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CAPT は Canon のプロプライエタリな Canon Advanced Printing Technology (CAPT) ドライバーです。レーザープリンターの '''Canon i-Sensys''' シリーズをサポートしています。詳しくは [https://help.ubuntu.com/community/CanonCaptDrv190 Setting up CAPT printers on Ubuntu] を見てください。
 
CAPT は Canon のプロプライエタリな Canon Advanced Printing Technology (CAPT) ドライバーです。レーザープリンターの '''Canon i-Sensys''' シリーズをサポートしています。詳しくは [https://help.ubuntu.com/community/CanonCaptDrv190 Setting up CAPT printers on Ubuntu] を見てください。
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== インストール ==
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{{aur|capt-src}} パッケージを[[インストール]]してください。オープンソースの CAPT ドライバーは {{aur|captdriver-git}} でインストールできます。
   
 
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2017年10月5日 (木) 21:46時点における版

関連記事

ノート: メインの記事は CUPS を、CAPT 以外の Canon プリンターについての情報は CUPS/プリンター別の問題 を見てください。

CAPT は Canon のプロプライエタリな Canon Advanced Printing Technology (CAPT) ドライバーです。レーザープリンターの Canon i-Sensys シリーズをサポートしています。詳しくは Setting up CAPT printers on Ubuntu を見てください。

インストール

capt-srcAUR パッケージをインストールしてください。オープンソースの CAPT ドライバーは captdriver-gitAUR でインストールできます。

設定

ノート: CUPS のウェブインターフェイスで CAPT プリンターをインストールすることはできません [1]。以下のように手動でインストールしてください。

lpadmin を使って CUPS にプリンターを登録します:

# lpadmin -p printer_model -m printer_ppd_file -v ccp://localhost:59687 -E

/usr/share/cups/model の中から適切な PPD を見つけてください。プリンターの機種名にあわせて、PPD の中にある ShortNickName を使ったり、ファイル名から直接考察してください。例: CNCUPSLBP6310CAPTK.ppd

もしくは、Ubuntu のヘルプページ にある表を確認して、サポートされているプリンターと対応する PPD を確認してください。

ノート: 機種によっては PPD が複数あることもあります。最後の文字が機種が発売された地域を示しています (J = 日本, K = 英国, S = 米国)。

例えば、Canon LBP6310dn (英国モデル) の場合、次を実行:

# lpadmin -p LBP6310 -m CNCUPSLBP6310CAPTK.ppd -v ccp://localhost:59687 -E

次に、ccpdadmin で CAPT ドライバーとプリンターを登録してください。printer_model は先に確認した機種名に置き換えてください (例: LBP6310)。また、printer_address はローカルプリンターの場合は USB 端子に (例: /dev/usb/lp0)、ネットワークプリンターの場合は IP アドレスに net: を付けた値に置き換えてください (例: net:192.168.1.100):

# ccpdadmin -p printer_model -o printer_address

例えば USB プリンターの場合:

# ccpdadmin -p LBP6310 -o /dev/usb/lp0

あるいはネットワークプリンターの場合:

# ccpdadmin -p LBP6310 -o net:192.168.1.100

ccpd.service を使って CAPT デーモンを起動有効化してください。

CAPT 状態モニタ

ローカル CUPS

ドライバーには状態モニタが含まれており次のコマンドで起動できます:

$ captstatusui -P printer_model

例:

$ captstatusui -P LBP6310

問題が起こった時だけ状態モニタをポップアップさせたい場合、-e スイッチを付けてください:

$ captstatusui -P LBP6310 -e

リモート CUPS

残念ながら、captstatusui はリモートの CUPS サーバーの CAPT プリンターを認識しません。

しかしながら、SSHX11 フォワーディングを使うことでリモート印刷を監視することが可能です。

警告: X11 フォワーディングにはセキュリティ上の欠陥があります。特に -Y スイッチ (X11 フォワーディングを使って CAPT のステータスモニタを機能させるのに必要な ForwardX11Trusted) を使用する場合は問題です。詳しくは X11 フォワーディングを見てください。
ノート: X11 フォワーディングを設定する方法はたくさんあります。セキュリティ上の理由から、以下の例では公開鍵認証と専用の SSH ユーザーアカウントを使用して、CUPS サーバーで SSH を実行しています。必要に応じて構成を変えるようにしてください。

クライアント設定

#!/bin/sh
ssh -T -Y -i ~/.ssh/capt remote_server_hostname_or_IP_address < /dev/null

サーバー設定

  • 新しいユーザー capt を作成。
  • 以下のセクションを /etc/ssh/sshd_config に追加して SSH デーモンあるいはソケットを再起動:
...
Match User capt
       X11Forwarding yes
       PermitTTY no
       ForceCommand captstatusui -P printer_model -e
       AuthenticationMethods publickey

例:

...
Match User capt
       X11Forwarding yes
       PermitTTY no
       ForceCommand captstatusui -P LBP6310 -e
       AuthenticationMethods publickey

ユーザーを capt グループに追加して、Match Group ルールを使用することで、複数のユーザーに拡張することもできます (単一の共有 SSH 鍵を使用、あるいは個別の SSH 鍵を使用):

...
Match Group capt
       X11Forwarding yes
       PermitTTY no
       ForceCommand captstatusui -P LBP6310 -e
       AuthenticationMethods publickey