Reflector

提供: ArchWiki
2021年8月25日 (水) 14:48時点におけるBuzztaiki (トーク | 投稿記録)による版 (Pacman フックの部分を英語版と同期)
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ReflectorMirrorStatus ページから最新のミラーリストを取得して、ミラーを速度でソートし、/etc/pacman.d/mirrorlist ファイルを上書きするスクリプトです。

インストール

reflector パッケージをインストールしてください。

使用方法

警告:
  • 最初に /etc/pacman.d/mirrorlist ファイルをバックアップしておいてください。
  • Pacman で同期とアップデートをする前に /etc/pacman.d/mirrorlist には信頼できないエントリが含まれていないようにしてください。

利用できるコマンドを表示するには、次のコマンドを実行:

# reflector --help

サンプル

以下のコマンドは同期が一番新しい5つのミラーを取り出して、速度でソートし、/etc/pacman.d/mirrorlist ファイルを上書きします:

# reflector --verbose --latest 5 --sort rate --save /etc/pacman.d/mirrorlist

以下のコマンドは、最近同期が行われた HTTP または HTTPS ミラー200個を選択して、ダウンロード速度でソートし、/etc/pacman.d/mirrorlist ファイルを上書きします:

# reflector --latest 200 --protocol http --protocol https --sort rate --save /etc/pacman.d/mirrorlist

以下のコマンドはアメリカに存在する、12時間以内に同期が行われた HTTPS ミラーを選択して、ダウンロード速度でソートし、/etc/pacman.d/mirrorlist ファイルを上書きします:

# reflector --country 'United States' --age 12 --protocol https --sort rate --save /etc/pacman.d/mirrorlist

自動化

Systemd サービス

サービスは、/etc/xdg/reflector/reflector.conf で指定されたパラメータを使用し Reflector を実行します。このファイルのデフォルトのオプションは、例として示しています。

たとえば、HTTPS をサポートし、上書き /etc/pacman.d/mirrorlist する最新の5つのミラーを日本とオーストラリアから選択するには、次のコマンドを使用します。

/etc/xdg/reflector/reflector.conf
--save /etc/pacman.d/mirrorlist
--country Japan,Australia
--protocol https
--latest 5

reflector.service有効化 すればミラーリストが起動時に更新されます。

Systemd タイマー

バージョン2020.8 以降、Reflector は systemd/タイマー (reflector.timer) を提供しており、 Reflector#Systemd サービス reflector.service を毎週開始します。スケジュールは reflector.timer編集 することで変更できます。

まず、Reflector#Systemd サービス の説明に従って、設定ファイルを編集します。設定ファイルを更新した後、reflector.timer有効化 してください。

ミラーリストをスケジュールより先に更新するには、reflector.servicestart してください。

Pacman フック

pacman フックを作成して pacman-mirrorlist が更新されるたびに reflector.service を実行して .pacnew ファイルを削除するように設定できます:

/etc/pacman.d/hooks/mirrorupgrade.hook
[Trigger]
Operation = Upgrade
Type = Package
Target = pacman-mirrorlist

[Action]
Description = Updating pacman-mirrorlist with reflector and removing pacnew...
When = PostTransaction
Depends = reflector
Exec = /bin/sh -c 'systemctl start reflector.service; [ -f /etc/pacman.d/mirrorlist.pacnew ] && rm /etc/pacman.d/mirrorlist.pacnew'

パラメータは #Systemd サービス の説明に従って /etc/xdg/reflector/reflector.conf で設定します。

これと同様のフックは reflector-mirrorlist-updateAUR でも提供されています。

参照