「Via Technologies」の版間の差分

提供: ArchWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
(同期)
2行目: 2行目:
 
[[Category:X サーバー]]
 
[[Category:X サーバー]]
 
[[en:Via]]
 
[[en:Via]]
[[ru:Via Unichrome]]
+
[[ru:Via]]
 
== 様々な Unichrome ファミリーのディスプレイドライバー ==
 
== 様々な Unichrome ファミリーのディスプレイドライバー ==
   
8行目: 8行目:
   
 
プロプライエタリのドライバーは不安定です。しかしながら完全な 3D アクセラレーションを得るにはこれしか選択肢がありませんし、特定のチップセットではこのドライバーによって信頼性のあるモードセッティングができます。[[Arch User Repository|AUR]] から以下のパッケージのどれか一つをインストールしてください:
 
プロプライエタリのドライバーは不安定です。しかしながら完全な 3D アクセラレーションを得るにはこれしか選択肢がありませんし、特定のチップセットではこのドライバーによって信頼性のあるモードセッティングができます。[[Arch User Repository|AUR]] から以下のパッケージのどれか一つをインストールしてください:
* {{AUR|via-chrome9-dkms}}
+
* {{AUR|via-chrome9-dkms}}{{Broken package link|{{aur-mirror|via-chrome9-dkms}}}}
* {{AUR|xf86-video-via-chrome9}}
+
* {{AUR|xf86-video-via-chrome9}}{{Broken package link|{{aur-mirror|xf86-video-via-chrome9}}}}
* {{AUR|via-chrome9-dri}}
+
* {{AUR|via-chrome9-dri}}{{Broken package link|{{aur-mirror|via-chrome9-dri}}}}
   
 
=== OpenChrome ドライバー ===
 
=== OpenChrome ドライバー ===
   
Unichrome の最も開発が活発なドライバーです。CLE266, KM400/KN400/KM400A/P4M800, CN400/PM800/PN800/PM880, K8M800, CN700/VM800/P4M800Pro, CX700, P4M890, K8M890, P4M900/VN896 チップセットをサポートしています。2D, 3D, Xvideo, [[XvMC|XvMC]] による mpeg2 デコードを支援します。ブリーディングエッジならこのドライバーしかありえません。
+
Unichrome の最も開発が活発なドライバーです。CLE266, KM400/KN400/KM400A/P4M800, CN400/PM800/PN800/PM880, K8M800, CN700/VM800/P4M800Pro, CX700, P4M890, K8M890, P4M900/VN896 チップセットをサポートしています。2D, 3D, Xvideo, [[XvMC]] による mpeg2 デコードを支援します。ブリーディングエッジならこのドライバーしかありえません。
   
 
OpenChrome ドライバーを取得するには、{{Pkg|xf86-video-openchrome}} パッケージを[[pacman|インストール]]してください。
 
OpenChrome ドライバーを取得するには、{{Pkg|xf86-video-openchrome}} パッケージを[[pacman|インストール]]してください。
33行目: 33行目:
 
Option "EnableAGPDMA" "false"
 
Option "EnableAGPDMA" "false"
   
起動時 ([[GDM|GDM]]) やログインの後 ([[SLiM|slim]]) にマシンがフリーズする場合、XAA オプション {{ic|XaaNoImageWriteRect}} を追加して見て下さい。ただしこのオプションが適用されるのは XAA アクセラレーションメソッド ({{ic|AccelMethod}} オプションで設定) を使っている時だけなので注意してください。0.2.906 から、デフォルトのアクセラレーションメソッドは EXA です。
+
起動時 ([[GDM]]) やログインの後 ([[SLiM]]) にマシンがフリーズする場合、XAA オプション {{ic|XaaNoImageWriteRect}} を追加して見て下さい。ただしこのオプションが適用されるのは XAA アクセラレーションメソッド ({{ic|AccelMethod}} オプションで設定) を使っている時だけなので注意してください。0.2.906 から、デフォルトのアクセラレーションメソッドは EXA です。
   
 
Option "XaaNoImageWriteRect"
 
Option "XaaNoImageWriteRect"
48行目: 48行目:
   
 
システムをインストールした後、{{ic|viafb}} モジュールを[[カーネルモジュール#ブラックリスト|ブラックリスト]]に入れる必要があります。
 
システムをインストールした後、{{ic|viafb}} モジュールを[[カーネルモジュール#ブラックリスト|ブラックリスト]]に入れる必要があります。
  +
  +
==== VIA カーネル ====
  +
  +
VX900 など一部のビデオカードは正しく初期化するのに {{AUR|linux-openchrome}} カーネルを必要とします。
   
 
== Unichrome と OpenGL ==
 
== Unichrome と OpenGL ==
53行目: 57行目:
 
