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2015年7月5日 (日) 16:59時点における版
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CrossOver は Wine の有料商用版であり、充実したエンドユーザーのサポートが含まれています。Wine プロジェクトでは取り込まれていない、スクリプトやパッチ、GUI やサードパーティ製のソフトウェアが入っています。これによって、詳しい知識がない人でも Windows のプログラムを簡単に動かすことが可能です。
インストール
この記事では crossover の試用版をインストールすることを推奨します。crossoverAUR パッケージをインストールしてください。
使い方
シングルユーザーモードのユーザーでインストールした場合、Crossover のバイナリは ~/cxoffice
に配置されます。Windows アプリケーションや設定ファイルは ~/.cxoffice
の中に保存されます。
マルチユーザー共有モードの root 権限でインストールした場合、Crossover のバイナリは /opt/cxoffice
に配置されます。各ユーザーのボトルは ~/.cxoffice
の中に保存されます。
KDE など、デスクトップ環境によってはインストールによってメニューエントリが自動的に作成されることがあります。
インストールしたプログラムは Window Applications という名前のメニューエントリの下から見つけることができます。
トラブルシューティング
ログファイルを生成するようにすることで、起動したい Windows アプリケーションが実行できないときにエラーを追跡するのに役に立ちます。CrossOver のメニューから、"Run a Windows Command" を選択してください。"Debug Options" があるので、"+" 記号をクリックしてオプションを拡げて下さい。"Create log file" チェックボックスをクリックして下さい。"Command" テキストボックスに実行したい Windows アプリケーションのコマンドを入力します (入力するコマンドがわからない場合は Browse ボタンから Windows アプリケーションを選択できます)。CrossOver はログファイルを保存する場所を尋ねてきます。場所を選択してエンターを押して下さい。選択した場所に Crossover によってログファイルが生成されます。
欠けているライブラリの cxdiag リストに libSM.so.6
ライブラリは存在しませんが、ログファイルには表示されます。このライブラリは lib32-libsm パッケージに含まれています。アプリケーションが実行できない場合、lib32-libsm をインストールしてみてください。