Subtle
Subtle プロジェクトページ より:
- Subtle は手動タイル型ウィンドウマネージャでタイリングに関して他と異なるアプローチをとっています: 事前に定義したレイアウトを使う代わりに、Subtle は (グラビティと呼ぶ) カスタマイズできるスロットで画面をグリッドに分割します。
Subtle の設定は Ruby で行います。
インストール
subtle-gitAUR パッケージをインストールしてください。
Subtle の起動
Subtle を起動するには exec subtle
を .xinitrc
ファイルに追加して Xorg を起動してください。Subtle にはアイコンやメニューが存在しないため、ターミナルを開くキーバインディングである Super+Enter
を覚えておきましょう。URxvt が開きます。URxvt をインストールしていない場合は、URxvt をインストールするか、Subtle を起動する前に設定ファイルを変更してください。Subtle を終了するときは Super+Ctrl+q
を押します。
基本機能
ウィンドウが開かれると、ユーザーが定義したルールに合わせて、適切な位置とサイズが定められます。ルールが適用される順番は以下の3つに分けることができます:
- View
- Gravity
- Tag
ビューはウィンドウが配置される環境です。デスクトップ画面と同じと考えて良いでしょう。実際にウィンドウに適用するルールの定義はタグで行います。タグの中では、グラビティを使うことができます。グラビティはウィンドウのサイズと位置をコントロールします。
設定
Subtle は $XDG_CONFIG_HOME
に subtle.rb
がないか検索します。存在しない場合は、$XDG_CONFIG_DIRS
からデフォルトのファイルがロードされます。このファイルを $XDG_CONFIG_HOME/subtle
ディレクトリにコピーしてデフォルトの代わりに使用することが推奨されています。
デフォルトのファイルには多数のグラビティ、タグ、ビューが含まれています。あなたの環境を設計するのに良いスタートポイントとなるでしょう。一致するタグがないアプリケーションは default タグが含まれているビューに配置され、default タグが存在するビューがないときは、最初のビューに自動的にアプリケーションが配置されます。
設定ファイルにエラーがないか確認するには、次のコマンドを実行:
$ subtle -k
Sublet
Sublet は Subtle のパネルに表示される小さなアプリです。Sublet を使うことで様々なアプリケーションをコントロールしたりシステムの状態を表示できます。
sublet のインストール
sublet をインストールするには、ターミナルで次のコマンドを入力します:
$ sur install <name of sublet>
sublet のリストは、sur ウェブサイト を見て下さい。
sublet の有効化
デフォルトでは全ての sublet は右上に表示されます。subtle.rb
を編集して screen 設定から :sublets
を削除して以下のように sublet を追加することで位置を変更することができます:
screen 1 do top [ :title, :spacer, :views ] bottom [ :mpd, :wifi, :battery ] end
以下のように sublet の名前を追加してください:
bottom [ :mpd, :<name of sublet>, :wifi, :battery ]
選択した場所に sublet が表示されます。