirement for this step is that you have support for the vfat and loop file systems in the kernel. Or you can have those features compiled as modules. In the latter case, load the modules before the next step, like this. |
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− | modprobe |
+ | # modprobe loop |
− | modprobe loop |
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+ | {{ic|/proc/fileystems}} で必要なファイルシステムがサポートされているかどうか表示されます。フロッピーディスクイメージを一時的なパスにループマウント: |
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− | Consult {{ic|/proc/fileystems}} to see if you have the needed file systems supported. If you do, you should be able to "loop mount" the floppy disk image to some temporary path: |
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− | mkdir /tmp/floppy |
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− | mount -t vfat -o loop FDOEM.144 /tmp/floppy |
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+ | $ mkdir /tmp/floppy |
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− | If the mount went without errors, copy BIOS flash utility and new BIOS image to the mounted floppy disk image. You'll probably have to unzip the archive you downloaded from your motherboard vendor site, to get to those two files. Here's just an example for my motherboard (in your case, files will have different names, of course): |
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+ | $ mount -t vfat -o loop FDOEM.144 /tmp/floppy |
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+ | |||
+ | マウントで何もエラーが出なかったら、BIOS フラッシュユーティリティと新しい BIOS イメージをコピーしてください。マザーボードのメーカーサイトからダウンロードした圧縮ファイルを解凍したら、おそらく2つのファイルが作られるはずです。例: |
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# unzip 775Dual-VSTA\(2.60\).zip |
# unzip 775Dual-VSTA\(2.60\).zip |
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124行目: | 118行目: | ||
# cp 75DVSTA2.60 ASRflash.exe /tmp/floppy |
# cp 75DVSTA2.60 ASRflash.exe /tmp/floppy |
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+ | 2つのファイルがフロッピーに収まることを確認: |
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− | Doublecheck that everything went OK, that those two files weren't too big for the floppy: |
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Filesystem 1K-blocks Used Available Use% Mounted on |
Filesystem 1K-blocks Used Available Use% Mounted on |
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/tmp/FDOEM.144 |
/tmp/FDOEM.144 |
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1424 990 434 70% /tmp/floppy |
1424 990 434 70% /tmp/floppy |
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− | Finally, unmount the floppy disk image: |
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− | umount /tmp/floppy |
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− | + | フロッピーディスクイメージをアンマウント: |
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+ | # umount /tmp/floppy |
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− | Next step is to burn the floppy image to a CD/DVD-RW media, but in a way that it can be booted afterwards. First we need to make a bootable CD image, and then burn it. Notice that on some modern distributions, cdrecord is renamed to wodim, and mkisofs to genisoimage, but the parameters below should be the same. |
