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* 必要ならば {{AUR|ttf-ms-fonts}} パッケージを再インストール。
 
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{{Note|フォントに問題があると思われるWebページの一部に数字以外のテキストが表示されない場合。この問題を引き起こす既知の問題は、helvetica pfb postscriptフォントです。}}
{{Note|If no text except numbers is showing on some of the webpages that might be a problem with the fonts. A known issue that causes this problem is the ''helvetica'' pfb postscript fonts.}}
 
   
 
== プライベートタブ ==
 
== プライベートタブ ==

2020年7月22日 (水) 00:24時点における版

関連記事

Opera はノルウェーの企業 Opera Software によって1994年から開発されている無料のウェブブラウザです。タブブラウザや検索バーなど、今となってはあらゆるウェブブラウザでお馴染みとなった機能を始めて導入したウェブブラウザとして知られています。

メールクライアントの内蔵や、ワンクリックブックマーク、タブスタック (タブをまとめる機能)、HTML5 のサポートなど、Opera は革新を続けています。

インストール

2014年12月、Opera バージョン26が64ビット環境向けだけにリリースされました。このバージョンから、プロプライエタリな Presto レイアウトエンジンは新しいオープンソースの Blink エンジンに置き換わっています。12.16 以前のバージョンは32ビット環境でも使えます。

opera パッケージをインストールすると x86_64 環境では新しい Blink バージョンがインストールされ、i686 環境では旧 Presto バージョンが入ります。

ヒント: セキュリティや新しいウェブ標準に準拠していないことから Presto ベースの Opera を使用することは推奨できません。代わりに旧 Opera のチームメンバーによって作成された Vivaldi や同じような UI を搭載している Otter Browser を試してみてください。

12.16 Presto バージョンは opera-legacyAUR パッケージを使うことで x86_64 と i686 どちらのアーキテクチャでもインストールできます。

プラグイン

プラグインのインストール方法についてはブラウザプラグインを見てください。Opera は既に Netscape plugin API (NPAPI) をサポートしておらず、新しい Pepper plugin API (PPAPI) しか使えません。

Adblock

ヒント: Opera には広告ブロックが内蔵されており設定から有効にできます。

AURopera-adblock-completeAUR パッケージを使って Adblock サポートをインストールします。

パフォーマンス調整

新しめのハードウェアなら Opera は十分高速に動作しますが、さらに高速になるように調整することができます。このページに書かれていないサンプルは、Opera wiki ページ を見て下さい。

機能やサービスを無効にする

アプリケーションのパフォーマンスを最大化するコツの一つに、内蔵の opera:config 設定エディタ を使って無駄な機能やサービスを無効化するのが挙げられます。

よく無効化される機能は以下の通り:

  • システムトレイアイコン: opera:config#UserPrefs 下の Show Tray Icon のチェックを外す。
  • BitTorrent: opera:config#BitTorrent 下の Enable のチェックを外す。
  • Geolocation: opera:config#Geolocation 下の Enable geolocation のチェックを外す。
  • マルチメディア: opera:config#Multimedia 下の要らないオプションのチェックを外す。
  • ウェブサーバー: opera:config#Web Server 下の Enable のチェックを外す。

以上のオプションはアドレスバーにパスを入力することで簡単に見つかります (スペースは入れない)。例えば opera:config#UserPrefs|ShowTrayIcon、もしくは検索を使って下さい。

プロファイルを tmpfs に配置

ブラウザプロファイルを tmpfs に再配置することで、RAM にプロファイルが保存されるようになりアプリケーションのレスポンスが向上します。さらにディスクの読み書きの操作が減るため、SSD にとっても意味があります。

ブラウザプロファイルを移動する方法は2つあります:

  • Profile-sync-daemon を使う。Opera を自動で検出してプロファイルを tmpfs に再配置します。
  • -pd コマンドラインフラグを使って Opera にプロファイルデータを保存する場所を指定する:
$ opera -pd /tmp/opera

