「GPT fdisk」の版間の差分
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==== パーティションタイプ ==== |
==== パーティションタイプ ==== |
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− | + | パーティションのタイプを選択します。入力できる形式は、gdisk の内部タイプコードと[[Wikipedia:GUID Partition Table#Partition type GUIDs|パーティションタイプ GUID]] です。デフォルトのパーティションタイプである {{ic|Linux filesystem}}(GUID {{ic|0FC63DAF-8483-4772-8E79-3D69D8477DE4}}、gdisk の内部タイプコード {{ic|8300}}) は、ほとんどのユースケースで十分なはずです。 |
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{{Tip| |
{{Tip| |
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+ | * {{ic|L}} を押すと、gdisk の内部コードを一覧表示できます。 |
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− | * Press {{ic|L}} to show gdisk's internal code list. |
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− | * |
+ | * {{man|8|systemd-gpt-auto-generator}} がパーティションを自動マウントするので、[https://systemd.io/DISCOVERABLE_PARTITIONS/ Discoverable Partitions Specification] に従うことをおすすめします。パーティションの自動マウントを無効化したい場合は、[[#GPT パーティションの自動マウントを防ぐ]] を見てください。 |
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}} |
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{| class="wikitable" |
{| class="wikitable" |
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+ | |+ 一般的なパーティションタイプ |
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− | |+ Common partition types |
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+ | ! パーティションタイプ |
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− | ! Partition type |
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+ | ! マウントポイント |
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− | ! Mountpoint |
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− | ! gdisk |
+ | ! gdisk の<br/>コード |
− | ! [[Wikipedia:GUID Partition Table#Partition type GUIDs| |
+ | ! [[Wikipedia:GUID Partition Table#Partition type GUIDs|パーティションタイプ GUID]] |
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− | |Linux |
+ | |Linux ファイルシステム |
+ | |任意 |
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− | |Any |
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|{{ic|8300}} |
|{{ic|8300}} |
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|{{ic|0FC63DAF-8483-4772-8E79-3D69D8477DE4}} |
|{{ic|0FC63DAF-8483-4772-8E79-3D69D8477DE4}} |
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− | |[[EFI |
+ | |[[EFI システムパーティション]] |
− | | |
+ | |任意<sup>1</sup> |
|{{ic|ef00}} |
|{{ic|ef00}} |
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|{{ic|C12A7328-F81F-11D2-BA4B-00A0C93EC93B}} |
|{{ic|C12A7328-F81F-11D2-BA4B-00A0C93EC93B}} |
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+ | |[[GRUB#GUID Partition Table (GPT) 特有の手順|BIOS ブートパーティション]] |
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− | |[[BIOS boot partition]] |
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+ | |なし |
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− | |None |
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|{{ic|ef02}} |
|{{ic|ef02}} |
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|{{ic|21686148-6449-6E6F-744E-656564454649}} |
|{{ic|21686148-6449-6E6F-744E-656564454649}} |
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|- |
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− | |[[ |