Via のグラフィックチップセットでの OpenGL サポートはかなり時代遅れになっています。現時点では派手なアプリケーションやゲーム、Compiz Fusion などのバックエンドとして OpenGL を使っているコンポジットデスクトップなどを動作させることはできないでしょう。Unichrome 3D ドライバーでは新しい OpenGL の拡張がサポートされていないためです。ただしシンプルな OpenGL アプリケーションは動かせる可能性があります。Unichrome の 3D ドライバーは DRI プロジェクトによって提供されています。
 
Via のグラフィックチップセットでの OpenGL サポートはかなり時代遅れになっています。現時点では派手なアプリケーションやゲーム、Compiz Fusion などのバックエンドとして OpenGL を使っているコンポジットデスクトップなどを動作させることはできないでしょう。Unichrome 3D ドライバーでは新しい OpenGL の拡張がサポートされていないためです。ただしシンプルな OpenGL アプリケーションは動かせる可能性があります。Unichrome の 3D ドライバーは DRI プロジェクトによって提供されています。
   
OpenGL を動かすには {{Pkg|unichrome-dri}}, {{Pkg|mesa-libgl}}, {{Pkg|mesa}} パッケージをインストールしてください。
+
OpenGL を動かすには {{Pkg|unichrome-dri}} {{Pkg|mesa}} パッケージをインストールしてください。
   
 
== DPMS の問題 ==
 
== DPMS の問題 ==

2017年3月21日 (火) 22:28時点における版

様々な Unichrome ファミリーのディスプレイドライバー

VIA のプロプライエタリドライバー

プロプライエタリのドライバーは不安定です。しかしながら完全な 3D アクセラレーションを得るにはこれしか選択肢がありませんし、特定のチップセットではこのドライバーによって信頼性のあるモードセッティングができます。AUR から以下のパッケージのどれか一つをインストールしてください:

OpenChrome ドライバー

Unichrome の最も開発が活発なドライバーです。CLE266, KM400/KN400/KM400A/P4M800, CN400/PM800/PN800/PM880, K8M800, CN700/VM800/P4M800Pro, CX700, P4M890, K8M890, P4M900/VN896 チップセットをサポートしています。2D, 3D, Xvideo, XvMC による mpeg2 デコードを支援します。ブリーディングエッジならこのドライバーしかありえません。

OpenChrome ドライバーを取得するには、xf86-video-openchrome パッケージをインストールしてください。

xorg.conf のドライバー名は openchrome です。

トラブルシューティング

問題を修正するためにオプションを有効にするには、まず /etc/X11/xorg.conf.d/ に新しいファイル 10-openchrome.conf を作成してください:

Section "Device"
    Identifier "My Device Name"
    Driver "openchrome"
EndSection

X サーバーに乱れが生じたりウィンドウの再描写が行われなくなったときは、EnableAGPDMA オプションを無効にして見て下さい:

Option     "EnableAGPDMA"               "false"

起動時 (GDM) やログインの後 (SLiM) にマシンがフリーズする場合、XAA オプション XaaNoImageWriteRect を追加して見て下さい。ただしこのオプションが適用されるのは XAA アクセラレーションメソッド (AccelMethod オプションで設定) を使っている時だけなので注意してください。0.2.906 から、デフォルトのアクセラレーションメソッドは EXA です。

Option "XaaNoImageWriteRect"

CPU の使用量が著しく上がったり UI のフレームレートが低い時は、次を追加して見て下さい:

Option "AccelMethod" "XAA"
LiveCD から起動した時に黒画面になる

Live-CD から起動した際、黒画面が表示されるときはカーネルコマンドラインmodprobe.blacklist=viafb を追加してください。

ノート: おそらく nomodeset はここでは機能しません。

システムをインストールした後、viafb モジュールをブラックリストに入れる必要があります。

VIA カーネル

VX900 など一部のビデオカードは正しく初期化するのに linux-openchromeAUR カーネルを必要とします。

Unichrome と OpenGL

Via のグラフィックチップセットでの OpenGL サポートはかなり時代遅れになっています。現時点では派手なアプリケーションやゲーム、Compiz Fusion などのバックエンドとして OpenGL を使っているコンポジットデスクトップなどを動作させることはできないでしょう。Unichrome 3D ドライバーでは新しい OpenGL の拡張がサポートされていないためです。ただしシンプルな OpenGL アプリケーションは動かせる可能性があります。Unichrome の 3D ドライバーは DRI プロジェクトによって提供されています。

OpenGL を動かすには unichrome-drimesa パッケージをインストールしてください。

DPMS の問題

ラップトップのバックライトが消えないなど DPMS の問題が発生する場合は、xorg.conf のデバイスセクションに次を追加して見て下さい:

Option "VBEModes" "true"

終了時にフリーズする

X を終了しようとするとコンピュータがクラッシュする場合、カーネルコンソールに vesa ドライバーを使わないようにして見て下さい。grub のカーネル行から vga を削除するなどしてください。

参照