「F2FS」の版間の差分
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2019年4月4日 (木) 09:39時点における版
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F2FS (Flash-Friendly File System) は NAND フラッシュメモリに最適化されたファイルシステムです。F2FS はカーネル 3.8 からサポートされています。
目次
F2FS パーティションの作成
F2FS パーティションを作成するには、公式リポジトリから f2fs-tools パッケージをインストールする必要があります。
パーティションの作成:
# mkfs.f2fs /dev/sdxY
/dev/sdxY の部分は F2FS のフォーマット対象ボリュームです。
F2FS パーティションのマウント
マウントする前に F2FS カーネルモジュールをロードする必要があるかもしれません。root で次を実行してください:
# modprobe f2fs
これでパーティションをマウントすることができます:
# mount -t f2fs /dev/sdxY /mnt
F2FSファイルシステムの拡大
ファイルシステムをアンマウント時には、パーティションを拡張すると、ファイルシステムを拡大することができます。縮小は現在サポートされていません 。
まず、パーティショニングツール を使用してパーティションのサイズを変更します。たとえば、parted を実行して、print コマンドを実行した時の出力が次のようになっているとします。
Number Start End Size File system Name Flag
1 1049kB 106MB 105MB fat32 EFI system partition boot, esp
2 106MB 11,0GB 10,9GB ext4
3 11,0GB 12,3GB 1322MB f2fs
4 31,0GB 31,3GB 261MB ext4
f2fs パーティションのサイズを変更して4番目のスペースまでの全スペースを使用するには、resizepart 3 31GB と exit を実行します。次に以下のようにして、ファイルシステムを拡張して新しいパーティションを埋めることができます。
# resize.f2fs /dev/sdxY
ここで、/dev/sdxY は変更対象のF2FSボリュームになります。サポートされているオプションについては resize.f2fs(8) を参照してください。
Arch Linux を F2FS パーティション上にインストール
最新のインストールメディア (2013.04.01) では F2FS ファイルシステム上のルートパーティションに Arch Linux をインストールすることが可能です:
- F2FS パーティションの作成の記述にそって、F2FS でルートパーティションを作成します
/bootパーティションを ext2 (やその他のサポートされているファイルシステム) として作成。- 公式インストールガイド通りにシステムをマウント・インストール・chroot。
- (インストールしたシステムで)
f2fsを/etc/mkinitcpio.confの modules セクションに追加。 - chroot を終了する前に initramfs イメージを再生成するのを忘れずに:
# mkinitcpio -p linux
カーネル 4.6 以上に含まれているドライバーでは Crypto API を使用して CRC32 を計算しています。起動時に CRC32 モジュールのロードに失敗する場合は /etc/mkinitpcio.conf の MODULES 配列に crc32_generic と crc32-pclmul を追加して initramfs を再生成してください。
チェックと修復
f2fs パーティションのチェックと修復は f2fs-tools に含まれている fsck.f2fs で行うことができます。詳しくは man ページを見てください。
トラブルシューティング
GRUB with root on F2FS
F2FSファイルシステムのサポートは、まだリリースされていない GRUB バージョン2.03に追加されました。 現時点では、ブートローダを互換性のあるファイルシステムでフォーマットされた別の /boot パーティションにインストールする必要があります。 GRUB#F2FSと他のサポートされていないファイルシステムを見てください