「GNU」の版間の差分
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− | GNU software is documented using the [[Wikipedia:Texinfo|Texinfo]] typesetting syntax. You can view Info documents using the {{ic|info}} program, provided by the {{Pkg|texinfo}} package. |
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+ | ほとんどの GNU ソフトウェアは [[man page]] を提供していますが、Info ドキュメントの方がより包括的である傾向があります。 |
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− | While most GNU software also provides [[man page]]s, the Info documents tend to be more comprehensive. |
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2021年8月4日 (水) 12:28時点における版
関連記事
https://www.gnu.org/home.ja.html より:
- 「GNUはオペレーティング・システムで、(皆さんの自由を尊重する)自由ソフトウェアです。GNUオペレーティング・システムは、GNUパッケージ(特にGNUプロジェクトによってリリースされたプログラム)と、第三者によってリリースされた自由ソフトウェアから構成されます。GNUの開発はあなたの自由を踏みにじるソフトウェアなしでコンピュータで使うことを可能としました。」
- 「“GNU”という名称は、“GNU's Not Unix”(GNUはUnixではない)の再帰頭字語です。“GNU”はグヌー[ˈgnuː]と発音します。一音節で、“grew”のrをnで置き換えて言うようにです。」
- 「Unixライクなシステムにおいて、マシンのリソースを割り当てハードウェアとやりとりするプログラムは『カーネル』と呼ばれます。GNUは典型的にはLinuxと呼ばれるカーネルとともに使われます。この組み合わせがGNU/Linuxオペレーティング・システムです。GNU/Linuxは何百万人もの人に使われています。間違って“Linux”と呼ばれていますけれども。」
Hurd と言う GNU カーネルはリリース可能な状態ではないため [1]、 GNU では通常 Linux カーネルを使っています。 Arch Linux は GNU/Linux ディストリビューションであって、 Bash や GNU coreutils
、 GNU toolchain
、他多くのユーティリティやライブラリなどの GNU ソフトウェアを使っています。このページでは、400近くの GNU パッケージのいくつかのハイライトを紹介するだけに留めて、全てを列挙することはしません。
Texinfo
GNU ソフトウェアは、Texinfo タイプセット構文を使って文書化されています。texinfo パッケージが提供する info
プログラムを使って、Info ドキュメントを表示できます。
ほとんどの GNU ソフトウェアは man page を提供していますが、Info ドキュメントの方がより包括的である傾向があります。
ベースシステム
インストールプロセスが終わった時、Arch システムは Linux カーネルと GNU ツールチェイン、そして有用なコマンドラインツールにすぎません。最小インストールでは基本的に base グループの全てが入っています。
カーネル
Hurd (GNU カーネル) は活発に開発されていますが、いまだに安定版は存在しません。そのため Arch や他の GNU ベースのシステムは Linux カーネルを使っています。Arch Hurd Project は Arch Linux を Hurd カーネルに移植することを目指しています。
ソフトウェアコレクション
- GRUB — GRUB は GNU プロジェクトが開発しているブートローダーです。
- glibc — glibc は C ライブラリの GNU 実装です。C++ や他の言語も間接的にサポートしています。システムコールや open, malloc, printf, exit などの基本的な機能を定義するライブラリです。
- binutils — 様々なオブジェクトファイルフォーマットのオブジェクトコードを操作するためのプログラミングツール群が入っています。
- bash — sh 互換のシェルであり、Korn シェル (ksh) や C シェル (csh) の便利な機能を搭載しています。
- coreutils — coreutils には基本的なファイル、シェル、テキスト操作ユーティリティが含まれています。
- gzip — gzip は圧縮ファイルフォーマットでありソフトウェアアプリケーションの名前でもあります。
- tar — tar アーカイブを作成・展開することができます。
開発ツール
必須ではありませんが、ユーザーはソフトウェア開発ツールを入手するために base-devel グループをインストールすることができます。このグループは Arch User Repository からパッケージを作成するのに必要です。
base-devel の中には GNU ツールチェインが含まれます。アプリケーションやオペレーティングシステムの開発に連続的に用いられるツールの総称です。ツールチェインの主要なコンポーネントは:
コンパイルとビルド: make
コンパイラコレクション: gcc
リンカやアセンブラなどのツール: binutils
パーサジェネレータ: bison
マクロプロセッサ: m4
GNU Build System (autotools):
- ソースコードの自動 configure: autoconf
- Makefile の自動作成: automake
- ライブラリ補助ツール: libtool
他のツール
公式リポジトリには他にも多くの GNU ツールが含まれています:
デスクトップ環境: GNOME
フルスクリーンウィンドウマネージャ: GNU Screen
パーティションマネージャ: GNU Parted
画像エディタ: GIMP
スプレッドシート: Gnumeric
ウィジェットツールキット: GTK+
参照
全ての GNU プロジェクトのリストは、すべての GNU パッケージ を見て下さい。