+ | |[[パーティショニング#/|Linux x86-64 root (/)]] |
|{{ic|/}} |
|{{ic|/}} |
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|{{ic|8304}} |
|{{ic|8304}} |
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|{{ic|4F68BCE3-E8CD-4DB1-96E7-FBCAF984B709}} |
|{{ic|4F68BCE3-E8CD-4DB1-96E7-FBCAF984B709}} |
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|- |
|- |
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− | |[[ |
+ | |[[パーティショニング#Swap|Linux swap]] |
|{{ic|[SWAP]}} |
|{{ic|[SWAP]}} |
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|{{ic|8200}} |
|{{ic|8200}} |
||
|{{ic|0657FD6D-A4AB-43C4-84E5-0933C84B4F4F}} |
|{{ic|0657FD6D-A4AB-43C4-84E5-0933C84B4F4F}} |
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|- |
|- |
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− | |[[ |
+ | |[[パーティショニング#/home|Linux /home]] |
|{{ic|/home}} |
|{{ic|/home}} |
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|{{ic|8302}} |
|{{ic|8302}} |
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|{{ic|933AC7E1-2EB4-4F13-B844-0E14E2AEF915}} |
|{{ic|933AC7E1-2EB4-4F13-B844-0E14E2AEF915}} |
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− | |[[ |
+ | |[[パーティショニング#パーティションを分割する|Linux /srv]] |
|{{ic|/srv}} |
|{{ic|/srv}} |
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|{{ic|8306}} |
|{{ic|8306}} |
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|{{ic|3B8F8425-20E0-4F3B-907F-1A25A76F98E8}} |
|{{ic|3B8F8425-20E0-4F3B-907F-1A25A76F98E8}} |
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|- |
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− | |[[ |
+ | |[[パーティショニング#/var|Linux /var]] |
|{{ic|/var}}<sup>1</sup> |
|{{ic|/var}}<sup>1</sup> |
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|{{ic|8310}} |
|{{ic|8310}} |
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|{{ic|4D21B016-B534-45C2-A9FB-5C16E091FD2D}} |
|{{ic|4D21B016-B534-45C2-A9FB-5C16E091FD2D}} |
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− | |[[ |
+ | |[[パーティショニング#パーティションを分割する|Linux /var/tmp]] |
|{{ic|/var/tmp}}<sup>1</sup> |
|{{ic|/var/tmp}}<sup>1</sup> |
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|{{ic|8311}} |
|{{ic|8311}} |
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|- |
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|[[Install Arch Linux on LVM#Create partitions|Linux LVM]] |
|[[Install Arch Linux on LVM#Create partitions|Linux LVM]] |
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+ | |任意 |
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− | |Any |
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|{{ic|8e00}} |
|{{ic|8e00}} |
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|{{ic|E6D6D379-F507-44C2-A23C-238F2A3DF928}} |
|{{ic|E6D6D379-F507-44C2-A23C-238F2A3DF928}} |
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|- |
|- |
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|[[RAID#GUID Partition Table|Linux RAID]] |
|[[RAID#GUID Partition Table|Linux RAID]] |
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+ | |任意 |
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− | |Any |
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|{{ic|fd00}} |
|{{ic|fd00}} |
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|{{ic|A19D880F-05FC-4D3B-A006-743F0F84911E}} |
