OpenVAS

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OpenVAS は Open Vulnerability Assessment System の略で、グラフィカルなユーザーフロントエンドなどのツールが付属しているネットワークセキュリティスキャナです。リモート環境やアプリケーションのセキュリティ問題を検出するネットワーク脆弱性テスト (NVT) が集められたサーバーがコアになります。

プリインストール

PostgreSQL

続行する前に PostgreSQL をセットアップしてください。

Redis

OpenVAS redis 設定 の規定に従って Redis を構成します。要約すると、/etc/redis/redis.conf を次のように修正します:

port 0
unixsocket /run/redis/redis.sock
unixsocketperm 770
timeout 0
databases 128
ノート: databases の数を計算する方法については、前の OpenVAS redis 設定 ドキュメントを参照してください。

最後に redis.service再起動 します。

初期設定

サーバーの証明書を作成してください、デフォルト値を選択します:

# openvas-mkcert

クライアントの証明書を作成:

# openvas-mkcert-client -n -i

プラグインと脆弱性データをアップデート:

# openvas-nvt-sync
# openvas-scapdata-sync
# openvas-certdata-sync

スキャナサービスを起動:

# systemctl start openvas-scanner

データベースを再生成:

# openvasmd --rebuild --progress

管理者ユーザーアカウントを追加、パスワードをコピーしてください:

# openvasmd --create-user=admin --role=Admin

インストール後の設定

OpenVAS redis configuration に書かれているように redis を設定してください。/etc/redis.conf で以下を編集します:

unixsocket /var/lib/redis/redis.sock
unixsocketperm 700
port 0
timeout 0

/etc/openvas/openvassd.conf を作成、以下を追加してください:

kb_location = /var/lib/redis/redis.sock

最後に redis を再起動してください:

# systemctl restart redis

使用方法

openvasmd デーモンを起動:

# openvasmd -p 9390 -a 127.0.0.1

Greenbone Security Assistant WebUI を起動 (任意):

# gsad -f --listen=127.0.0.1 --mlisten=127.0.0.1 --mport=9390

ウェブブラウザで http://127.0.0.1 を開いて管理者ユーザーでログインしてください。

ノート:
  • デフォルトでは gsad はポート 80 を使います。既に別のウェブサーバーを立ち上げている場合、問題が発生します。gsad--port スイッチを指定することで別のポートが使えます。--http-only--no-redirect など他のオプションについては gsad の man ページを参照してください。
  • Greenbone Security Assistant WebUI はレポートの PDF をダウンロードするために texlive-most パッケージを必要とします。

Systemd

openvas-systemdAUR という名前の AUR パッケージに Redhat による systemd ユニットが入っています。より良い TLS 設定なども入っています。

メジャーバージョンのアップデート

新しいメジャーバージョンにするときはデータベースの移行が必要です:

# openvasmd --migrate --progress

参照

  • OpenVAS - 公式 OpenVAS ウェブサイト。