「Zoom ミーティング」の版間の差分
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(古い環境変数の設定を削除→Wayland) |
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− | Wayland で画面共有するには、[[PipeWire#WebRTC 画面共有|WebRTC 画面共有]]のために必要なパッケージを[[インストール]]し、{{ic|~/.config/zoomus.conf}} 内の {{ic|enableWaylandShare}} の値を {{ic|true}} に変更し、zoom を再起動してください |
+ | Wayland で画面共有するには、[[PipeWire#WebRTC 画面共有|WebRTC 画面共有]]のために必要なパッケージを[[インストール]]し、{{ic|~/.config/zoomus.conf}} 内の {{ic|enableWaylandShare}} の値を {{ic|true}} に変更し、zoom を再起動してください。 |
依存関係を満たしているにも関わらず、Zoom が依然として pipewire を画面共有に使用しないという報告があります。そのような場合、[https://community.zoom.com/t5/Meetings/Screen-Sharing-Broken-with-5-14-10-on-Linux-KDE-Plasma-Wayland/m-p/126522/highlight/true#M72056 Zoom に Pipewire を使用させるように手動で設定するとうまく動作したと報告されています]。これは以下のようにして設定できます: |
依存関係を満たしているにも関わらず、Zoom が依然として pipewire を画面共有に使用しないという報告があります。そのような場合、[https://community.zoom.com/t5/Meetings/Screen-Sharing-Broken-with-5-14-10-on-Linux-KDE-Plasma-Wayland/m-p/126522/highlight/true#M72056 Zoom に Pipewire を使用させるように手動で設定するとうまく動作したと報告されています]。これは以下のようにして設定できます: |
2025年3月28日 (金) 16:14時点における最新版
Zoom ミーティング (Zoom Meetings) (略して "Zoom" とも) とは、プロプライエタリ、クロスプラットフォーム、クラウドベースのビデオ会議プラットフォームです。
目次
インストール
zoomAUR をインストールすることが望ましいです。Zoom のウェブサイトからダウンロードできるファイルでは自己アップデートができないからです。システムのライブラリを利用するzoom-system-qtAURは推奨されません。
ヒントとテクニック
バーチャル背景
Zoom はデフォルトのバーチャル背景を ~/.zoom/data/VirtualBkgnd_Default
に保存し、カスタムのバーチャル背景を ~/.zoom/data/VirtualBkgnd_Custom
に保存します。
ログ
Zoom はログを /home/user/.zoom/logs/zoom_stdout_stderr.log
に保存します。
システムのテーマを使う
~/.config/zoomus.conf
を編集して useSystemTheme
の値を true
に変更し、Zoom を再起動してください。
Zoom ミニウィンドウを無効化する
Zoom の「ミニウィンドウ」機能は、Zoom のビデオを小さくできますが、常に最前面に表示されます。それを無効化するには:
~/.config/zoomus.conf
を編集して enableMiniWindow
の値を false
に変更し、Zoom を再起動してください。
インターフェイスのサイズを大きくする
~/.config/zoomus.conf
を編集して scaleFactor=1.2
オプションを追加してください。変更を適用するには Zoom を再起動してください。このオプションが有効化されている場合は autoScale
の設定は無視されることに注意してください。
もう一つのより信頼性の高い方法は、Zoom の起動前に QT_SCALE_FACTOR=2
環境変数を設定することです。これを設定しないと Zoom の "Schedule" パネルが正しくスケーリングされません。
ZoomWebviewHostを無効化する
RAMを節約したければ、~/.config/zoomus.conf
をdisableCef=false
に設定する事でZoomWebviewHostを無効化できます。しかし、ホワイトボード等の機能を使えなくなります。
Xwayland無しでWayland上で起動する
Xwaylandを使わない場合は、~/.config/zoomus.conf
でxwayland=false
を設定します。Xwayland無しではZoomWebviewHost
プロセスが0MBの消費メモリで停止するかも知れません。
画面共有
Wayland
Wayland で画面共有するには、WebRTC 画面共有のために必要なパッケージをインストールし、~/.config/zoomus.conf
内の enableWaylandShare
の値を true
に変更し、zoom を再起動してください。
依存関係を満たしているにも関わらず、Zoom が依然として pipewire を画面共有に使用しないという報告があります。そのような場合、Zoom に Pipewire を使用させるように手動で設定するとうまく動作したと報告されています。これは以下のようにして設定できます:
- Zoom デスクトップクライアントを起動し、設定 > 画面共有 を開く
- 詳細 をクリックする
- Screen capture mode を (Auto Mode ではなく) Pipewire Mode に変更する
Xorg
Xorg で画面共有を有効化するには、セッションの種類を X11
に変更しておかなければなりません (つまり、環境変数 XDG_SESSION_TYPE=X11
を設定するということ)。グラフィカルセッションがどのように起動されるかに依りますが、この変数はデフォルトで設定されていないことがあります。
ブラウザからミーティングに参加する
Zoom バイナリを使いたくない場合、合理的な代替手段は Zoom ウェブクライアントです。ウェブクライアントは、クライアントバイナリによって提供されている機能を全て持っているわけではありませんが、スムーズで安定したエクスペリエンスを提供し、プロプライエタリなバイナリをインストールするよりもセキュリティ上の懸念が少ないです。
元のミーティング URL が https://<subdomain>.zoom.us/j/meeting_id?pwd=password
である場合、ウェブクライアントは https://<subdomain>.zoom.us/wc/join/meeting_id?pwd=password
でアクセスできます。
"Redirector" ブラウザ拡張機能
Firefox、Chromium、そして Opera では、Redirector 拡張機能を使うことで、URL の書き換えを自動化できます。以下のようなルールを作成してください:
- Description: Zoom web client
- Example URL:
https://sub.zoom.us/j/123456?pwd=pass
- Include pattern:
*//*.zoom.us/j/*
- Redirect to:
$1//$2.zoom.us/wc/join/$3
- Pattern type: Wildcard