Mercurial
Mercurial (しばしば hg と呼称されます) は Python で書かれた分散型バージョン管理システムであり Git, Bazaar, Darcs と多くの点で似ているところがあります。
インストール
公式リポジトリの mercurial をインストールしてください。
設定
少なくともユーザー名は設定する必要があります。設定していないとコミットするときに mercurial はエラーを吐きます。~/.hgrc
を編集して以下を追加することでユーザー名を設定できます:
~/.hgrc
[ui]
username = John Smith
グラフィカルブラウザ hgk (別名 hg view) を使うには、以下を ~/.hgrc
に追加してください (フォーラムスレッド を参照):
~/.hgrc
[extensions]
hgk=
以下の難解なエラーメッセージを出ないようにするには hg view を実行する前に tk をインストールする必要があります:
/usr/bin/env: wish: No such file or directory
証明書のフィンガープリントが検証されていないという Mercurial の警告を削除するには、以下を ~/.hgrc
に追加 (Mercurial wiki を参照):
~/.hgrc
[web]
cacerts = /etc/ssl/certs/ca-certificates.crt
巨大なリポジトリを扱う場合 (例: ttf-google-fonts-hgAUR)、progress 拡張を ~/.hgrc
ファイルに追加して有効にすると良いでしょう:
~/.hgrc
[extensions]
progress =
上記の設定で、3秒以上かかる操作をしたときにプログレスバーが表示されます。すぐにプログレスバーを表示させたい場合は、設定ファイルに以下を追記してください:
~/.hgrc
[progress]
delay = 1.5
使用方法
mercurial のコマンドは全て hg から始まります。一般的なコマンドのリストを見るには、次を実行:
$ hg help
既存のリポジトリ (コードやファイルの集まり) を使うことも、リポジトリを作成して共有することもできます。
既存のリポジトリを使うには、リポジトリを適当なディレクトリに複製する必要があります:
$ mkdir mercurial
$ cd mercurial
$ hg clone http://hg.serpentine.com/tutorial/
自分でリポジトリを作成するにいは、共有したいディレクトリに移動して mercurial プロジェクトを開始します:
$ cd myfiles
$ hg init myfiles
ドットファイルリポジトリ
~/.
ファイルのリポジトリを作成したいときは、ホームフォルダでプロジェクトを開始します:
$ hg init
追跡したい特定のファイルを追加するときは:
$ hg add
~/.hgignore
を作成することでリポジトリに含めたいファイルだけを mercurial によって追跡させることができます。
参照
- Mercurial: The Definitive Guide
- hginit.com - a tutorial by Joel Spolsky
- Mercurial Kick-Start one more tutorial by Aragost.
- Bitbucket - free and commercial hosting of mercurial repositories
- Intuxication - free mercurial hosting