「Chef」の版間の差分
(→Chef Development Kit: 同期) |
(同期) |
||
13行目: | 13行目: | ||
* Chef InSpec |
* Chef InSpec |
||
− | == |
+ | == Chef Infra Client == |
+ | 管理対象のシステムには、{{AUR|chef-client}} パッケージをインストールします。これは、{{ic|chef-client}}、{{ic|chef-solo}}、または {{ic|chef-zero}} ツールを入手するための推奨される [[インストール]] 方法です。 |
||
− | Chef を一括でインストールするパッケージ。 |
||
+ | == CINC client == |
||
− | === パッケージでインストール === |
||
+ | Chef Software は、Red Hat が Red Hat Enterprise Linux を使用するためにライセンスへの同意を必要とするのと同様に、パッケージを使用するためのライセンスを変更し、ライセンスへの同意を必要とするようになりました。[https://cinc.sh/CINC] と呼ばれるコミュニティディストリビューションがあり、Chef Software の製品用のコミュニティサポートパッケージ (代替としての CentOS と同様) の提供に取り組んでいます。{{AUR|cinc}} パッケージは、代替の {{ic|cinc-client}}、{{ic|cinc-solo}}、または {{ic|cinc-zero}} ツールを提供します。 |
||
− | AUR から {{AUR|omnibus-chef}}{{Broken package link|{{aur-mirror|omnibus-chef}}}} パッケージをインストールしてください。AUR ヘルパーを使わない場合、まず依存パッケージの {{Pkg|ruby-bundler}} を先にインストールしてください。 |
||
+ | == Omnibus Chef Installer == |
||
− | このパッケージは Chef の Makeself オムニバスインストーラをビルド・インストールします。パッケージのインストール時にインストーラの実行を選択しなかった場合、次のコマンドでいつでも実行できます: |
||
+ | Chef Software が提供するパッケージは、依存関係が含まれた状態で構築されています。これにより、基盤となるオペレーティングシステムの Ruby や OpenSSL などのサポートを心配することなく Chef を出荷できるようになります。パッケージは、これら {{AUR|chef-workstation}}, {{AUR|chef-client}}, {{AUR|cinc}} のパッケージを再利用してビルドされます。 |
||
− | # /usr/local/bin/chef-installer |
||
=== ソースからインストール === |
=== ソースからインストール === |
||
+ | 独自の Omnibus パッケージを構築したい場合: |
||
− | <nowiki>$ git clone https://github.com/opscode/omnibus-chef.git</nowiki> |
||
+ | |||
− | $ cd omnibus-chef |
||
+ | <nowiki>$ git clone https://github.com/chef/chef.git</nowiki> |
||
+ | $ cd chef/omnibus |
||
先にインストールしたファイルやオムニバスのキャッシュを削除してください: |
先にインストールしたファイルやオムニバスのキャッシュを削除してください: |
||
34行目: | 36行目: | ||
# rm -Rf /opt/chef/* /var/cache/omnibus/* |
# rm -Rf /opt/chef/* /var/cache/omnibus/* |
||
− | ディレクトリをセットアップして所有者をあなたに変えることで root でビルドしなく |
+ | ディレクトリをセットアップして所有者をあなたに変えることで root でビルドしなくなるようにします: |
# mkdir -p /opt/chef /var/cache/omnibus |
# mkdir -p /opt/chef /var/cache/omnibus |
||
51行目: | 53行目: | ||
# chown -R root:root /var/cache/omnibus |
# chown -R root:root /var/cache/omnibus |
||
− | Makeself ポータブルインストーラ (例: {{ic|chef-11.8.2_0.arch.3.12.6-1-ARCH.sh}}) が作成されるので、 |
+ | Makeself ポータブルインストーラ (例: {{ic|chef-11.8.2_0.arch.3.12.6-1-ARCH.sh}}) が作成されるので、 |
+ | |||
+ | 実行して Chef をインストールしてください。 |
||
=== アンインストール === |
=== アンインストール === |
||
59行目: | 63行目: | ||
# rm -Rf /opt/chef |
# rm -Rf /opt/chef |
||
− | + | Omnibus のキャッシュも削除できます: |
|