外観

テーマ

Opera はクロスプラットフォームですが、様々な Linux デスクトップ環境と見た目を統一することが可能になっています。

Qt
メニューの外観を Qt と統合するには、好きな Qt テーマをインストールして qtconfig を使って適用してください。
KDE
Opera で KDE アイコンを利用するには、このような テーマをインストールします [リンク切れ 2014-04-05]
GTK+
Tango アイコンテーマを使用する GTK+ スキンが こちら にあります [リンク切れ 2014-04-05]

タイトルバー

タブバーを右クリックして、"Show Border" のチェックを外すことでタイトルバーを非表示にすることができます。

タブモード

Opera はタブの階層とタイルのモードをネイティブでサポートしています。"Main" ツールバーを有効にしたり Menu > Appearance > Buttons > Browser から必要なボタンをドラッグアンドドロップすることで適当なボタンが見つかります。

フォント

フォントは Settings > Preferences... > Advanced > Fonts から設定することができます。

最初に Opera を起動する前に ttf-ms-fontsAUR パッケージがインストールされていると、Opera はデフォルトで MS フォントを使用します。GTK+ のオプションや GNOME や KDE のフォント設定で指定したフォントは無視されます。システムによって設定されたオプションを Opera に強制的に使用させるには:

  • 実行中の Opera のインスタンスを全て終了。
  • ttf-ms-fontsAUR パッケージをアンインストール。
  • 既存のプロファイルフォルダを移動: mv -i ~/.opera ~/.opera.bak
  • Opera のインスタンスを起動してフォントマネージャの設定が適用されたかどうか確認。
  • ~/.opera.bak から ~/.opera にブックマークやフィルターファイルなどを戻す。operaprefs.ini ファイルだけは戻さない。
  • 必要ならば ttf-ms-fontsAUR パッケージを再インストール。
ノート: フォントに問題があると思われるWebページの一部に数字以外のテキストが表示されない場合。この問題を引き起こす既知の問題は、helvetica pfb postscriptフォントです。

プライベートタブ

訪れたウェブサイトの履歴を残さないようにしてブラウズするために、プライベートタブを使うことができます。プライベートタブが閉じられると、そのタブに関係する以下のデータが消去されます:

  • キャッシュ
  • クッキー
  • 履歴
  • ログイン

これは Chrome/Chromium における --incognito オプションFirefoxプライベートブラウジングに似ています。

コマンドラインからプライベートタブを開くには次のコマンドを使用:

$ opera -newprivatetab

ブラウズ中にプライベートタブだけが確実に使われるようにするには:

  • Settings > Preferences... > General > Startup > Start without open tabs を設定。
  • Settings > Preferences... > General > Home page option のエントリを消去。
  • Settings > Preferences... > Advanced > Tabs > Additional tab options... > Allow windows with no tabs を有効化。

既に Opera が起動しているときにプライベートブラウジングのウィンドウを新しく開くには Ctrl+Shift+N を押すか Menu > New Tabs and Windows > New Private Window を選択してください。後で開いたタブは全てプライベートになります。

アクセシビリティのヒント

テキスト選択を無効化

Opera のテキスト選択は無効にすることができます。ただし、JavaScript によるテキスト選択は動作します (例えばフォームの中など)。設定するには以下のリンクを開いて下さい:

opera:config#System|DisableTextSelect

Grab and scroll モード

テキスト選択を無効化するのに加えて、grab and scroll モードでマウスのドラッグによってページをスクロールできるようにすることができます。タッチスクリーンを使っている場合に、特に便利です。設定するには以下のリンクをコピーアンドペーストしてください:

opera:config#UserPrefs|ScrollIsPan

適切な Opera ボタンをツールバーにドラッグアンドドロップすることでこの設定をすぐに変更することも可能です。ボタンは Menu > Appearance > Buttons > Browser View にあります。

リンクの長押しでバックグラウンドタブで開く (拡張)

この 拡張をインストールすることでリンクの長押しによって新しいバックグラウンドタブで開くようにすることができます。

仮想オンスクリーンキーボード (拡張)

