「Buildah」の版間の差分
トラブルシューティングを翻訳して追加 |
|||
| 51行目: | 51行目: | ||
{{Note|{{ic|/run/user/0}} へのアクセスでエラーが発生した場合は、''su'' を使用してテストに使用しているユーザーになっている可能性があります。''su'' 以降はそのユーザーとしてログインする必要があります。{{ic|--login}} フラグを指定しないと、{{ic|XDG_RUNTIME_DIR}} やその他の環境変数が正しい値に設定されません。}} |
{{Note|{{ic|/run/user/0}} へのアクセスでエラーが発生した場合は、''su'' を使用してテストに使用しているユーザーになっている可能性があります。''su'' 以降はそのユーザーとしてログインする必要があります。{{ic|--login}} フラグを指定しないと、{{ic|XDG_RUNTIME_DIR}} やその他の環境変数が正しい値に設定されません。}} |
||
== トラブルシューティング == |
|||
=== WARN[0000] "/" is not a shared mount, this could cause issues or missing mounts with rootless containers === |
|||
ルートレスとして実行されている Buildah/Podman はバインドマウントが共有されることを予期しています。プライベートに設定されているかどうかを確認します。 |
|||
{{hc|$ findmnt -o PROPAGATION /| |
|||
PROPAGATION |
|||
private |
|||
}} |
|||
この場合、{{man|8|mount|Shared subtree operations}} を参照し、マウントを '''一時的に''' 次のものと共有するように設定します。 |
|||
# mount --make-shared / |
|||
これを '''永続的''' に設定するには、[[fstab#使用法|/etc/fstab]] を編集し、目的のマウントに ''shared'' オプションを追加して再起動します。次のようなエントリが表示されます。 |
|||
{{hc|/etc/fstab|2= |
|||
# <device> <dir> <type> <options> <dump> <fsck> |
|||
UUID=0a3407de-014b-458b-b5c1-848e92a327a3 / ext4 defaults,shared 0 1 |
|||
}} |
|||
== 参照 == |
== 参照 == |
||
2024年2月14日 (水) 04:15時点における版
Buildah は Open Container Initiative (OCI) コンテナイメージの生成を補助するツールです。Buildah パッケージが提供するコマンドラインツールで以下のことができます:
- スクラッチから、または既存イメージからコンテナを作成
- 動作中のコンテナから、あるいは Dockerfile からイメージを作成
- OCI イメージ形式や伝統的な docker イメージ形式でイメージを作成可能
- 動作中のコンテナのルートファイルシステムをマウントして操作
- 動作中のコンテナのルートファイルシステムをアンマウント
- コンテナのルートファイルシステムの中身をファイルシステムレイヤーとして使用して新しいイメージを作成
- 動作中のコンテナあるいはイメージを削除
- ローカルコンテナの名前を変更
コンテナの生成で一番有名な対抗アプリケーションは docker です。Buildah はコンテナの実行には使えません。実行したい場合は podman があります。
インストール
buildah および podman パッケージを インストール して下さい、または開発バージョンの場合は buildah-gitAUR
非 root ユーザー として実行する場合は、パフォーマンスとストレージスペースの効率を向上させるために、fuse-overlayfs もインストールします。
設定
特権のないコンテナの構築サポートを有効にする
Buildah を使用して 特権のない コンテナを構築したいユーザーは、初めて podman を実行する前に 追加のセットアップ手順を完了する必要があります。
/etc/subuid と /etc/subgid を編集する必要がなくなります。useradd が自動的に編集してくれるので、必要なのは、root として touch /etc/subgid と touch /etc/subuid を実行するだけで済みます。最後に、/etc/subuid と /etc/subgid の両方を作成して、コンテナを実行できる各ユーザーのコンテナ化された UID/GID ペアへのマッピングを含めます。[1] 以下の例は、root ユーザー (および systemd システムユニット) とユーザー buildah の例です。:
/etc/subuid
buildah:100000:65536
/etc/subgid
buildah:100000:65536
上記の変更を適用する前に podman を実行した場合、特権のないユーザーとしてイメージをプルしようとするとエラーが発生します。これを修正するには、podman system Migrate を実行します。
すべてがうまくいった場合、ログアウトして再度ログインした後、buildah Images はエラーにならないはずです
/run/user/0 へのアクセスでエラーが発生した場合は、su を使用してテストに使用しているユーザーになっている可能性があります。su 以降はそのユーザーとしてログインする必要があります。--login フラグを指定しないと、XDG_RUNTIME_DIR やその他の環境変数が正しい値に設定されません。トラブルシューティング
WARN[0000] "/" is not a shared mount, this could cause issues or missing mounts with rootless containers
ルートレスとして実行されている Buildah/Podman はバインドマウントが共有されることを予期しています。プライベートに設定されているかどうかを確認します。
$ findmnt -o PROPAGATION /
PROPAGATION private
この場合、mount(8) § Shared subtree operations を参照し、マウントを 一時的に 次のものと共有するように設定します。
# mount --make-shared /
これを 永続的 に設定するには、/etc/fstab を編集し、目的のマウントに shared オプションを追加して再起動します。次のようなエントリが表示されます。
/etc/fstab
# <device> <dir> <type> <options> <dump> <fsck> UUID=0a3407de-014b-458b-b5c1-848e92a327a3 / ext4 defaults,shared 0 1