「Lenovo ThinkPad X1 Carbon (Gen 2)」の版間の差分

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ブータブルな BIOS キードライブを作成する方法は [http://positon.org/lenovo-thinkpad-bios-update-with-linux-and-usb] を見てください。
 
ブータブルな BIOS キードライブを作成する方法は [http://positon.org/lenovo-thinkpad-bios-update-with-linux-and-usb] を見てください。
   
Lenovo の古いヘルプは [http://www.thinkwiki.org/wiki/BIOS_Upgrade#Using_grub4dos_.28also_for_Linux.29] を見てください。
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Lenovo の古いヘルプは [https://www.thinkwiki.org/wiki/BIOS_Upgrade#Using_grub4dos_.28also_for_Linux.29] を見てください。
   
 
サスペンド後にファンクションキーが機能しなくなる場合、使用しているカーネルのバージョンが 3.15 以上であることを確認してください。
 
サスペンド後にファンクションキーが機能しなくなる場合、使用しているカーネルのバージョンが 3.15 以上であることを確認してください。
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== 参照 ==
 
== 参照 ==
* http://www.thinkwiki.org/wiki/ThinkWiki
+
* https://www.thinkwiki.org/wiki/ThinkWiki

2018年2月6日 (火) 23:08時点における版

関連記事

このページでは Lenovo ThinkPad X1 Carbon (X1C) の第二世代モデルを扱っています。

モデルの説明

光学ドライブは搭載されていません。タッチ版が存在します。

dmidecode を実行することでバージョンを確認できます:

# dmidecode -t system | grep Version
Version: ThinkPad X1 Carbon 2nd

UEFI

Archboot デバイスからインストールできます。

もしくは efibootmgr を使用して手動でインストールする場合 (Unified Extensible Firmware Interface#efibootmgr を参照):

# efibootmgr -c -d /dev/sda -p 1 -l /EFI/arch_grub/grubx64.efi -L "Arch"

上記のコマンドでは /dev/sda1 を ESP として GRUB を使用しています。別のパーティションを使用する場合は -d-p の値を変更してください。

ノート:

Archiso イメージではインストールできない可能性があり、その場合は Archiso イメージに含まれている EFI シェルを使う必要があります。コンピュータを再起動して EFI シェルがメニューに表示されたれ、以下のコマンドを実行してください:

> bcfg boot add 0 fs0:\EFI\arch_grub\grubx64.efi "Arch"
ディスク (fs0) とブートローダーのパス (\EFI\arch_grub\grubx64.efi) は適宜置き換えてください。

ハードウェア

ほとんど全てのハードウェアが問題なく動作します。ハードウェアのほとんどは Intel Lynx Point のリファレンスデザインに基づいています。

電源管理

thinkpad_acpi カーネルモジュールによってほとんどのセンサーが使用できます。tp_smapi カーネルモジュールは現在サポートされていません。PCIe ASPM は今のところ機能しません。

Udev はバッテリーの残り残量が 1% になったときに通知しません。ただし 80%, 20%, 5%, 4%, 0% になったときは通知します。バッテリー残量が少なくなったときにサスペンドを実行する方法はノートパソコン#Udev イベントを見てください。

サスペンドからの復帰

BIOS のバージョンが古い場合、サスペンドから復帰したときに問題が発生することがあります。[1] を見てください。バージョン 1.13 以上の BIOS を書き込むことで問題は解決します。Lenovo の BIOS のバージョンについては [2] を見てください。

ブータブルな BIOS キードライブを作成する方法は [3] を見てください。

Lenovo の古いヘルプは [4] を見てください。

サスペンド後にファンクションキーが機能しなくなる場合、使用しているカーネルのバージョンが 3.15 以上であることを確認してください。

カスタムカーネルをビルドしている場合、TPM (Trusted Platform Module) ドライバーを有効にするか BIOS で Security Chip を無効にしてください。

キーボード

Linux カーネル 3.14 以下ではキーボード上部のアダプティブパネルがファンクションモードにロックされます。カーネル 3.15 から、ホームモードが使えるようになっておりディスプレイの輝度などを制御できます。

キーのマッピングを変更したい場合、xmodmap か xkb を使ってください。

xmodmap を使ってキーを再マップ

チルダキーを元に戻したい場合は xmodmap を使って Shift-Esc を '~' にマッピングしてください。

xorg-xmodmap をインストールしてカスタムキーマップを生成:

$ xmodmap -pke > ~/.Xmodmap

キーマップを編集:

~/.Xmodmap
...
keycode   9 = Escape asciitilde Escape
...

ログイン時に新しいキーマップがロードされるようにしてください:

~/.xinitrc
...
if [ -s ~/.Xmodmap ]; then
       xmodmap ~/.Xmodmap
fi
...

xkb を使ってキーを再マップ

バッククォート (`) とチルダ (~)

バッククォートとチルダを通常の場所に戻したい場合、Escape ボタンに対して以下の定義を追加してください:

/usr/share/X11/xkb/symbols/pc
key <ESC>  { [ grave, asciitilde ] };
Home と End

'Home' と 'End' ボタンを Caps Lock や Escape に再マッピングしちあ場合、以下のように HOME や END の行を書き換えてください:

/usr/share/X11/xkb/symbols/pc
key <HOME> { [ Caps_Lock ] };
key  <END> { [ Caps_Lock ] };

もしくは 'Home' や 'End' を Escape にする場合:

/usr/share/X11/xkb/symbols/pc
key <HOME> { [ Escape ] };
key  <END> { [ Escape ] };
BackSpace と Delete

バックスペースだと思ってデリートキーを押してしまう場合、バックスペースとデリートの両方を 'BackSpace' として扱い、Shift と組み合わせたときにだけ 'Delete' とすることができます:

