CPU の低電圧化

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2022年2月21日 (月) 03:44時点におけるKgx (トーク | 投稿記録)による版 (→‎amdctl: 翻訳)
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低電圧化はコンピュータプロセッサや部品の駆動電圧を動的に減らします。動的電圧スケーリングによって電圧を抑えることでパフォーマンスに影響を与えることなく消費電力を減らしたり発熱を少なくすることができます。

警告: 警告 CPUの電圧設定を誤ると、ハードウェアが恒久的に破損する恐れがあります。警告しましたよ。
ノート: Plundervolt の脆弱性を修正するための変更により、最新の BIOS やマイクロコードではインテル・プロセッサーの電圧を下げることができなくなりました。

概要

  • PHC - 旧世代の Intel と AMD のプロセッサを低電圧化するツール。intel_pstate CPU 周波数ドライバーとは互換性がありません。
  • #intel-undervolt - Haswell 以降の Intel CPU を MSR を使って低電圧化するツール。intel_pstate と互換性があります。
  • #amdctl - K10 以降の AMD CPU の低電圧化化ツール
  • K10ctl - P-State を変更することにより、AMD K10 プロセッサ(Phenom、Phenom II など)をオーバークロックおよび低電圧化します。

ツール

intel-undervolt

intel-undervolt は MSR を使用する Haswell 以降の Intel CPU を低電圧化するツールです。このツールは こちらの記事 の内容を元にしています。MSR と MCHBAR レジスタを使ってパワーリミット・温度リミットを変更できます。

インストール

intel-undervolt パッケージでインストールできます。

設定と使用方法

以下のコマンドは現在の電圧設定を出力します:

# intel-undervolt read

設定ファイル /etc/intel-undervolt.conf を編集して設定してください。CPU Cache を -100mV だけ低電圧する設定例:

ノート: 'CPU' と 'GPU' の値を変えても効果はありません (少なくとも ASUS Zenbook UX430UQ ノートパソコンの場合は)。
/etc/intel-undervolt.conf
...
apply 0 'CPU' 0
apply 1 'GPU' 0
apply 2 'CPU Cache' -100
apply 3 'System Agent' 0
apply 4 'Analog I/O' 0
...

設定ファイルを保存したら以下のコマンドでテストしてください:

# intel-undervolt apply

設定が適用されたら Success と出力されます。もう一度現在の設定を確認してみてください:

# intel-undervolt read

設定を変更しても安定しているようだったら intel-undervolt.service有効化することで変更を永続化できます。

amdctl

amdctl は、K10 以降の AMDCPU を低電圧化するためのツールです。

インストール

amdctl-gitAUR としてインストールすることができます。