Volnoti
GitHub の Volnoti のページより:
- "Volnoti は GNU/Linux などの POSIX オペレーティングシステム用の軽量なボリューム通知デーモンです。GTK+ と D-Bus を使用しており、あらゆるウィンドウマネージャで動作します。本来の目標は LXDE や Xmonad などの軽量なウィンドウマネージャ用のボリューム通知デーモンを作成することでしたが、現在では GNOME, KDE, Xfce, LXDE, Xmonad, i3 を含む様々な WM で動作します。"
Openbox などの通知デーモンが付属していない軽量なウィンドウマネージャを使っている場合に、Volnoti を利用してボリュームの変更を確認することができます。特にノートパソコンやキーボードの特殊なキーと組み合わせることで有用です。
インストール
AUR から volnotiAUR パッケージをインストールしてください。
使用方法と設定
Volnoti の起動
デーモンを起動するには、次のコマンドを実行:
$ volnoti
Volnoti はバックグラウンドで動作します。ウィンドウマネージャが起動したときに Volnoti も自動的に実行させたい場合、WM の自動起動ファイル (例えば Openbox を使用している場合なら ~/.config/openbox/autostart
) にコマンドを追加してください。ターミナルで次のコマンドを実行することで、プログラムが起動していることを確認できます:
$ volnoti-show 20
画面の中央に、ボリュームが 25% だと書かれた半透明の四角が表示されるはずです。起動できたら、ボリュームが変更されるたびに通知を表示するように Volnoti を設定してください。
Xbindkeys の設定
以下の設定は Volnoti, ALSA, Xbindkeys を使ってホットキーが押されたときにボリュームの変更を表示します。この例では Xbindkeys が既にインストール・設定済みであるとします。
テキストエディタで ~./xbindkeysrc
を開いて # End of xbindkeys configuration
の前に以下の行を追加してください:
# Increase volume "amixer set Master 5%+ && amixer get Master | egrep -o "([0-9]+)%" | egrep -o "[0-9]+" | xargs -0 volnoti-show" XF86AudioRaiseVolume # Decrease volume "amixer set Master 5%- && amixer get Master | egrep -o "([0-9]+)%" | egrep -o "[0-9]+" | xargs -0 volnoti-show" XF86AudioLowerVolume # Toggle volume "amixer set Master toggle; if [[ -n $(amixer get Master | grep 'Mono:' | grep -o "\[off\]") ]] ; then volnoti-show -m -v; else amixer get Master | egrep -o "([0-9]+)%" | egrep -o "[0-9]+" | xargs -0 volnoti-show; fi" XF86AudioMute
最初の2つのコマンドはキーが押されたときにボリュームを上げ下げして、新しいボリュームのレベルを読み込み、volnoti-show
の引数として送信します。3番目のコマンドはボリュームのオンオフを切り替えて、(ボリュームがミュートになっているかどうかにあわせて) Volnoti の通知を表示します。
kill -1 $(pidof xbindkeys)
で Xbindkeys を再起動 (あるいは、自動起動ファイルに Volnoti と Xbindkeys を記述してから PC を再起動) して設定をテストしてください。