/usr/share/X11/xkb/symbols/pc
key <BKSP> { [ BackSpace, Delete ] };
key <DELE> { [ BackSpace, Delete ] };

トラックパッド

トラックパッドのサポートを有効にするには xf86-input-synaptics をインストールしてください。

クリック時にロックがかかる

クリック時にロックされてしまうという問題が存在します。トラックパッドが PS/2 モードで使われるのが原因です。

トラックパッドの機能を完全にオフにしてトラックポイントを使用するという方法があります。xf86-input-synaptics がインストールされていると、トラックパッドはボタンにマウスのクリックを登録してしまいます。Xbindkeysxdotool を使って右のボタンのクリックを別のイベントにマッピングできます。例:

~/.xbindkeysrc
# Emit a right click on Alt + trackpad click
"xdotool click 3"
  Mod1 + b:1 + Release

トラックパッドの挙動の設定

macOS スタイルのトラックパッドと比べると、デフォルトでは全く逆に動いてしまいます。以下の設定をすると良いでしょう:

/etc/X11/xorg.conf.d/99-x1carbon.conf
# Copy this to /etc/X11/xorg.conf.d/99-x1carbon.conf
 Section "InputClass"
     Identifier "X1 carbon stuff"
     MatchIsTouchpad "on"
     MatchDevicePath "/dev/input/event*"
     Driver "synaptics"

     # Enable two finger scrolling vertically, disable horizontally
     Option "VertTwoFingerScroll" "1"
     Option "HorizTwoFingerScroll" "0"

     # No scrolling along the edge
     Option "VertEdgeScroll" "0"
     Option "HorizEdgeScroll" "0"

     Option "LockedDrags" "0"
     Option "FingerPress" "1"

     # Turn off the blasted corners as buttons
     Option "RTCornerButton" "0"
     Option "RBCornerButton" "0"
     Option "LTCornerButton" "0"
     Option "LBCornerButton" "0"

     # Ignore "taps" and listen for "clicks"
     Option "TapButton1" "0"
     Option "TapButton2" "0"
     Option "TapButton3" "0"
     Option "ClickFinger1" "1" # Left click one finger
     Option "ClickFinger2" "3" # Right click two fingers
     Option "ClickFinger3" "0" # Three finger click disabled

     Option "TapAndDragGesture" "0"

     # No circular scrolling
     Option "CircularScrolling" "0"
 EndSection

GNOME シェルを使っている場合、上記の変更を上書きしないように設定する必要があります:

$ gsettings set org.gnome.settings-daemon.plugins.mouse active false

キーボードバックライト

特に設定をしなくても動作します。ソフトキーボードにオフ・暗・明を切り替えるボタンが存在します。

オーディオ

音声は特に問題なく動作します。snd_hda_intel カーネルモジュールが使われます。

モジュールにデフォルトのサウンドカードのオプションを追加する必要があるかもしれません。/etc/modprobe.d/alsa-base.conf に以下の行を記述してください:

options snd_hda_intel index=1

ネットワーク

有線

右側に Ethernet 用の小さな端子があります。アダプタが必要です。アダプタをなくした場合、部品番号 04X6435 で注文できます。

無線

特に設定をしなくても動作します。udev によって iwlwifi モジュールが自動的にロードされます。

$ lspci
Network controller: Intel Corporation Wireless 7260 (rev 83)

ディスプレイ

タッチスクリーン

シングルタッチは特に設定をしなくても動作します。マルチタッチに対応していますが、安定版ドライバーではマウスの左クリックのエミュレーションしかサポートしていません。

GPU

搭載されているビデオチップは内蔵の Intel Haswell GPU です。詳しくは Intel を見てください。

HiDPI

ディスプレイの解像度が高いために、問題が起こるかもしれません。HiDPI を見てください。

Xbindkeys

Fluxbox などのウィンドウマネージャを使用している場合、xbindkeys をインストールして以下を ~/.xbindkeysrc に追加してください:

"xbacklight -dec 5"
  XF86MonBrightnessDown
"xbacklight -inc 5"
  XF86MonBrightnessUp

KMS

KMS を動作させるには i915 を以下のように追加します:

/etc/mkinitcpio.conf
MODULES="i915"

その後 initramfs を再生成してください:

# mkinitcpio -p linux

ウェブカメラ

特に設定は不要です。

指紋リーダー

ThinkPad X240 や T440 と同じ Validity Sensors モデル (138a:0017) の指紋リーダーが搭載されています。ThinkFinger はサポートしていません。

Fprint を見てください。

WWAN (モバイルブロードバンド)

SIM カードをノートパソコンの裏に挿入してください。

大抵は Sierra Wireless EM7345 が搭載されており、カーネル 3.14 以上では cdc_mbim カーネルモジュールが使われます。Gnome 3.14.1 以上では、modemmanager をインストールすることで NetworkManager から使えるようになります。

GPS

Sierra Wireless EM7345 が搭載されています。mbm-gpsd-gitAUR と udev ルールが必要です。未確認。

Bluetooth

bluetooth.service を有効にすれば動作します。

他のハードウェア

ドック

OneLink のドック端子が電源アダプタのとなりにあります。ゴムキャップが付いていますが簡単に外せます。OneLink Pro ドックで確認済み。

オーディオ

音声は特に設定をしなくても動作しますが、サウンドカードが別に認識されます。

ビデオ

ドックの後ろにある DisplayPort と DVI はどちらも機能しますが、両方同時に使うことはできません。外部ディスプレイをノートパソコンの mini-DisplayPort に直接接続することができます。

他の端子

ドックの他の端子は特に問題がありません。

参照