# rm -Rf /var/cache/omnibus |
# rm -Rf /var/cache/omnibus |
||
− | |||
− | == 他のインストール方法 == |
||
− | |||
− | {{Note|以下の方法を使ってはいけません。ChefDK をインストールするか Omnibus インストーラを使う方法が推奨です (上記を参照)。このセクションは一応他の方法があることを示すためだけに書かれています。}} |
||
− | |||
− | === RubyGem === |
||
− | |||
− | Chef を一番簡単にインストールできる方法ですが、全く推奨できません。既に依存するバージョンの gem をシステムにインストールしている場合、衝突が発生する可能性があります。 |
||
− | |||
− | まず[[公式リポジトリ]]から {{Pkg|ruby}} パッケージを[[インストール]]してください。パッケージには RubyGem も含まれています。 |
||
− | |||
− | 次に、Chef の RubyGem をインストールします: |
||
− | |||
− | # gem install chef |
2024年2月11日 (日) 00:43時点における版
Chef は Ruby と Erlang で書かれた設定管理ツールです。純粋な Ruby のドメイン固有言語 (DSL) を使ってシステムの設定"レシピ"を書くことができます。Chef を使うことで会社のサーバーを設定したり管理するのが効率的になり Rackspace, Internap, Amazon EC2, Google Cloud Platform, OpenStack, SoftLayer, Microsoft Azure などのクラウドベースのプラットフォームと統合して新しいマシンを自動的に準備・設定することが可能になります。Chef には小規模なシステムから大規模なシステムまでのソリューションが用意されており、それぞれのスケールにあった機能と料金が設定されています。
目次
Chef Workstation
chef-workstationAUR には、Chef プラットフォームを操作するための開発およびデプロイメントツールが含まれています。これには次のものが含まれます:
- Chef Infra Client
- Test Kitchen
- Cookstyle
- Chef InSpec
Chef Infra Client
管理対象のシステムには、chef-clientAUR パッケージをインストールします。これは、chef-client
、chef-solo
、または chef-zero
ツールを入手するための推奨される インストール 方法です。
CINC client
Chef Software は、Red Hat が Red Hat Enterprise Linux を使用するためにライセンスへの同意を必要とするのと同様に、パッケージを使用するためのライセンスを変更し、ライセンスへの同意を必要とするようになりました。[1] と呼ばれるコミュニティディストリビューションがあり、Chef Software の製品用のコミュニティサポートパッケージ (代替としての CentOS と同様) の提供に取り組んでいます。cincAUR パッケージは、代替の cinc-client
、cinc-solo
、または cinc-zero
ツールを提供します。
Omnibus Chef Installer
Chef Software が提供するパッケージは、依存関係が含まれた状態で構築されています。これにより、基盤となるオペレーティングシステムの Ruby や OpenSSL などのサポートを心配することなく Chef を出荷できるようになります。パッケージは、これら chef-workstationAUR, chef-clientAUR, cincAUR のパッケージを再利用してビルドされます。
ソースからインストール
独自の Omnibus パッケージを構築したい場合:
$ git clone https://github.com/chef/chef.git $ cd chef/omnibus
先にインストールしたファイルやオムニバスのキャッシュを削除してください:
# rm -Rf /opt/chef/* /var/cache/omnibus/*
ディレクトリをセットアップして所有者をあなたに変えることで root でビルドしなくなるようにします:
# mkdir -p /opt/chef /var/cache/omnibus # chown -R "$USER:users" /opt/chef # chown -R "$USER:users" /var/cache/omnibus
以下を実行してビルドしてください:
$ bundle install --binstubs $ bundle exec omnibus clean chef $ bundle exec omnibus build chef
ビルド後に、ディレクトリの所有者は元に戻してかまいません:
# chown -R root:root /opt/chef # chown -R root:root /var/cache/omnibus
Makeself ポータブルインストーラ (例: chef-11.8.2_0.arch.3.12.6-1-ARCH.sh
) が作成されるので、
実行して Chef をインストールしてください。
アンインストール
手動で全てのインストールファイルを削除:
# rm -Rf /opt/chef
Omnibus のキャッシュも削除できます:
# rm -Rf /var/cache/omnibus