|{{ic|A19D880F-05FC-4D3B-A006-743F0F84911E}} |
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|- |
|- |
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− | |[[dm-crypt/ |
+ | |[[dm-crypt/ドライブの準備#物理パーティション|Linux LUKS]] |
+ | |任意 |
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− | |Any |
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|{{ic|8309}} |
|{{ic|8309}} |
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|{{ic|CA7D7CCB-63ED-4C53-861C-1742536059CC}} |
|{{ic|CA7D7CCB-63ED-4C53-861C-1742536059CC}} |
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|- |
|- |
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− | |[[dm-crypt/ |
+ | |[[dm-crypt/ドライブの準備#物理パーティション|Linux dm-crypt]] |
+ | |任意 |
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− | |Any |
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|{{ic|8308}} |
|{{ic|8308}} |
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|{{ic|7FFEC5C9-2D00-49B7-8941-3EA10A5586B7}} |
|{{ic|7FFEC5C9-2D00-49B7-8941-3EA10A5586B7}} |
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|} |
|} |
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− | # {{man|8|systemd-gpt-auto-generator}} |
+ | # {{man|8|systemd-gpt-auto-generator}} は、特定の条件を満たした場合にのみ、パーティションを自動マウントします。詳細は [[systemd#GPT パーティションの自動マウント]] を見てください。 |
+ | 必要なパーティションが揃うまで、この手順を繰り返してください。 |
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− | Repeat this procedure until you have the partitions you desire. |
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=== ディスクに変更を書き込む === |
=== ディスクに変更を書き込む === |
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+ | {{Tip|{{ic|c}} コマンドを使うと、パーティションの名前([[永続的なブロックデバイスの命名#by-partlabel#PARTLABEL]])を変更できます。これにより、パーティションの判別が容易になります。}} |
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− | {{Tip|Use the command {{ic|c}} to change a partition's name ([[PARTLABEL]]) for easy distinguishing.}} |
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+ | {{ic|w}} コマンドを使って、パーティションテーブルをディスクに書き込み、終了します。 |
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− | Write the table to disk and exit via the {{ic|w}} command. |
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== ヒントとテクニック == |
== ヒントとテクニック == |
2022年7月29日 (金) 11:58時点における版
関連記事
GPT fdisk は、Rod Smith 氏により作成されたテキストモードパーティショニングツールのセットです。gdisk、cgdisk、sgdisk、そして fixparts から成ります。これらのツールは、(かつて一般的であった)Master Boot Record (MBR) パーティションテーブルではなく、Globally Unique Identifier (GUID) Partition Table (GPT) のディスク上で動作します。
gdisk、cgdisk、そして sgdisk はすべて同じ機能を持っていますが、異なるユーザインターフェイスを提供します。gdisk はテキストモードで対話的に動作し、sgdisk はコマンドライン、cgdisk は Curses ベースのインターフェイスです。この記事では、gdisk(8) と sgdisk(8) ユーティリティについて説明します。
インストール
パーティションの一覧表示
ブロックデバイス上のパーティションテーブルとパーティションを一覧表示するには、以下のコマンドを実行してください(デバイスは /dev/sda
、/dev/nvme0n1
、/dev/mmcblk0
のような名前です):
# gdisk -l /dev/sda
あるいは、sgdisk を使って同じことができます:
# sgdisk -p /dev/sda
パーティションテーブルのバックアップとリストア
ディスクに変更を加える前に、ドライブのパーティションテーブルとパーティションスキームをバックアップしておくと良いでしょう。また、バックアップを利用して、同じパーティションレイアウトを多数のドライブにコピーすることもできます。
sgdisk を使えば、protective MBR、メイン GPT ヘッダ、バックアップ GPT ヘッダ、そしてパーティションテーブルのコピーからなるバイナリバックアップを作成できます。以下の例では、/dev/sda
のパーティションテーブルをファイル sgdisk-sda.bin
へ保存します:
# sgdisk -b=sgdisk-sda.bin /dev/sda
以下を実行することで、バックアップから復元できます:
