feh
feh は軽量かつ強力な画像ビューアであり、壁紙を管理する機能がないスタンドアロンのウィンドウマネージャの壁紙管理にも使えます。
インストール
使用法
feh は細かく設定することができます。オプションの完全なリストを見るには、feh --help
を実行するか feh(1) man ページを参照してください。
画像ビューア
特定のディレクトリの画像をすばやく見るには、以下の引数をつけて feh を起動します:
$ feh -g 640x480 -d -S filename /path/to/directory
-g
フラグは画像を強制的に 640x480 以下で表示します-d
フラグはファイル名を表示します-S filename
フラグは画像をファイル名でソートします
これはほんの一例です。柔軟性を高めたい場合は、さらに多くのオプションを利用できます。
壁紙を設定する
feh は Openbox, Fluxbox, xmonad などのデスクトップ機能がないウィンドウマネージャの壁紙を管理するのに使えます。
以下のコマンドは最初の壁紙を設定する例です:
$ feh --bg-scale /path/to/image.file
他にも以下のようなスケーリングオプションがあります:
--bg-tile FILE --bg-center FILE --bg-max FILE --bg-fill FILE
次のセッション時に壁紙をまた設定するには、スタートアップファイルに以下を追加してください (例: ~/.xinitrc
, ~/.config/openbox/autostart
など):
~/.fehbg &
壁紙画像を変更するには、上記の feh --bg-scale /path/to/image.file
コマンドを実行した後に作成される ~/.fehbg
ファイルを編集してください。
--no-fehbg
フラグを渡すことで、~/.fehbg
の作成を明示的に無効にすることもできます。
異なるモニターに異なる壁紙をセットアップするには、使用可能なモニターの数と同じ数のファイル パスを渡す必要があります。たとえば、デュアルモニター設定の場合は次のようになります。
$ feh --bg-center path/to/file/for/first/monitor path/to/file/for/second/monitor
SVG 画像を開く
$ feh --conversion-timeout 1 file.svg
imagemagick が必要です。
ランダム壁紙画像
--bg-foo
オプションのどれかと --randomize
オプションを使うことでランダムに壁紙を feh で設定することができます、例えば:
$ feh --randomize --bg-fill ~/.wallpaper/*
上記のコマンドは ~/.wallpaper/
ディレクトリのファイルからランダムで画像を壁紙に設定します。もしくは、壁紙をサブフォルダに分割している場合は、再帰的に実行することもできます:
$ feh --recursive --randomize --bg-fill ~/.wallpaper
セッションごとに ~/.wallpaper
から異なる壁紙をランダムに設定するには、以下を .xinitrc
に追加します:
$ feh --bg-max --randomize ~/.wallpaper/* &
以下のように .fehbg
を編集することでもランダムに壁紙を設定できます:
$HOME/.fehbg
feh --bg-max --randomize --no-fehbg ~/.wallpaper/*