オンスクリーンの仮想キーボードを利用できるようにする拡張が存在します。詳しい説明やインストールリンクは こちら です。

トラブルシューティング

NVIDIA のカードでスクロールが遅延する

次のコマンドを実行してみてください:

$ nvidia-settings -a InitialPixmapPlacement=2

コンピューターによっては、このハックがないと http://helion.pl での動作が極端に遅くなります。テストにはうってつけのサイトです。

マウスのホイールによる水平スクロール

Settings > Preferences... > Advanced > Shortcuts > Mouse > Middle-Click Options... > Enable horizontal panning にチェックを入れて下さい。

または

  • Highlight Settings > Preferences... > Advanced > Shortcuts > Mouse > Opera Standard.
  • Duplicate Settings > Preferences... > Advanced > Shortcuts > Mouse > Opera Standard.
  • Edit... Settings > Preferences... > Advanced > Shortcuts > Mouse > Copy of Opera Standard.
  • Search the Forward and Back input contexts and edit the appropriate button shortcuts to scroll left and scroll right.
  • Rename Settings > Preferences... > Advanced > Shortcuts > Mouse > Copy of Opera Standard as desired.

外部のウェブブラウザの起動

Opera でサイトが上手く表示されない場合は、外部のブラウザで現在表示しているページを起動するという方法があります。

ノート: The following method appears to be deprecated in favor of the built-in Open With menu accessed via the right mouse button.
  • $HOME/.opera/toolbar/standard_toolbar.ini にある [Site Navigation Toolbar.content] の下に次の行を設定:
Button0, "Chromium"="Execute program, "chromium, "%u", , "Chromium""
  • Firefox が使いたい場合:
Button0, "Firefox"="Execute program, "firefox", "%u", , "Firefox""
  • コマンドラインオプションをいくらでも含めることができます:
Button0, "Chromium"="Execute program, "chromium --block-nonsandboxed-plugins --disable-java --incognito --safe-plugins --start-maximized --user-data-dir=/tmp/.chromium", "%u", , "Chromium""

GTK+ 2.24.7+ で起動・終了したときに Opera がクラッシュする

このクラッシュが発生する場合、DialogToolkit オプションを 4 に変更することで回避できます:

opera:config#FileSelector|DialogToolkit

GTK+ スタイリングサポートが無効化されるため問題が発生しなくなります。

暗い GTK+ テーマで入力フィールドやアドレスバーが読めない

暗い GTK テーマを使用する場合、Opera のアドレスバーやインターネットページの入力・テキストフィールドが読めなくなることがあります (例: Amazon で黒地に黒字になります)。これはサイトが背景とテキスト色のどちらかしか設定していないのが原因で、Opera はテーマから片方の色を持ってくることになります。

インストールしたクリアテーマとコマンドを使って問題を回避することができます: env GTK2_RC_FILES=/usr/share/themes/<light-theme-name/gtk-2.0/gtkrc opera

デフォルトに設定するには、好きなテキストエディタを使って /usr/bin/opera を編集してください。Opera 12.14 の場合:

sudo gedit /usr/bin/opera
...
#!/bin/sh
export OPERA_DIR=${OPERA_DIR:-/usr/share/opera}
export OPERA_PERSONALDIR=${OPERA_PERSONALDIR:-$HOME/.opera}
exec /usr/lib/opera/opera "$@"

ファイルを編集して以下のように変更します:

/usr/bin/opera
...
#!/bin/sh
export OPERA_DIR=${OPERA_DIR:-/usr/share/opera}
export OPERA_PERSONALDIR=${OPERA_PERSONALDIR:-$HOME/.opera}
env GTK2_RC_FILES=/usr/share/themes/Clearlooks/gtk-2.0/gtkrc /usr/lib/opera/opera "$@"

これでブラウザは /usr/bin/opera ファイルに設定されたクリアテーマを使うようになります。上記の例では "Clearlooks" テーマが使われ、問題は解決します。

参照