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− | mkisofs -o bootcd.iso -b FDOEM.144 FDOEM.144 |
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− | cdrecord -v bootcd.iso |
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+ | 次に CD/DVD-RW メディアにフロッピーイメージを書き込みます。後で起動できるように注意してください。まずブータブル CD イメージを作成して、焼き込み: |
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− | '''ステップ 3 (別の方法): Grub のメニューにイメージを追加''' |
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+ | # genisoimage -o bootcd.iso -b FDOEM.144 FDOEM.144 |
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− | You will need to install syslinux and copy memdisk to {{ic|/boot}}, and put your image there as well. |
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+ | # wodim -v bootcd.iso |
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+ | または [[GRUB]] のメニューにイメージを追加することもできます。[[Syslinux]] をインストールして {{ic|memdisk}} とイメージを {{ic|/boot}} にコピー: |
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− | cp /usr/lib/syslinux/memdisk /boot |
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− | cp FDOEM.144 /boot/flashbios.img |
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+ | # cp /usr/lib/syslinux/memdisk /boot |
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− | Now add an entry to your {{ic|/boot/grub/menu.lst}}: |
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+ | # cp FDOEM.144 /boot/flashbios.img |
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+ | |||
+ | そしてエントリを {{ic|/boot/grub/menu.lst}} に追加: |
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title Flash BIOS |
title Flash BIOS |
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151行目: | 144行目: | ||
initrd /flashbios.img |
initrd /flashbios.img |
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− | + | あるいは GRUB2 の場合、{{ic|/boot/grub/grub.cfg}} に追加: |
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menuentry "Flash BIOS" { |
menuentry "Flash BIOS" { |
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158行目: | 151行目: | ||
} |
} |
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− | + | あるいは Syslinux の場合、{{ic|/boot/syslinux/syslinux.cfg}} に追加: |
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+ | |||
LABEL flashbios |
LABEL flashbios |
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MENU LABEL Flash BIOS |
MENU LABEL Flash BIOS |
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164行目: | 158行目: | ||
INITRD ../fdboot.img |
INITRD ../fdboot.img |
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+ | 最後にマシンを再起動して、ブートの順序で CD ドライブが一番最初に来ることを確認して、CD を起動したら BIOS アップグレードを実行してください。GRUB メニューを使う場合、リストの新しいエントリを選択すれば FreeDOS が起動します。 |
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− | '''ステップ 4: 再起動、書き換え、新しい BIOS を楽しむ''' |
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+ | |||
+ | == Geteltorito.pl == |
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+ | 起動イメージを抽出する perl スクリプトです。X220 X230, W540 などの Lenovo のノートパソコンで使えることを確認済みです。他のメーカーでも利用できるかもしれません。 |
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+ | |||
+ | === インストール === |
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+ | {{AUR|geteltorito}} パッケージをインストールしてください。 |
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+ | |||
+ | === 使用方法 === |