# sgdisk -l=sgdisk-sda.bin /dev/sda
現在のデバイスのパーティションレイアウト(ここでは /dev/sda
)を他のドライブ(ここでは /dev/sdc
)にクローンしたい場合、以下を実行してください:
# sgdisk -R=/dev/sdc /dev/sda
両方のドライブが同じコンピュータに搭載される予定であるならば、クローン先のディスクとパーティションの GUID を乱数にする必要があります:
# sgdisk -G /dev/sdc
パーティションテーブルとパーティションの作成
パーティショニングする際の最初のステップは、パーティションテーブルの作成です。その後、望ましいパーティションスキームにあわせてパーティションを作成します。
最初に、パーティションテーブルとレイアウトをバックアップすることを推奨します。
以下のセクションでは、gdisk を使用してパーティションテーブルとパーティションを作成する方法を説明しています。curses ベースの cgdisk を使うこともできますが、操作は以下と異なります。cgdisk の使用方法は cgdisk(8) を参照してください。
gdisk は、2048 512バイトセクタ(1 MiB)ブロックサイズベースで自動的にパーティションアライメントを行います。これは、すべての Advanced Format HDD と、全てではないにしても大半の SSD と互換性があるはずです。
gdisk を使用するには、変更/編集したいブロックデバイスの名前を渡して gdisk プログラムを実行してください。以下の例では、/dev/sda
に対して実行します:
# gdisk /dev/sda
新しいテーブルの作成
新しい GUID パーティションテーブルを作成して既存のパーティションデータを全て消去するには、プロンプトに o
と入力します。既存のテーブルを使用する場合は次に進んで下さい。
パーティションの作成
n
コマンドで新しいパーティションを作成します。ここで入力する必要のある情報は、パーティション番号、先頭のセクタ、最後のセクタ、そしてパーティションタイプです。
パーティション番号
パーティション番号とは、パーティションに割り当てられる番号です。例えば、ディスク /dev/sda
上の番号1
が割り当てられたパーティションは /dev/sda1
となります。パーティション番号は、ディスク上のパーティションの順番と必ずしも一致しているとは限りません。この場合、パーティションをソートすることができます。
パーティション番号は、gdisk によって提案されたデフォルトの番号を使うことをおすすめします。
先頭と末尾のセクタ
パーティションの先頭と末尾のセクタは、セクタ番号で、あるいはキビバイト(K
)、メビバイト(M
)、ギビバイト(G
)、テビバイト(T
)、ペビバイト(P
)単位で指定することができます。
パーティションの位置の指定方法は以下の2通りあります:
- ディスクの先頭からの絶対値。例えば、先頭のセクタとして
40M
を指定すると、ディスクの先頭から 40 MiB の位置となります。 +size
や-size
のように、サイズの前に +/- を付けると相対値を指定できます。例えば、デフォルトの先頭セクタから 2 GiB の点を指定するには+2G
、利用可能な末尾のセクタから 200 MiB の点を指定するには-200M
。
何も入力しないで Enter
キーを押すと、先頭セクタの一番広いブロックから末尾セクタと同じブロックの終末までが指定されます。
パーティションタイプ
パーティションのタイプを選択します。入力できる形式は、gdisk の内部タイプコードとパーティションタイプ GUID です。デフォルトのパーティションタイプである Linux filesystem
(GUID 0FC63DAF-8483-4772-8E79-3D69D8477DE4
、gdisk の内部タイプコード 8300
) は、ほとんどのユースケースで十分なはずです。
パーティションタイプ | マウントポイント | gdisk の コード |
パーティションタイプ GUID |
---|---|---|---|
Linux ファイルシステム | 任意 | 8300
|
0FC63DAF-8483-4772-8E79-3D69D8477DE4
|
EFI システムパーティション | 任意1 | ef00
|
C12A7328-F81F-11D2-BA4B-00A0C93EC93B
|
BIOS ブートパーティション | なし | ef02
|
21686148-6449-6E6F-744E-656564454649
|
Linux x86-64 root (/) | /
|
8304
|
4F68BCE3-E8CD-4DB1-96E7-FBCAF984B709
|
Linux swap | [SWAP]
|
8200
|
0657FD6D-A4AB-43C4-84E5-0933C84B4F4F
|
Linux /home | /home
|
8302
|
933AC7E1-2EB4-4F13-B844-0E14E2AEF915
|
Linux /srv | /srv
|
8306
|
3B8F8425-20E0-4F3B-907F-1A25A76F98E8
|
Linux /var | /var 1
|
8310
|
4D21B016-B534-45C2-A9FB-5C16E091FD2D
|
Linux /var/tmp | /var/tmp 1
|
8311
|
7EC6F557-3BC5-4ACA-B293-16EF5DF639D1
|
Linux LVM | 任意 | 8e00
|
E6D6D379-F507-44C2-A23C-238F2A3DF928
|
Linux RAID | 任意 | fd00
|
A19D880F-05FC-4D3B-A006-743F0F84911E
|
Linux LUKS | 任意 | 8309
|
CA7D7CCB-63ED-4C53-861C-1742536059CC
|
Linux dm-crypt | 任意 | 8308
|
7FFEC5C9-2D00-49B7-8941-3EA10A5586B7
|
- systemd-gpt-auto-generator(8) は、特定の条件を満たした場合にのみ、パーティションを自動マウントします。詳細は systemd#GPT パーティションの自動マウント を見てください。
必要なパーティションが揃うまで、この手順を繰り返してください。
ディスクに変更を書き込む
w
コマンドを使って、パーティションテーブルをディスクに書き込み、終了します。
ヒントとテクニック
MBR と GPT の変換
gdisk, sgdisk and cgdisk have the ability to convert MBR and BSD disklabels to GPT without data loss. Upon conversion, all the MBR primary partitions and the logical partitions become GPT partitions with the correct partition type GUIDs and Unique partition GUIDs created for each partition.
