Matrix

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Matrix はオープンなインスタントメッセージや VoIP のための野心的な新しいエコシステムです。サーバー・クライアントと、IRC など既存のメッセージソリューションと通信するためのブリッジソフトウェアから構成されています。

インストール

サーバーのリファレンス実装である Synapsematrix-synapse パッケージでインストールできます。Synapse は Python 3 で動作しないためバージョン 2.7 が必要になります。パッケージをインストールすると synapse ユーザーが作成されます。

設定

インストールしたら、設定ファイルを作成する必要があります。ファイルは synapse ユーザーから読み込めるように設定してください:

$ cd /var/lib/synapse
$ sudo -u synapse python2 -m synapse.app.homeserver \
  --server-name my.domain.name \
  --config-path /etc/synapse/homeserver.yaml \
  --generate-config \
  --report-stats=yes

上記のコマンドで、入力したサーバー名の SSL 鍵と自己署名証明書が生成されます。サーバー名を変更した場合は再生成してください。

ウェブクライアント

synapse のデフォルト設定ではウェブクライアント機能が有効になっています。ただし python2-matrix-angular-sdk[リンク切れ: パッケージが存在しません] をインストールしていないとウェブクライアント機能が有効になっているせいで synapse の起動が失敗します。ウェブクライアントを無効化するか python2-matrix-angular-sdk[リンク切れ: パッケージが存在しません] をインストールしてください。

ノート: 開発者のウェブサイト より: Matrix.org のオリジナルの AngularJS ウェブクライアントには性能に問題を抱えておりメンテナンスは停滞しています。代わりに Riot と matrix-react-sdk を使うようにしてください。

サービス

パッケージには synapse.service という名前の systemd サービスが付属しています。サービスを起動することで synapse ユーザーで synapse サーバーが起動し、/etc/synapse/homeserver.yaml 設定ファイルが使われます。

ユーザー管理

synapse サーバーには最低でもひとりのユーザーが必要です。以下のようにコマンドでユーザーを作成できます:

$ register_new_matrix_user -c /etc/synapse/homeserver.yaml https://localhost:8448

もしくは matrix クライアント を使ってください。