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+ | |||
+ | メーカーのサポートサイトから BIOS アップデート ISO を取得してください。''geteltorito'' のイメージ抽出を実行: |
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+ | |||
+ | # geteltorito.pl -o <image>.img <image>.iso |
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+ | |||
+ | イメージを usb メモリにコピー: |
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+ | |||
+ | # dd if=<image>.img of=<destination> bs=512K |
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+ | 再起動して USB メモリから起動し、メーカーの指示に従ってください。 |
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− | Finally reboot your machine, make sure that your CD drive is first in the boot sequence, and then run your BIOS upgrade procedure when the CD boots. If using the GRUB method, just choose the new entry on the list, and it should boot into FreeDOS. |
2016年2月21日 (日) 00:18時点における版
この記事では Linux でシステム BIOS を書き換える方法についての情報を提供します。ほとんどのメーカーは Windows でしか実行できない Windows の実行ファイルか BIOS 実行ファイルしか提供していません。しかしながら、Linux でシステム BIOS を更新することを可能にするユーティリティが少数ながら存在します。
目次
BiosDisk
BiosDisk は Linux におけるシステム BIOS の書き換えプロセスを簡単にします。
インストール
biosdisk-gitAUR が AUR からインストール可能です。
使用方法
biosdisk ユーティリティを使って BIOS フラッシュイメージを作成するには、まずメーカーのウェブサイトからあなたのシステム用の最新の生の BIOS イメージをダウンロードします。ただし、入手するのは BIOS 実行ファイルであって Windows の実行ファイルでないのでそこを確認してください。それからは複数の選択肢があります: フロッピーを作成する、dd フロッピーイメージを作成する、ユーザーがインストールできるディストリビューションごとのパッケージを作成する (例: RPM)、もしくは実際にブートローダーにイメージをインストールする。
- mkfloppy は biosdisk イメージを作成してフロッピーディスクに直接書き込みます。使用方法は以下の通り:
# biosdisk mkfloppy [-o option] [-d device] [-k baseimage] /path/to/.exe
- mkimage はユーザーのハードドライブ上にフロッピーイメージを作成します。使用方法は以下の通り:
# biosdisk mkimage [-o option] [-i destination] [-k baseimage] /path/to/.exe
- mkpkg はフロッピーイメージを作成し、それを使ってディストリビューションにあわせてユーザーがインストールできるパッケージを作成します (例: RPM)。このパッケージがインストールされると、ディストリビューションの固有のツールが使われてシステムのブートローダーを更新し、フロッピードライブがなくともハードドライブのイメージを起動して BIOS が書き換えられるようになります。今のところは Red Hat/Fedora の RPM パッケージしかサポートされていません。使用方法は以下の通り:
# biosdisk mkpkg [-o option] [--install] [--distro=] [--name=] [--version=] [--release=] /path/to/{.exe | .img}
- install は biosdisk イメージを作成して、イメージファイルを
/boot
にコピー、そしてそのイメージのエントリと共にブートローダーを更新します。したがってユーザーがするべきことはシステムを起動し BIOS を書き換えるイメージを選択するだけです。ハードドライブから直接 biosdisk イメージがロードされて BIOS が書き換えられます。
# biosdisk install [-o option] [--name=] /path/to/{.exe | .img}
Flashrom
Flashrom はフラッシュチップを確認・読込・書込・検証・消去するためのユーティリティです。メインボードやネットワーク・グラフィック・ストレージコントローラーカード、そして様々なプログラマーデバイスにおける BIOS/EFI/coreboot/ファームウェア/optionROM イメージを書き換えるために作られました。
インストール
公式リポジトリの flashrom パッケージか AUR の flashrom-svnAUR をインストールしてください。
使用方法
ウェブサイトであなたのマザーボードや (内部の) チップセットが flashrom によってサポートされているか確認してください: Supported Hardware。次のコマンドを実行してハードウェアがサポートされているか確認することもできます:
# flashrom --programmer internal
上のコマンドはあなたのマザーボードとチップセットを表示します。それから次のコマンドを実行することでサポートされているか確認できます:
# flashrom --programmer internal -L | grep CHIPNAMEfrompreviouscommand
新しいメインボードを使っている場合、複数のロムチップが表示されることがあります。上のコマンドで表示されたところからチップの名前を選択してください。-c
オプションを使うことでコマンドによってどの ROM を書き換えるのか選択できます:
# flashrom --programmer internal -c "CHIPNAME" -r backup_CHIPNAME.bin
ROM チップ上に新しい BIOS イメージ (プロプライエタリのイメージまたは Coreboot) を書き込んで検証する:
# flashrom --programmer internal internal -c "CHIPNAME" -w newbios.bin
メインボード上の他のフラッシュチップを書き換えたい場合は、次のコマンドで全てのオプションを知ることができます:
# flashrom
FreeDOS
