Plank
Plank は軽量で最小限のドックです。Plank は Wayland では動作しません。
インストール
plank あるいは plank-gitAUR パッケージをインストールしてください。
Plank の実行
$ plank
xserver を動かしている時に、以下のようなエラーが発生する場合 :
$ [CRITICAL ] [AbstractMain:255] Only X11 environments are supported.
以下のように実行してみてください :
$ XDG_SESSION_TYPE=x11 plank
新しいドックアイコンの追加
- アプリケーションアイコン: ショートカットをドックにドラッグアンドドロップするか、実行中のアプリケーションのアイコンを右クリックして、"ドックに追加" を選択します。
- フォルダーまたはファイルのアイコン: ドックにドラッグアンドドロップします。
- ドックレット: 設定 ダイアログのタブを使用します。
設定
ドックの上で Ctrl+Right Click
を押して開くサブメニューの Preferences を選択すると設定が現れます。
各ドックの設定はプレーンテキストではなく dconf データベースに保存されますが、ときとして設定をバックアップしたり移行したいときなど情報をどこかに保存して後でロードできると便利な場合があります。
全てのドックを保存したい場合:
$ dconf dump /net/launchpad/plank/docks/ > /path/where/to/save/plank/docks.ini
保存した設定を読み込みたい場合:
$ cat /path/where/saved/plank/docks.ini | dconf load /net/launchpad/plank/docks/
テーマの設定
テーマは 設定 > 外観 > テーマ のドロップダウンメニューで選択することができます。テーマが保存されるディレクトリは、全ユーザー共通の /usr/share/plank/themes/
と各ユーザー個別の ~/.local/share/plank/themes/
です。
カスタムテーマをインストールすることで Plank ドックの見た目を変えることができます: AUR で "plank-theme" を検索します。たとえば、plank-theme-arcAUR は plank 用 の Arc テーマです。
複数実行
Plank ドックは同時に複数実行することが可能です。
各ドックのディレクトリは ~/.config/plank/
に保存されます。ディレクトリの下には、'launchers' という名前のディレクトリがあり、その下に、ドックレットが保存されます。plank コマンドが実行されると、デフォルトでは dock1 ディレクトリが使われます (ディレクトリが存在しない場合は作成されます)。以下のように実行した場合:
$ plank -n newdock
'newdock' という名前の新しいディレクトリが ~/.config/plank
に作成され、~/.config/plank/newdock/launchers/
に保存されたドックレットがドックに表示されます。このようにして個別の設定を施したドックを複数作って -n
フラグで指定することができます。
例:
$ plank -n primdock $ plank -n secondock