foobar2000
foobar2000 は Windows プラットフォーム用の先進的な無料のオーディオプレイヤーです。モジュール構造による拡張機能・柔軟性を備えており wine で動作します。
インストール
Wine に書かれているように Wine をインストールしてください。
foobar2000 が音声出力を認識できるように Multilib リポジトリから lib32-libpulse または lib32-alsa-lib と lib32-alsa-plugins をインストールしてください。詳しくは wine の appdb の foobar2000 や Wine#サウンドを見てください。
https://www.foobar2000.org/download から最新インストーラーをダウンロードして以下のコマンドで foobar2000 をデフォルトの64ビットの wineprefix にインストール:
$ wine ~/Downloads/foobar2000_v*.exe
Foobar2000 の起動
.desktop エントリが自動的に作成されますが、以下のコマンドで起動することもできます:
$ wine "$HOME/.wine/drive_c/Program Files (x86)/foobar2000.exe"
エンコーダーのインストール
foobar2000 の開発者によるフリーのオーディオエンコーダーのパックが こちら から入手できます。FLAC と MP3 (LAME) エンコーダーが含まれており、どちらも特に設定しなくても動作します。インストールするには:
$ wine "$HOME/Downloads/Free_Encoder_Pack_*.exe"
Apple AAC と ALAC のサポートの追加
AAC Apple エンコーダーは最も損失の少ないエンコーダーのひとつであり [1]、ほとんどのデジタルオーディオプレイヤーによってサポートされています。ALAC は圧縮率で FLAC よりも優れています。
サードパーティ製のモジュールを展開・インストールすることで (Wine で動作しない) iTunes や QuickTime をインストールせずに Apple AAC と ALAC エンコーダーを利用することが可能です [2]。
qAAC が含まれている Free Encoder Pack for foobar2000 の最新版をインストールしてください。
同一フォルダに以下をダウンロードしてください:
- 64ビット版 Windows 用の最新の iTunes または QuickTime。
- qAAC の開発者によって提供されている makeportable.zip アーカイブ。
- 64ビット版 Windows 用の 7-Zip。
7-Zip をインストール:
$ wine "$HOME/.wine/drive_c/Program Files (x86)/7z1700-x64.exe"
makeportable.zip を解凍してから以下のコマンドでコマンドプロンプトを起動:
$ wineconsole cmd
コマンドプロンプトで以下のコマンドを実行:
$ cd "\<path to home>\.wine\drive_c\Program Files (x86)\" $ makeportable.cmd
サードパーティ製モジュールをインストール:
$ wine msiexec /i "$HOME/.wine/drive_c/Program Files (x86)/AppleApplicationSupport64.msi"
これで wine 環境に foobar2000 の AAC & ALAC エンコーダーのサポートが追加されました。