Chef
Chef は Ruby と Erlang で書かれた設定管理ツールです。純粋な Ruby のドメイン固有言語 (DSL) を使ってシステムの設定"レシピ"を書くことができます。Chef を使うことで会社のサーバーを設定したり管理するのが効率的になり Rackspace, Internap, Amazon EC2, Google Cloud Platform, OpenStack, SoftLayer, Microsoft Azure などのクラウドベースのプラットフォームと統合して新しいマシンを自動的に準備・設定することが可能になります。Chef には小規模なシステムから大規模なシステムまでのソリューションが用意されており、それぞれのスケールにあった機能と料金が設定されています。
目次
Chef Workstation
chef-workstationAUR には、Chef プラットフォームを操作するための開発およびデプロイメントツールが含まれています。これには次のものが含まれます:
- Chef Infra Client
- Test Kitchen
- Cookstyle
- Chef InSpec
Chef Infra Client
管理対象のシステムには、chef-clientAUR パッケージをインストールします。これは、chef-client
、chef-solo
、または chef-zero
ツールを入手するための推奨される インストール 方法です。
CINC client
Chef Software は、Red Hat が Red Hat Enterprise Linux を使用するためにライセンスへの同意を必要とするのと同様に、パッケージを使用するためのライセンスを変更し、ライセンスへの同意を必要とするようになりました。[1] と呼ばれるコミュニティディストリビューションがあり、Chef Software の製品用のコミュニティサポートパッケージ (代替としての CentOS と同様) の提供に取り組んでいます。cincAUR パッケージは、代替の cinc-client
、cinc-solo
、または cinc-zero
ツールを提供します。
Omnibus Chef Installer
Chef Software が提供するパッケージは、依存関係が含まれた状態で構築されています。これにより、基盤となるオペレーティングシステムの Ruby や OpenSSL などのサポートを心配することなく Chef を出荷できるようになります。パッケージは、これら chef-workstationAUR, chef-clientAUR, cincAUR のパッケージを再利用してビルドされます。
ソースからインストール
独自の Omnibus パッケージを構築したい場合:
$ git clone https://github.com/chef/chef.git $ cd chef/omnibus
先にインストールしたファイルやオムニバスのキャッシュを削除してください:
# rm -Rf /opt/chef/* /var/cache/omnibus/*
ディレクトリをセットアップして所有者をあなたに変えることで root でビルドしなくなるようにします:
# mkdir -p /opt/chef /var/cache/omnibus # chown -R "$USER:users" /opt/chef # chown -R "$USER:users" /var/cache/omnibus
以下を実行してビルドしてください:
$ bundle install --binstubs $ bundle exec omnibus clean chef $ bundle exec omnibus build chef
ビルド後に、ディレクトリの所有者は元に戻してかまいません:
# chown -R root:root /opt/chef # chown -R root:root /var/cache/omnibus
Makeself ポータブルインストーラ (例: chef-11.8.2_0.arch.3.12.6-1-ARCH.sh
) が作成されるので、
実行して Chef をインストールしてください。
アンインストール
手動で全てのインストールファイルを削除:
# rm -Rf /opt/chef
Omnibus のキャッシュも削除できます:
# rm -Rf /var/cache/omnibus