After conversion, the boot loader will need to be reinstalled to configure it to boot from GPT.
To convert an MBR partition table to GPT using sgdisk, use the -g
/--mbrtogpt
option:
# sgdisk -g /dev/sda
To convert GPT to MBR use the -m
/--gpttombr
option. Note that it is not possible to convert more than four partitions from GPT to MBR.
# sgdisk -m /dev/sda
パーティションの並び替え
This applies for when a new partition is created in the space between two partitions or a partition is deleted. /dev/sda
is used in this example.
# sgdisk -s /dev/sda
After sorting the partitions if you are not using Persistent block device naming, it might be required to adjust the /etc/fstab
and/or the /etc/crypttab
configuration files.
GPT ヘッダのリカバリ
メイン GPT ヘッダ、あるいはバックアップ GPT ヘッダが破損した場合、gdisk を使うことでどちらか片方からもう片方を復元できます。以下の例では /dev/sda
となっています。
# gdisk /dev/sda
リカバリと変換のオプションである r
を選択してください(上級者のみ)。そして、以下のどちらかを選択してください:
b
: バックアップ GPT ヘッダを使う (メイン GPT ヘッダを再生成)d
: メイン GPT ヘッダを使う (バックアップ GPT ヘッダを再生成)
リカバリが完了したらディスクにテーブルを書き込んで w
コマンドで終了してください。
GPT ディスクの拡張
After enlarging a disk (e.g. in hardware RAID or a virtual machine disk) the newly added free space will not be immediately usable since GPT keeps data at the end of the disk. You must relocate the backup GPT header to the new end of the disk.
Run sgdisk with the option -e
/--move-second-header
, e.g.:
# sgdisk -e /dev/sda
Afterwards print the partition table; the total free space should now be increased.
GPT パーティションの自動マウントを防ぐ
systemd-gpt-auto-generator(8) will automount partitions following the Discoverable Partitions Specification. Sometimes that may not be desirable.
The automounting can be disabled by setting the partition attribute 63
"do not automount" on the partition.
Start gdisk, e.g.:
# gdisk /dev/sda
Press p
to print the partition table and take note of the partition number(s) of the for which you want to disable automounting.
Press x
extra functionality (experts only).
Press a
set attributes. Input the partition number and set the attribute 63
. Under Set fields are:
it should now show 63 (do not automount)
. Press Enter
to end attribute changing. Repeat this for all partitions you want to prevent from automounting.
When done write the table to disk and exit via the w
command.
Alternatively using sgdisk, the attribute can be set using the -A
/--attributes=
option; see sgdisk(8) for usage. For example, to set partition attribute 63
"do not automount" on /dev/sda2
run:
# sgdisk -A 2:set:63 /dev/sda
gdisk EFI アプリケーション
EFI バージョンの gdisk パッケージはありませんが、Rod Smith 氏がビルド済みの gdisk EFI バイナリを SourceForge にて配布しています。gdisk-efi-*.zip
をダウンロードしてアーカイブを展開してください。使用方法は gdisk_x64.efi
を EFI システムパーティションにコピーしてブートローダーか UEFI シェルから起動してください。
gdisk_x64.efi を使えばオペレーティングシステムが起動する前でもパーティションテーブルを編集できるようになります。使用方法は Linux での gdisk バイナリと変わりません。
さらなる情報については README-efi.txt をご覧ください。
参照
- GPT fdisk Tutorial - GPT fdisk の公式ウェブページ。詳細なチュートリアルがあります。
- GPT fdisk の SourceForge ページ