FreeDOS はフリーの DOS 互換のオペレーティングシステムで、プロプライエタリの DOS を必要なくさせるという挑戦をしています。必要なのは FreeDOS カーネルが載ったブータブルフロッピーディスクイメージだけです。
Unetbootin
ブータブルな FreeDOS USB スティックを作成する一番簡単な方法は公式リポジトリの unetbootin を使うことです。
USB メモリを FAT16 でフォーマットして "boot" フラグを有効にします (gparted, qtpartedAUR, partitionmanager などで GUI を使って行うことができます)。それから、フラッシュドライブをマウントした後、ディストリビューション FreeDOS とマウントしたスティックを選択します。アプリは自動的にイメージをダウンロードしてドライブにコピーします。最後に、書き換えたいもの全てをコピーすることができます (BIOS, ファームウェアなど)。
Gentoo
ブータブルな FreeDOS フラッシュドライブを作成したいときは Gentoo Wiki の FreeDOS Flash Drive を参照。
ビルド済みのイメージ
他の方法も存在します: FreeDOS prebuilt bootable USB flash drive image by Christian Taube。
イメージがフロッピーに収めるには大きすぎる
フラッシュイメージがフロッピーには大きすぎる場合、FreeDos bootdisk ウェブサイト に行って、10Mb のハードディスクイメージをダウンロードしてください。このイメージは完全なディスクイメージで、パーティションを含んでいるため、フラッシュユーティリティを追加するのはすこし手間が要ります:
まず最初のパーティションを確認してください (これを書いている時点では、最初のパーティションはブロック63から始まっています。つまりパーティションはオフセット 512 * 63 = 32256 からです)。次のコマンドを実行:
# file -sk <image-file> | sed -r 's/.*startsector ([0-9]+).*/\1/' 63
もしくは:
# fdisk -l <image-file> … Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes … Device Boot Start End Blocks Id System * 63 19151 9544+ 1 FAT12
そしてイメージをマウントします:
# mount -oloop,offset=$((63 * 512)) <image-file> /mnt
これで通常通りにファイルシステムにフラッシュユーティリティをコピーできます。完了したら:
# umount /mnt
通常の手順どおり USB スティックにイメージをコピーするか、memdisk として起動することが可能です。
使用方法
OEM Bootdisk バージョンを推奨します。kernel
と command.com
しか含まれておらずフラッシュユーティリティや新しい BIOS イメージのための領域が存在するからです。FreeDOS イメージをダウンロードして解凍:
$ wget http://www.fdos.org/bootdisks/autogen/FDOEM.144.gz $ gunzip FDOEM.144.gz
フロッピーディスクイメージをマウントしてBIOS フラッシュユーティリティと新しい BIOS イメージをコピーします。必要なモジュールをロード:
# modprobe vfat # modprobe loop
/proc/fileystems
で必要なファイルシステムがサポートされているかどうか表示されます。フロッピーディスクイメージを一時的なパスにループマウント:
$ mkdir /tmp/floppy $ mount -t vfat -o loop FDOEM.144 /tmp/floppy
マウントで何もエラーが出なかったら、BIOS フラッシュユーティリティと新しい BIOS イメージをコピーしてください。マザーボードのメーカーサイトからダウンロードした圧縮ファイルを解凍したら、おそらく2つのファイルが作られるはずです。例:
# unzip 775Dual-VSTA\(2.60\).zip Archive: 775Dual-VSTA(2.60).zip inflating: 75DVSTA2.60 inflating: ASRflash.exe # cp 75DVSTA2.60 ASRflash.exe /tmp/floppy
2つのファイルがフロッピーに収まることを確認:
Filesystem 1K-blocks Used Available Use% Mounted on /tmp/FDOEM.144 1424 990 434 70% /tmp/floppy
フロッピーディスクイメージをアンマウント:
# umount /tmp/floppy
次に CD/DVD-RW メディアにフロッピーイメージを書き込みます。後で起動できるように注意してください。まずブータブル CD イメージを作成して、焼き込み:
# genisoimage -o bootcd.iso -b FDOEM.144 FDOEM.144
# wodim -v bootcd.iso
または GRUB のメニューにイメージを追加することもできます。Syslinux をインストールして memdisk
とイメージを /boot
にコピー:
# cp /usr/lib/syslinux/memdisk /boot # cp FDOEM.144 /boot/flashbios.img
そしてエントリを /boot/grub/menu.lst
に追加:
title Flash BIOS kernel /memdisk initrd /flashbios.img
あるいは GRUB2 の場合、/boot/grub/grub.cfg
に追加:
menuentry "Flash BIOS" { linux16 /boot/memdisk initrd16 /boot/flashbios.img }
あるいは Syslinux の場合、/boot/syslinux/syslinux.cfg
に追加:
LABEL flashbios MENU LABEL Flash BIOS LINUX ../memdisk INITRD ../fdboot.img
最後にマシンを再起動して、ブートの順序で CD ドライブが一番最初に来ることを確認して、CD を起動したら BIOS アップグレードを実行してください。GRUB メニューを使う場合、リストの新しいエントリを選択すれば FreeDOS が起動します。
Geteltorito.pl
起動イメージを抽出する perl スクリプトです。X220 X230, W540 などの Lenovo のノートパソコンで使えることを確認済みです。他のメーカーでも利用できるかもしれません。
インストール
geteltoritoAUR パッケージをインストールしてください。
使用方法
メーカーのサポートサイトから BIOS アップデート ISO を取得してください。geteltorito のイメージ抽出を実行:
# geteltorito.pl -o <image>.img <image>.iso
イメージを usb メモリにコピー:
# dd if=<image>.img of=<destination> bs=512K
再起動して USB メモリから起動し、メーカーの指示に従ってください。